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"南大東村(南大東島)の広さは東京都板橋区より少し小さめな30.52平方kmで、人口は約1,200人。農産業の中核はサトウキビ栽培で同島における農地の90%以上をサトウキビ畑が占めています。\n\nそうした南大東村の農業の特色について、南大東村役場 産業課 課長の仲田 茂生さんは「当村の場合、農家一戸当たりの経営耕地面積が約8ヘクタールと広大です。そのため、大型機械化や一貫作業体系といった大規模経営の手法が確立されています」と説明します。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img01.jpg", "alt": "沖縄県 南大東村役場 産業課 課長 仲田 茂生さん", "text": "沖縄県 南大東村役場 産業課 課長 仲田 茂生さん" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "一方で、南大東村における農業は、島の気候が「葉野菜」の栽培に適さないという問題と長く対峙してきました。その問題が生んだかつての状況を、仲田さんはこう振り返ります。\n\n「レタスなどの葉野菜は夏場の暑さや塩害、台風などに弱く、南大東島での栽培が非常に難しい作物です。ゆえに旧来は、島内における葉野菜の自給率がとても低く、島内で流通させる葉野菜や学校給食用の葉野菜のほとんどを島外(沖縄本島など)から仕入れていました。そのため、葉野菜の販売価格は沖縄本島よりも総じて高額だったのです。大型台風などで船舶が入港できず物資が途絶えたり、沖縄本島で葉野菜が品薄になったりすると、島内の葉野菜が極端に不足してしまい、値段が跳ね上がることがよくありました。レタス1株が千円以上で売られるようなことがあったほどです」\n\n加えて、島内で流通する葉野菜の鮮度も低かったと、南大東村役場 産業課 主任の城間 恭さんは指摘します。\n\n「沖縄本島から南大東島までの物資の船輸送には平均約14時間を要し、その間、小松菜などの葉野菜は冷凍して輸送されます。冷凍によって鮮度がかなり落ちますが、以前の島内では、そうした状態の葉野菜しか入手できないのが通常だったといえます」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img02.jpg", "alt": "沖縄県 南大東村役場 産業課 主任 城間 恭さん", "text": "沖縄県 南大東村役場 産業課 主任 城間 恭さん" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "葉野菜を巡るこうした状況を打開すべく、南大東村が沖縄セルラー アグリ&マルシェと始動させたのが「植物コンテナ整備事業」です。この「コンテナ型植物工場」(以下、植物コンテナ)は村の旧空港跡地に設置され、2018年4月から本格運用がスタートしました。2019年には、もう1棟の植物コンテナを導入し、2020年4月から稼働させています。\n\n●IoTで実現!コンテナ型スマート農業による葉野菜のスピード収穫\n\nアグリ&マルシェは、沖縄の農業のスマート化を推進する「アグリ事業」を主力事業の1つとして手がける企業です。これまでにはIoTを使った沖縄県初の「イチゴ工場(完全密閉型イチゴ栽培工場)」「葉野菜用閉鎖型植物工場」を開設し、自社で運営しています。\n\nそうしたアグリ&マルシェにとって、南大東村による植物コンテナ整備事業への参加は、植物工場に関する優れたノウハウを地域農業の変革、発展に生かすための重要な取り組みです。この事業にかけた思いについて、アグリ&マルシェの加賀 武史は「IoTを沖縄農業の発展に生かすというアグリ事業の使命を果たすべく、我々は沖縄セルラー電話の時代から10年以上の長きにわたって植物工場の事業を手がけています。そして、限られたスペースの中で最大限の収穫量を得るための環境づくりと運用のノウハウを培ってきました。南大東村に設置した植物コンテナには、葉野菜の供給を巡る村の課題解決に向けて、我々の知見とノウハウの全てをパッケージ化して詰め込んであります」と語ります。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.jpg", "alt": "沖縄セルラー アグリ&マルシェ株式会社 執行役員常務 アグリ事業推進部長 兼 マルシェ事業担当 加賀 武史", "text": "沖縄セルラー アグリ&マルシェ株式会社 執行役員常務 アグリ事業推進部長 兼 マルシェ事業担当 加賀 武史" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "南大東村に導入されたアグリ&マルシェの植物コンテナは、天候に左右されることなく一年中葉野菜の栽培を可能にする閉鎖型の水耕栽培設備です。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", "alt": "南大東村が導入した植物コンテナ内の様子", "text": "南大東村が導入した植物コンテナ内の様子" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "1棟が2基のコンテナを連結させたかたちで構成されており、IoTを活用した統合環境制御システムが組み込まれています。この制御システムの働きによって、コンテナ内の温度、湿度、CO2量、消費電力、(水耕栽培用溶液の)水温、肥料濃度、pHなどのモニタリングと制御が自動的に行われます。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img05.jpg", "alt": "植物コンテナでは養液を含む各種環境のモニタリングと自動制御を実現", "text": "植物コンテナでは養液を含む各種環境のモニタリングと自動制御を実現" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "また、植物コンテナでは、電気使用量の低減を目的に野菜棚にはLED照明が、コンテナ外部には遮熱用屋根がそれぞれ採用されています。さらに、コンテナ内の制御盤を通じた環境確認や異常時のアラーム通知のほか、タブレットやスマートフォンを通じたコンテナの遠隔監視やアラートメールの送信なども実現されています。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img06.jpg", "alt": "植物コンテナではスマートフォン、タブレットを通じた遠隔監視が行われている", "text": "植物コンテナではスマートフォン、タブレットを通じた遠隔監視が行われている" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "もう1つ、植物コンテナの重要な利点は、養液を循環させて使うゆえに使用する水の量が少なくて済むことです。加賀によれば、通常の農法に比べて植物コンテナによる水耕栽培は使用する水の量が50分の1で済むと言います。\n \n\nさらにアグリ&マルシェでは、単に設備を導入するだけに留まらず、植物コンテナによる安定供給につながる支援も行っています。\n\n「植物コンテナの事業で大切なのは、設備の導入を実質的な成果へと結びつけることです。その成果はシステムを導入すれば自動的にもたらされるものではなく、導入後のしっかりとした運用があって初めて成しえるものです。その見地から、当社では植物コンテナで働く方々への栽培研修や栽培サポートも提供しています」(加賀)\n\nこうした植物コンテナ設備や栽培サポートに対するお客さまの評価は高く「南大東村役場の方からも、設備を入れただけで全てが終わり、これといった成果は何も上げられなかったかもしれないといったお言葉をいただいています」と、加賀は明かします。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 葉野菜の安定生産により衛生的で新鮮な野菜を子どもたちが食べられる" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "2棟の植物コンテナではリーフレタス、水菜、小松菜、チンゲン菜の4種類を主に栽培しています。これらの葉野菜は村内5店舗で販売されているほか、商店やホテル、飲食店、学校給食などにも供給されています。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", 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"南大東島に住み、植物コンテナ産の葉野菜を販売する商店で働く沖山隆子さんは「植物コンテナのおかげで、レタスなどの入手のしやすさは以前とは比べ物にならないほど向上していて、島の人は皆が喜んでいます。もちろん、葉野菜の売れ行きもとても好調です」と笑みを浮かべます。\n\n実は沖山さんは、植物コンテナ事業の立ち上げメンバーとして、アグリ&マルシェが運営する植物工場で研修を受けた1人でもあります。\n\n「この研修は大変興味深かったですし、勉強にもなりました。最初の研修ののちも、アグリ&マルシェの方には、さまざまなサポートをいただきました。おかげで、植物コンテナ内の作業もストレスなくできたと感じています」(沖山さん)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img10.jpg", "alt": "「植物コンテナ産の葉野菜はよく売れる人気商品です」と語る沖山さん", "text": "「植物コンテナ産の葉野菜はよく売れる人気商品です」と語る沖山さん" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img11.jpg", "alt": "植物コンテナ内は温度・湿度が適度に保たれ、働く人は、どんな季節でも快適に仕事がこなせるという", "text": "植物コンテナ内は温度・湿度が適度に保たれ、働く人は、どんな季節でも快適に仕事がこなせるという" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "一方、城間さんは植物コンテナについて次のように評価します。\n\n「植物コンテナでの葉野菜の栽培は、衛生管理が徹底されたプロセスです。その中で作られた衛生的で新鮮な野菜を、学校給食用として潤沢に届けられるようになったことは、子どもたちの健康を願う親たちにとって非常に意義ある変革と言えます」\n\nちなみに、2023年に発生した台風6号によって沖縄本島は大打撃を被り、葉野菜が市場からほとんどなくなるという事態に陥りました。その一方で、南大東村の植物コンテナは稼働を続け、葉野菜の供給が維持されるという、かつてとは「真逆の状況」も生まれたといいます。\n\nこうした成果もあり、アグリ&マルシェの植物コンテナは沖縄における他の離島への展開も進んでいます。その点を踏まえ、加賀は「当社の植物コンテナや植物工場は、離島を含む沖縄県の各自治体の皆さまによる関心の高いソリューションです。南大東村の取り組みも、地域課題の解決で実質的な成果を上げているものとして自治体のみならず、国からも注目されています」と明かします。\n\nKDDIグループはこれからも、通信のチカラを活用し、離島を含むさまざまな自治体、地域の課題解決や暮らしの発展に取り組んでいきます。" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連記事" }, "link": { "type": "link", "name": "京野菜「万願寺甘とう」の栽培現場へ潜入!IoTで栽培ノウハウを可視化し安定供給を目指す", "url": "https://tobira.kddi.com/with-life/article00153/", "target": "" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": 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"text": { "type": "text", "text": "● 1年未満で100以上の施策を実施" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIのさまざまな部門のほか外部の複数のパートナー企業が加わり、2023年にお客さま体感品質を向上させるためのプロジェクトが始まりました。\n\n「客観的なOpensignalのデータと、KDDIが保有するビッグデータ、さらにはお客さまの生の声とを、KDDIのAI分析や自動化の技術を活用して分析することで、これまでは分かりづらかった原因が見えてきたり、新たな対策が考えられるようになりました」(石橋)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", "alt": "ビッグデータ、お客さまの声、第三者機関評価を組み合わせ施策を検討", "text": "ビッグデータ、お客さまの声、第三者機関評価を組み合わせ施策を検討" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "改善点の洗い出し、施策立案の段階では、メンバーが持ち寄ったアイデアを全て検討し、優先度や難易度、効果や影響範囲を精査して順次実行に移していきました。\n\n1年足らずの期間で、実行した施策は100以上にのぼります。中には、改善効果の小さかったものもありましたが、そこからも知見を得ながら、短期間で多くの施策に取り組んだことが、結果的に今回のOpensignalでの最多受賞という結果につながりました。\n\n例えば、基地局で使用する機器の機能開発は、通常であれば2〜3年を要します。しかし長谷川のチームでは、Opensignalの評価をヒントに、改善効果が大きいと思われる機能から優先的に対応していくことで、圧倒的に短い期間で開発を完了しています。\n\nただ、苦労したことも少なくありません。例えば、OpensignalのデータとKDDIが持っているデータとの間にギャップがあったときです。\n\n「ギャップの要因を特定するには、全国各地の現場へ行き、さまざまな調査を実施しなければなりません。そして収集してきたデータを徹底的に分析することで、ようやく問題点や現象の因果関係がつかめます。こうした地道な作業の積み重ねが、結果的に短期間での成果につながったのだと自負しています」(長谷川)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img05.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img06.jpg", "alt": "KDDIの電波をキャッチできるアンテナを背負い、タブレットでモニタリングを行う", "text": "KDDIの電波をキャッチできるアンテナを背負い、タブレットでモニタリングを行う" } } }, { "component": 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"KDDI コア技術統括本部 技術企画本部 ネットワーク企画部 田邉 勇志", "text": "KDDI コア技術統括本部 技術企画本部 ネットワーク企画部 田邉 勇志" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "一般的にネットワークは冗長構成をとっており、主系にトラブルが発生しても自動的かつ瞬時に副系に切り替わるように設計・運用されています。こうしたサービス持続性も品質を構成する要素であり、これを損なうことがないように、全体最適化に取り組みました。\n\nネットワークは携帯電話とつながる「アクセス」、中継する「メトロ」、インターネット接続を担う「コア」の3層で構成されています。仮に「コア」の層でベストと思われた施策であっても、検証してみると他の層に偏りを生じさせてしまうケースもあります。そのため、各層の担当部署が一丸となり、全体最適化を目指す必要がありました。\n\n「お客さまの体感品質向上には、スマートフォンや携帯電話などのユーザー端末からインターネットまでEnd to Endでの全体最適化が必須です。アクセス、メトロ、コアの各層を専門とするメンバーが集結し、『お客さま体感品質の向上』という1つの大きな目標に向かってネットワーク全体を俯瞰的に捉えて、課題解決のための議論を積み重ねました。ここでの議論がとても意義深く、それによって真に品質向上と全体最適化を目指す体制が構築できました」(田邉)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img10.jpg", "alt": "ネットワーク全体の見直しやチューニングを全国で総点検", "text": "ネットワーク全体の見直しやチューニングを全国で総点検" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "基地局設置も、これまでも継続的に取り組んできた商業施設や鉄道・新幹線、高速道路といった生活動線への5Gエリア展開に加え、業界最多局(5GとSub6)の基地局をスピーディーに展開しSub6を高密度に配置したことで、高速かつ高品質な5Gネットワークを構築することができました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img11.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 欠かせなかったパートナー企業の力" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "今回のプロジェクトで大きな役割を果たしたのが、パートナー企業の皆さまです。<br><br>「パラメーター変更のような簡単なチューニングにとどまらず、大掛かりな改善施策もパートナー企業の皆さまの協力によりスムーズに実施できました。例えば、基地局の取り組みでは現地の電波測定が必須になるため、実際の現場を駆け巡ってもらいました。また機能開発では、パートナー企業さまと毎週のように定例会で議論し、施策の精査、テスト、実行という流れを繰り返したことが、短期間での改善につながっています」(長谷川)<br><br>基地局での構成変更には、前例の無い構成をとる施策も含まれていました。テストを繰り返し行い、想定と異なる挙動があれば改良し続けることで得られたノウハウは大きく、パートナー企業の協力はなくてはならないものでした。<br><br>「現場の雰囲気はとても良く、関係者のモチベーションの高さも印象に残っています。Opensignalでの高評価はKDDIが単独で成し得たものではなく、支援してくださったパートナー企業の皆さまとの総力の賜物です。私たちKDDIの業務自体も、より高度に進化させることができたと感じています」(長谷川)" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 改善活動を愚直に地道に" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIはこれからも、さまざまな施策の積み重ねることで、お客さま体感品質を着実に向上させ、au/UQ mobile/povoの各ブランドを利用するお客さまに快適な通信環境を届けられるように努めていきます。\n\n「Opensignal13部門で1位の評価をいただけたことは誇らしいことです。しかし、お客さまが不便に感じる点を全て解消できたわけではありません。改善活動は、愚直さが求められる仕事の連続です。お客さま体感品質と満足度の向上を目指して、一歩ずつ改良を重ねていきます」(石橋)\n\n通信品質向上の取り組みにゴールはありません。次世代技術の登場や普及など、通信インフラの発展に対応しながら、KDDIではStarlinkなどの新たな技術を積極的に活用することで品質改善を積み重ねていきます。KDDIは、今回のOpensignalでの高評価を励みとして、お客さま体感品質のさらなる向上に向けて、一丸となって改善活動に取り組み続けます。\n\n<small>*1:\nOpensignal アワード - 日本: モバイル・ネットワーク体感レポート(2024年10月)\n2024年7月1日~2024年9月28日の期間に記録されたモバイル測定値の独自分析に基づく。\n 詳細はOpensignal社HPをご覧ください。© 2024 Opensignal Limited.</small>" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連ページ(外部サイト)" }, "link": { "type": "link", "name": "ずっと、もっと、つなぐぞ。au", "url": "https://www.au.com/brand/tsunagu/", "target": "_blank" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連記事" }, "link": { "type": "link", "name": "通信品質でお客さまに選ばれるauへ。“つなぐ”を使命とした徹底したお客さま体感品質の追求", "url": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00126/", "target": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連記事" }, "link": { "type": "link", "name": "現地調査とビッグデータでパケ止まり解消へ!つながる体感の向上を実現した舞台裏", "url": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00170/", "target": "" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/enhancing-power/article00182/index.json", "url": "/enhancing-power/article00182/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "現地調査とビッグデータでパケ止まり解消へ!つながる体感の向上を実現した舞台裏", "description": "KDDIはお客さま体感品質にこだわり、品質データの検知・分析・対策を積み重ねてきたことで、2024年1月にauがパケ止まり率の改善を実現しました。パケ止まり解消までの道のりに迫ります。", "template": "", "templateHTML": "", "topicPath": [], "etc": [ { "key": "category", "value": "つなぐチカラを進化させる" }, { "key": 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"", "text": { "type": "text", "text": "● 「パケ止まり」とは?なぜ発生するのか?" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「パケ止まり」とは、情報伝送に必要なデータパケットが何らかの原因で流れなくなり、データ通信ができなくなる状態のことです。例えば、YouTubeの動画が止まる、Instagramのストーリーが読み込めないなど、通信がつながりづらくなる状態のことをいいます。\n\nこのパケ止まりにはさまざまな原因が考えられます。電波が弱いことによる無線品質劣化、同じ基地局で多くの人が通信し過ぎることによるトラヒック(通信量)の輻輳(ふくそう)、インターネットにつなぐ回線の容量不足による輻輳などです。\n\nパケ止まりという言葉は、5Gのスマートフォンやタブレットが普及しはじめた2021年夏あたりから、通信状態を示すアイコン(アンテナピクト)に5Gの表示が出ているのに、高速どころか通信ができなくなる現象が多く発生したことで、話題になりました。\n\n2021年10月頃には、auにおいても東京都 池袋駅周辺、山手線などでパケ止まりが発生したという声が社内から上がり、本格的に全国での改善活動を開始しました。その後、新幹線でもパケ止まりの社内申告が相次ぎ、全国各地における現地調査、データ分析を重ね、その場所に適したさまざまな改善に向けた施策に取り組んできました。さらに、同様の取り組みを主要路線や商業地など各スポットで展開。この地道な改善活動を続けたことで、2024年1月にはauがパケ止まり率の低さで国内キャリアNo.1になり、現在もその品質を維持しています。(自社ビッグデータ調べ。2024年1月に、1ヶ月間全時間帯における取得ログを対象とし、パケ止まり基準に該当したログの割合を算出)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", 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"しかし2021年下期に、エリア品質の改善対策をしている担当者から「池袋でパケ止まりが起きている」という申告がありました。現地で確認してみると確かにつながりづらく、5Gのスマートフォンやタブレットにおける、お客さまの体感品質の指標としていたデータと実際の体感に乖離があることが分かりました。現地調査やデータ分析を重ねた結果、このパケ止まりの原因は、「5G基地局の電波が弱くなった際に4G通信を活用する」という機能が上手く動作しないことだと特定することができました。\n\n「全ての基地局の条件が同じではないので、人の目で確認しながら数万局ある基地局の設定を変更しています」と阿部が話すように、現場での地道な作業が改善の鍵となっています。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.jpg", "alt": "現地調査で、データと実際の体感を比較", "text": "現地調査で、データと実際の体感を比較" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", "alt": "現地調査には、調査用のスマートフォンを複数台使用", "text": "現地調査には、調査用のスマートフォンを複数台使用" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "その後、山手線でもパケ止まりの申告がありました。KDDI エリア企画室に所属する島屋 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"お客さま体感品質の向上を目指し、改善に向けた取り組みを続けてきた担当者たちは、今後の展望について次のように語っています。\n\n「一部のエリアでは、まだパケ止まりが発生していますので、パケ止まりが起きないエリアを増やしていき、最終的にはパケ止まりが全く起こらない『パケ止まりゼロ』を目指します。日々刻々と変化する品質劣化の内容や原因に向き合い、少しでもお客さまの体感が良くなるように改善を続けます」(阿部)\n\n「私たちはチューニングでできる最大限の改善を実施し、それでも品質を改善できない場合は基地局への投資の必要性を訴えていくべきだと考えています。一人でも使いづらいと感じているお客さまを減らすために地道な改善を積み重ねていきます」(島屋)\n\n「パケ止まり率の低さが改善された今、さらなる高みを目指していきたいと思います。開発部門の立場としては、今までなかったような新しいサービスを世の中に打ち出し、お客さまにワクワクを提供し続けたいです」(渡部)\n\nKDDIは、安定・快適な通信環境をお客さまに提供するために、パケ止まりの解消をはじめ、「日常をつなぐ」ための通信の品質改善に取り組み続けます。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img09.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連ページ(外部サイト)" }, "link": { "type": "link", "name": "ずっと、もっと、つなぐぞ。au", "url": "https://www.au.com/brand/tsunagu/", "target": "_blank" } } }, { "component": 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"KDDIは2024年6月3日より、プラスチックの台紙を半分のサイズにしたSIMカードの提供を開始しました。スマートフォンなどの携帯電話に差し込んで利用するSIMカードは、台紙からチップ部分を切り離して利用しますが、その台紙の大きさを半分にすることでCO2排出量の削減に貢献しています。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.jpg", "alt": "従来品のSIMカード(左)と台紙をコンパクト化したSIMカード(右)", "text": "従来品のSIMカード(左)と台紙をコンパクト化したSIMカード(右)" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "そのSIMカード台紙のコンパクト化に取り組んだ、KDDI 購買本部 購買部 髙橋 友紀と中野 正樹は、この取り組みの難しさについて次のように話します。\n\n「SIMカード台紙を半分のサイズにする取り組みの着想は2013年からありましたが、SIMカード台紙は国際的な規格のもと、クレジットカードと同じサイズで製造されてきました。そのため、サイズを変更しようとすると、専用の製造設備などを整備する必要があり、容易には実現できないという事情がありました」(中野)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", "alt": "KDDI コーポレート統括本部 購買本部 購買部 中野 正樹(取材当時)", "text": "KDDI コーポレート統括本部 購買本部 購買部 中野 正樹(取材当時)" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "続けて髙橋は「ほかにも台紙にはSIMカードの個別番号であるICCID(集積回路カード識別子)やPINロック解除コード、問い合わせ先の電話番号などの情報が記載されているため、コンパクト化することでスペース的にそれらの情報を印刷できなくなる課題もありました。またauショップの店頭などに設置されているSIMカードリーダーの規格と合致するかといった懸念もありました」と説明します。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img05.jpg", "alt": "KDDI コーポレート統括本部 購買本部 購買部 髙橋 友紀", "text": "KDDI コーポレート統括本部 購買本部 購買部 髙橋 友紀" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "このような事情から一度は見送られたこのSIMカード台紙のコンパクト化ですが、近年のカーボンニュートラルへの取り組みが加速していく中で、2023年より再度、この取り組みにチャレンジ。そして、2024年6月よりハーフサイズSIMカード台紙の提供を開始しています。\n\n台紙を削減することで、記載する情報が少なくなってしまう課題は、関係する法令に抵触しないように法務部門などの関連部署と連携しながら対策を進め、一部の情報はQRコードを読み取ることで、ウェブサイトで確認できるようにする工夫を行いました。また、コンパクト化することでSIMカードリーダーでの読み書き取りに問題が生じないかの検査も実施。着想当時に課題のあった製造設備については、すでに欧州からの要請でコンパクトサイズのSIMカード台紙が製造開始されていたため、短期間でプロジェクトを進行することができました。\n\n「コンパクト化することで、製造時のプラスチック使用量を約55%削減し、航空輸送におけるCO2排出量を約30%減らすことができました。また、台紙が小さくなったことで、梱包サイズや梱包材の使用も大幅にカットされ、SIMカードの航空輸送だけでなく、陸上配送時のCO2排出量削減にもつながっています」(髙橋)\n\n一見、小さな変化にも感じられるSIMカード台紙のコンパクト化ですが、カーボンニュートラルに大きく貢献しています。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img06.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 太陽光と蓄電池で再エネ利用を加速させる「じたく発電所サービス」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIのサプライチェーンにおけるCO2削減の取り組みに加え、KDDIグループでは、お客さまご自身がCO2削減に貢献できる取り組みも開始しています。日本政府が策定した第6次エネルギー基本計画では、2030年度における再生可能エネルギー(以下、再エネ)を国内総発電量の36~38%とする目標が示されています。これは2019年度の国内再エネ占有率・約18%のほぼ2倍の数値であり、今後は太陽光を中心とした再エネの普及・拡大が大きな課題となっています。\n\n「目標達成のため、さまざまな取り組みが行なわれていますが、家庭での太陽光発電システムの普及率は約6%に留まっています」と話すのは、auエネルギー&ライフ VPPサービス部 長田 俊です。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img07.jpg", "alt": "auエネルギー&ライフ VPPサービス部 部長 長田 俊", "text": "auエネルギー&ライフ VPPサービス部 部長 長田 俊" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "同社は2022年にKDDIのエネルギー事業を承継し、提携パートナーとともに、よりお客さまのニーズに即したサービスの提供を目指して事業を開始しました。「でんきのチカラで未来をツナぐ」を企業理念に掲げ、電力小売サービスの「auでんき」を基幹事業とし、CO2削減・再エネ事業を展開しています。2024年度には新たに「じたく発電所サービス」と「スマート節電 with Nature 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"将来的には、じたく発電所サービスで設置した蓄電池を遠隔で制御し、お客さまのエネルギーマネジメントを行うことを計画しています。また、サービスに加わる数多くの蓄電池を束ね、タイミングよく充電・放電し、電力ネットワーク全体の発電量と需要量のバランスを保つことにも貢献していきます。各家庭の蓄電池を束ねることで大きな電力を供給する「発電所」のようにふるまうことが可能となります。\n\n「多くの蓄電池などを束ねて制御する技術は『VPP(バーチャル・パワー・プラント:仮想発電所)』と呼ばれていて、KDDIグループはこの分野において日本でも有数の知見を持っていると自負しています。このVPPによるエネルギーマネジメントサービスへの発展により、お客さまに新たな価値を提供し、お客さまと一緒に脱炭素社会の実現を目指していきたいです」(長田)\n\nじたく発電所サービスは、利用することでお客さま、及び提供するKDDIも再生可能エネルギーの普及促進に貢献できます。災害時などのもしもの時の備えとして、そしてカーボンニュートラルを推進するサービスとして、今後の展開が期待されています。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 自動制御で手軽に節電をサポートする「スマート節電 with Nature Green」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「スマート節電 with Nature Green」もまた、auエネルギー&ライフが提供するCO2削減に貢献するサービスです。同サービスの企画立案から関わったのが、auエネルギー&ライフ 事業企画部の斉 迪です。\n\n「このサービスは、auでんきをご契約のお客さまを対象に、Nature株式会社のスマートリモコン『Nature Remo 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"id": "", "text": { "type": "text", "text": "「実際にこの夏に利用を開始したお客さまからは『自動制御によって節電ができている』『オートエコ機能で就寝時にエアコンの寒さで起きることがなくなり睡眠の質が上がった』など節電効果や快適性への満足度が伺える感想が寄せられています」(斉)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img11.