つなぐチカラ

小さな離島に電波を
住民の悲願を叶えた工事の裏側

大小さまざまな島が点在する愛媛県。その島々にも電波を届けられるよう、KDDIはつながるエリアの拡大に取り組んでいる。

たとえば愛媛県西部の宇和海に浮かぶ小さな島「嘉島(かしま)」。KDDIは電波が不安定だったこの島に安定した電波を届けるべく、工事を行った。

離島での工事は、簡単なものではない。
まずは機材の運搬。小さな島の場合はフェリーが就航していないことも多く、基地局建設に必要な機材や巨大な重機をまとめて運べる船の手配が必要だ。

もうひとつの課題が、基地局と基地局をつなぐ光ケーブルの敷設だ。離島の場合は海を経由するため、つなぐには莫大な時間と費用がかかってしまう。

その課題をカバーする「無線エントランス」の導入など、通常とは違った工程も経てエリア化を行った。

嘉島のほかにも、KDDIではこれまで四国の島々に百数十の基地局を建設し、エリアの拡大に努めてきた。

そして、エリアを拡大するだけで終わりではない。ここからは、電波の状況を細かく確認、微調整を行いながら安定してつなぎ続けるための取り組みが続く。

今日も、海を渡り山を駆け巡り鉄塔によじ登り街を見渡し、携帯電話の電波をつなぎ続けるために、“現場”は動き続けている。

STORY#1

人口100人の島に基地局を
離島に電波を届ける工夫とは

STORY#2

住民・観光客・漁師のためのエリアをつくる思い