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIグループでは他にも、環境省が推進する「グリーンライフ・ポイント」事業における、au PAYを通じた環境に配慮した活動や、auショップなどで使用する手提げ袋を、プラスチックを一切使用しない紙製の袋に変更するといった、お客さまの暮らしに身近なカーボンニュートラルの活動を進めています。\n\nさらに、通信設備の省エネルギー化を図るサステナブル基地局やデータセンターの導入、自治体やパートナー企業との連携による取り組みなど、幅広い視点でCO2削減し環境負荷の軽減に努めています。\nKDDIグループはこれからも、お客さまやパートナーの皆さまとともに、持続可能な社会の実現を目指し、カーボンニュートラルへの挑戦を続けていきます。" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連ページ(外部サイト)" }, "link": { "type": "link", "name": "【公式】じたく発電所サービス ", 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STADIUM TOUR 2030」(以下、本イベント)を開催しています。\n\n本イベントは「もしも、2023年に銀座にサッカースタジアムを建設したら?」をコンセプトに、KDDIが想像する2030年のサッカー観戦——通信がスポーツ観戦に溶け込んだ未来社会を表現しました。仮想空間で臨場感あふれる未来の観戦体験が楽しめる「バーチャルスタジアム」をはじめ、指向性音源合成を取り入れた「AR観戦体験」、ユニフォームの「バーチャルフィッティング」など、KDDIの技術とアイデアが詰まったさまざまな体験が楽しめます。ここでは、イベントの楽しみ方や開発の裏側についてご紹介します。\n" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 未来の観戦&応援が楽しめる「バーチャルスタジアム」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "さまざまな体験・展示の中でも最大の見どころが、B1Fに設けられた「バーチャルスタジアム」です。本イベントの企画・制作に携わってきたKDDI ブランドマネジメント部の米澤ちなつは「KDDIが想像する、未来のサッカー観戦への思いが盛り込まれた体験になっている」と語ります。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img01.jpg", "alt": "KDDI ブランドマネジメント部 つなぐデザイン室 米澤ちなつ", "text": "KDDI ブランドマネジメント部 つなぐデザイン室 米澤ちなつ" } } }, { "component": "article-paragraph", 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{ "type": "text", "text": "● サッカー日本代表とコラボレーション「入場ゲート・ロッカールーム」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "本イベントでは、バーチャルスタジアムの他にも、さまざまな展示や体験を楽しむことができます。\n\nまず、会場となる「GINZA 456」のエントランスをくぐると、サッカー日本代表選手のロッカールームを模した入場ゲートが広がっています。来場者の方には特典として、本イベント限定デザインのオリジナルスタジアムパスが配布されます。\n" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.jpg", "alt": "日本代表ロッカールームを模した入場ゲート。公益財団法人日本サッカー協会の協力の下、実現することができた", "text": "日本代表ロッカールームを模した入場ゲート。公益財団法人日本サッカー協会の協力の下、実現することができた" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", "alt": "本イベント限定のオリジナルスタジアムパスは、サッカー日本代表HOME / SAMURAI BLUE AWAY / NADESHIKO JAPAN AWAYの3種類を用意", "text": "本イベント限定のオリジナルスタジアムパスは、サッカー日本代表HOME / SAMURAI BLUE AWAY / NADESHIKO JAPAN AWAYの3種類を用意" } } }, { "component": 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"「この展示は、KDDI総合研究所が独自に開発した『指向性音源合成』という立体音響技術を使用しています。指向性音源合成とは、音の向きによって音色や音量が変わる体験を再現した技術です。これをAR(拡張現実)での観戦に組み込むことで、より没入感のある聴覚体験を実現しています。体験する際には、ぜひ顔の向きや位置を変えながら聴いてみてください。スタジアムの観客席からの歓声や声援など、聴こえてくる音がリアルタイムで変化するので、常に異なる聴こえ方を楽しむことができます」(大久保)\n\nまた大久保は、未来の観戦体験についてこう語ります。\n\n「KDDI総合研究所では、映像の研究を主に、音響や触感などの感覚についても研究を進めています。例えば、映像で不足している部分を音で補ったり、聴こえていなかった音を触感によって錯覚させたりすることも可能になるはずです。このような技術によって、本来なら現地では聴こえなかった音や、見えなかった映像を提示し、現実を超えた没入体験を提供することが今後の目標です」(大久保)\n" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img06.jpg", "alt": "KDDI総合研究所 大久保翔太", "text": "KDDI総合研究所 大久保翔太" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● オリジナルユニフォームを試着できる「バーチャルフィッティング」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "1Fの2つ目の展示は、ユニフォームの「バーチャルフィッティング」です。ここでは、「GINZA STADIUM TOUR 2030」のイベントロゴが胸元にあしらわれた、GINZA 456オリジナルデザインのユニフォームを試着することができます。本展示の制作を担当した、KDDI Web3推進部の藤倉皓平は、この技術を「自分の身体という“リアル”に“バーチャル”の衣服を合成する技術」と表現します。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img07.jpg", "alt": "1F バーチャルフィッティング:体験イメージ", "text": "1F バーチャルフィッティング:体験イメージ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「バーチャルフィッティングなら、架空の衣装やまだ企画段階の衣料品でも、実物がなくても試着することができるため、資源の無駄を出さないサステナブルなエンタメ体験やマーケティングを実現することができます。会場であるGINZA 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"1Fの3つ目の展示は、ARギフティングです。近年、エンタメ業界・スポーツ業界において、推しのアイドルやスポーツチームにギフトを送ることで応援できるサービスが、注目を集めています。\n\nKDDIも、京都サンガF.C.と共同で、2024年3月2日に行われた「2024明治安田J1リーグ第2節湘南ベルマーレ戦」にて、ファンエンゲージメントサービス提供に向けた実証実験を行いました。\n" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img09.jpg", "alt": "1F ARギフティング:体験イメージ", "text": "1F ARギフティング:体験イメージ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "ここで使用されたのが、AR技術によってスタジアム上に現れたゴールに向けて、スワイプ操作でボールをシュートする、シューティングゲーム形式のサービスです。本展示では、このゲームを疑似体験することができます。\n\nゲームの最大の特徴は、チームに贈ったギフトに応じて、ゲーム内で使用できるボール(色によって得点数が異なる)を増やせること。実証実験が行われた試合では、ゲームの結果によって、選手のグッズや限定デジタルコンテンツなどの特典を受け取ることもできました。\n\n今後、このようなサービスモデルが本格実装されれば、ファンやサポーターがより直接的な形でチームを支援できるはずです。\n" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● お客さまとともに考える“未来のサッカー観戦”" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "バーチャルスタジアムがあるB1Fには、お客さま自身が“未来のサッカー観戦”のアイデアを発信できるコーナーも設けられています。GINZA 456では、2030年の社会に向けて、生活者の皆さまとより良い社会を共創していくことを目指しており、このコーナーはその第一歩となります。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img10.jpg", "alt": "未来のサッカー観戦への思いを収集", "text": "未来のサッカー観戦への思いを収集" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「体験後のお客さまにお声がけをすると、皆さんたくさんのアイデアを投稿してくださいます。11月中旬現在、イベント開始から3か月半ほど経っていますが、計1,000以上ものアイデアをいただきました。例えば、『自宅から現地に応援を届けたい』『選手と一緒にピッチを走りたい』『審判と何を話しているのか知りたい』……子どもたちからもどんどんアイデアが湧き上がってくるのを見て、この子たちの思いを叶える未来を形づくっていきたいなと感じます。ぜひ会場となるGINZA 456にお越しいただき、2030年の観戦を体感し、未来を考えるきっかけになれば、私たちもうれしく思います」(米澤)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", 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"京都府の北部に位置し、日本海(若狭湾)に面する舞鶴市は、総面積の79%が山林で占められています。ゆえに、自然豊かで水資源が豊富である一方、農業の振興という面ではさまざまな難しさがあります。\n\nその難しさを、舞鶴市 産業振興部 農林課 農業振興係 係長の林 亜起さんは、「当市では他地域と同様に農業における担い手不足や後継者不足といった問題と対峙しているのに加えて、平地が少ないことから、農地が点在して大規模栽培が難しく、収入面に不安定さがあるという課題を抱えています」と説明します。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img02.jpg", "alt": "舞鶴市 産業振興部 農林課 農業振興係 係長 林 亜起さん", "text": "舞鶴市 産業振興部 農林課 農業振興係 係長 林 亜起さん" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "こうした課題の解決に向けて、同市では万願寺甘とうなどのブランド化された作物や、トマトやイチゴなどの高収益作物の生産を推進し、生産者の収益力を強化する取り組みに力を注いでいます。その取り組みの一つとしてKDDIとスタートさせたのが、スマート農業の事業です。\n\nこの取り組みは、KDDIのIoTソリューションを使い、万願寺甘とうの生産ノウハウを「見える化」することで、安定生産につなげるというものです。\n\nその事業を始動させた経緯について、林さんは、「万願寺甘とうは人気の高い京野菜ですが、栽培が難しく、生産者によって収穫量にバラつきが出やすい作物です。その生産を安定化させ、大都市圏などへの販路を拡大させることは、新たな農業の担い手や雇用の創出につながる施策であり、当市における農業振興のカギとも言える取り組みです。そこで、2018年から当市の地域活性化に尽力いただているKDDIさんに協力を仰ぎ、IoTソリューションによって万願寺甘とうの生産ノウハウを、見える化する試みを始動させました」と振り返ります。\n\nこの事業の重要性について、万願寺甘とうの生産者の1人で、同産品の生産者278名(2024年11月時点)で組織されるグループ「万願寺甘とう部会協議会」の協議会長を務める、おかやす農園の岡安 賢治さんは次のように語ります。\n\n「万願寺甘とうは非常に繊細な作物で、手入れの仕方や周囲の温度、日照量、地温といった環境や土壌の状態によって育ち方がさまざまに変化し、収穫量が異なってきます。加えて病気にもかかりやすく、枯れやすい。実際、私が万願寺甘とうの栽培を始めた初年度は、栽培した4割を枯らしてしまいました。このような失敗のリスクを低減させ、生産者ごとの収穫量のバラつきをなくしたり、万願寺甘とう栽培への参入障壁を低くしたりするには、IoTを活用しながら環境データと収穫量との相関関係を分析し、そこから生産ノウハウを導き出すこと、また、それを生産者全員で共有することがとても大切です」(岡安さん)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": 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"また、クラウドに送られたデータはグラフ化され、取り組みに参加している8戸の生産者はもとより、万願寺甘とう部会を構成する全ての生産者がPCやスマートフォンを使って参照できるようになっています。さらに、ハウス内には流量計センサーも導入され、散水量把握に活用されています。\n\nIoTセンサーが収集した各ハウスの環境データはクラウドに送られグラフ化され、PCやスマートフォンから閲覧が可能です。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img05.jpg", "alt": "IoTセンサーが収集した各ハウスのデータを閲覧可能", "text": "IoTセンサーが収集した各ハウスのデータを閲覧可能" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIは、この仕組みを通じてデータを蓄積し、それを基に京都府中丹東農業改良普及センターと共同で「収穫量の高い環境条件」を特定しました。そして2024年には、舞鶴市の収穫量増加への影響度が大きいハウス内の温度や地温、日照量に関する指標を策定・公開するに至っています。加えて、IoTセンサーが観測した湿度データを基に病害発生のリスクを検出し、WebサイトやSNSを通じて生産者にアラートを発する仕組みも実現しました。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 経験の浅い生産者でも自信をもった環境調節が可能に" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "IoTを活用したスマート農業の成果について、岡安さんは次のように評価します。\n「万願寺甘とう栽培におけるハウス内環境の調節や病害対策はこれまで、生産者各人の経験則や肌感覚に頼って行われてきました。ただ、経験則や肌感覚だけで常に正しい判断が下せるとは限らず、どうすべきかで迷いが生じることがよくあります。しかも、経験の浅い生産者には肌感覚もありません。そうした中で、栽培に適した環境の指標が具体的な数値としてKDDIさんから示されました。これは生産者にとってとてもありがたいことで、これにより、経験の浅い生産者でも自信をもってハウス内環境の調節が行えるようになったと言えます。また、アラートのおかげで、必要な病害対策を適切なタイミングで講じることも可能になっています」(岡安さん)\n\n\nさらに岡安さんは安定生産に向けた期待も寄せています。\n\n「万願寺甘とうの収穫量に影響を与える要素は数多く、ハウス内環境の調節だけで栽培が上手くいくわけではありません。ただ、栽培に適した環境の指標が示されたことで、仮に栽培が上手くいかなかった場合でも、問題原因の絞り込みを無駄なく、効率的に行うことが可能になりました。これも安定生産に向けた一歩と見ています」(岡安さん)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img06.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "これらの言葉を受けたかたちで、KDDIでIoT事業に長年携わってきた、ビジネスデザイン本部 地域共創室の野田 昌宏は、今回の取り組みに対する思いと、データの取得方法などにおけるスマート農業の難しさを語ります。\n\n「舞鶴市と共創するスマート農業の取り組みは、私にとって地域創生にかかわる初のプロジェクトで、自分が専門としてきたIoTを駆使して万願寺甘とうの安定生産・安定供給に寄与したいという思いが強くありました。私が長く手掛けてきた自動車や産業用のIoTセンサーとは異なり、農業用のIoTセンサーには標準規格がなく、また、ハウス内で植物が生い茂ってくると通信の欠損が起きやすくなります。そのため、環境データをどういったかたちで収集するか、ハウス内のどこにセンサーを設置すべきかなど、多くが手探りで試行錯誤の連続でした。それでも、生産者さまの協力と地域創生・農業振興への想いにより、何とか難局を乗り切れたと感じています」(野田)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img07.jpg", "alt": "KDDI ビジネスデザイン本部 地域共創室 野田 昌宏", "text": "KDDI ビジネスデザイン本部 地域共創室 野田 昌宏" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 見える化の効果を実質的な成果へとつなぐ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "万願寺甘とうの生産者は、KDDIのIoTソリューションを通じて、生産の安定化につながる環境条件についての理解を深め、それを基に生産ノウハウを確立しつつあります。舞鶴市では、それによって万願寺甘とうの生産力がアップすることを期待しています。\n\n林さんは、「万願寺甘とうに関しては、旺盛な需要に対して生産がまだ追いついていないのが実状です。加えて、近年の気候変動により、生産に負のインパクトが与えられるケースも増えています。KDDIさんとの共創によって、そうした問題を乗り越え、万願寺甘とうの生産・供給の安定化や販路拡大を早期に実現したいと願っています」と話します。\n\n万願寺甘とうの生産・供給の安定化・拡大を次の目標にしているのは岡安さんも同じです。\n\n「第一次産業に携わる中で、KDDIさんのテクノロジーと知見を使いながら、農業のスマート化に取り組めるチャンスはそうあるものではありません。その稀有なチャンスを最大限に生かして、万願寺甘とう生産の安定化と拡大を是が非でも実現したいと考えています」と未来への思いを熱く語ってくれました。\n\n最後に、野田は次のような説明を加え、話を締めくくります。\n\n「KDDIの役割は、定量的な根拠であるデータの提供を通じて万願寺甘とうの生産を安定化させるお手伝いをすることです。今後とも、その役割をしっかりと担えるよう尽力いたします。また、KDDIが力を注ぐAIと、生産者さまの経験や勘を融合させながら、昨今の気候変動にも柔軟に対応できる安定生産の手法を確立するなどして、産業の効率化、発展につながるご支援を続けていきます」(野田)\n\nKDDIは、通信技術を活用したつなぐチカラの進化で、地域の課題解決や発展に貢献し、誰もが思いを実現できる社会を目指していきます。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img08.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", 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"KDDIは、会社の持続的な成長のため、人財ファースト企業への変革を掲げており、KDDI版ジョブ型人事制度を進めてきました。キャリア採用が10年間で約10倍に増加、プロ人財比率は専門領域において約40%に向上、若手経営基幹職が3年間で約3倍に増加、といった成果が出ています。その取り組みと成果が評価され、8月には政府のジョブ型人事指針の先行事例として選定いただきました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img14.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img15.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "<small>※内容は発表時のものです。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。</small>" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連ページ(外部サイト)" }, "link": { "type": "link", "name": "2025年3月期第2四半期決算説明会(2024年11月1日)", "url": 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"登山シーンで通信がつながることは、安心・安全につながります。「山小屋Wi-Fi」はStarlinkを活用することで、光ファイバーを敷設が難しいエリアでも、簡単に通信エリアの構築が可能になるサービスです。KDDIは2023年から取り組みをスタートし、今では日本百名山を中心とした約100カ所の山小屋で「山小屋Wi-Fi」が利用可能になりました。<br>10月4日から3日間、長野県松本市で開催された「ALPS OUT DOOR SUMMIT 2024」でも、「山小屋Wi-Fi」をご紹介。多くの登山者の方から、通信がつながることへの、期待と喜びの声が聞くことができました。" } } }, { "component": "article-detail-body-yt", "component_label": "+記事本文-Youtube", "data": { "id": "R2dDpB1KHt4", "videoid": { "type": "text", "text": "R2dDpB1KHt4" }, "videothumbnail": { "type": "image", "url": "", "alt": "", "text": "" }, "caption": { "type": "text", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連記事" }, "link": { "type": "link", "name": "密着!来場者日本最大級の花火大会で電波を届ける舞台裏", "url": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00121/", "target": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": 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KDDIと自治体が初めて共同開催した「マネ活セミナー」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIは、au PAYやauじぶん銀行など、全てのお客さまに身近に感じていただけることを目指し、金融サービスを提供しています。一方で、投資に関してはどの世代でも約半数が「資産運用に必要な知識がないため、投資をしていない」と回答するなど、根強い不安があり、身近に感じていただくことが難しい現状があります。そこで、KDDIではお客さま一人ひとりに寄り添った「マネ活」のサポートを目的に、2023年9月からauマネ活セミナーを開始し、これまで全国322カ所のau Styleで実施してきました。\nau Styleではこのほか、QRコードの使い方などより豊かなスマホ体験を促す「スマホで生活セミナー」や、ファイナンシャルプランナーがお金に関するお悩み解決をサポートする「家計見直し相談」など、お客さま一人ひとりのライフスタイルに合わせた体験価値を提供しています。\n\nそして今回、KDDIの持つ金融事業のノウハウや知見を生かしながら、お客さまの投資に関する不安を解消し、より多くの方のマネ活をサポートするため、マネ活セミナーを渋谷区と共同で開催しました。今回のプロジェクトの企画に携わったKDDIの木下は、そのきっかけを次のように語ります。\n\n「これまで渋谷区さんとKDDIは、高齢者のデジタルデバイド解消を目的にスマートフォンを無料で貸し出す実証事業や、デジタルデバイドの解消に向けた協定の締結、スマホで生活セミナーの開催など、さまざまな連携を行ってきました。そして2024年2月頃、今年度の取り組みについて話し合う中で、マネ活セミナーの実施をご提案したところ、『実は私たちもそのような取り組みを検討していたのです』と前向きなお返事をいただきました」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": 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"type": "text", "text": "● セミナーをきっかけに投資への興味関心が広まる" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "今回開催したマネ活セミナーでは、「新NISAの概要が知りたい」「投資の基礎から学びたい」「投資に興味があるが始め方が分からない」といった投資初心者の方向けの「NISA概要編」を実施しました。auユーザーかどうかにかかわらず、渋谷区在住の方や渋谷区に通勤・通学されている方を対象に参加いただきました。\n\n講師はKDDIのグループ会社で、店舗販売事業支援などを展開しているKDDI Sonic-Falconのスタッフが担当し、投資の仕組みや金融用語を紹介した上で「リスクを抑えながら投資をすること」をテーマに、投資の三原則「分散投資、積立投資、長期投資」について解説。なぜ投資をするのか、投資における注意事項、新旧のNISA制度の違いについても説明しました。セミナー終了後には、「次はいつ開催されますか」「次回のセミナーも申し込みたいです」とお声がけをいただくなど、積極的に学ぼうとされている方が多く見受けられました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.jpg", "alt": "マネ活セミナー開催時の様子", "text": "マネ活セミナー開催時の様子" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "またアンケートでは、投資に対する前向きな声を多くいただきました。\n「NISAや投資に興味がわいたのでこれから始めていきたい」\n「とても分かりやすく、もっといろんなことを教えてほしい」\n「投資に関する基礎知識を知らなかったので、今回知ることができて良かった」\n投資に不安を抱えている方に「正しい知識を提供すること」が求められている、という今後の取り組みに向けた気づきを得ることができました。\n\n「今回はKDDIさんとの共催で、より安心感・信頼感のあるコンテンツを提供できました。このマネ活セミナーで、区民が金融リテラシーを高めることによって、それぞれが自分の将来の計画を立てやすくなりますし、自分を取り巻く社会や市場の動きに目を向けることができるため、より良い未来を描くためのきっかけが得られたのではないでしょうか。結果的に区民のウェルビーイング向上につながったと思います」(西岡さん)" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 自治体とKDDIのノウハウや知見を活用し合う" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "西岡さんは、「KDDIさんに細かい段取りを丁寧にサポートしていただき、安心して進めることができました。今後の課題は、このセミナーの内容が、実際にどのように生かされているかを可視化することです。そうしたセミナー実施後のフォローアップや調査についても、ぜひKDDIさんの知見をお借りしたいと思います」と期待を寄せています。\n\nまた木下は、「私たちの提案は、渋谷区さんに賛同いただき、多くの方々にご参加いただきました。この成功事例を今後、au 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"KDDIは、グローバル分析会社Opensignal社(以下、Opensignal)が2024年10月16日に発表した、日本市場の「モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」<small>*1</small>において、全18部門のうち13部門で1位を獲得しました。前回の2024年4月の同レポートで受賞した5部門に加え、新たに「一貫した品質」「信頼性エクスペリエンス」など8部門で受賞し、国内MNOでは最多受賞となりました。<br><br>その発表を受け、翌日10月17日に「つながる体感<small>*2</small>No.1説明会」を行いました。<br>KDDI VISION 2030で掲げる「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会」を実現するため、全社横断での品質改善体制を強化し、au/UQ mobile/povo(Powered by KDDI’s network)のマルチブランドで通信品質の改善を実現した取り組みをご紹介します。\n<br>\n<small>*1:<a href=\"https://www.opensignal.com/reports/2024/10/japan/mobile-network-experience\">2024年10月16日Opensignal 発表「モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」</a></small>\n<small>*2:「つながる体感」とは、Opensignalによる「一貫した品質」および「信頼性エクスペリエンス」評価などに基づき、au回線を通じて、ネットワークに接続した際にお客様にとってより快適で安定したサポートを実現することを指します。詳細はOpensignalウェブサイトをご覧ください。\nOpensignal アワード - 日本: モバイル・ネットワーク体感レポート 2024年10月 (国内主要MNO4社比較において。)\n2024/7/1~9/28の期間に記録されたモバイル測定値の独自分析に基づく © 2024 Opensignal 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"2つ目は、改善プロセスの地道な継続です。\nお客さま体感品質で重要となる高品質通信(高スループット、低レイテンシ)の提供に向け、ビッグデータとお客さまの声に「第三者機関評価」を加え、体感品質を追求しました。\nまた、AI分析と自動化により改善施策を迅速に遂行したことで、1年間に100以上の改善施策を実施することができました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img06.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img07.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img08.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● つながる体感No.1。通信品質でお客さまに選ばれるauへ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": 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"type": "text", "text": "サテライトグロース戦略の中心である5G、生成AI、データドリブンの取り組みについては、5Gネットワークの強化やStarlinkによる衛星とスマートフォンの直接通信、AIを活用したビジネスプラットフォーム「WAKONX(ワコンクロス)」の展開、AIデータセンターの拡充などを紹介。\nまた、少し先の未来にむけては「もっとお客さまに身近な会社になりたい。フィーチャーフォンの時代のようなお客さまとの接点を取り戻したい」と、目指す姿を語りました。\n\nそのための取り組みとして明かされた構想が「LAWSON TOWN(ローソンタウン)」。\nリテールテック導入による次世代モビリティの活用のほか、災害時の対策など、社会課題の解決も推進していく計画です。\n「全国にあるローソンのリアル店舗とKDDIのデジタルのチカラを掛け合わせることで、高齢者社会や地方の課題を解決するようなソーシャルインパクトを起こすことができる。ひとつひとつ取り組んでいきたい」と意気込みを話します。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img06.jpg", "alt": "LAWSON TOWN", "text": "LAWSON TOWN" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "髙橋は最後に、あらゆるシーンに通信×AIが溶け込み新たな価値が生まれる時代に向けてKDDIはテクノロジーを通じたソーシャルインパクトの創出を目指していくこと、社会課題解決こそが新たなビジネスチャンスであることを改めて強調しました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": 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"また最後に、「AIの活用は日々の生活を豊かにするだけではなく、AIと一緒に生活することで社会課題を解決できる。そういった世界をつくりたい。KDDIのようなパートナーと一緒に実現したい」とKDDIとの共創へ期待感を示しました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img09.jpg", "alt": "OpenAI Japan 合同会社 長﨑 忠雄さん(右)とKDDI 髙橋 誠(左)", "text": "OpenAI Japan 合同会社 長﨑 忠雄さん(右)とKDDI 髙橋 誠(左)" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "ほかにも、数多くのAI関連のセッションや展示が展開され、なかでも注目を集めたのは生成AI技術の体験デモでした。\n株式会社ELYZAの独自LLM(大規模言語モデル)<sup>*1</sup> を組み込み複雑な言語タスクが実行可能なチャット画面や、株式会社フライウィールのデータ活用アシスタント「Conata Data Agent」など、最新の生成AI技術を多くのお客さまに体験いただきました。\n\n<small>*1:LLM(大規模言語モデル):膨大な量のテキストデータを学習して、人間の言葉を理解し使うことができるAI技術のこと。この技術は、質問への回答、翻訳、文章の生成など非常に複雑な言語タスクまで行うことができる。ChatGPTやGPTモデルなどが有名な例。</small>\n\nまた、2日目の午後に行われたスペシャルセッション「AIによって飛躍的に拡がる事業の可能性」ではKDDI 取締役執行役員常務 CDO 先端技術統括本部長 兼 先端技術企画本部長 松田 浩路が、ゲストにWeights & Biases Japan カントリーマネージャー シバタ アキラさんをお迎えしたセッションを展開。通信とAIを掛け合わせることで社会課題解決を加速させていくことができると話し、KDDIがAIを取り組む意義を「通信とAIのサービス展開の考え方は非常に類似しており親和性も高い。これまで社会インフラである通信を提供してきた事業者として、AIでも同じようにその役割を担っていきたい」と説明しました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img10.jpg", "alt": "Weights & Biases Japan カントリーマネージャー シバタ アキラさん(右)とKDDI 取締役執行役員常務 CDO 先端技術統括本部長 兼 先端技術企画本部長 松田 浩路(左)", "text": "Weights & Biases Japan カントリーマネージャー シバタ アキラさん(右)とKDDI 取締役執行役員常務 CDO 先端技術統括本部長 兼 先端技術企画本部長 松田 浩路(左)" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 日本の価値にグローバルスタンダードを取り入れ融合する。「和魂洋才」から生まれた新ブランド「WAKONX(ワコンクロス)」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "この2日間で開催された多くのセッションのなかでも、大きな盛り上がりを見せたのはKDDI BUSINESSの新ブランド「WAKONX」に関する取り組みでした。\n<small><a href=\"https://biz.kddi.com/wakonx/\">※ WAKONXについて詳しくはこちら</a></small>" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img11.jpg", "alt": "WAKONX のコンセプト", "text": "WAKONX のコンセプト" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "WAKONXは、日本のデジタル化をスピードアップさせることを目指したブランドであり、AI時代のビジネスプラットフォームです。\nしかし、法人事業領域を統括するKDDI 代表取締役執行役員副社長 ビジネス事業本部長 桑原 康明は、「デジタル化を加速させることだけで終わらせてはいけない」と話します。\n「世界各国の素晴らしいところと日本の価値を調和し発展させること、つまり『和魂洋才』の考えこそが日本の勝ち筋であり、WAKONXの語源。デジタル化に加えて日本の勝ち筋を作っていくことを目指していきたい」とWAKONXに込めた思いを熱く説明しました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img12.jpg", "alt": "KDDI 代表取締役執行役員副社長 ビジネス事業本部長 桑原 康明", "text": "KDDI 代表取締役執行役員副社長 ビジネス事業本部長 桑原 康明" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIが業界課題、社会課題として掲げた6つの重要領域であるMobility、Retail、Logistics、Broadcast、Smart City、BPOそれぞれに焦点を当てた展示やセッションも行われ、各セッションを通じて、WAKONXが提供していく多様なソリューションとその可能性が伝えられました。\n\nなかでも、基調講演で「グローバルにおける生成AIの活用先一丁目一番地である」と紹介されたBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)に関連するセッションでは、国内の最大規模のコールセンター事業を手掛けるアルティウスリンク株式会社 上席執行役員 CDO 佐々木 亨さんが登壇。「未来のCXを支えるデータ基盤~データドリブンで新たなCXを創出~」と題し、アルティウスリンクにおけるAI活用を紹介しました。\n佐々木CDOは、「顧客接点、応対業務から後処理まで、オペレーターの品質評価やトレーニング、そしてお客さまの声を分析するところまで、AI活用場面は非常に多い」と、AIとコールセンター業務の親和性を語りました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img13.jpg", "alt": "アルティウスリンク株式会社 上席執行役員 CDO 佐々木 亨さん", "text": "アルティウスリンク株式会社 上席執行役員 CDO 佐々木 亨さん" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● パーソナル領域でもAIによってお客さまの体験を変革させていく" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "2日目のオープニングスペシャルセッションでは、パーソナル領域を統括するKDDI 執行役員常務 パーソナル事業本部長 竹澤 浩が登壇。「通信とAIで創る新たな体験価値」と題し、お客さまの体験価値向上の取り組みについて次のように紹介しました。\n\n「KDDIにとってお客さまに一番身近な接点であるスマホのオンデバイスでのAI体験は今後ますます加速していくと思われる。だからこそ、お客さまの生活を豊かにするAIスマホの普及を目指していく。さらに、お客さまとの接点として新たに加わった14,600店舗ものローソンのリアル店舗にもテクノロジーを備えていくことで、リアルとデジタル両面でお客さまに寄り添った新たな体験価値を提供していきたい」(竹澤)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img14.jpg", "alt": "KDDI 取締役執行役員常務 パーソナル事業本部長 竹澤 浩", "text": "KDDI 取締役執行役員常務 パーソナル事業本部長 竹澤 浩" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "さらには、未来人財の育成にむけた取り組みについて「日本人は自己肯定感が低い」という内閣府の調査データを挙げ、「未来を担う世代に対して、自己実現のお手伝いを通じて自信を持ってもらえるようサポートを行っていきたい」という熱意を明かします。若手アーティストやスポーツ選手など、多岐にわたる未来人財支援の取り組みを紹介しました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img15.jpg", 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"<b>・ 最新ドローンの実物展示</b>\n\nKDDIが5月に資本業務提携を結んだ米SkydioのAIドローン「Skydio X10」の実物も展示されました。\nSkydio X10は、高度なAI映像処理によりリアルタイムに空間を把握し、障害物を自動回避しながら安全な自律飛行が可能な機体です。さらに、可視光と赤外線を用いた「NightsSence」を搭載することにより、暗所・夜間でも自律飛行が可能となり、点検・監視・災害対応など幅広い分野での活用に期待が高まっています。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img19.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "<b>・ 「日本中どこにいてもつながらないがなくなるように。 」通信関連の展示も。</b>\n<br>KDDIのコア技術である通信に関するさまざまな取り組みも数多く展示されました。<br>具体的には山間部の電波環境改善に役立つ「Satellite Mobile Link」や、通信品質No.1を実現するための5G新周波数 Sub6・ミリ波によるエリア構築の取り組み。さらには、ミリ波が届きづらいエリアでも、状況にあわせて反射方向を切り替えて電波を届ける「液晶メタサーフェス反射板」など、「日本中どこにいてもつながらないがなくなるように」を実現するための取り組みを多数紹介しました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img20.jpg", "alt": "「液晶メタサーフェス反射板」の紹介パネル", "text": "「液晶メタサーフェス反射板」の紹介パネル" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "さらに、災害対策の取り組みについても紹介。KDDIでは「365日、守るのが使命」というスローガンを掲げ、お客さまのライフラインである通信をいかに途絶えさせないか、万が一途絶えてしまった際にはいかに迅速に復旧させるかを追求し、さまざまな取り組みを行っています。\nそのひとつであるKDDIで独自開発した、通信設備の早期復旧を支える災害対応システムが展示されました。\nこのシステムは、令和6年能登半島地震でのau復旧に実際に活用されたシステムで、気象・停電・道路の情報などを地図に一元可視化できることに加え、基地局停波状況のリアルタイム観測、ビッグデータを活用した基地局復旧優先順位の自動判定が可能です。\n通信の復旧以外にも活用できるシステムであるため、今後社外にも展開していくことで、社会全体の災害対応の強化を目指しています。" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "<b>・ 未来の買い物体験</b>\n\n休憩スペースのコーヒースタンドでは未来の買い物体験ができました。\n生成AI(バーチャルヒューマン)と次世代暗号技術(顔認証システム)<SUP>*2</sup>、ロボットプラットフォーム(配送ロボットとお掃除ロボット)の次世代技術を活用することで実現する購入体験が具現化されています。\n\n<small>*2:次世代暗号技術の実用化は2030年を予定しており、実際には今回の顔認証システムに入っていません</small>" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img21.jpg", "alt": "未来の買い物体験で出迎えるバーチャルヒューマン", "text": "未来の買い物体験で出迎えるバーチャルヒューマン" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "生成AIを活用したバーチャルヒューマンによる商品提案などの簡単な対話の後、スマートフォンで商品を注文。顔認証による決済を済ませると、配送ロボットがユーザーのもとまで商品を届けてくれるという体験。ロボットの配送経路に稼働しているお掃除ロボットは、配送ロボットが動いている間はステーションで待機しているように調整され、スムーズな配送が実現しています。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img22.jpg", "alt": "配送ロボットが商品をお届け", "text": "配送ロボットが商品をお届け" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● スタートアップ企業も集結。「MUGENLABO月次全体会」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "MUGENLABO月次全体会では、AI関連の事業を展開しているスタートアップ6企業によるピッチが開催。\n新たなビジネスモデルやテクノロジーを創出する事業アイディアが次々と披露され、質疑応答時間ではMUGENLABOのパートナー連合である大企業からの質問も活発に行われるなど、大いに盛り上がる会となりました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img23.jpg", "alt": "ピッチに登壇した株式会社ログラス 代表取締役 CEO 布川 友也さん", "text": "ピッチに登壇した株式会社ログラス 代表取締役 CEO 布川 友也さん" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img24.jpg", "alt": "質疑応答も盛り上がりをみせた", "text": "質疑応答も盛り上がりをみせた" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "MUGENLABO月次全体会のあとには、デジタル庁 統括官 国民向けサービスグループ長 村上 敬亮さん、株式会社スペースデータ 代表取締役社長 佐藤 航陽さん、KDDI オープンイノベーション推進本部長 中馬 和彦、モデレーターにForbes JAPAN 執行役員 Web編集長 谷本 有香さんを迎えた豪華トークセッションが行われました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img25.jpg", "alt": "株式会社スペースデータ 代表取締役社長 佐藤 航陽さん(左)、KDDI オープンイノベーション推進本部長 中馬 和彦(右)", "text": "株式会社スペースデータ 代表取締役社長 佐藤 航陽さん(左)、KDDI オープンイノベーション推進本部長 中馬 和彦(右)" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "トークセッションは「スタートアップと切り拓く日本の未来」と題し、国際競争力復権にむけたヒントが話され、参加者からは「まるでよく推敲された雑誌の記事のライブ版を見ているようでした」というコメントが寄せられるほど、濃い議論が交わされました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img26.jpg", "alt": "Forbes JAPAN 執行役員 Web編集長 谷本 有香さん(左)、デジタル庁 統括官 国民向けサービスグループ長 村上 敬亮さん(右)", "text": "Forbes JAPAN 執行役員 Web編集長 谷本 有香さん(左)、デジタル庁 統括官 国民向けサービスグループ長 村上 敬亮さん(右)" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 「KDDIなら想像できる世界は実現できるのではないかと感じた」参加者からいただいた期待の声" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDI SUMMIT 2024は基調講演で語られた「日本が世界をリードしていく」という髙橋の強い意思とともに、通信とAIが実現していく「誰もが思いを実現できる社会」の可能性を示し、未来への期待感を高めて幕を閉じました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img27.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「最先端技術についての関心が大きかったが、それよりも『つなげる』ことへの強い思いを感じ、感動した。事業によっては大きな利益を得ることができないものもあるだろうが、利益よりも成し遂げたいことを判断の軸に置いているように感じ、本当にKDDIなら想像できる世界は実現できるのではないかと感じた」(参加者アンケートコメントより抜粋)\n\nKDDIは、KDDI SUMMIT 2024でみなさまに感じていただいたご期待を超える社会の実現を目指して、これからも取り組みを加速していきます。" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連ページ(外部サイト)" }, "link": { "type": "link", "name": "KDDI SUMMIT 2024", "url": 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"article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/img2_119.jpg", "alt": "KDDI 渉外・コミュニケーション統括本部 ブランド・コミュニケーション本部 ブランドマネジメント部 部長 坂本 伸一", "text": "KDDI 渉外・コミュニケーション統括本部 ブランド・コミュニケーション本部 ブランドマネジメント部 部長 坂本 伸一" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "メディア関係者向け説明会では、JFA パートナー事業部 茂木邦彦さんをお招きし、「未来に向けた共創の輪」をテーマにトークセッションを行いました。まず始めに、「JFAの約束2050」について次のように説明しました。\n\n「JFAは、2050年までにすべての人々と喜びを分かち合うために、『サッカーファミリーを1,000万人にする』『FIFAワールドカップを日本で開催し、日本代表チームはその大会で優勝する』という2つの目標を達成に向けて取り組んでいます」(茂木さん)" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/img3_119.jpg", "alt": "JFAの理念", "text": "JFAの理念" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「この大きな目標を達成するにあたっては、JFA単独で実現することは非常に難しく、ともに協力いただけるパートナー企業さまアセットが必要不可欠であると考えています」(茂木さん)\n\nそして、KDDIへの期待について、次のように語りました。\n\n「KDDIさんは、デジタル領域×エンターテイメント領域に強みがあると認識しておりますので、新たなサッカー観戦体験の創出に向けてサポートいただけることを期待しています。これまでも、メタバース空間からの応援イベントやau 5G通信を活用した遠隔地とのリアルタイム配信など、サッカーの魅力度向上を目的に共創してきました。特にデジタルの領域については、日本代表チームの強化にも繋がると考えており、まさにここにKDDIさんとJFAが共創する意義があります。今後も先進的な取り組みに挑戦していきたいと思っています」(茂木さん)" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/img4_119.jpg", "alt": "JFA パートナー事業部 部長 茂木 邦彦さん", "text": "JFA パートナー事業部 部長 茂木 邦彦さん" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 「GINZA STADIUM TOUR 2030」で実現していきたいこと" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「JFA・KDDI共通の思いである『サッカーに携わる全ての人々を応援していく』ことを見据えて、本イベントでは、未来のサッカー観戦に対する『来場者の方々の思いやアイデア』を頂戴し、将来的なサッカー観戦の魅力を向上させていくことを目指しています」(坂本)\n\n「KDDIさんは、世の中のトレンドに敏感な企業であるからこそ、今回のイベントを通じて多様な声を収集することができると期待しています」(茂木さん)" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/img5_119.jpg", "alt": "来場者から集まった未来のサッカー観戦へのアイデアや思い", "text": "来場者から集まった未来のサッカー観戦へのアイデアや思い" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「また、銀座という場所に、このようなサッカーを楽しめる場を作っていただき、本当に感謝しています。実際に展示を見学・体験させていただきましたが、サッカー日本代表のロッカールームを模したエントランスの空間からワクワクしましたし、スタジアムにいるような臨場感を味わうことができました。日本サッカーの更なる発展を目指すJFAとしても、ご家族・お友達同士でも、ぜひ立ち寄っていただき、楽しんでほしいです」(茂木さん)\n\nKDDIは、通信が実現する未来のサッカー観戦を一足先に体験できるイベント「GINZA STADIUM TOUR 2030」を開催しています。GINZA 456にお越しいただき、未来のサッカー観戦に対する”思いやアイデア”をお寄せください。\n\nKDDIは、さまざまな企業と共創することで、「誰もが思いを実現できる社会」の実現を目指していきます。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", 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"翌1月2日早朝、髙木が所属するビジネスデザイン本部では官公庁営業部のグループリーダー以上がKDDI大手町ビルに集まり、対策会議を実施。被災地の状況が明らかになるにつれ、営業現場には石川県庁をはじめ、中央省庁、自治体やインフラ関連企業から支援を求める問い合わせが続々と入ってきています。そのため、すぐさまStarlinkや衛星携帯電話を提供することを決定しました。\n\n安房は3日の夜には金沢に到着。髙木も4日の朝のソリューション部門の対策会議に参加した後、すぐさま現地へ向かいました。髙木が20時ごろに金沢へ到着すると、駅周辺には全国から災害復旧に駆けつけたインフラ企業のロゴ付きの上着姿の人をあちこちで見かけます。KDDIのジャンパーを着た髙木にも、タクシーの運転手さんや飲食店の従業員さんから「災害復旧に駆けつけてくれてありがとうございます」と、声をかけていただいたそうです。\n\n一足早く金沢入りしていた安房は、自治体や災害復旧に携わるインフラ関連企業からの要請を受けて、Starlinkの提供を既に開始していました。しかし安房には、ある疑問が頭をよぎります。\n\n「要請に応えてStarlinkを提供することは大切なことだが、こういう受け身のやり方で、本当の意味で被災地の役に立てているのだろうか」\n\nStarlinkは電源さえあれば設置でき、従来の衛星通信サービスに比べて大幅に高速で低遅延なネットワークを実現できます。このメリットを生かし、避難所や救急医療の現場にStarlinkを提供できないか。そうすれば、もっと被災地の復旧支援に役立てられる、そう考えていたのです" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img3.jpg", "alt": "避難所にStarlinkを行きわたらせるための話し合いを重ねるKDDIメンバー", "text": "避難所にStarlinkを行きわたらせるための話し合いを重ねるKDDIメンバー" } } }, { "component": 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"component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 「ALL KDDI」で各集積地へ配送・設置" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "仮設事務所ではStarlinkの在庫管理を行うデータ班を作り、配送先などを記載したラベルを機器に貼っていきます。中身を確認し、テープを切り、ラベルを貼るという地道な作業が、夜通し行われていたのです。\n\nStarlinkには3つ穴タイプの電源タップが必要ですが、金沢市近隣の10店舗以上のホームセンターで350個ものタップを集めるのは不可能です。そこで、チャットで東京や関西のSEの仲間に支援を呼びかけたところ、事情を知った仲間が自主的に家電量販店などで電源タップを買い集めてくれました。\n\nそれでも数が足りず、取引先さまに協力を要請し、取引先さまの倉庫までKDDI社員が直接受け取りに出向きました。被災地から遠く離れている社員の多くが、「できることがあれば何でもしたい」という状況だったのです。\n\nこうして集めた電源タップは、関西から金沢まで鉄道を使って運びました。東京駅では、その場に居たメンバー全員で100個以上の電源タップの梱包を全て剥がし、コンパクトにしてからスーツケースや登山用リュックに詰め込んだそうです。大量の荷物を抱えて到着したときには、待機していたメンバーから思わず歓声が上がりました。\n\n当時、能登半島への物資輸送ルートは統制されており、Starlinkを避難所へ運ぶには、数カ所の集積地を経由しなければなりません。集積地から設置集落へのStarlinkの運搬や設置は自衛隊員の方へお願いするため、KDDI社員が集積地まで出向きStarlinkの組み立て方法を説明する必要があります。\n\nしかし、人手も車も足りない状況です。そこでグループ企業のKDDIまとめてオフィスやKDDIエンジニアリングにも人員確保や車の手配を依頼。現場でWi-Fi設置を担っていた北陸総支社やKDDI 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慶太郎は、「チャンスはもうないかもしれない。失敗するわけにはいきません。次こそは必ず、孤立集落に通信を届けたい」と、熱い思いを抱いていたそうです。<br><br>そして翌日、自衛隊のヘリコプターに乗り、菅原の手で無事に孤立集落へのStarlinkの設置が完了。電源タップを差し込んだ瞬間、地震発生から2週間近く途絶えていた通信が復活しました。ケータイの電源を入れた瞬間、避災者の手元からは「ピコン」「ピコン」「ピコン」と、いくつもの通知音が施設内に響き渡ります。<br><br>通信が復旧したと話を聞きつけ、近隣住民の方々がたくさんのスマートフォンを入れた袋を抱えてきました。「近くに住んでいる人のスマートフォンを集めてきました。少しの間でも通信をつないでLINEを“既読”にするだけで、私たちが生きていることを遠くの家族にも伝えられます」と笑顔で話してくれたそうです。こうした被災者の皆さんの笑顔や喜びの声に、KDDI社員も大きな喜びと勇気をいただきました。<br><br>事業創造本部 LX基盤推進部のメンバーもまた、発災後に石川県庁に駆けつけました。彼らは東京に戻った後も毎日避難所の全てのトラフィックを監視し、提供したStarlinkが正常に稼働しているかどうかをチェックし続けています。<br><br>一部の避難所ではStarlinkがうまく設置できていないケースもありましたが、避難所をKDDI社員が巡回して、問題なくつながるように一つひとつ確認していきました。<br>" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img7.jpg", "alt": "避難所を回りStarlinkを設置、問題なくつながるように確認していく", "text": "避難所を回りStarlinkを設置、問題なくつながるように確認していく" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { 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"KDDIは、車載型・可搬型・船上基地局のバックホール回線や、自衛隊・自治体・電力会社への提供も含め、被災地に約700台のStarlinkを提供しました。こうした被災地支援の活動がニュースやSNSなどを通して広まるにつれ、有事におけるStarlinkの有効性が認知されつつあるのを感じています。\n\n全国の自治体を訪問している安房は、今回の経験を踏まえ未来を見据えてこう話します。\n\n「今回、Starlinkを避難所に設置できたのは1月10日ごろです。元日の発災から通信が使えるようになるまで10日間かかりました。災害復旧対応は初動が肝心で、発災直後から3日間、そして1週間が最も通信が必要となる重要な時期と言われています。その重要なときに、衛星による通信が使えるようになることで、人命救助などさまざまな状況が変わってくると思います。日本のどこでも起こりうる災害に備えて、Starlinkが最も役立つ通信となれるように、自治体や企業さまと連携して整備を進めていきたいです」" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img10.jpg", "alt": "「つなぐ」ために心を一1つに", "text": "「つなぐ」ために心を一1つに" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "連載記事①" }, "link": { "type": "link", "name": "情報連携の最前線「リエゾン」が果たした役割とは 令和6年能登半島地震の現場から", "url": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00109/", "target": "" } } }, { "component": 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class=\"ui-provider a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z ab ac ae af ag ah ai aj ak\" dir=\"ltr\">ワイプラザ</span></span>」が被災し休業を余儀なくされました。「ショップがないと、お客さまに対してできることが限られる」と、全員が早くショップを再開させなければと感じている中で実現したのが、実証実験中の「車両型出張auショップ」を活用するというアイデアです。たとえショップが被災したとしても、KDDIはさまざまな形で「お客さまとの接点」をつなぎ続けます。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 奥能登の要、auショップ輪島ワイプラザが被災" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "能登半島地震が発生した時、KDDI 中部北陸営業部の安野 孝二は、東京の自宅で正月を過ごしていました。能登半島で地震が発生したことを知り、すぐに現地の状況を確認しようとしましたが、北陸地域の代理店さまのスタッフと全く連絡がとれません。安野はすぐさま支度を整えて、翌2日の夜には金沢に戻りましたが、発災後3日間は代理店さまのスタッフと連絡がとれない状況で、心配で胸が押しつぶされそうだったと振り返ります。<br><br>日が経つにつれて状況が徐々に見えてきました。輪島市にあるauショップ輪島<span data-teams=\"true\"><span class=\"ui-provider a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z ab ac ae af ag ah ai aj ak\" dir=\"ltr\">ワイプラザ</span></span>は、天井の一部が崩落し、入居しているショッピングセンターは立ち入り禁止になっていたのです。元日休業で店舗スタッフに被害がなかったのは、せめてもの幸いでした。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img1.jpg", "alt": "(左)被災したショッピングセンターの入口 (中・右) ものが散乱し天井が落ちるなど休業を余儀なくされたauショップ輪島ワイプラザの店内", "text": "(左)被災したショッピングセンターの入口 (中・右) ものが散乱し天井が落ちるなど休業を余儀なくされたauショップ輪島ワイプラザの店内" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "金沢の事務所で安野は、同じく中部北陸営業部の山崎 佑介と今後のアクションを探っていたそうです。二人は以前、九州で一緒に働いたことがあり気心の知れた仲です。熊本地震の際には、現地で復旧対応にあたった経験もありました。<br><br>「携帯端末をなくしてしまったり、故障して困っていたりするお客さまもきっといるだろう。安全が確保できれば早くショップを再開したい」<br><br>被災者にとって通信がつながることの重要性を知っている二人だけに、当時を思い出しながら、焦る気持ちを抑えられずにいたと言います。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img2.jpg", "alt": "KDDI 中部北陸営業部の安野 孝二(左)と山崎 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英樹に、携帯電話を手にしたお客さまが、「これ、着信はできるんだけど、発信ができなくなったんだ。どうにかならないかな」と声を掛けてきたそうです。\n\nキャンピングカーに貼ってあるKDDI/auのステッカーを見て、auの関係者だろうと相談にいらっしゃったのでした。お客さまは、auショップ輪島ワイプラザは被災して休業中で、近隣のショップへも道路状況が悪くて行けないと話します。\n\nそこで佐藤はその場から小山ネットワークセンターにいる秋山に連絡。二人でいろいろと調べても原因が特定できず、結局機種交換するしか手がなさそうでした。お客さまには、ショップが再開したらご来店いただくようにお願いするしかありません。\n\n困っているお客さまを目前にして、「やはりauショップがないと、できることが限られる」と、全員が早くショップを再開させなければと感じました。\n\nその時、秋山が思い出したのが「車両型出張auショップ」です。車両型出張auショップは、近隣にauショップがないお客さまの利便性を高める移動型ショップとして、2023年9月から実証実験を行っています。秋山は、実証実験のために小山ネットワークセンターの駐車場に停めてあった車両を見ていたのです。「小山ネットワークセンターで後方支援をしながら、現場に行けないもどかしさを感じていました。『小山でできることは全てやろう』と思っていました」と当時の気持ちを語ります。\n\n秋山は安野に、「ショップが営業できない期間は、車両型出張auショップでお客さまのもとに行ければいいのにね」と車両の写真を添えてTeamsでメッセージを送信。安野はすぐに、「車両型出張auショップ? そんな車両があるのならぜひ使いたい!」と、車両を手配するべく関連部署に問い合わせを入れました。\n" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 車両型出張auショップを能登のお客さまのもとへ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "安野からの問い合わせは、KDDI コンシューマ東日本代理店統括部を通じて、営業企画1部の桜庭 裕也のもとに届きました。すぐさま桜庭は、車両が被災地での対応にマッチするかどうか、現場の状況を知る安野と山崎に連絡し、被災地の状況を聞き取ります。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img5.jpg", "alt": "KDDI 営業企画1部 桜庭 裕也", "text": "KDDI 営業企画1部 桜庭 裕也" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "車両型出張auショップの実証実験が進んでいる中、スケジュール的に被災地に車両を回せるのか。桜庭は、実証実験を担当しているKDDI マーケティング企画部の市田 和弥にも相談しました。\n\n「実証実験のほうは別の車を手配しますので、被災地に、車両型出張auショップを回しましょう!」と、市田にはまったく迷いはありません。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img6.jpg", "alt": "KDDI マーケティング企画部 市田 和弥", "text": "KDDI マーケティング企画部 市田 和弥" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "こうして、地震発生から5日後の1月6日に、車両型出張auショップによる被災地支援がスタートしました。\n\n「北陸の代理店さまも、スタッフご自身が被災していて生活もままならない状況にもかかわらず、地元のネットワークを駆使して車両を止める場所の確保に奔走してくださりました。さらに、出張auショップの開催が決まってからは、自社の公式Xでお客さまへの周知などにも積極的にご協力いただきました」と山崎は振り返ります。\n\nまた山崎も、auショップ輪島ワイプラザが入っているショッピングセンターに駐車場を貸してもらうことを掛け合い、地元自治体と連携して町内放送などで告知しました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img7.jpg", "alt": "北陸の代理店さまの公式Xのポスト", "text": "北陸の代理店さまの公式Xのポスト" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "安野と山崎が勤務する金沢市内から輪島までは片道6時間かかります。そのため車両の拠点はauショップ七尾に置くことにして、七尾まで車両を運んでもらうよう桜庭に依頼。車両型出張auショップは冬タイヤに履き替えて七尾に向かったのです。\n\n七尾から奥能登までは、片道2~3時間はかかります。営業するのは、11時から15時までの4時間が精いっぱいでしたが、全日程担当した山崎のほか、他のチームメンバーやKDDI Sonic-Falconのメンバーも参加し、皆で協力し合い身体的負担を分散しました。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● いまだ被災地は被災地のまま。お客さまにずっと寄り添いたい" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "東京にいる市田と桜庭も、ずっと能登に思いを寄せており、「現地にいない自分たちには分からないことがある」という謙虚な気持ちで、現地の意見を大切にしていました。\n\n「現地と同じ方向を向くことを意識しました。車両型出張auショップにいらっしゃるお客さまに喜んでいただこうと考えて、充電器やカイロ、動画などいろいろとサービスを提案しましたが、現地の話を聞くと、認識にズレがあることもありました」と桜庭は言います。\n\n一方、現地にいた安野は、「今回、多くの社員が“自分事”として復旧支援に心を寄せてくれました。自発的に動いてくれながらも、現地を一番に考えて『何をやればいい?』と聞いてくれる心配りがあったからこそ、うまく回っていたのだと思います。一丸となって取り組むというのは、こういうことかと思いました」と、各所からの配慮をしっかりと感じていたようです。\n\nみんなで相談の結果、お客さまが落ち着いて話をしていただけるように、温かい飲み物を提供することになりました。寒い中、車両型出張auショップを訪れたくれたお客さまに喜んでいただけ、温かい雰囲気の中で話が弾みました。\n\n市田は今回、あらためて通信事業者としての役割を再確認したと話します。\n\n「auショップ輪島ワイプラザが被災して失われたのは『お客さまとの接点』です。今後は、車両型出張auショップだけではなく、さまざまな形でお客さまとの接点をつなぎ続けたいと思います」(市田)\n\n車両型出張auショップによる支援は、当初の計画では2月22日までの予定でしたが、現地からの継続要望もあり形を変えて継続し、3月には珠洲市でも実施しました。いまだ全てのインフラが復旧していない被災地もある中、安野と山崎はできる限りお客さまのもとに通いたいと考えています。\n\n最後に安野は、「被災地はまだ被災地のままです。全てのお客さまが以前と同じ生活を取り戻すまで、我々の被災地支援は終わりません」と、熱く語ってくれました。" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "連載記事①" }, 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"空からつながるStarlink700台で被災地の通信復旧を支援 令和6年能登半島地震の現場から", "url": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00117/", "target": "" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/enhancing-power/article00116/index.json", "url": "/enhancing-power/article00116/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "海から孤立集落へ通信をつなげ「船上基地局」の緊急出動 令和6年能登半島地震の現場から", "description": "令和6年能登半島地震で奥能登エリアは、各所で道路が寸断され、孤立集落になる地域も数多く、特に大きな被害を受けました。陸路が絶たれてすぐには復旧が難しい沿岸エリアの通信も、船上からであれば暫定的に復旧させることができます。冬の日本海の強風や吹雪の中で、船上基地局の立ち上げを進めたKDDIの取り組みを紹介します。", "template": "", "templateHTML": "", "topicPath": [], "etc": [ { "key": "category", "value": "つなぐチカラを進化させる" }, { "key": "OGImage", "value": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00115/assets/thumbnail.jpg" }, { "key": "datetime", "value": "2024/09/03" }, { "key": "thumbnail", "value": "./assets/thumbnail.jpg" } ] }, "contents": [ { "component": "hero", "component_label": 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"component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "そして、大石が実家の一室で、あらかじめ決められた災害時初動のリモート会議に入り、急ぎ情報収集を開始しようとした矢先、震度7の本震が発生。一気に緊張が張り詰めました。KDDIの拠点メンバーの安否、基地局のサービス状況、停電の状況、対外機関からの問い合わせの内容……。緊急災害時に備えて用意していた確認事項を一つひとつ確かめるうちに、想像を越える規模の被害が少しずつ明らかになっていきます。<br><br>「既に集まれているメンバーもいるが、明日以降も新宿の災害本部対策室に集まろう」と大石はすぐに決断。大石は、過去の災害で得た教訓から、緊急事態時には実際に集まって情報共有することが重要であることを知っていました。リモート会議は、全員で1つのテーマを議論することには向いていますが、同時多発的に対応策を検討する必要がある災害時には、役割ごとに自然とグループができて柔軟に話せる大部屋の対策室に勝るものはありません。<br><br>元日の夜、大石は静岡を出発。車で自宅のある北関東までいったん家族を送り届け、その足ですぐに東京へ向かいます。「やるしかない。それが私たちの使命だから」、そんな思いを強くしながら、2日の朝にはKDDI新宿ビルに到着しました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img2.jpg", "alt": "輪島市の海岸。地盤の隆起により浅海の海底地形が海面上に現れた", "text": "輪島市の海岸。地盤の隆起により浅海の海底地形が海面上に現れた" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 奥能登の孤立集落に通信を届けるためにキャリアが協力" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「道路が寸断されて、奥能登エリアが孤立集落になっている」、2日の夜に現地からの情報が入りました。被災地では各所で道路が寸断され、停電も広範囲に及び、特に海底隆起と津波による影響もあり奥能登エリアの被害は深刻でした。現地の復旧班も、なかなか奥能登に入ることができずにいます。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img3.jpg", "alt": "1月2日15時30分時点の奥能登へのアクセスルート", "text": "1月2日15時30分時点の奥能登へのアクセスルート" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "そんな時、災害対策本部の大石に一本の電話が入ってきました。KDDIと2020年に大規模災害時に船舶を利用する相互協力に関する連携協定を結んでいたNTT様からの電話です。NTTグループ様が所有する海底ケーブル敷設船「きずな」を能登半島沖に出して、陸路が絶たれて復旧が困難な沿岸エリアのネットワークを、船上から暫定復旧させるというものです。\n\n船上からアプローチできれば何人ものユーザーさまの助けになります。しかし、出航予定は1月4日で、長崎港からとのことです。時間がない中で、対応を迫られた大石は、急ぎ上層部に承認を求め、許可が得られるやいなや翌朝にはKDDIエンジニアリングの西日本支社に連絡しました。" } } }, { "component": 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"+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「KDDIもNTTグループ様も、人々に通信を届けるという使命は一致しています。目的地へ移動する船内では、陸部の復旧状況や、船舶の運航方針などについて、情報交換のためのミーティングをしながら、一刻も早く被災地の方々に通信を利用いただくための準備を進めました」と糸瀬は船上での様子を語ります。\n\n船が能登半島の沖合に到着すると、すぐさま基地局の立ち上げ作業を開始。真冬の日本海は厳しく、波は荒れ、横殴りに吹きつける雪に手の感覚はなくなり、船酔いにも苦しめられました。\n\n糸瀬たちは、毎年、海上保安庁と合同で船上での基地局積載訓練を行っています。「普段から研鑽に励み磨いてきた技術をここで役立てずにいつ役立てられるのか。訓練でやってきたことを、1つずつ、確実にやるしかない」、そんな思いで糸瀬たちは、凍てつき滑る足元に注意を払いながら、機材を船にしっかりと固定し、基地局の立ち上げを進めます。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img6.jpg", "alt": "揺れる船上でStarlinkのアンテナをしっかりと固定する", "text": "揺れる船上でStarlinkのアンテナをしっかりと固定する" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "基地局の立ち上げが終わり、電波を発射。後は保守作業を続ける必要があります。しかし、真冬の日本海は厳しく、船の向きを波と直角にして可能な限り揺れないようにしていても、能登半島沖合での1週間の船上業務は予想以上に厳しいものでした。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 厳冬期の日本海、強風雪に耐えながらの厳しい作業が続く" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "そこで交代要員として、広島に勤務するKDDIエンジニアリング 西日本運用本部 西日本支社の藤原 直之を含めた4名のメンバーが選ばれました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img7.jpg", "alt": "KDDIエンジニアリング 西日本運用本部 西日本支社 藤原 直之", "text": "KDDIエンジニアリング 西日本運用本部 西日本支社 藤原 直之" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "1月12日。船は一度金沢港に寄港し、糸瀬らに代わり藤原ら4人のメンバーが乗船しました。寒さについては覚悟をして乗り込んだ藤原でしたが、風速10メートル以上の強風は予想を遥かに越え、加えて、降った雨が凍りつき床面は常に凍結状態です。凍えるほどの気温に加えて、滑りやすい足元という悪条件が藤原たちを悩ませたと言います。\n\n「作業には細心の注意を払いました。船上デッキから機材を落とさないためには、固定ベルトの使い方にテクニックが必要です。日ごろ訓練してきたことが実践で役立ちました」(藤原)\n\n船上基地局が安定して稼働するようになれば、救命ボートを使って陸地に物資を届ける予定でしたが、それができたのは藤原が乗船してしばらく経ってからです。能登半島は、沖合の船上から見ても土砂が崩れ、倒木などで道が塞がっています。「見えるところまで来ているのに物資を届けることができない。とてももどかしい思いでした」と藤原は話します。\n\nその後、陸地での基地局復旧は日を追うごとに進み、1月19日には能登半島の大半の基地局が復旧しました。こうして船舶基地局は役割を終え、藤原は1週間の航海を終えました。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 24時間365日、「つなぐ」ことを守る、経験を糧にその理想を追い続ける" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "輪島エリアの発着信データから、船上基地局の対応で約1,400人のユーザーさまに通信を届けることができました。そうした中、今回特に活躍したのは、Starlinkです。\n\n糸瀬たちは今回インテルサットとStarlink両方の設備を船に持ち込み、いかなる場合でも緊急対応ができる体制をとっていましたが、Starlinkはアンテナに自動調整機能が搭載されているため、衛星の見通しさえよければ、船上の不安定な環境でも素早く衛星を捕捉して通信を届けることができ、通信速度も容量も申し分ありません。\n\n「災害時のStarlinkは軽量で運びやすい上に、設置や調整も比較的容易です。船上でも問題なく機能したので、災害時に非常に有効であることを実感しました」と、糸瀬は語ります。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img8.jpg", "alt": "船上基地局における設備の要として設置されたStarlink", "text": "船上基地局における設備の要として設置されたStarlink" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "藤原は、「今回の経験を『次』に生かすためには、災害復旧の良かった点、悪かった点を洗い出していく必要があります。Starlinkをはじめ、復旧に備え、武器はかなり充実してきました。今度はそれを現場レベルに落とし込んで、利用できる人材を増やしていかなければいけません」と続けます。\n\nKDDIは、これまでも過去の災害の教訓から、災害対策に本気で向き合い、特に2011年3月11日の東日本大震災では大きな教訓を得ました。当時は、情報ネットワークが、電気・ガス・水道に次ぐ第4のインフラと言われ始めた時期です。多くの被災者を前に、通信のチカラでもっと多くの人を助けられたかもしれないと、悔し涙を飲んだKDDI社員も多くいました。\n\n「KDDIは2011年の教訓を経て、より一層災害対策に力を入れてきました。所有する車載型/可搬型基地局は当時の10倍以上に増え、緊急時の対応マニュアルも常にアップデートし、関係機関との訓練も頻繁に行っています。そうした日頃の準備があったからこそ、今回、一人一人が自分の役割を理解して、スピード感と自信をもって適切な対応ができました」と、大石は言い、こう続けます。\n\n「24時間365日、『つなぐ』ことを守るのがKDDIの使命です。どのような災害に見舞われたとしても、それは変わりません。100%完全にその使命を果たすことは、途方もない理想論かもしれません。でも、その理想は追い続けていくべきなのです」\n\nKDDIの使命を体現するために、KDDIの一人一人が次を見据えています。" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "連載記事①" }, "link": { "type": "link", "name": "情報連携の最前線「リエゾン」が果たした役割とは 令和6年能登半島地震の現場から", "url": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00109/", "target": "" } } }, { "component": 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"現場では余震が続き、新たな土砂崩れが毎日発生していましたが、それでも復旧班は、“つながらない不安”を解消するために、果敢に現場に向かいます。\n\nしかし、田辺には不安もありました。「基地局の状況を可視化したシステムでメンバーの場所も管理できるのですが、通信が使えない場所では状況が分かりません。メンバーが無事かどうか心配で、連絡がとれないときは不安との戦いでした。そのときに、被災地で通信が途絶えたお客さまの気持ちがよく分かりました」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 発電機や車載型基地局のための臨時給油拠点を設置" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "能登半島では道路・電気・水道などのインフラが壊滅的な被害を受けていました。特に、基地局復旧を阻んでいたのは、長引く停電です。停電した基地局を動かすには、発電機に燃料を補給し続けなければなりません。しかし、被災地のガソリンスタンドは、閉鎖されたり給油規制が行われたりしており、給油できるところには、給油を求める車が殺到します。そのため、復旧作業においては、給油が重要な役割を果たします。\n\nこれまでの災害対応でそのことを知っていたのが後方支援にあたった末松です。末松は、早期に給油班へガソリン供給を可能とする“KDDI専用”の臨時給油拠点の開設場所について、現地をよく知る田辺と検討し、auショップ七尾に簡易給油機を設置。早朝4時に金沢を出発する復旧部隊の動きに合わせ、朝6時から稼働できるように準備を進めました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", 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"今回の基地局停波の要因の6割は光回線の切断でした。そのため、スペースX社の衛星ブロードバンド「Starlink」をバックホール回線に活用することにしたのです。\n\n実は、Starlinkと基地局をつないだ経験のあるメンバーは、まだそれほど多くはいません。そこで急遽、災害対応と同時並行でStarlinkの設営訓練を延べ100人が受講。Starlinkは持ち運びや設営のしやすさから避難所のWi-Fiにも使われ、被災者の皆さんに利用していただきました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img11.jpg", "alt": "金沢ネットワークセンター内の試験環境で急遽実施したStarlink設営訓練", "text": "金沢ネットワークセンター内の試験環境で急遽実施したStarlink設営訓練" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "避難所の様子を見聞きした田辺は、通信の力を改めて感じたと語ります。\n\n「避難所においても、SNSをはじめニュースアプリや動画配信サイトなどへのアクセスのために、通信が欠かせない存在になっていることを実感しました。だからこそ、つながらない状態を一刻も早く回復しなければなりません。KDDIはこれまで、災害に備えた訓練や運用のDX化を進めてきました。今回、被害状況を可視化できる地図システムやStarlinkといった最新技術を最大限活用することで、災害復旧の早期化に貢献できたと思っています」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● その時々の状況に合わせて、知恵を結集し課題を解決" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "被災地に1つとして同じ現場はなく、直面する課題をその場にいるメンバーの知恵で乗り越えていかなければなりません。何度も災害復旧を経験したメンバーでも、悩み、そしてこれまでの経験を応用して、その場その場での判断が求められます。\n\n「今回の災害においても、日々全国のエキスパートと議論し、知恵を結集し、目の前の課題を解決していきました。どれだけシミュレーションしたとしても、実際には何が起こるのか分かりません。同じ現場は1つとして存在しないので、その時々の状況に合わせて、どのように復旧作業を進めていけば良いのかを冷静に判断し実行していく必要があります」と田辺は言います。\n\nまた、後方支援にあたった末松はこう続けます。「現場のメンバーはお客さまのために必死です。バックヤードの私たちは、現場の機動力を上げ、効率良く復旧活動を進められる環境を作らなければなりません。現場の意見を聞き、今までのやり方にとらわれず想像力を働かせることが大切です」\n\nKDDIはこれからも、現場とバックヤードが知恵を出し合い、「つながる安心」を守ってまいります。" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "連載記事①" }, "link": { "type": "link", "name": "情報連携の最前線「リエゾン」が果たした役割とは 令和6年能登半島地震の現場から", "url": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00109/", "target": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", 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Laboを通じて年間1,900件ほどのマッチングが行われ、すでに共創事例も誕生しています。例えば、ある大企業はアート作品を扱うスタートアップと業務提携し、アートビジネスの新たな市場開拓に取り組んでいます」" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/img5_113.jpg", "alt": "KDDI オープンイノベーション推進本部 BI推進部 陸田 瑛星", "text": "KDDI オープンイノベーション推進本部 BI推進部 陸田 瑛星" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "スタートアップにとっては、大企業と組むことで、事業規模が一気に拡大し、成功するためのJカーブを描くことができます。また大企業側にとっても、自社では思いつかないアイデアなどの解決策を得ることができるのです。スタートアップファーストで連携することによって最終的には両者にとってwin-winな結果となります。\n\nKDDI ∞ Laboでは、2023年に生成AIの活用支援プログラムを、そして2024年には、宇宙ビジネスを共創するためのプログラム「MUGENLABO UNIVERSE」を新たにスタートしました。前者は生成AIを活用して、パートナー連合の課題解決に挑むスタートアップを支援する取り組みで、後者は民間企業の宇宙事業への参入障壁を下げながら、最終的に地球規模の課題解決を目指す新たな取り組みです。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/img6_113.jpg", "alt": "", 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"KDDIグループは社会のインフラを担う通信会社として、「かけがえのない地球を次世代に引き継ぐ」ことを掲げ、歩んできました。企業としての根幹を形成する「KDDI環境憲章」が策定されたのは2003年のこと。KDDI サステナビリティ企画部の兵田 聡が今日までの軌跡を語ります。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/img2_111.jpg", "alt": "KDDI コーポレート統括本部 サステナビリティ経営推進本部 サステナビリティ企画部 カーボンニュートラル・環境グループリーダー 兵田 聡", "text": "KDDI コーポレート統括本部 サステナビリティ経営推進本部 サステナビリティ企画部 カーボンニュートラル・環境グループリーダー 兵田 聡" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「当時は産業廃棄物や不法投棄など、企業責任としてやるべきところからスタートしました。そこに脱炭素社会や循環型社会、生物多様性という観点が加わり、今日のような基本理念と行動指針に定められたのが2012年のことです」(兵田)\n\nさらに世界的な環境意識の高まりを受け、KDDIがより一層取り組みを強化したのが2024年5月「カーボンニュートラル新方針」の発表でした。これにはICT産業全体のカーボンニュートラル実現のため、KDDIグループ全体で、気候変動の課題解決に向けて先陣を切らねばという意識があったといいます。\n\n「KDDIグループにおける2023年度のCO2排出は約100万トンと大きいですが、脱炭素化に率先して取り組むことで、ICT産業そして日本におけるカーボンニュートラルに向けた取り組みの活性化にも貢献できるのではと考えています」(兵田)" } } }, { "component": 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"「目標を2050年度に定めれば、なりゆきで達成できてしまうかもしれません。しかし社内での議論を経つつ、環境問題について先行されている企業さまにヒアリングしたところ『2050年度ではもう遅い』という考えが共通していました。サステナビリティ経営に取り組み、社会や環境に支えられている当社も同じ姿勢を示していかなくてはと考え、2040年度での達成を目指す方針に定めました」(兵田)\n\nKDDIグループでは最終的な目標を2040年度の「①KDDIグループネットゼロ達成」とし、その前段として、2030年度には「②KDDIグループカーボンニュートラル達成」と「③KDDI追加性再生可能エネルギー比率50%以上」の2点を達成、そして2025年度にはKDDIグループの海外現地法人である「④TELEHOUSE のデータセンターが使用する電力の100%を実質再生可能エネルギー由来の電力に切り替える」ことを目指す新目標を新たに策定しました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/img5_111.jpg", "alt": "新目標達成に向けたロードマップ", "text": "新目標達成に向けたロードマップ" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 競争よりも協調を。企業・業界間を超えた連携を" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「環境問題において、前提としてサプライチェーン全体での取り組みが重要です」と話すのは、KDDI 購買統括部の新谷 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\n\nKDDIグループでは2023年に、太陽光発電によって自律的に電源を確保する「サステナブル基地局」の運用を開始。グループ企業のauリニューアブルエナジーでも再生可能エネルギーの発電・供給に力を入れており、既に全国各地でデータセンターへの電力供給が始まっています。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/img8_111.jpg", "alt": "サステナブル基地局", "text": "サステナブル基地局" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDI カーボンニュートラル推進室長の市村 豪は、こうした取り組みを評価しながらも、制度面における課題があると説明しました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/img9_111.jpg", "alt": "KDDI コア技術統括本部 技術企画本部 カーボンニュートラル推進室長 市村 豪", "text": "KDDI コア技術統括本部 技術企画本部 カーボンニュートラル推進室長 市村 豪" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「電力が自由化されるまで、北海道から九州までの電力会社さんが一括管理していたため、一般的な企業は『電力を作って運ぶ』仕組みを詳しく知らないことが多いのです。そのため我々も、まずは自分たちの作った電力をどのように送電線で運んでもらい、データセンターに届けるかという仕組みと制度を十分に理解する必要があります。そして、その制度を理解した上で、交渉を進めていかなければならないのが難しい点ですね」(市村)\n\n近年、自然エネルギーを活用した発電設備を事業者自らが設置するなど、小規模な電力施設は増加傾向にあります。旧来の制度は大きなターニングポイントを迎えていると市村は言います。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/img10_111.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「再生可能エネルギーの普及は、電力会社さんと協力して進めていくものと捉えています。そのためには、我々がトップランナーとして電力会社さんに要望を伝える必要があると考えています。リクエストがなければ何も変わりません。責任ある行動として交渉していきたい考えです」(市村)" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● みんなでゴールテープを切る未来へ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": 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{ "type": "text", "text": "展示コンテンツ検討にあたり、山田は、「企業側が『未来はこうあるべき』だと示すものにはしたくありませんでした。パビリオンに来場いただける一人ひとり未来に対する考えは違っていると思います。いろんな可能性がある中で自分たちの選択と行動によって『未来は自分たちで変えられる』ことを、展示を通じて体験いただけるようにしていきたいです」と話します。\n\n未来に対して受け身にならず、能動的・主体的に参画することで未来を自ら変えていく。その中心にいるのは、未来を担う子どもや若者です。直接意見交換をするワークショップを重ねることで、展示のアイデア・内容を固めていきました。\n\n「万博プロジェクトを通して周囲の方とお話すると、幼かったころに万博を訪れ、その感動が原体験となって、現在の自分の仕事や考え方に影響を与えている方々が大勢いらっしゃいました。子どもや若者たちに『大阪・関西万博で未来の都市を体験したことが、自分の人生に影響した』と、将来感じてもらえるような展示にしたいと思っています」(山田)" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 「シアターゾーン」「アクションゾーン」で未来の都市の変化を体験" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "未来の都市パビリオンは、万博協会によるテーマ展示・コモン展示、KDDIを含む協賛各者による個別展示から構成されており、それらは別々の体験ではなく、館全体を通して1つのストーリーをつなぎ、来場者が未来の暮らしを考える体験となっています。\n\n日立製作所とKDDIの展示は3棟で構成されるパビリオンの中でも中間の棟に位置づけられ、協会によるテーマ展示・コモン展示から受けとったバトンを他協賛者の展示に繋ぐために、来場者に未来の暮らしをジブンゴト化していただく役割を担っています。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/img3_110.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/img4_110.jpg", "alt": "未来の都市パビリオンの全体像", "text": "未来の都市パビリオンの全体像" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "このうち日立製作所とKDDIが担当するのは、「Society 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Transformation)を構成する「モビリティ」「宇宙」「ヘルスケア」「エンタメ」の未来を表現していきます。そしてそこには、KDDIの「命・暮らし・心をつなぐ」の思いを込めています。\n\nこれらの体験を通じて、笑い、感動し、没頭し、気づきを得る。そして未来を考えるきっかけにしていただきたいと思います。未来の都市は、そのような思いを共通の合言葉としてデザインされているのです。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● いつでも来場できる「バーチャル未来の都市」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "未来の都市パビリオンの展示は、大阪・夢洲の現地会場だけではありません。大阪・関西万博会期中にバーチャルプラットフォーム上に未来の都市を構築し、パビリオンと違った体験を提供します。KDDIだけでなく未来の都市の他の協賛者とともに構築していきます。自分たちの生きたい未来を考える体験を提供予定です。ご期待ください。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/img9_110.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "大阪・関西万博の開幕は2025年4月13日。日立製作所とKDDIが展示を行う「フューチャーライフ万博・未来の都市」にご来場いただき、「未来は自分たちで変えられる」ことをぜひご体感ください。\nKDDIはこれからも、「誰もが思いを実現できる社会」に向けて、社会課題の解決、未来人財の支援・育成に取り組んでまいります。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/img10_110.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "※本ページ記載の画像は開発中のイメージです。" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "連載記事①" }, "link": { "type": "link", "name": "デジタルツインで実現する、誰もが思いを実現できる「未来の都市」―大阪・関西万博で日立製作所と共創", "url": "https://tobira.kddi.com/society/article00080/", "target": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "連載記事②" }, "link": { "type": "link", "name": 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"鈴木と馬田は、有事の際の災害対策現地情報連絡員「リエゾン」の候補者で、候補者に向けた勉強会への参加経験もあります。リエゾンとは、災害発生時に各都道府県や市町村の災害対策本部に出向き、各省庁や自治体、他の通信企業と連携してサービス復旧や避難所の支援を行う情報連携の最前線です。過去にKDDIでは、2016年の熊本地震や2019年の台風15号など、被害の大きい災害が発生した際に自治体の災害対策本部にリエゾンを派遣しています。\n\n1月2日から鈴木と馬田は、リエゾンとして石川県庁に入り、関係省庁・自治体・他の通信業者と連携し、サービス復旧のための情報収集にあたりました。石川県庁では既に政府の現地対策本部ならびに県の対策本部が設置され、関係機関が情報収集に追われていました。とはいえ、想像を越えた地殻変動による激しい揺れで能登半島の道路は各地で寸断されており、通信が使えない地域からは情報が得られないという状態でした。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img4.jpg", "alt": "石川県庁に設置されたリエゾン室", "text": "石川県庁に設置されたリエゾン室" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "auの基地局復旧作業には基地局までのアクセス(道路)が必須です。特に輪島市においては市役所含む広域で基地局が停波し、優先的に復旧させる必要がありました。しかしこの時、金沢市から輪島市までアクセスできるルートは1つしかなく、復旧班は道路の寸断や倒壊家屋に阻まれ、通常であれば車で2~3時間のところを、その3倍もの時間がかかる状況でした。\n\nこのままでは復旧作業が遅れ、迅速に被災者に通信を届けることができません。そこで馬田は、まず復旧作業の拠点となるスペースを確保するため自治体と交渉し、中学校の校庭の使用許可を調整。一方の鈴木は、車両ならびに基地局の燃料を確保するため、他事業者にも協力を仰ぎ、関係省庁へも依頼するなど燃料確保に奔走しました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img5.jpg", "alt": "地震発生後、穴水町役場への道は倒壊家屋に阻まれてなかなか進めない", "text": "地震発生後、穴水町役場への道は倒壊家屋に阻まれてなかなか進めない" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 通信のチカラで、避難所生活を少しでも快適に" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "道路状況の把握、避難所の避難人数や通信環境などの情報収集にあたっていた馬田のもとには、避難所支援班から避難所の環境に関する情報が入ってきます。エアコンが使えず石油ストーブで厳しい寒さをしのいでいる施設や、各個人に十分なスペースが確保できない避難所もありました。また、断水により雨水を生活用水に利用している施設や、仮設トイレが設置されるまでトイレの水が流せないという施設も数多くある状況でした。\n\nそうした中で、各地から応援に来ているKDDIの社員は各避難所を訪れ、避難人数や通信状況などを把握。Wi-Fiのアクセスポイントや充電ボックスの設置を行っていきました。\n\n大規模災害時には、「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」という災害時用のWi-Fiが無料開放されます。しかし中にはauの電波が途絶え、かつ00000JAPANにも接続できない避難所もあり、他の通信事業者とも状況を共有しながら各地へのWi-Fiスポットの設置を進めていきました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img6.jpg", "alt": "能登町にある小学校体育館の避難所に充電器とWi-Fiを設置", "text": "能登町にある小学校体育館の避難所に充電器とWi-Fiを設置" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "被災地では、行政が定めた指定避難所だけでなく農業ハウスや公民館などの自主避難所も含め350カ所以上の避難所があり、どこにどのぐらいの人が避難しているのか全体数を把握できません。そこで自治体が把握している避難所リストを共有してもらうように総務省に依頼。自主避難所も含めた全ての避難所の住所・避難人数状況をKDDI社内の災害支援ツールに取り込み、各避難所の通信状況を把握できるようにしました。\n\n1月7日、KDDIは避難所にStarlink 350台を無償提供することを発表。Starlinkはアンテナが小型・軽量のため運びやすく、短時間での設置とWi-Fi環境構築が可能です。またStarlinkの通信衛星が地表からの距離が近い高度550kmの低軌道上に配置されていることから、低遅延かつ高速なインターネットを提供します。Wi-Fi対応機器があれば、au以外の通信事業者をご利用のお客さまも無料で利用できます。\n\n350台のStarlinkの物流調整を行いながら各地の避難所や復旧に当たる関係機関へ運搬・設置していきました。被災者はもとより、行政機関などからもStarlinkの活躍には大きな期待が寄せられていました。\n\n「以前に比べると、災害時にテキスト情報やニュース記事から情報収集をするだけではなく、SNSや動画配信サービスなども利用して情報を集める方が増えています。また、避難生活が長引くと、情報収集のための最低限の通信ではなく、普段の生活のように通信を使いたいという声も増えてきます。今回、Starlinkの導入によってスマホゲームや動画配信サービスの視聴などの娯楽に通信を使えるようになり、多くの被災者の皆さまから感謝の言葉をいただきました」と馬田は振り返ります。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 孤立した集落へ通信を届けたい" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "応急復旧が進む中、一部のエリアで、陸路からも海路からもアクセスができない孤立集落が残されました。特に輪島市西保地区にある支所では、多数の避難者が孤立状態になりました。\n\n1月6日からリエゾンとして石川県庁入りしていたKDDI運用管理部の山崎は鈴木とともに、「どうにかして孤立集落に通信を届けたい。Starlinkを自衛隊のヘリコプターで輸送することはできないか」と、総務省や自衛隊と調整し1月8日に承諾を受け、すぐに輸送に向けた準備を整えました。\n\n2021~22年度まで金沢で保守業務を担当していた山崎は、群発地震への備えを行っていた経験があり被災地への思い入れが深く、今回のミッションでは自ら陸上自衛隊のヘリコプターに搭乗することを志願。翌9日に孤立集落にStarlinkを設置しました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img7.jpg", "alt": "陸上自衛隊のヘリコプターで孤立集落にStarlinkを運ぶ", "text": "陸上自衛隊のヘリコプターで孤立集落にStarlinkを運ぶ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "孤立集落の近隣には停波状態にあるau基地局もあったことから、並行して基地局の状態を調査するというハードなミッションでした。現地での作業時間が2時間と限られていましたが、事前の訓練も奏功して、孤立集落にStarlinkを無事に設置でき、通信を届けることがきました。\n\n「孤立集落がStarlinkを介して世界とつながった、そして避難された住民の皆さんが遠方のご家族とビデオ会議ができたという報告に、胸が熱くなりました。家族と連絡が取れる。安心を伝えることができる。通信事業者として、こんなに喜ばしいことはありません」と鈴木は語ります。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 「つなぐチカラ」で被災地の未来をつなぐ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "馬田は、今回の災害対応で改めて感じたことが3つあると言います。\n\n「1つ目は、現地の作業員の安全を確保すること。リエゾンは迅速かつ正確な情報収集を行いながらも、作業員の健康面や安全面に配慮することが欠かせません。2つ目は、災害の発生場所や規模に応じて、他の事業所からの支援が必要かどうかを迅速に見極めること。ケースに応じて人員や機材の支援要請をスピーディに行うことが求められます。そして3つ目は、不測の事態に備えながらも、現場では臨機応変に対応すること。事前の対策を行っていても、現場ではイレギュラーな出来事が避けられません。そのため、一人ひとりが現場での対応力を高めることが必要です。災害対応は訓練とは違い、やり直しはきかない。さまざまな局面に対して誠心誠意、全力で向き合わなければならないと強く感じました」\n\nKDDIのサービス復旧や避難所支援には、KDDI社内だけでなく、たくさんの機関が関わっています。鈴木は今回の経験について、次のように語ります。\n\n「災害が発生した際には関係機関とのスムーズな連携を取るために、あらかじめ協定締結や日ごろから訓練などを実施しておく必要があります。通信の重要性はますます高まっており、安否状況の確認だけでなく、救援活動にも通信が欠かせません。この経験を通じて、通信会社としての責任や『つなぐ』という使命の重み、それを貫くことへの誇りを改めて強く感じました」\n\nまた馬田は、KDDIが掲げている「命をつなぐ・暮らしをつなぐ・心をつなぐ」という「3つのつなぐ」について次のように話します。\n\n「『3つのつなぐ』の重要性を、今回身をもって体感しました。災害時に通信がつながることで『命』をつなぐことができます。また、被災地のこれからの『暮らし』をつなぐことも大切です。北陸総支社は、地域のボランティア活動やマルシェの購買支援などを実施し、今後も被災者の『心』をつないでいきます」\n\nKDDIはこれからも『つなぐ』という重大な使命を果たし、ひとつひとつ、被災地の未来をつないでいきます。\n" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": 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"被災地のお客さまのもとへ「車両型出張auショップ」出動の裏側 令和6年能登半島地震の現場から", "url": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00116/", "target": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "連載記事④" }, "link": { "type": "link", "name": "空からつながるStarlink700台で被災地の通信復旧を支援 令和6年能登半島地震の現場から", "url": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00117/", "target": "" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/enhancing-power/article00109/index.json", "url": "/enhancing-power/article00109/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "5G Sub6エリア拡大。KDDIのつながり続ける通信への追求", "description": "近年、動画配信サービスや音楽ストリーミングサービスなどのトラフィックが伸び、加速の一途をたどっている高速大容量通信「5G」へのニーズ。このニーズに応えていくために、 5Gエリアの整備を進めてきたKDDIは現在、5G専用ネットワーク「Sub6」の基地局数が国内キャリア最多となっています(※1)。さらに電波出力の向上やアンテナ角度の適正化など、技術力を駆使した品質向上の取り組みを着実に行うことで、途切れず高速な通信環境も実現しています。 ※1 総務省「第5世代移動通信システムの導入のための特定基地局の開設計画」令和5年度 第二四半期末時点。", "template": "", "templateHTML": "", "topicPath": [], "etc": [ { "key": "category", "value": "つなぐチカラを進化させる" }, { "key": "OGImage", "value": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00108/assets/thumbnail_discover_1.jpg" }, { "key": "datetime", "value": "2024/08/09" }, { "key": "thumbnail", "value": "./assets/thumbnail_108.jpg" } ] }, "contents": [ { "component": "hero", "component_label": "ヒーロー部", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/kv_108.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-header", "component_label": "記事タイトル", "data": { "id": "enhancing-power", "categoryLink": { "type": "link", "name": "enhancing-power", "url": "/enhancing-power/", "target": "" }, "date": { "type": "text", "text": "2024.08.09" }, "titile": { "type": "text", "text": "5G Sub6エリア拡大。KDDIのつながり続ける通信への追求" }, "tags": [ { "type": "text", "text": "#5G" }, { "type": "text", "text": "#ネットワーク・エリア" }, { "type": "text", 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{ "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● Sub6基地局数が国内移動体通信事業者最多<sup>*2</sup>に。5Gならではの快適な通信サービスを提供" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "<small>*2総務省「第5世代移動通信システムの導入のための特定基地局の開設計画」令和5年度 第二四半期末時点。</small>\n\n2020年3月から都市部を中心にサービス提供がスタートした5G。総務省の発表によると、全国の5G人口カバー率は2023年3月末時点で96.6%に達しています。また、コロナ禍を経て、動画配信サービスなどのトラフィックが伸び、5Gのニーズは加速の一途をたどっています。\n\n5G導入期において、KDDIではどのような取り組みが行われてきたのでしょうか。KDDI コア技術統括本部の木下敦史は、次のように説明します。\n" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img1.jpg", "alt": "KDDI株式会社 コア技術統括本部 エリア企画室 エリア企画G 木下敦史", "text": "KDDI株式会社 コア技術統括本部 エリア企画室 エリア企画G 木下敦史" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「5G普及期を見据えて、主に2つの取り組みを実施してきました。1つは、4Gで使用していた周波数を5Gに転用し、エリア展開を実施することで5Gエリアの土台部分を早期に構築すること。特に、生活動線となる鉄道路線や商業地域を重点的に整備することで、より多くのお客さまに5Gを体験していただくことを目指しました。もう1つは、5G専用ネットワークであるSub6の基地局を増やすこと。現在、KDDIでは、国内移動体通信事業者最多となる約3.9万局のSub6基地局を展開しています」(木下)\n\n5Gで使われる周波数帯は、「4G周波数を転用したもの」と「Sub6」と呼ばれる6GHz未満の周波数帯、「ミリ波」と呼ばれる28GHz帯の3つに分かれます。4G転用のメリットは、既存の技術を応用できエリアをカバーしやすい点。一方で、Sub6やミリ波は周波数帯を広く確保できるため、より高速な通信が可能になるといったメリットがあります。\n" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img2.jpg", "alt": "KDDIの5G展開方針", "text": "KDDIの5G展開方針" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「5Gならではの利用シーンに対応していくには、Sub6の整備が欠かせません。これまで整備してきた4G転用の5Gエリアを強化する形でSub6エリアを展開することで、5Gならではの高速大容量なサービスを提供できると考えています」(木下)" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● わずか7カ月でSub6エリアを従来の2.8倍まで拡大<sup>*3</sup>" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "<small>*3:2024年5月末時点の関東エリアにおける数値(同年1月末比、KDDI調べ)</small>\n\nSub6基地局を拡充してきたものの、KDDIではこれまでその出力を制限し、アンテナ角度も適正値より下げて設定していました。その理由は、割り当てられたSub6の周波数帯が、衛星通信事業者と干渉してしまうため。しかし、2024年3月末で衛星通信事業者が地球局の移転を完了し、干渉条件が緩和されたことにより、風向きが変わってきました。KDDI コア技術統括本部 エキスパートの小田成司は、衛星通信事業者との調整について次のように振り返ります。\n" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img3.jpg", "alt": "KDDI株式会社 コア技術統括本部 技術企画本部 電波部 エキスパート 小田成司", "text": "KDDI株式会社 コア技術統括本部 技術企画本部 電波部 エキスパート 小田成司" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「衛星通信事業者様との干渉が起きていたのは、当社だけではありません。より快適な通信サービスを提供するために、国内移動体通信事業者4社が一体となり、業界として衛星通信事業者様との調整を進めていったのです。結果として、衛星通信事業者様にご協力いただき、2024年3月末で地球局の移転が完了。Sub6本来のポテンシャルを発揮できる環境が整いました」(小田)\n\nエンジニアチームは、地球局の移転完了に先駆け、2023年11月から準備を進め、移転完了後の2024年4月から5月末にかけて一気にSub6基地局の出力アップを実施しました。その結果、関東地方のSub6エリアは2.8倍に、全国のSub6エリアは1.5倍に拡大しました。(2024年5月末時点の関東エリアにおける数値。同年1月末比。KDDI調べ。)\n前例がないほどの短期間でエリア拡大が実現できた背景について、KDDI コア技術統括本部の若林 賢はこのように明かします。\n" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img4.jpg", "alt": "KDDI株式会社 コア技術統括本部 技術企画本部 システム戦略G 若林 賢", "text": "KDDI株式会社 コア技術統括本部 技術企画本部 システム戦略G 若林 賢" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「エリア拡大の実現につながった一番の要因として、5G導入期からSub6基地局を地道に増やしていったことが挙げられます。衛星通信事業者様との干渉が緩和されると同時に、抑制していた出力を上げれば、Sub6エリアのカバー率を一気に広げることができると見込んでいました」(若林)" } } }, { "component": "article-detail-body-image", 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"3Gや4Gが実現したとき、世の中には新しいサービスが次々登場しました。そこには、誰も想像していなかったようなサービスも含まれており、今やそれらのサービスは日常生活に溶け込み、“当たり前”になりつつあります。\n\n「5Gの時代も同様に、これまで想像しなかったようなサービスが当たり前になっていく可能性は高いでしょう。通信を通してやりたいことが実現できるよう、多様化するサービスに対応できるネットワークをつくっていくことが、私たちのエンジニアの使命でありモチベーションだと思っています」(若林)\n\n今や通信は、日常に欠かすことのできないライフライン。5Gの本格普及により、リアルタイムでのVR体験や、完全自動運転、スマートシティの実現など、通信でできることは格段に広がっていくはずです。それらが当たり前に存在する世の中をつくっていくために、KDDIはこれからも5Gエリアの拡大や通信品質の改善を重ね、「つながり続ける通信サービスの提供」を実現し、「通信品質でお客さまに選ばれるau」を目指します。\n" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img10.jpg", "alt": "", "text": "「通信を通して誰もがやりたいことを実現できる世の中に」インタビュイーの写真" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/enhancing-power/article00108/index.json", "url": "/enhancing-power/article00108/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "夢と、好奇心と、ともに未来へ。 ~次世代アーティスト活動支援の取り組み~", "description": "KDDIは「誰もが思いを実現できる社会をつくる」ことを目指し、未来への様々な取り組みを行っています。 Eggsとともに取り組む次世代アーティストの活動支援「Eggs Pass」もその一つです。これからの未来を支えるアーティストを育成することで、多様な音楽があふれる未来をつくりたいと願っています。 次世代アーティストの一角を担う、大阪発4ピースバンド・606号室へのインタビューを通して、取り組み内容を掘り下げます。", "template": "", "templateHTML": "", "topicPath": [], "etc": [ { "key": "category", "value": "未来人財を育てる" }, { "key": "OGImage", "value": "https://tobira.kddi.com/for-future/article00102/assets/a102_ep_thum.jpg" }, { "key": "datetime", "value": "2024/08/08 13:30" }, { "key": "thumbnail", "value": "./assets/a102_ep_thum.jpg" } ] }, "contents": [ { "component": "hero", "component_label": "ヒーロー部", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/eggs960x456.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-header", "component_label": "記事タイトル", "data": { "id": "for-future", "categoryLink": { "type": "link", "name": "for-future", "url": "/for-future/", "target": "" }, "date": { "type": "text", "text": "2024.08.02" }, "titile": { "type": "text", "text": 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"+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 企業目線の提案ではなく、一人ひとりの思いをすくい取った展示へ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIは、2025年4月に開幕する大阪・関西万博の未来社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博・未来の都市」にプラチナパートナーとして協賛し、「Society 5.0 <sup>*1</sup> と未来の都市」のエリアで株式会社日立製作所(以下、日立製作所)とともに共同展示を行います。\n\n<small>*1:政府が提唱する新しい社会のあり方。狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く「人間中心の社会」を指します。Society 5.0では、サイバー空間とフィジカル(物理)空間を高度に融合させて、Society 4.0では十分ではなかった知識や情報を共有し、さまざまな社会課題解決と経済発展との両立の実現を目指します。</small>\n\n展示の土台となるのが、2023年度にKDDIが行った「意見収集活動」です。KDDIでは、子どもや若年世代を未来の担い手である「未来人財」ととらえ、彼らが考える「理想の未来」への意見や思いを反映させ、「未来の都市」の展示を表現しようとしています。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img1.jpg", "alt": "生活者(関西大学の学生)とのワークショップの様子", "text": "生活者(関西大学の学生)とのワークショップの様子" } } }, { "component": 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"「今回の展示では、『誰もが思いを実現できる社会』を、来場者のみなさんの意思や思いをくみ取って表現したいと考えています。社会課題は大きな言葉で一括りにされていますが、その実態は幅広く、例えば『少子高齢化』1つをとっても生活者一人ひとりが自分の目線で課題感や思いを抱いています。その多様性を取り入れるためには、我々企業の目線で未来を描くのではなく、一人ひとりの声を集めて描くことが重要だと考えました」(真銅)" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● ワークショップの目的は意見収集と未来人財の支援" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "各ワークショップの企画・実行を担当したKDDI ブランドマネジメント部 大阪・関西万博準備室の大畠亮介はこう話します。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img4.jpg", "alt": "KDDI株式会社 渉外・コミュニケーション統括本部 ブランド・コミュニケーション本部 ブランドマネジメント部 大阪・関西万博準備室 大畠亮介", "text": "KDDI株式会社 渉外・コミュニケーション統括本部 ブランド・コミュニケーション本部 ブランドマネジメント部 大阪・関西万博準備室 大畠亮介" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「今回は、社会課題を考える切り口として、SDGsのゴールを切り口に課題を設定しました。SDGsを議論のフレームに選んだのは、それを達成するための戦略としてSociety 5.0が位置付けられており、子どもたちも学校で教わって共通言語となっているからです」(大畠)\n\n小学生を対象とするワークショップでは、自分たちが考えた未来の絵のプレゼンを行いました。各グループの中にはKDDIの社員が参加し子どもたちの目線に寄り添って議論をサポートしました。\n\n中学生のワークショップでは、擬人化された動物たちが躍動する墨絵の国宝『鳥獣戯画』の表現を用いて発想をイメージ化しました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img5.jpg", "alt": "未来の絵を描く子供たち © 2024 Nowadays Cho-ju-Giga Art Project / KDDI / KCJ GROUP", "text": "未来の絵を描く子供たち © 2024 Nowadays Cho-ju-Giga Art Project / KDDI / KCJ GROUP" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「実は、このワークショップには、万博展示のための意見収集だけでなく、その過程を通じて、『未来人財の支援』にも貢献したいという思いがありました。子どもたちのワークショップで大人との対話を設けたのは、そのためでもあります」(大畠)\n\n一方、関西大学、KDDI総合研究所、情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)で行われたワークショップでは、KDDI DIGITAL GATE <sup>*2</sup> のファシリテートのもとさまざまな意見交換を行い、各個人が描く近未来を新聞で表現するといった形で、それぞれの思いや意見を収集しました。\n\n<small>*2:KDDI DIGITAL GATE\nアイデアの仮設具体化から検証・改善までのプロセスを通して事業グロースまで視野に入れた事業創出やDXの推進をサポートするKDDIのサービス機関\n <a href=\"https://biz.kddi.com/digitalgate/\">KDDI DIGITAL GATE | KDDI株式会社</a></small>" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img6.jpg", "alt": "CIAJメンバーとのワークショップ", "text": "CIAJメンバーとのワークショップ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "このように実施した各ワークショップから収集した、未来を考える生活者一人ひとりの発想の中には、想像を越えるものもあったと振り返ります。\n\n「大学生からは、政治家がマニフェストで示した社会をメタバースの世界で表現することによって、政治への参加意識を高めようとするアイデアが生まれました。政治への無関心に対して自身も課題感を持つ、大学生ならではの視点で、新鮮な発想であったと思います」(真銅)" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img7 .jpg", "alt": 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"component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img9.jpg", "alt": "考えた未来を発表する中学生 © 2024 Nowadays Cho-ju-Giga Art Project / KDDI / KCJ GROUP", "text": "考えた未来を発表する中学生 © 2024 Nowadays Cho-ju-Giga Art Project / KDDI / KCJ GROUP" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "一方で社会人からは、「実現可否を問わず発言できたことがうれしかった」「未来を語ることに、とてもワクワクした」「普段は接することのない人の視点を知れて楽しかった」といった感想が寄せられました。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 2025年、そして2030年への思い" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "2025年4月の大阪・関西万博開幕まで1年を切りましたが、KDDIは今後も引き続きさまざまな方たちの意見や思いを収集しながら展示への反映を進めていきます。最後に、万博とさらに先の2030年以降に向けて、2人は次のように展望と思いを語ります。\n\n「理想の未来を議論する際に、社会課題解決のために、真剣に議論する様子から2030年に向けて前進している手応えを得ました。それをしっかり受け止め、2025年、2030年と形にしていかなければいけないのだと、また気持ちが引き締まりました」(大畠)\n\n「社会課題の解決は企業1社の技術だけではなく、さまざまな企業との連携によって、実現されていくものだと思います。「未来の都市」では企業・組織や業界の垣根を越えて、さまざまな知見やアイデアを掛け合わせて生まれたデジタルイノベーションや、新たな価値を実証します。来場者の皆さまには、さまざまな問いを投げかけ、未来の都市像を共に考えていただく機会を提供していきたいと思っています」(真銅)\n\nKDDIは、今回の意見収集活動を通じて得られた「理想の未来」への多くの意見や思いを大阪・関西万博の展示で表現し、KDDI VISION 2030で掲げている、「誰もが思いを実現できる社会」に向けて前進していきます。そして、今回の出展を1つのきっかけにして、今後も生活者目線での社会課題解決と未来人財の支援・育成に取り組んでまいります。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img10.jpg", "alt": "中学生とのワークショップ © KDDI / KCJ GROUP", "text": "中学生とのワークショップ © KDDI / KCJ GROUP" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "©Expo 2025" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "連載記事①" }, "link": { "type": "link", "name": "デジタルツインで実現する、誰もが思いを実現できる「未来の都市」―大阪・関西万博で日立製作所と共創", "url": "https://tobira.kddi.com/society/article00080/", "target": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "連載記事②" }, "link": { "type": "link", "name": "KDDIが大阪・関西万博で描く未来の都市「未来は自分たちで変えられる」", "url": "https://tobira.kddi.com/for-future/article00110/", "target": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連ページ(外部サイト)" }, "link": { "type": "link", "name": "大阪・関西万博「未来の都市」 | KDDI株式会社", "url": "https://www.kddi.com/expo2025/", "target": "" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": 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"article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 大切な家族をみまもる多様なサービス" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDI サービス開発部の楊 帥は、「みまもり」を実現する「au HOME」のサービスは4つあると説明します。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img3.jpg", "alt": "KDDI株式会社 パーソナル事業本部 サービス・商品本部 サービス開発部 楊 帥", "text": "KDDI株式会社 パーソナル事業本部 サービス・商品本部 サービス開発部 楊 帥" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "①\t外出時の行動をみまもる「あんしんウォッチャー」\n小型のGPS端末である「あんしんウォッチャー」は、家族に持ち歩いてもらったり、大切なモノにつけたりすることで、スマートフォンから居場所を確認できます。例えば1人で通学している子どもが「あんしんウォッチャー」を持ち歩くことで、家族は現在地や移動履歴を把握できるようになるので安心です。\n\n②\t部屋の状態や人の動きをみまもる「かんたん見守りプラグ」\n「かんたん見守りプラグ」はさまざまなセンサーを内蔵しています。コンセントに挿すだけの手軽さで難しい初期設定を必要とせず、周辺の人の動きや部屋の温湿度、部屋の照度、使用電力量を検知できます。\n\n「例えば、離れて暮らしているご高齢の家族の部屋の状況をスマートフォンで把握できます。人の動きがない、部屋が明るくならない、つないでいる家電を使っていないといった異常を検知することで、適切な対応がとれるようになります。遠隔地の家族だけではなく、同居しているご高齢者の部屋にかんたん見守りプラグを設置して、その動向をみまもるという使い方も可能です。自分が外出しているときにご高齢の家族が1人で自宅にいるような場合でも、スマートフォンから無事を確認できるというわけです」(楊)\n\n③\t部屋の様子を見ながら楽しく会話「ネットワークカメラ03」\n「ネットワークカメラ03」を使えば、外出先からカメラを通して部屋の様子を確認できます。スピーカーとマイクを内蔵しているため、家族やペットの様子を見ながら会話もでき、「たのしい」を実感できます。\n\n④\t家電を遠隔から便利に操作「赤外線リモコン02」\nスマートフォンから「赤外線リモコン02」に対応した家電 (エアコン、テレビ、照明など) を遠隔で操作することができるほか、温度・湿度・照度もわかるようになります。Googleアシスタント、Amazon Alexaに対応したスマートスピーカーと連動させることで、声で家電のオン/オフが可能になります。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": 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"+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "その1つが、「閉め出しトラブル対応」です。スマートロックおよびスマートフォンの電池切れや機器の不良で外部から解錠できなくなった場合に、サポートに連絡することで専門業者が無料で駆けつけて解錠するサービスを提供しています。\n\nまた「セコム駆けつけサービス」の提供も大きな特徴です。これは、外出先で不審な解錠を検知した場合など、自宅の状況が心配なときに、「au HOMEアプリ」から要請して警備会社(セコム)の対処員と同行して帰宅したり、自宅の様子の確認を依頼できたり、さらなる「あんしん」を実現します。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img6.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「あんしんスマートロック」は、Bluetoothでスマートフォンと接続して動作しますが、Bluetoothの動作はスマートフォンの機種によって微細な違いがあります。\n\n「開発にあたっては、auが提供する約130機種のスマートフォンについて動作を検証しました。お客さまが実際に利用開始したとき、思ったとおりに動作しないという事態を避けたかったからです。特に、施錠し忘れた場合に通知が届く『閉め忘れ通知』機能では、機種ごとに500メートル離れて正常に動作するかを複数回にわたって検証しました」(齋藤)\n\n「あんしんスマートロック」は、先述したGPS端末「あんしんウォッチャー」との連携も可能です。鍵を持っていない子どもが帰宅したとき、本体ボタン長押しで解錠することができ、解錠後に一定時間が経過すると自動施錠する「オートロック」機能で、帰宅後の安全や、外出先にいる家族に確実な安心をお届けします。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● LTE通信や「人」の力を生かしたサービスを拡充" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "こうしたIoTデバイスは、KDDI以外の企業からも数多く販売されています。しかし、KDDIだからこそ実現できることがあります。\n\n「KDDIのIoTデバイスのポイントのひとつが、auのLTEネットワークを利用して通信できるところです。Wi-Fi通信環境がなくても、すぐにご利用いただけます <sup>*1</sup>」(楊)\n<small>*1:auのLTEネットワークでご利用いただけるデバイスは「あんしんウォッチャー」と「かんたん見守りプラグ」のみです。</small>\n\nこれを受け海老沼は、「au 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"全国で若い世代が減り、少子高齢化は加速の一途をたどっています。人口減少は地域社会の「担い手」を不足させ、経済や産業の停滞につながります。移住者の受け入れを計画しても、圧倒的な強みを持つ地域は多くなく、差別化が難しいのが現状です。\n\nそうした中、総務省は地域との関わりを持つ「関係人口」に着目し、関係人口の増加が、担い手不足解消の一助になると提唱しています。例えば、福島県は「転職なき移住」を見据えた関係人口創出を進めており、高い専門性や地方貢献意欲を持つ個人と県内事業者をマッチングする「パラレルキャリア人材共創促進事業」を2020年度から実施してきました。\n\nまた、KDDIでも都市部の企業人材および自社の持つアセットを活用し、ビジネスを使った地域の担い手不足や産業活性化への課題解決に貢献するべく、「地域サポーター制度」を2021年度に発足しました。ノウハウを蓄積しながら「地域×企業人材」の取り組みを積極的に行い、関係人口の創出に力を入れています。\n\nそして2023年8月、これまでのノウハウを活用し、KDDIと福島県の両者の思いが合致した「KDDI×ふくしまチャレンジマッチング」事業が始まりました。一度きりの関わりではなく、地域の課題解決に持続的に関わる仕組みをもつこの取り組みは、関係人口の創出に有効だとKDDIは考えます。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img1.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "今回はKDDIと福島県が「KDDI×ふくしまチャレンジマッチング」を始めた思いや、実際にプロジェクトに参加した農業生産法人のAPJ株式会社(福島県喜多方市)との取り組みについて紹介します。\n\n福島県の担当者や地域企業の経営者から「関係人口創出と地域課題解決へ、KDDIは積極的な姿勢で貢献している」と評価され、参加した社員からも「福島県は第2の故郷になった」と好評の本プロジェクトは、どのような成果を生み出したのでしょうか。" } } } ] } } }, { "component": "link-block", "component_label": "記事へのリンクブロック", "data": { "id": "", "sublinks": { "type": "Sub Components", "contents": [ { "component": "link-item", "component_label": "+記事へのリンク", "data": { "id": "", "link": { "type": "link", "name": "KDDIと福島県が目指す、新たな地域共創モデル", "url": "/society/article00082/story1.html", "target": "" }, "storyNo": { "type": "text", "text": 1 }, "thumbnail": { "type": "image", "url": "./assets/thumbnail_s1.jpg", "alt": "", "text": "" }, "layout": { "type": "select", "text": "左に画像" } } }, { "component": "link-item", "component_label": "+記事へのリンク", "data": { "id": "", "link": { "type": "link", "name": "ベンチャー農業法人とKDDIがマッチング―100年後も豊かな豆畑を残すために", "url": "/society/article00082/story2.html", "target": "" }, "storyNo": { "type": "text", 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"2025年4月に開幕する2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)。KDDIは、大阪・関西万博の未来社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博・未来の都市」にプラチナパートナーとして協賛し、「Society 5.0 <sup>*1</sup> と未来の都市」のエリアで株式会社日立製作所(以下、日立製作所)とともにデジタルツイン <sup>*2</sup> を用いた共同展示を行います。出展に向けたKDDIの思いや、共創の意義について、両社の担当者に話を聞きました。\n\n<small>*1:政府が提唱する新しい社会のあり方。狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く「人間中心の社会」を指します。Society 5.0では、サイバー空間とフィジカル(物理)空間を高度に融合させて、Society 4.0では十分ではなかった知識や情報を共有し、さまざまな社会課題解決と経済発展との両立の実現を目指します。</small>\n<small>*2:「デジタルツイン」とは、フィジカル空間(実世界)とサイバー空間(仮想空間)を結び付けて現状分析や将来予測を行うことで、人々の生活の利便性向上やさまざまな社会課題解決に貢献します。</small>" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 「KDDI VISION 2030」を実現した未来社会のエキシビションの場" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「大阪・関西万博に来場する皆さまは、未来に対する期待感を持っていらっしゃいます。誰もが思いを実現できる、ワクワクするような未来を日立製作所さんと一緒に表現し、新しい体験を来場者の皆さまへお届けしたいと考えています」と話すのは、KDDI ブランドマネジメント部 部長の坂本伸一です。\n\n「KDDIではグループ全体の2030年に向けたメッセージとして『「つなぐチカラ」を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。』という『KDDI VISION 2030』を掲げています。このビジョンはさまざまな社会課題解決を目指すKDDIの姿勢を表現したものであり、大阪・関西万博の展示で具現化していきます。Society 5.0の世界では、通信が生活に溶け込んだ社会になっているでしょう。その通信をしっかりと提供していくこと、それに加えて、通信を基軸にデジタルツインを活用して生活者の課題・社会課題を解決し、これまで諦めてきたことやできないと思っていたことを実現できるようにすることが、KDDIの役割だと思っています」(坂本)" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img1.jpg", "alt": "KDDI株式会社 ブランド・コミュニケーション本部 ブランドマネジメント部 部長 坂本伸一", "text": "KDDI株式会社 ブランド・コミュニケーション本部 ブランドマネジメント部 部長 坂本伸一" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "今回の展示で表現するSociety 5.0の世界で、一人ひとりの思いを実現するために、KDDIが重視するのが「KDDI Digital Twin for All」という概念です。\n\n「KDDI Digital Twin for 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"「数十年にわたって使用される社会インフラは、設計時点でのニーズに加えて、将来を先取りしたものでなくてはなりません。2030年から先にあるSociety 5.0の社会像を問う大阪・関西万博では、『あるかもしれない多元的な未来を想像してみる』ことから始めました。従来の万博では『これが未来です』と、展示者側が描く世界観を展示する方法が一般的でしたが、今回の私たちの展示では『来場者が未来を選ぶ』という点で、異色な展示になると思います。未来に対する思いは、一人ひとりで異なります。ただ見てもらうだけではなく、来場者の皆さまが考え、異なる未来への期待や可能性に出会える展示にしたいのです。来場者の皆さまの想像力は、きっと私たちを超えていくでしょう。私たちは、皆さまの想像力をつなげていきたいと考えています」(福丸さん)\n\nまた、日立製作所 グローバルブランドコミュニケーション本部 日本担当コーポレートコミュニケーション部 大阪・関西万博推進プロジェクトの安井智美さんは、「日立製作所の仕事は、一般の市民の皆さまの目に触れにくいものが多く、縁の下の力持ちのような存在です。子どもから大人までが利用し、社会に向けて開かれているKDDIさんの通信、コミュニケーションの技術や経験と、日立製作所の技術や経験が組み合わさることで、新しさと一貫性の両面がある未来の都市の姿を描けると考えています」と話します。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img4.jpg", "alt": "株式会社日立製作所 グローバルブランドコミュニケーション本部 日本担当コーポレートコミュニケーション部 大阪・関西万博推進プロジェクト 安井智美さん", "text": "株式会社日立製作所 グローバルブランドコミュニケーション本部 日本担当コーポレートコミュニケーション部 大阪・関西万博推進プロジェクト 安井智美さん" } } }, { "component": "article-detail-body-title", 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"「Society 5.0は、人間中心の人に寄り添う社会です。そして、未来がどうあってほしいかという問いに対し、思い浮かべるものは人それぞれです。『未来の都市』の展示を通じて、どのような未来が訪れるのか、来場する方々の一人ひとりにワクワクしていただきたいと思います」(坂本)\n\n「『正解』の探求ではなく、議論し合うこと、お互いの価値観や思いに真摯に向き合うことが良い成果につながるはずです。大阪・関西万博という場を使って共創の輪を広げ、万博でしか表せないものを表現していきたいと思います」(伊藤さん)\n\nKDDIは、日立製作所との共創による大阪・関西万博への出展によって、KDDI VISION 2030の実現を加速させ、誰もが思いを実現できる社会につなげていきます。また、今回の出展を契機に、今後もさまざまパートナーの皆さまとともに新たな価値の創出を目指します。" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "連載記事①" }, "link": { "type": "link", "name": "子どもや若年世代とともに考える理想の「未来の都市」―大阪・関西万博への出展に向けた意見収集活動", "url": "https://tobira.kddi.com/society/article00083/", "target": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "連載記事②" }, "link": { "type": "link", "name": "KDDIが大阪・関西万博で描く未来の都市「未来は自分たちで変えられる」", "url": "https://tobira.kddi.com/for-future/article00110/", 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"KDDIグループは、企業理念の中で「全従業員の物心両面の幸福を追求」することを掲げ、社員の働きやすい環境づくりに注力しています。2020年に策定した中期経営戦略でも、経営基盤強化のための主要テーマに「人財ファースト企業への変革」を盛り込み、取り組みを進めてきました。\n\n具体的には「新人事制度の浸透」「KDDI版ジョブ型人事制度によるプロ人財育成」「社員エンゲージメントの向上」の三位一体改革に取り組んでいます。中でも社員エンゲージメントの向上に関しては、全社的なエンゲージメントサーベイの導入などによるデータドリブンな取り組みや、現場のアクションを後押しするような施策を行っています。\n\n今回は、全社のエンゲージメント施策を主導している社員と、現場で実際にエンゲージメント向上に取り組み、高いスコアを維持する組織に所属する社員による座談会を実施し、それぞれの立場からの意見を聞きました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img1.jpg", "alt": "KDDIが取り組む「エンゲージメント全体像」", "text": "KDDIが取り組む「エンゲージメント全体像」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● なぜKDDIはエンゲージメント向上に取り組むのか" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―まず、ご自身の所属とエンゲージメント施策との関わりについてお聞かせください。<br><br>木川田: 人財開発部でグループリーダーをしています。全社のエンゲージメントを向上することをミッションに、社員一人ひとりが生き生きと働くことができるように、各組織へのサポートを行っています。<br><br>人事本部では、エンゲージメントサーベイをはじめとした勤怠や社員の専門性、スキルなどのHR関連データを基にして、人事制度や施策へとスピーディーに反映できる体制の構築にも取り組んでいます。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img2.jpg", "alt": "KDDI株式会社 コーポレート統括本部 人事本部 人財開発部 木川田めぐみ", "text": "KDDI株式会社 コーポレート統括本部 人事本部 人財開発部 木川田めぐみ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "井上: 私は、auやUQ mobileといったKDDIにおけるモバイル事業の契約管理を行うシステムの開発や保守運用を担当している組織で、グループリーダーをしています。グループリーダーの立場から、全社的にうたっているエンゲージメント向上のためのアクションを現場に落とし込み、単に掛け声で終わらない取り組みを意識しています。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img3.jpg", "alt": "KDDI株式会社 技術統括本部 情報システム本部 基幹システム2部 井上 遼", "text": "KDDI株式会社 技術統括本部 情報システム本部 基幹システム2部 井上 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エンゲージメント向上に取り組む背景には、人財ファースト企業への変革というテーマがあります。これは、「人」という資本(リソース)を第一に考え、社外でも通用するプロ人財を育成・強化する取り組みです。それによって、挑戦心があふれる風土を醸成し、イノベーションの創出をすることで、社会の持続的成長への貢献を目指しています。\n\nエンゲージメント向上では、人財ファースト企業への変革を通じて、一人ひとりが生き生きと楽しく働くことを重視しています。仕事の成果、自分自身の成長、やりがいを実感しながら働くことで、社員と会社がwin-winの関係性でともに成長することができると考えています。\n\nその第1ステップとして、まずは現状を把握することが大切です。現状を把握することで、どのようなアクションをすべきかを考えることができるようになります。そのため、KDDIでは2019年11月から四半期ごとに「エンゲージメントサーベイ」を実施しています。\n\n井上: エンゲージメントサーベイは、全社平均と自組織の結果を比較することで、組織の状態や強みを客観的に可視化することができており、現場にとっても非常に有効な情報だと感じています。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img5.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● キーワードは「主体的」―多忙な現場のアクションを後押しする仕組み" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―エンゲージメントを高めていくために、必要なことは何でしょうか。\n\n木川田: エンゲージメントサーベイは、社員の秘めた思いや考えなど、普段は目に見えないものや、把握しきれないものを可視化します。ただし、可視化されるデータは氷山の一角にすぎません。見えない部分を各現場で対話を通じて深堀し、改善に繋げていくことが必要です。人事本部では、その気付きのきっかけづくりや持続的な取り組みのサポートを行っています。\n\n例えば、組織体制の変更や、業務負荷の高まりによって、エンゲージメントにネガティブな変化が生じることがあります。そういった一時的な要因に左右されないためには、日頃からの継続的なアクションが必要です。\n\nとはいえ現場は各部署の業務に追われ、エンゲージメント向上のためのアクションに時間を割くのが難しいのが実状です。そこで、アクションの計画と実行をサポートするための「スコアギャップシート」や「マネジメント・インサイト」など、サーベイ結果の示唆を各組織リーダーへわかりやすく伝える施策を行っています。\n\n「スコアギャップシート」では、20項目以上あるエンゲージメントを構成する要素について、全社平均と比較し、強みや弱みがどこにあるのか、前回からの変化点をまとめています。\n\n「マネジメント・インサイト」では、エンゲージメントサーベイ結果や勤怠データに加え、各社員のスキル保持状況など、働き方や人財育成に関連するデータを1つにまとめて提供しています。点在するデータを一元化することで現場リーダーの負荷を減らし、関連性のあるデータを複合的に見ることで、気付きを得てもらう仕組みとしています。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img6.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "井上: エンゲージメントサーベイの結果を見て一喜一憂するというよりも、サーベイ結果の各種要素と「マネジメント・インサイト」で得られる事実情報との相関をつかむことが、日々現場で行っていることの効果や課題をとらえる指標として、非常に有用だと考えています。\n\n門出: エンゲージメントサーベイに回答すると、前回からの変化も見えるのがポイントですよね。「ああ、こういうときに自分はエンゲージメントが高まるのか」と自己分析的に使うことによって、主体的に業務へと取り組むきっかけになると感じています。\n\n木川田: 門出さんが話したように、エンゲージメントにおいて重要なのは「主体的であること」です。エンゲージメントサーベイの結果を基に一人ひとりが、自分の状況や組織の状態をジブンゴトとして捉えられるようになればと考えています。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 挑戦しやすい環境をつくる現場での主体的な取り組みとは" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―基幹システム2部は全社の中でもエンゲージメントスコアが高い組織だと伺っています。働いている中で感じる組織の特徴や、どのような取り組みをしているのかお聞かせください。\n\n井上: 個人的な考えとして、楽しむことで仕事の質が高まるという思いを持っています。そのため「エンゲージメントを高める」ことを目的にアクションするというよりも、「いかに楽しく仕事をできるか」この点を念頭に置いています。その上で重要だと考えているのがエンゲージメントの指標のひとつでもある「挑戦する風土の醸成」と「コミュニケーションの強化」です。\n\n基幹システム2部では、与えられた仕事を「こなす」のではなく、小さいことでも何か変化や工夫といった挑戦を加えることでジブンゴト化し、担当業務に「やりがい、楽しさ」を持ってもらいたいと考えています。新しい大きなことを始めることだけが「挑戦」ではなく、例えばルーティン化された業務でも、業務効率化を実現するなど、自身が何らかの価値やプラスの変化を生み出す体験をすることで、別の業務でも「主体性」を持った行動につながっていくはずだという考えです。\n\n「コミュニケーションの強化」についてはグループとして特に意識しており、個人的にも日々の会話や1on1で、メンバー間の支援状況やキャリアプランと現業務のつながりを気にかけるようにしています。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img7.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "門出: 基幹システム2部が所属する情報システム本部には、「挑戦する風土の醸成」というテーマに直結する施策がありますね。「情シスラボ活動」という「誰でも挑戦できる環境づくり」を行っている施策です。これは「挑戦の機会が減っているのではないか」といった気付きもあって始まったそうです。<br><br>井上: この施策は「気負いせずに新しい技術にチャレンジできる環境をつくる」「実際に手を動かして仲間たちと切磋琢磨する」といった目標を掲げて、勉強やノウハウ、やってみて気付いたことなどのチャレンジ成果を発信する機会を提供しています。これにより、まだスキルを持っていない社員や、チャレンジするという行動から遠ざかっている社員であっても、積極的に挑戦していこうという雰囲気が醸成されやすくなっていると思います。<br><br>門出: 「コミュニケーションの強化」という観点では、基幹システム2部は本部の中でもコミュニケーション量が多いと感じています。特に井上さんは積極的にコミュニケーションをとることで、各メンバーのやりがいを上手に引き出されていると感じます。<br><br>木川田: エンゲージメントが高い組織の特徴の1つに「コミュニケーションの絶対量の多さ」があると考えています。何かに挑戦する際にお互いが声を掛け合ってサポートしたり、失敗したとしても「失敗はしたけど、そこに新たな気付きがあったから、目指すゴールには一歩近付いたよね」と認めあったりすることで、エンゲージメントや心理的安全性が高まっています。<br><br>井上: コミュニケーションは本当に重要だと考えています。いかに能力が高いメンバーが集まっていたとしても、コミュニケーションがなければ組織としては、強い組織とは言えないと思いますね。<br><br>コミュニケーションを活発にするために、私たちのグループではチームの構造改革も行いました。従来は1チーム当たりのメンバーが多く、リーダーが全員を見切れていないことがありました。そこで、チームを増やして1チームあたりのメンバー数を少なくしました。これによりメンバー間の距離が近くなり、会話や支援がより生まれるようになりました。<br><br>そのほかには「有識者マップ」というものも作っています。「この案件はこの人が詳しい」といったことを記していて、何かあったときに相談すべき「プロ」をまとめたものです。情報をまとめたことで、新入社員や配転者の「部の人数も多く誰に聞けば良いか分からない」という悩みを解消しただけでなく、組織内のコミュニケーションも生まれやすくなりました。<br><br>木川田: 相互理解や自己効力感が高まる良い仕組みですね。<br>" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● データドリブンな施策を強化して結果を生かしたアクションへ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―今後チャレンジしたいことや、お互いに対する要望などはありますか。\n\n井上: ジョブ型人事制度が導入され、より社員の「個の力」が必要になっている中、それを足し合わせるだけでなく、掛け合わせることができるのが組織の良いところだと思います。万人受けする因子はないですが、気持ちが上がる因子は人それぞれに必ずあると考えており、それをみんなで共有しあえるような関係性を作っていきたいです。\n\n組織としてもまったく同じ状態の組織というものはなく、画一的な向上策はないため、どの組織もトライ&エラーになると思います。そのため、人財開発部を中心にさまざまな施策が進んでいますが、統計情報だけでなく、パターンに応じたケーススタディなど、アクションを共有しやすい仕組みがあるとうれしいですね。それぞれの組織での成功事例を共有できれば、もっともっとつながりが生まれて強みも生かされていくはずです。\n\nまた、どうしても要素ごとの対策になりがちになるので、スコアパターンから組織の特徴や課題分析を示唆してくれるような仕組みがあるともっと良い環境になっていくのではないかと思います。\n\n門出: やりがいやエンゲージメントを高める上では、周囲からの「感謝」が非常に重要だと思います。組織としても普段から「感謝」を言い合える環境にしていきたいですし、これが部署や本部の垣根を超えて、他の組織とも感謝し合えるような仕組みができるとうれしいです。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", 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"KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/society/article00079/index.json", "url": "/society/article00079/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "つながらないがなくなるように~スポーツの熱狂と感動を途切れさせない~", "description": "スポーツをリアルタイムに好きな場所で、好きな視聴スタイルで。その熱狂と感動を、通信技術で支えるプロフェッショナルたちがいます。 スポーツの熱狂と感動を途切れさせないために、混雑を事前に予測することでスムーズな動画視聴を実現するKDDIの取り組みをご紹介します。 つながらないがなくなるように~スポーツの熱狂と感動を途切れさせない~ ≪音楽≫寺尾紗穂", "template": "", "templateHTML": "", "topicPath": [ { "name": "<span class=\"tb-color--tsunagu\">つなぐチカラを進化させる</span>", "link": "/enhancing-power/" } ], "etc": [ { "key": "category", "value": "つなぐチカラを進化させる" }, { "key": "datetime", "value": "2024/03/22 10:00" }, { "key": "OGImage", "value": "/enhancing-power/article00089/assets/movie_thum.jpg" }, { "key": "thumbnail", "value": "./assets/thumbnail.jpg" } ] }, "contents": [ { "component": "moviearticle-header", "component_label": "動画記事タイトル", "data": { "id": "", "categoryLink": { "type": "link", 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"text": { "type": "text", "text": "特に「Starlink」は、離島や山間部、災害時の活用を含む日本の事例を海外にも紹介することで、日本中につながらない場所をなくし、「誰もが思いを実現できる社会」の実現を目指していることを発信。また、南極昭和基地からは、日本への8K映像リアルタイム伝送実証実験を含むプレゼンテーションを実施。南極の観測隊員へ手を振り、リアルタイムで会話し、どこにいてもつながる世界の実現を海外でも体感いただきました。日本での活用事例に興味を持った来場者からは、災害時の「Starlink」の活用方法や、衛星とスマートフォンの直接通信サービスの仕組みについての質問が多く集まり、世界から注目いただける結果となりました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img3.jpg", "alt": "「Starlink」を使った南極とのリアルタイム中継", "text": "「Starlink」を使った南極とのリアルタイム中継" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● FUTURE MOBILITY―車やドローン、さまざまなものがつながり新しい価値を生むモビリティ社会" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "自動車の運転席を模したコネクティッドカー・シアターを展示した「Future Mobility」ゾーンでは、KDDIが目指す、あらゆるモノを「つなぐ」ことで新たな価値を創造する挑戦を体現。\n\nKDDIでは、2019年から日本の主要な自動車メーカー各社に対して、コネクティッドサービスのためのモバイル通信の基盤「グローバル通信プラットフォーム」を提供しています。この取り組みは自動車にとどまらず、ドローンやロボットなど多様なモビリティへと広がり、これらを統合する制御技術やプラットフォームの開発にも及んでいます。このゾーンでは、「つなぐチカラ」を進化させることで、未来はどんなモビリティ体験ができるのかお客さまに想像いただく場となりました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img4.jpg", "alt": "エンジンボタンを押すと動画が始まり、未来の車に乗っているかのような疑似体験ができる", "text": "エンジンボタンを押すと動画が始まり、未来の車に乗っているかのような疑似体験ができる" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "コネクティッドカー・シアターの展示では、KDDIグループがeSIMからネットワーク、グローバル通信プラットフォーム、モバイルアプリケーションまで総合的に提供し、モビリティ社会の実現をサポートするコネクティッドサービスのソリューションを紹介。また、未来のモビリティ社会の全体像を示したサイネージでは、安全・安心なモビリティ社会を目指したテクノロジー展示も行いました。スマートフォンのGPSを利用した自動車と自転車の接近通知や、道路上でのスムーズな運行のために自動運転車両も含む自動車同士が相互に意思疎通する技術などを自動車メーカーと共創する様子をタッチパネル式動画で表現。\n\n移動手段である車が、自動運転と通信の力によって、安全・安心に移動しながら仕事やゲームができるようになるなど、新たな価値を創造します。来場者からは「通信事業者だからこそ、さまざまなものを統合したサービス提供ができるんだね」とKDDIならではの「つなぐ力」を実感いただけました。\n\nこのゾーンではKDDIグループが世界で初めて開発した水空合体ドローンも注目を集めました。これは、空を飛ぶドローンと水中を潜るドローンを合体させた機体で、橋の水中部分や船底などの点検を人に代わって行うものです。従来、水中での点検作業は、ダイバーが船で移動して、水中に潜って作業をしていましたが、安全面だけでなく、人手不足やコスト面が課題となっています。これらの課題を解決する水空合体ドローンに対して、来場者からも「Wonderful!」「水中・空中の2つのドローンを組み合わせるアイデアは思いつかなかった」といった驚嘆の声が上がっていました。\n\nまた、「KDDIはメーカーなの?」といった質問が寄せられることもありましたが、移動体験の未来を下支えしているのが通信である、という説明をすることで、「確かにそれは通信事業者だからこそできることだね」と、KDDIのつなぐチカラを基にした思いを理解していただけました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": 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{ "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img6.jpg", "alt": "新たなショッピング体験やライブ体験で、生活がより快適により楽しめるものへと変わる", "text": "新たなショッピング体験やライブ体験で、生活がより快適により楽しめるものへと変わる" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "Webメタバースでは、データをクラウド側で処理することで、読み込みやレンダリングにおいて負担をかけず、渋谷の高精細な3次元の街を快適に見て回れる技術のデモンストレーションで来場者を楽しませました。今まではアプリをダウンロードする手間やデータ更新が必要でしたが、メタバースをWebブラウザ上で展開できることによりユーザー体験が効率化され、さらなる需要を生み出すことが期待できます。\n\n「αU live」では、従来からの自由視点に加えて、生成AIによってライブ会場の背景をリアルタイムに変化させるデモンストレーションを行いました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img7.jpg", "alt": "ライブ会場は生成AI技術でかつてないほどの自由度が生まれる", "text": "ライブ会場は生成AI技術でかつてないほどの自由度が生まれる" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "また、漫画やアニメの主人公といつも一緒にいるパートナーのような知的で愛らしい存在を目指しau Design projectが開発中の「生成AIマスコットUbicot」を披露しました。Ubicotは今回、Google Geminiとの連携により英語/日本語で対話可能な仕様でMWC向けにアップデートを実施。無味乾燥なAIが日本の「かわいい」バリューを帯びたことで、「スマートフォンの次のデバイスになり得るね」という声や、会議に一緒に連れていく「相棒」的な存在として紹介されました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img8.jpg", "alt": "愛らしい存在で来場者を和ませたUbicot", "text": "愛らしい存在で来場者を和ませたUbicot" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● BORDERLESS GEN Z PLATFORM―Z世代を中心としたファンコミュニティと通信を掛け合わせたプラットフォーム" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIが提供するauのオンライン専用ブランド「povo2.0」。「BORDERLESS GEN Z PLATFORM」ゾーンでは、「povo2.0」における世界のZ世代(1990年代後期から2010年代初期に生まれた世代)をターゲットとしたビジネスモデルを発表しました。これはトッピングの仕組みをオープン化することで、通信が当たり前のインフラである社会において「通信とつながる」だけでなく「自分の好きなものに直接つながる世界」を実現できることを示しています。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img9.jpg", "alt": "ファンコミュニティと通信を掛け合わせたpovoをグローバルに展開", "text": "ファンコミュニティと通信を掛け合わせたpovoをグローバルに展開" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「povo2.0」は、月額基本料が0円で、お客さまのライフスタイルに合わせて自由に「トッピング」として購入する仕組みです。オープン化によって、KDDI以外の事業者が自社のアプリやサービスにその仕組みを組み込むことができます。例えば、映像配信サービスのアプリで、ドラマや映画を楽しみたいときに必要なデータ量をそのアプリ上で購入することが可能になります。\n\nエンターテインメントやSNSなど、スマートフォンアプリに親しんだこの世代の生活をより便利に楽しくするための仕掛けです。来場者からは「コンセプトが新しい」「povoがサブブランドの枠を超えて、日本発でグローバルに展開するのは感慨深い」という意見や、「パートナーのプラットフォームをpovoサービスに組み込みたい」といった海外パートナーとの新たな共創の機会も生まれました。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "●API DRIVEN PARTNERSHIP―新たな価値を創出する世界共通API" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIは、あらゆるシーンで通信を溶け込ませ、多様なパートナーと共に新しい価値を創出することを目指しています。その実現に向けて、通信事業者が有する通信や決済などの機能を外部へ共有することができ、外部のアプリケーション開発者がその機能を自社のアプリケーションに簡単に組み込むことができる「API」に注目しています。そのためKDDIは、主にモバイル通信事業者で構成するGSMAが立ち上げた「GSMA Open Gateway」構想に賛同し、初期メンバーとして参画しています。\n「GSMA Open Gateway」構想では、世界のモバイル通信事業者の相互連携を目指し、5Gをはじめとするさまざまな機能を提供する共通APIを定義しています。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img10.jpg", "alt": "多様なパートナーと連携し、新たな価値をお客さまへ提供", "text": "多様なパートナーと連携し、新たな価値をお客さまへ提供" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「API DRIVEN 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"今回の初出展を契機に、KDDIの存在感を世界に示しました。KDDIの技術やパートナーとの共創による海外向けサービスの推進は、当社だけではなく日本企業の海外進出を促し、日本全体を活性化させるものだと考えています。\n\nKDDIは、通信が社会に溶け込んでいく現代において、世界中のパートナーと共に生活者視点での社会変革を実現し、誰もが思いを実現できる社会への貢献を目指して、世界中で事業の推進に取り組んでいきます。" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連ページ(外部サイト)" }, "link": { "type": "link", "name": "KDDIが出展する「MWC Barcelona 2024」詳しくはコチラ", "url": "https://www.kddi.com/mwc2024/?medid=HP&serial=tobira&srcid=mwc36", "target": "" } } } ] } } }, { "component": "link-block", "component_label": "記事へのリンクブロック", "data": { "id": "", "sublinks": { "type": "Sub Components", "contents": [ { "component": "link-item", "component_label": "+記事へのリンク", "data": { "id": "", "link": { "type": "link", "name": "「Life Transformation」を世界に発信―MWC 2024で「未来を担う世代」が感じた手応え", "url": "/tsunagu/article00078/story1.html", "target": "" }, "storyNo": { "type": "text", "text": 1 }, "thumbnail": { "type": "image", "url": 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"2023年2月1日から2023年2月28日には、日本交通株式会社(以下、日本交通)、株式会社出前館(以下、出前館)、三井住友海上火災保険株式会社、 MS&ADインターリスク総研株式会社、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ自動車)の協力を得て、東京都板橋区で公道における実証実験を実施。通常業務中に、本機能を搭載したスマートフォンをご利用いただきました。\n\nその結果、業務中の運転手に車両の存在をリアルタイムにお知らせすることは、安全意識の向上や事故防止に寄与することを確認できました。\nKDDIは、本機能の社会実装に向けてさらなる技術開発、サービス開発に向けてパートナーとともに取り組んでまいります。" } } } ] } } }, { "component": "link-block", "component_label": "記事へのリンクブロック", "data": { "id": "", "sublinks": { "type": "Sub Components", "contents": [ { "component": "link-item", "component_label": "+記事へのリンク", "data": { "id": "", "link": { "type": "link", "name": "モビリティ×通信の可能性―KDDIの思い", "url": "/dx/article00077/story1.html", "target": "" }, "storyNo": { "type": "text", "text": 1 }, "thumbnail": { "type": "image", "url": "./assets/thumbnail_s1.jpg", "alt": "", "text": "" }, "layout": { "type": "select", "text": "左に画像" } } }, { "component": "link-item", "component_label": "+記事へのリンク", "data": { "id": "", "link": { "type": "link", "name": "スマホ位置情報のリアルタイム解析―KDDIの技術", "url": 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"KDDIは、2024年2月26日から29日までスペインのバルセロナで開催される世界最大規模の通信関連イベント「MWC Barcelona 2024(Mobile World Congress Barcelona 2024)」に初出展します。<br><br>今回のKDDIの展示テーマは「Life Transformation ~Enhancing the power to connect~」です。これは「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」というKDDI VISION 2030に通じる思いを示しており、生活者視点でのグローバルな社会変革を、通信を軸とした技術によって目指すというものです。<br><br>具体的な出展内容や、出展にかける思いについて、KDDI 経営戦略本部長の門脇 誠がご紹介します。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img1.jpg", "alt": "KDDI株式会社 執行役員 経営戦略本部長 門脇 誠", "text": "KDDI株式会社 執行役員 経営戦略本部長 門脇 誠" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● MWC Barcelona初出展にかける思い" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "MWC Barcelona は、モバイル通信事業者や関連企業からなる業界団体「GSM 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"component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 世界中のパートナーとの共創がグローバル事業のカギ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "2000年にDDI、KDD、IDOの合併によって誕生したKDDIのグローバル事業の歴史は古く、合併以前から国際通信事業やデータセンター事業に取り組んでいます。\n\n現在では、自動車メーカー向けのグローバル通信プラットフォームの提供、世界中で3,000以上もの企業にご利用いただいているデータセンターブランド「TELEHOUSE」の運営、ミャンマーやモンゴルでの電気通信事業など、これまでの通信サービスの経験や技術力を新興国へも展開し、グローバルでの通信プラットフォーム事業を拡大しています。\n\n「モビリティやIoTの技術が発展していくにつれて、通信はボーダレスに提供されるようになりました。KDDI自身もグローバルで提供できるサービスを拡大していく方針ですが、ボーダレスに事業を推進するにあたって、パートナー企業との共創が今後より重要になると考えています」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● MWC Barcelona 2024出展を通じて伝えたいこと" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "今回KDDIがMWC Barcelona 2024にてご紹介するのは主に次の6つの事業領域です。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "1. モビリティ・IoT向け「グローバル通信プラットフォーム」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "これまで、KDDIのモバイル通信事業では、約3,000万のモバイル回線のお客さまに対して通信サービスを提供してきました。その過程で培った技術は、自動車をはじめドローンやロボティクスなどさまざまなモビリティデバイスに通信が組み込まれた世界に生かされています。グローバル通信プラットフォームでは、モビリティデバイスの位置や状態を、24時間365日、国内外問わず監視・保守するサービスを提供しています。すでに国内含めグローバルで4,500万超<sup>*1</sup> の回線を提供しており、今後日系自動車メーカーに加え海外メーカー向けにも拡大していく予定です。\n<small>*1:2023年12月末現在の実績(SORACOM含む)</small>\n\n「3,000万のモバイル回線のお客さまの通信を24時間365日守ってきた私たちの経験と知識は、通信があらゆるものに溶け込む今後のモビリティ・IoT社会の核となると考えています。KDDIはこの安全と信頼をベースとしたモバイルの運用を最大の強みとしながら、さらにデータやAIなど様々な技術を活用することで、パートナーの皆さまに新たな付加価値をご提供するグローバル通信プラットフォームを実現してまいります」\n" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img3.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "2. 通信機能を容易に外部から利用できる「共通API」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "通信の社会への浸透を加速していくと期待されているのがAPIを介した通信・付加価値機能の外部提供です。KDDIでは、GSMAが進める「共通API」構築のための「GSMA Open Gateway」構想に早期に参画し、本人確認のためのAPIや、利用シーンに応じて所定の通信品質を保つAPIなどの開発を推進しています。これにより、通信事業者以外の企業・団体が自身のサービスやアプリケーションに通信や付加価値機能を容易に組み込むことができ、企業がその顧客とよりつながりを持ち、モノが安全につながる環境の実現が可能になります。\n\n「例えば、放送業界での映像中継では、映像を伝送するための有線ケーブルの引き回しが大変なことに加え、そのために撮影場所やアングルなどにも制約が出てしまうという課題があります。そこで、撮影用のカメラ機材に5G通信機器を装着し、5G通信で映像伝送を行うことで、これらのケーブルが不要になり、撮影準備の工数が大幅に削減されます。また、シーンに応じた最適な通信品質をご利用頂けるため、無線環境下でも安定した品質での映像配信が可能となります。このように、さまざまな業界の課題と向き合い、パートナーの皆さまとの共創を促進していきたいと思っています」" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img4.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "3. データセンターブランド「TELEHOUSE」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIが約30年以上にわたり展開しているデータセンター事業TELEHOUSEは、最先端の技術と高品質を誇るグローバルデータセンターのプロバイダーです。2024年1月現在、欧州、北米、アジアの3つの地域で45拠点以上のデータセンターを運営しており、世界最大級の多国籍企業からローカルに事業を展開する中小の企業まで、3,000社以上のさまざまな企業や組織にご利用いただいています。\n\n「データセンターのお客さまにとってニーズの高い立地、シビアな要求に対する確かなコネクティビティの提供など、品質には強いこだわりを持っています。生成AIの台頭により、これまで以上にデータ通信の需要が見込まれる中、レイテンシ(通信遅延)の解消が大きな課題になっていますので、TELEHOUSEの持つコネクティビティの重要性をより広く発信する機会にしたいと考えています」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "4. 衛星ブロードバンドサービス「Starlink」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIは60年前から国際衛星通信を提供し、日本の衛星通信を支えてきました。その経験と知見を生かし、KDDIは、Space Exploration Technologies社(スペースX)が提供する衛星ブロードバンドサービスStarlinkの国内初の認定インテグレーターとして、同社と業務提携を行いました。\n\n「空が見えればどこでも通信ができるという、非常に画期的な技術です。従来の通信網では難しかった山間部や離島、海上施設などに通信サービスを提供できるため、非日常のさまざまな利用シーンに寄り添うことができます。また、災害時の通信手段としても有効で、令和6年能登半島地震においても、通信サービスの復旧に活用されました。今後の社会の進展に伴い、さまざまな社会課題の解決に役立つ重要な技術だと考えています」" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img5.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "5. メタバース・Web3サービスプラットフォーム「αU(アルファユー)」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "バーチャル空間のコミュニティやショッピング体験、高精細なライブ体験サービス、NFTマーケットなど、デジタルツインやメタバース関連事業のブランドがαUです。これまで、渋谷や大阪の街、小売店、鉄道会社、不動産会社などさまざまな自治体・企業とコラボレーションし、デジタル空間での新たな体験を提供してきました。\n\n「デジタルツインはこれから拡大が期待される技術です。現実空間と仮想空間の垣根を取り払うことで新しい人間関係やビジネスにつながるサービスを応援したいと思っています。昨年10月から、店舗の空間を再現したバーチャル店舗でショッピングができるαU placeや、3D音楽ライブ配信サービスのαU liveの提供を開始しました。MWC Barcelona 2024ではαUの世界観とともに、これらの新たなサービスを会場で実際に体験いただける展示を行う予定です」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "6. Z世代向けの通信サービス「povo」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIがシンガポールの通信事業者Circles Life社と展開するpovoは、トッピングやギガ活など、従来のモバイル通信事業者にはない新たなコンセプトのサービスを打ち出し、日本のZ世代に向けのブランドとして浸透してきました。\n\n「povoは、デジタルサービスの双方向性を活かして、Z世代のお客さまのニーズに対応したサービスを次々と打ち出しています。最近では、ライブ配信アプリなどで活躍されているクリエイターの方々とのコラボレーションによって、新たなファン層の獲得にチャレンジしています。既存の通信事業者と異なるアプローチで、日本のみならず世界のZ世代に対してつながっていく可能性を、MWC Barcelona 2024で発信していきたいと考えています」" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img6.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 将来のパートナーやチームメンバーとの新たな出会いに期待" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIのビジョンや技術を紹介するのはもちろんのこと、世界中のパートナーとの出会いがMWC Barcelona 2024出展の大きな目的の1つです。KDDIは海外ではまだまだ認知いただいておらず、世界中の業界関係者や一般の方が参加するMWC Barcelona 2024出展を非常に良い機会と捉えています。\n\n「KDDIは、\"『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。\"というKDDI VISION 2030を掲げています。通信があらゆるものに溶け込んでいく時代に、当社がパートナーと共に世界中の社会課題を解決していきたいという思いが込められています。今回のMWC Barcelona 2024を契機に、グローバルなテクノロジーを活用して日本の生活者体験を進化させ、それをまたグローバルに展開していくという当社のスタイルに対する認知や理解が進み、同じ志を持つパートナーとの共創が増えることを期待しています」" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img7.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "最後に門脇は、今回KDDIの若手メンバーが数多く参加していることを付け加えた。\n\n「KDDIにとってMWC Barcelona 2024への出展は新たなチャレンジですが、この準備には社内の若手スタッフが積極的に参加しています。KDDIは多様なビジネスにおいて若い社員たちの挑戦を非常に重要視しており、若くても意欲のある社員が活躍できる会社であることも知っていただきたいですね。そして、一般の生活者の皆さまが『面白い』『便利だ』と感じていただけるようなワクワクする未来を創造していきたいと思っています」" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連ページ(外部サイト)" }, "link": { "type": "link", "name": "KDDIが出展する「MWC Barcelona 2024」詳しくはコチラ", "url": "https://www.kddi.com/mwc2024/?medid=HP&serial=tobira&srcid=mwc21", "target": "https://www.kddi.com/mwc2024/?medid=HP&serial=tobira&srcid=mwc21" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/tsunagu/article00073/index.json", "url": "/tsunagu/article00073/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "世界中の「つなぐ」を支えるKDDIのグローバルデータセンターTELEHOUSE", "description": "世界中の「つなぐ」を支えるKDDIのグローバルデータセンターTELEHOUSE", "template": "", "templateHTML": "article_top.html", "topicPath": [], "etc": [ { "key": "category", "value": "グローバルに拡げる" }, { "key": "OGImage", "value": "https://tobira.kddi.com/tsunagu/article00074/assets/thumbnail.jpg" }, { "key": "datetime", "value": " 2024/02/21" }, 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"data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img1.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "提供しているサービスのうちコロケーションとは、お客さまのITリソースを安全で信頼性の高いデータセンターでお預かりし、保守・運用をサポートするサービスです。TELEHOUSEでは24時間365日体制で高品質なコロケーションサービスを提供しています。\n\nまた、IXは、インターネットトラフィックの交換を可能にする相互接続点として機能するサービスです。主要なキャリア、インターネットサービスプロバイダー(ISP)、クラウドサービスプロバイダー、コンテンツプロバイダー、データセンタープロバイダーの相互接続点を集約し、オペレーター間のトラフィックの効率的な交換を可能にします。\n\n「英国では、ロンドンにあるTELEHOUSEデータセンターのキャンパスが『ロンドンインターネットエクスチェンジ(LINX)』の最初で主要な拠点となっています。また、米国でも独自のIXであり、国際接続性の高い『ニューヨークインターナショナルインターネットエクスチェンジ(NYIIX)』を所有しています」(TELEHOUSE EUROPE、Pestridge)" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img2.jpg", "alt": "マーク・ペストリッジ(Mark Pestridge): Executive Vice President & General Manager, TELEHOUSE EUROPE/ 顧客体験価値の向上を通した中長期的なビジネス戦略策定の責任者", "text": "マーク・ペストリッジ(Mark Pestridge): Executive Vice President & General Manager, TELEHOUSE EUROPE/ 顧客体験価値の向上を通した中長期的なビジネス戦略策定の責任者" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "TELEHOUSEが展開しているようなデータセンターは、一般の生活者にとって存在が見えにくいものです。果たしてデータセンターは、人々の暮らしや社会に対しどのような価値を提供しているのでしょうか。その点についてPestridgeはこう説明します。\n\n「データセンターは今日のデジタル社会に不可欠な基盤です。日常生活で使用されるさまざまなクラウドサービスをはじめ、動画のストリーミングサービスやeコマースサービス、さらにはスマートフォンアプリなど、私たちが1日の中で頻繁に使用するサービスは全てデータセンターによって支えられています」" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img3.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 3,000以上の企業・団体の「つなぐ」を支えるTELEHOUSE" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "2024年1月現在、TELEHOUSEのサービスは3,000以上の企業・団体のお客さまにご利用いただいています。その規模は、世界最大級の多国籍企業からローカルに事業を展開する中小の企業までと広範で、業種もキャリアやクラウドサービスプロバイダー、コンテンツプラットフォーマーはもとより、金融、製造、小売など、多岐にわたっています。\n\nそんなTELEHOUSEの事業を取り巻く市場の状況についてTELEHOUSE EUROPEのLewisはこう明かします。\n\n「データセンターの市場はハイペースで成長しており、欧州ではコロケーションサービスに対する需要が長年にわたり増大し続けています。また、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)の流行によりリモートワークが活発化したことで、データセンターの需要拡大に一層の拍車がかかりました。今後においても、IoTや人工知能(AI)、5Gなどを使ったアプリケーションの普及を背景にデータセンター需要は増え続けるでしょう」" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img4.jpg", "alt": "ポール・ルイス(Paul Lewis): Senior Vice President & Leader of Technical Services, DC Operations, TELEHOUSE EUROPE/ TELEHOUSEの技術、運用、新規プロジェクトの責任者", "text": "ポール・ルイス(Paul Lewis): Senior Vice President & Leader of Technical Services, DC Operations, TELEHOUSE EUROPE/ TELEHOUSEの技術、運用、新規プロジェクトの責任者" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "欧州のデータセンター市場に関してPestridgeは以下のような説明を加えます。\n\n「特にパリ、アムステルダム、ロンドン、フランクフルト、ダブリンなどの主要都市でデータセンターへの需要が急激に増大しており、2023年の年間成長率は17%に達すると予想されています。しかも、この成長トレンドは、今後3年から5年、さらには、それ以上の長期間にわたり続く見込みです。加えて、ハイパフォーマンスコンピューティングやIoTの需要増により、TELEHOUSEが事業拡大に乗り出したマルセイユをはじめとする欧州のセカンドティア(第2群)市場でもデータセンター需要が急増しています」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 「顧客中心主義」を行動の中心に置く" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "成長が著しいデータセンター市場は競争が激しい市場でもあります。\n\nその市場にあって数多くの顧客からTELEHOUSEが信頼され、支持されてきた理由としてPestridgeは、データセンターにおける「高い運用品質」と「強固なセキュリティ」、そして「障害からの回復力(レジリエンス)」を一貫して追求してきたことを挙げ、こうも続けます。\n\n「私たちは『顧客中心のアプローチ』を採用し、『顧客中心主義』を行動の中心に置いています。その方針のもと、お客さまの声に常に耳を傾け、それぞれのご要望に合わせてサービスをカスタマイズし、個々のお客さまがビジネスを展開しやすい環境を整えてきました。それもTELEHOUSEの大きな特長です」\n\nこの顧客中心主義についてLewisは以下のような説明を加えます。\n\n「データセンターのサービスに対するお客さまのニーズは、事業規模や業種、組織の大きさによってさまざまです。ゆえに、私たちは、当社のサービスをどのような目的で利用してくださるのか、当社と取り引きする各段階において、どのような要望をお持ちなのかを深く理解するよう努めています。また、そのニーズはお客さまのサービス、事業の発展・成長などに応じて変化します。そうした変化を定期的にリサーチしながら、TELEHOUSEの顧客体験を継続的に進化させ、改善しています」\n\nLewisは、TELEHOUSEの顧客中心主義を象徴する具体的な取り組みとしてコロナ禍への対応策を振り返ります。\n\n「コロナ禍ではインターネットの使用量が急増しましたが、その中で私たちはデータセンターのシステムを安定して稼働させる一方、人員の安全性も確保しなければなりませんでした。そこで政府のガイドラインに沿ったポリシーを速やかに定めて実行に移し、キャンパス内のスタッフと来訪者の安全を確保しました。さらに、お客さまが擁するエンジニアが、TELEHOUSEのデータセンターを訪問する必要性を減らせるようリモートハンドサービスをご活用いただきました。このサービスは、高度なスキルを持ったTELEHOUSEのエンジニアが、お客さまが提供しているITサービスを代行するというものです。これによりコロナの感染リスクを最小限に抑えることができました」" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img5.jpg", "alt": "英国最大かつ最高レベルのコネクティビティを兼ね備えた最新鋭のデータセンター「TELEHOUSE LONDON Docklands North Two」の外観(=英国・ロンドン)", "text": "英国最大かつ最高レベルのコネクティビティを兼ね備えた最新鋭のデータセンター「TELEHOUSE LONDON Docklands North Two」の外観(=英国・ロンドン)" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img6.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 持続可能な未来を見据えて" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "近年、世界中でESG(環境、社会、ガバナンス)への関心が高まっています。TELEHOUSEでもESGの取り組みに力を注ぎ、常に最高基準のルールのもと、エネルギー効率の向上やグリーン調達の促進、効果的な資源管理、温室効果ガス排出量の削減に努めています。\n\n「例えば、ロンドン・ドックランズのデータセンターキャンパスは、再生可能エネルギーを使用して運営しています。また、パリでは、私たちのデータセンターから発生する熱を近隣地区の暖房に使用しており、この取り組みをフランクフルトやロンドンにも拡大する計画があります。さらに、TELEHOUSEドイツのCEOは、欧州の『Climate Neutral Data Centre Pactsup<sup>*1</sup>』のボードメンバーとして、業界全体のカーボンニュートラルの促進に力を注いでいます」\n<small>*1:Climate Neutral Data Centre Pact:気候中立性を達成するための、ヨーロッパのクラウドインフラストラクチャサービスやデータセンターの業界団体</small>\n\n加えてTELEHOUSEでは、データセンターを展開する各地域社会の責任あるメンバーとして、地元の雇用促進計画への協力として実務経験の提供や、慈善活動への積極的な参加を行っています。それらの活動を通じて社員や地域社会の人々へプラスの影響をもたらすよう努めています。\n\nそんなTELEHOUSEは、KDDIが初出展する世界最大規模の通信関連イベント「MWC 2024」にも参加します。\nPestridgeとLewisはその出展への期待感をこう示します。\n\n「今回の『MWC 2024』には、およそ9万人の来場が予想されます。この場は、TELEHOUSEの既存および潜在的なお客さまと直接お会いし、それぞれの目標達成や課題解決に向けて、私たちがどのように協力できるかを話し合う絶好の機会です。また、液浸冷却システム<sup>*2</sup> といったデータセンターの革新技術の分野で、キープレイヤーとの新たなパートナーシップを築く場になるとも期待しています」(Pestridge)\n<small>*2:液浸冷却システム:サーバーやストレージを専用の液体に浸すことで、効率的に冷却する技術。KDDIは、液浸冷却技術をパートナー企業とともに独自に開発し、実用化に向けて実証実験を重ねています</small>\n\n「『MWC 2024』では、KDDIの卓越したモバイル通信技術とTELEHOUSEのグローバルデータセンターの組み合わせによって、どのようなソリューションが実現されるかを訴求します。それを通じてKDDIグループには、誰もが自分の夢を実現できるデジタル社会の創造に大きく貢献し得る能力があることを示したいと考えます」(Lewis)\n\n人々のライフスタイルや働き方を変革するサービスを、成功へと導く上で重要な役割を担っているKDDIとTELEHOUSE。両者はともにグローバル市場での存在感とケイパビリティを着実に増しています。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img7.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連ページ(外部サイト)" }, "link": { "type": "link", "name": "KDDIの海外データセンターサービス", "url": "https://biz.kddi.com/service/global-data-center/", "target": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", 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"data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "人財ファースト企業を掲げるKDDIには、「人財こそが最も重要な資本」という強い意識があります。「プロ人財」とも呼ばれる優秀な人財の確保や育成を図るために新しい人事制度は欠かせないものでした。また、社内の意識改革においても新制度への変革が必要でした。<br><br>「KDDIには創業当時からチャレンジ精神を大切にする文化があり、その文化を生かし、通信を基盤にして事業を拡大してきた歴史があります。しかし創業から20余年が過ぎ社内の風土が変化していく中で、若手社員を中心にして挑戦する意識の低下が見られ、社内人財の意識変革も喫緊の課題でした」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● KDDIならではのジョブ型人事制度とは" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "多くの日本企業が採用している年功的な「メンバーシップ型人事制度」に対し、欧米企業で多く採用されているのが「ジョブ型人事制度」です。社員のジョブとスキルを明確にし、専門性を生かした働き方を推し進め、その能力や成果によって評価を決定する人事制度です。\n\nKDDI版ジョブ型人事制度についても、業務とスキルを明確に定義し、社員の実力に基づいた評価に伴う報酬が与えられます。最大の目的は、社員一人一人の成長によって組織と企業の成長を実現することです。その全体像は、「KDDI版ジョブディスクリプション」を基軸として「自律的なキャリア形成」「評価制度」「報酬制度」が連動して、構築されています。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img2.jpg", "alt": "KDDI版ジョブ型人事制度の全体像", "text": "KDDI版ジョブ型人事制度の全体像" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "そしてKDDI版ジョブ型人事制度には、「KDDIらしさ」が加味されているのが大きな特徴です。長野はその特徴について、「KDDIの広い事業領域を活用して多様な成長機会を提供するとともに、専門能力に加えてKDDIの企業理念に沿って組織を成功に導けるような『人間力』の高さも評価されます。こういったKDDIらしさを大切にしながら、ジョブ型の長所を取り入れています」と話します。\n\nまたKDDI版ジョブ型人事制度では従来型の管理職を廃止して、マネジメント(リーダー)職とエキスパート職による「経営基幹職」が設けられました。また新卒採用においても、入社後にさまざま経験を積んでキャリアを築く「OPENコース」と、自身のスキルを生かして初期配属領域を定める「WILLコース」を希望できるようになっています。\n\n「新制度の導入に向けて、当初は社員の方から戸惑いの声も聞かれました。そこで、キャリア採用や新卒採用の社員の方から新制度を適用させていき、既存の社員の方についてはミーティングや説明会を繰り返し、理解を深めながら、段階的に新制度が根付く期間を十分につくった上で、2022年4月の完全移行に至りました」" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img3.jpg", "alt": "KDDI版ジョブ型人事制度の特徴", "text": "KDDI版ジョブ型人事制度の特徴" } } }, { 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Diversity:CBD)の締約国による会議のこと</small><br><br>私たちの生活は、地球上の生態系に支えられています。持続可能な社会を実現するために、KDDIは「ネイチャーポジティブ」に貢献することを目指し、以下の取り組みを進めています" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 取り組み1:国内通信事業者で初めて<sup>*²</sup>「TNFDレポート」を開示" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)が公開した、自然関連のリスクと機会が企業の財務に与える影響を開示する枠組みを示したTNFDβv0.4を参照し、生物多様性を含む自然資本に関してKDDI事業が有するリスクと機会を分析し、その結果を2023年6月9日に開示しました。<br>また、2023年9月にTNFD最終提言v1.0が公開されたことを受け、KDDI TNFDレポート 2023 v1を2023年12月4日に公開しました。<br><small>*2 2023年6月9日時点、KDDI調べによる。</small>" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 取り組み2:自社通信事業における生物多様性へのリスクを最小化" } } }, { "component": "article-detail-body-paragraph", "component_label": "+段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "通信設備設置における土地利用変化や陸域生態系への影響リスクを抑えるため、土地の生態系に配慮した工事を行っています。\nたとえば、陸域では水力発電を活用した基地局の設置や、景観に配慮した施工で環境への影響を最小化しています。海域では、サンゴを避けた海底ケーブルのルート設計や、ウミガメの産卵期を避けた施工計画などを実施しています。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img1.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 取り組み3:パートナーとともに生物多様性保全への貢献機会の創出" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "バイオーム社の有する生物調査の知見と、KDDIのデジタルテクノロジーを組み合わせ、生物情報を可視化する取り組みを行っています。\n2023年9月、沖縄県西表島の生物多様性保全を目的に、スマホアプリ「Biome(バイオーム)」と「Starlink Business」を活用した外来種調査を実施しました" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img2.jpg", "alt": 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"「日本全国どこにいても、ずっとつながる5G」を目指すKDDIは、これまで多くの人々の生活動線である商業地域や鉄道路線沿いを中心に5Gのエリア化を進め、「日常」をつないできました。\n\nサービス開始から3年が経過した今、これまで注力してきた「日常」に加え、「非日常」でご利用される場所、例えば全国各地のレジャースポットでも5Gエリアが広がっています。\n\n通信の高速大容量化に伴い、レジャースポットでスマートフォンを活用する機会も増えています。思い出を動画で共有したり、キャッシュレスでスムーズに決済したり、アトラクションの待ち時間を検索したり、動物たちの解説を動画で試聴したりする際には、快適な5G通信が欠かせません。\n\nKDDIでは、東京都恩賜上野動物園、旭川市旭山動物園、エスコンフィールドHOKKAIDO、法隆寺、国立競技場、アクアマリンふくしま、豊田スタジアムといった観光地やレジャースポットで5Gのエリア化を完了しており、今後も対応を進める計画です。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img1.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "思い出づくりをより楽しく快適なものにするために。KDDIはレジャースポットの5Gエリア化を推進していきます。" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連ページ(外部サイト)" }, "link": { "type": "link", 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技術企画部の川瀬達也は次のように説明します。\n\n「Starlinkのメリットは、光回線を引く必要がないことです。空が見えており、ある程度ひらけた土地であれば、山間部や離島であっても通信できるようになります。もちろん、衛星回線を利用した基地局がこれまでなかったわけではありません。ただ、従来の静止軌道衛星は地上から3.6万kmの距離があり、どうしても通信の遅延が生じていました。一方、Starlinkは高度約550kmの低軌道で周回する数千機の衛星を利用します。そのため遅延が小さく、お客さまもサクサクとデータ通信を利用できるようになります」(川瀬)\n" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img3.jpg", "alt": "KDDI株式会社 技術統括本部 技術企画本部 技術企画部 川瀬達也", "text": "KDDI株式会社 技術統括本部 技術企画本部 技術企画部 川瀬達也" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 短期間でKDDI初のプロジェクトを完遂できた理由" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "基地局の立ち上げにはさまざまな課題が立ちはだかりました。例えば、Starlinkのアンテナを設置する場所です。基地局プロジェクトの現場で活躍したKDDIエンジニアリング 西日本運用本部の高橋正光は次のように振り返ります。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", 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"今回のプロジェクトでは、短期間で基地局を立ち上げる必要もありました。プロジェクトが始まったのは7月上旬で、通信環境を整備する目標として掲げたのは機材が最短で調達できる8月下旬。限られた期間で迅速にプロジェクトを進めるためにカギとなったのは、メンバー間の連携です。\n\n「Starlinkを活用した5G基地局はKDDI初の取り組みということもあり、スピード感を持って一つひとつの課題をクリアしていくのに苦労しました。私は普段は基地局に関する業務をしており、基地局を収容している上位装置や、ネットワークについての知識が浅かったため、それぞれの専門部署とコミュニケーションをとりながら、ワンチームで動いた2カ月だったと思います。高橋さんが在籍する中部エリアの担当者は、施工を担当するパートナー企業とともに何度も乗鞍岳に足を運び、どうすれば設営できるかの検討を重ねてくれました」(渡辺)" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img6.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「中部エリアを担当する支社として、本社を含めてたくさんの方に協力してもらえて心強かったです。パートナー企業の方にも、基地局の設営や電源敷設の手法についてこちらが思いつかなかった案をご提案いただくなど、大変ご活躍いただきました。もともと、8月25日に社外へ発表することをゴールにプロジェクトを進めてきましたが、サービスインの直前にトラブルが起きてしまったとき、解決に必要な十数キロもする重たい機材を、川瀬さんたちが東京から電車で持ってくるなど、社内一丸となって対応しました」(高橋)\n\n「途中、悪天候で設営のための高所作業が一時中止となったり、機材のトラブルがあったりしましたが、メンバー同士が密に連絡を取ることで、何とか予定通りに基地局のサービスインを迎えることができました」(川瀬)" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 通信速度は格段に向上―今後もStarlinkで「つながる」場所を増やしていく" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "新たに運用を開始した基地局によって、どのような変化が起きたのでしょうか。現地での測定を行っている川瀬は「通信速度は格段に速くなったと思います」と話します。\n例えば、あるポータルサイトのトップ画面を開くために、従来は遅延を感じるほどの秒数がかかっていたところ、基地局の開設後は街中と変わらない程度にまで短縮されました。これまで快適に楽しめなかった動画配信サービスや各種SNSも楽しめるようになっています。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": 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"今後について聞いたところ、3人は次のように話しました。\n\n「どこでもつながることが当たり前の時代ですが、まだまだ品質改善の余地がある地域はたくさんあります。今後もStarlinkを活用しながら、KDDIとKDDIエンジニアリングで一丸となって、山間部や離島などのニーズへ全力で応えていきたいです」(高橋)\n\n「これまで私はお客さまと対面することが少なかったのですが、今回のプロジェクトでは、多くのお客さまと対面でコミュニケーションさせていただきました。そこで、お客さまの困りごとや思いは、やはり現地に行かないとわからないと痛感しました。今後は、これまで技術的にサービスを提供しきれていなかったエリアやお客さまともっと向き合いたいですね」(川瀬)\n\n「基地局の展開を企画する担当となり、5年ほどが経ちました。これまで光回線がネックになり、山間部の基地局の整備がうまくいかなかったことが数多くあります。その点で、新たにStarlinkという技術を活用し、乗鞍岳で通信環境の整備が実現したのは非常に大きなことだと感じています。私自身も乗鞍岳で、都心部にいるのと変わらない快適さで通話や仕事ができました。そのときに、改めて今回のプロジェクトが持つ重要性をお客さま目線で実感できました。今後もStarlinkとともに、誰にでもauのサービスを提供できるようエリア整備を進めていきます」(渡辺)" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/5g/article00056/index.json", "url": "/5g/article00056/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "つながらないがなくなるように~Starlinkを活用した車載型基地局~", "description": "日常生活、社会のすみずみまで通信が溶け込む今。 災害時にもつなぎ続けることの重要性は増しています。 つながらないがなくなるように~Starlinkを活用した車載型基地局~ ≪音楽≫寺尾紗穂", "template": 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"―それぞれの立場から、女性活躍の必要性はどのように感じていますか\n\n<内海>\nKDDI総合職社員のうち女性が25%程度なので、本来は経営基幹職も同程度いるのが望ましいと思っています。男性が多い部署では、「グループに自分しか女性がいないので遠慮してしまって意見が言いづらい」という女性もいます。人数のバランスを改善し、女性一人ひとりのポテンシャルを十分に生かすことが必要だと思います。\n\n<武田>\nお客さまは男女それぞれいらっしゃるので、企画を立てるにも男性の意見と女性の意見の両方があった方がいいと考えています。女性も決裁権を持ち、マイノリティにならないことが、企業経営の上でも大事だと思います。グローバルに見ても女性活躍はスタンダードになってきておりますが、良い影響があるからこその傾向なのではと考えています。\n\n<青木>\n自分がいる事業創造本部は、新たな事業を生み出す部署ですが、女性が発言することに価値を見出してくれていると感じています。女性を軽視もしていないし、特別視もしていなくて、色々な人の意見が必要だというスタンスです。私たちは多様なお客さまへサービス提供するので、女性をはじめとする多様な人財の意見を取り入れながら企画する必要があると思います。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img5.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―女性は妊娠や出産など、大きなライフステージの変化をむかえる人もいます\n\n<武田>\n本当の女性活躍推進は、子どもがいる女性でも子どもがいない女性や男性と同じように働ける環境づくりだと思います。多様性としては「母親」も1つのグループで、ママとしての目線も必要です。ママ達の意見がイノベーションを起こすことに繋がればいいなと思っています。\n\n<内海>\n一人の中に多様性を作ることも大切だと言われています。男性でも育児をすると目線が変わり、視野が広がります。色々な経験やそこからの気づきがその人の価値を高めていくのだと思います。\n\n<青木>\n子育てしながら仕事をしている女性が目の前にたくさんいるので、色々な情報が入ってきてありがたいと思っています。\n\n―経営基幹職になってみて感じていることを聞かせてください\n\n<武田>\n経営基幹職になって2年が経ちますが、裁量の権限を持つことで自分が決められる範囲が広がってよかったと感じています。GLと部長の会議では私だけが女性ですが、平等に意見交換ができていると思います。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img6.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―女性の経営基幹職を増やすためには何が必要でしょうか\n\n<武田>\nKDDIの制度は十分整っていると感じているので、あとは社員が自然と配慮できるような意識改革だと思います。子どもがいる人が引け目を感じずに早く帰れるとか、時短の人が時間内に終わらなかった業務を誰かにお願いできる雰囲気ですね。マネジメントするグループの人数を小さくするなどの工夫も必要かもしれません。\n\n<青木>\nKDDIの制度には男女差はまったくないので、自分さえ手を挙げれば挑戦させてくれる土俵はあると思っています。あとは女性一人ひとりが「私でもマネジメントできるかもしれない」と自信を持つことでしょうか。また、同じ部署の男性が育休を取ったのですが、社員はみんな温かく送り出していました。男性がどんどん育休を取って、女性がカバーするということも大切だと思いました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img7.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "<内海>\n今年KDDIは男性育休の取得率100%を目標に掲げて、育休取得率が大きく上がりました。子育ては女性も男性もするものだと促す狙いもあります。\n\n―女性の経営基幹職を増やすための具体的な取り組みはありますか\n\n<内海>\n経営基幹職を目指す女性に対して、女性経営基幹職が今までのキャリアや働き方を語るラウンドテーブルを部門ごとにお声がけして開催しています。9月には識者を招いて講演してもらうことも予定しています。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", 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"静岡県熱海市の熱海港から高速船で30分の初島にある「PICA初島」では、自分では撮れない構図で園内を楽しむ様子を写真に収めることができる遠隔カメラサービス「マチカメ」や朝食のデザートを運んでくれる「スマートドローン」、流れ星を検知し音と光で知らせてくれる「流星ハンモック」など、\"自然を楽しむ\"を技術のチカラで拡張する、様々なアトラクションが展開されています。\n\nこのPICA初島とのコラボレーションは、auが「地域とともに、おもしろいほうの未来へ。」をコンセプトに進める地域共創プロジェクトの1つです。今回、プロジェクトに込めた思いや開発秘話をお聞きしました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img1.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● アウトドア×テクノロジー:PICA初島プロジェクト" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―まずはPICA初島プロジェクトについて概要を教えてください。\n\n<小松>\nauでは、事業を通じて社会課題の解決に取り組むパートナー様の理念をリスペクトし、協同で事業を推進する「RESPECT YOU, 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"<小松>\n我々の特徴として、通信を始めとした技術があります。アウトドア体験を拡張するような仕組みに活用することで、PICA初島を訪れるお客様にその土地を楽しんで体験してもらえるようなサポートができるのではないかと考えております。\n\n島だからこそ快適に通信をご利用いただけるように、まずはau 5GやStarlinkの基地局を設置し通信環境を用意しました。\n\n<長里>\n都市部における光ファイバー回線の利用に加えて、島しょ地域や山間部などの光ファイバー回線を敷設しづらい地域で衛星回線Starlinkを活用したエリア整備を行うことで、auの高速通信エリアを日本中に展開することを目指しております。その中で、初島に建てた基地局は、Starlinkをau通信網のバックホール回線として利用した、日本初の基地局です。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img3.jpg", "alt": "KDDI 事業創造本部 LX基盤推進部 通信ビジネスグループ 長里天羽", "text": "KDDI 事業創造本部 LX基盤推進部 通信ビジネスグループ 長里天羽" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―PICA初島ではどういう体験ができるのですか?\n\n<小松>\n1つ目に、映え写真が撮れるサービス「マチカメ」です。園内の複数個所に遠隔カメラを設置しており、自然を楽しむ様子を自動で撮影してお客様のスマートフォンにお送りします。さらに、マチカメで撮影した写真を使って30秒の縦型動画を生成し、「思い出動画」としてお持ち帰りできるサービスも提供しています。\n\n2つ目に、ハンモックに座りながら流れ星を検知すると音と光でお知らせする「流星ハンモック」というサービスをご提供しています。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img4.jpg", "alt": "音と光で流星を知らせてくれる「流星ハンモック」(左)、「思い出動画」イメージ(右)", "text": "音と光で流星を知らせてくれる「流星ハンモック」(左)、「思い出動画」イメージ(右)" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "3つ目は宿泊利用の方限定のサービスとして、「スマートドローン」が朝食時にデザートをお運びするサービスや、auからのプレゼントとしてオリジナルのウェルカムドリンクもご提供しております。\n\n―お客様からの反応はいかがでしょうか?\n\n<藤村>\n宿泊のお客様のアンケートでも、SNSでも特にドローン、マチカメに関しておもしろかったという声が出ていますね。\n\n<北﨑>\nマチカメはテーマパークなどすでに全国およそ30箇所に設置されていますが、今回、PICA初島に設置するにあたって同じ仕組みではつまらないよねということで、流星ハンモックやNFCのリストバンドを使った仕組みにしました。NFCチップの入った紙のリストバンドを手首に巻いて、切り株にかざすと切り株が話し出して、という演出が走る形にしました。切り株はモニュメントですが、なかなかこういう体験は他ではできないと思います。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img5.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": 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"<小松>\n実は、全長2m級の産業用を使用しているんです。朝食にジェラートをお運びする演出という面だけではなく、ドローンで物を運搬できることを知ってもらうという意味でもやらせていただいています。小型のドローンは身近な存在になってきていますが、産業用に触れる機会はなかなかないと思います。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img8.jpg", "alt": "全長2m級のドローンがジェラートを運ぶ", "text": "全長2m級のドローンがジェラートを運ぶ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―今回のプロジェクトが課題としたことはどういうところになりますか?\n\n<小松>\n観光地として人気が高い初島ですが、日帰り利用も含め1年間を通じてもっと初島を楽しんでいただけるポテンシャルがあると思っています。「初島をどうしたら好きになってもらえるか」、「実際にどのような体験ができると喜んでいただけるか」を一緒に考えています。 \n\n<藤村>\nそうですね。先に「こういうものを目指したい」という明確なものがあったというより、一緒にやっていく中で何か新しいものが見えるのではないかという期待感でプロジェクトを進めてきたというのが事実に近いです。アウトドアと先進的な技術が融合すると、お客様にとってどういう価値が出てくるのかという点が期待するところです。\n\n<小松>\n一方で我々の視点としては、この取り組みをきっかけに最終的にはauブランドの好意につなげていくことが自分のミッションです。auの地域共創プロジェクトとして進めているなかで、あくまで我々は黒子的な立ち位置を意識しており、パートナー様であったりその地域に住んでいる、あるいは訪れる方の思いだったり課題を一緒に解決するところに重きを置いています。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 離島に最先端の技術を持ってくる" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img9.jpg", "alt": "KDDI 事業創造本部 Web3推進部 3グループ 北崎修央(左)、 KDDI パーソナル事業本部 マーケティング統括本部 マーケティング企画部 マーケティング企画2グループ 小松高久(右)", "text": "KDDI 事業創造本部 Web3推進部 3グループ 北崎修央(左)、 KDDI パーソナル事業本部 マーケティング統括本部 マーケティング企画部 マーケティング企画2グループ 小松高久(右)" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―自然がそのまま楽しめる離島に最先端の技術を持ち込む難しさがあったのではないでしょうか?\n\n<北﨑>\nやはりグランピング施設となると基本は屋外で、マチカメの設備も屋外で365日置きっぱなしとなります。そういう環境で、雨が降ろうが風が吹こうがシステムを維持するということは大変なことです。特に初島の環境は離島だということもあって、従来のシステムをより強固にするための工夫が必要でした。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img10.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "<長里>\n携帯電話基地局向けのバックホール回線にStarlinkを利用するというのは、国内初の試みであったことから、我々としても大きなチャレンジでした。遜色ない品質をお客様に提供するために、技術や建設部門のメンバーとの連携により品質検証や具体的な建設の検討を重ね、実現することができました。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img11.jpg", "alt": "海をバックに立つ、Starlink 第1号基地局", "text": "海をバックに立つ、Starlink 第1号基地局" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "初島局は、第一号ということで、ロケーションやデザインも意識しています。自然の素晴らしい海が見える立地を富士急グループ様にご提供いただき、とてもよい場所に立てさせていただいたと思います。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● \"地域と企業の共創\"の可能性とは" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―このあと何をしていこうとされているのか思うところがあれば教えてください。\n\n<小松>\n実は、もう1つオンラインで展開している試みがあります。「ソウルなジモトを楽しもう。」をテーマに、一般的な観光サイト情報にはないその地域ならではの情報をお届けする「COLO(コロ) RESPECT YOU, au」という観光Webサービスです。地域の方々にとって大事な場所を「ソウルスポット」と名付け、その地域で暮らす方々の\"ジモト\"視点を交えて紹介しています。\n\n現在10名の生徒が通う初島唯一の学校の先生からお声がけがあり、先日も初島に行って、初島小中学校の生徒と一緒に初島の「ソウルスポット」を考えるという授業をしてきました。3月に卒業で島を出る中学3年生の生徒が島に何かを残していきたい、かつ初島を誇りに思う何かを持って出ていきたいと。そこで、学校で授業をさせていただいて、実際に生徒自身のソウルスポットを何箇所か出し魅力をプレゼンしてもらいました。この取り組みは、初島に限らず、いろいろなところでやっていきたいなと思っています。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", 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container page-article-detail contentsWrapper mt-40\">\n <main class=\"main-content\">\n <article class=\"detailContents detailContentsOld detailContentsTxt\">\n <div class=\"detailMain\">\n <div class=\"detailMainTxt\">\n <h1>キーワードは「自己表現」<br> Z世代の心に寄り添うサービスを </h1>\n </div>\n </div>\n <div class=\"detailContentsInner\">\n <section>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/thumbnail_s1.jpg\" alt=\"\"></div>\n <p class=\"mt30\">1990年代後半から2010年代に生まれた若者たちは「Z世代」と呼ばれています。インターネット、SNSに早くから親しみ、従来にない新しい価値観を持っていると言われています。<br>そんなZ世代を応援するαU(アルファユー)のサービスはなぜ生まれたのでしょうか。<br>Web3推進部の山本 楓はこう話します。<br><br>「Z世代のクリエイターやインフルエンサーの方々にヒアリングしたところ、現代社会において自己表現のしづらさや現実逃避したいという思いがあることがわかりました。そういった課題を解決し、誰でも簡単に自らの思いや作品を発信できる場所を目指して、αUの立ち上げに至りました」(山本)</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story1_img1.jpg\" alt=\"KDDI 事業創造本部 Web3推進部 1グループ 山本 楓\"><span class=\"cap\" style=\"text-align:center;\">KDDI 事業創造本部 Web3推進部 1グループ 山本 楓</span></div>\n <p class=\"mt30\">同じWeb3推進部の宮本真帆はこう振り返ります。<br><br>「Z世代はオンラインゲームなどで、すでにメタバース空間とリアルの空間を行き来しています。そうした背景から、2つの世界は別々に存在するのではなく、「すでに一つになっている」という意味でαUは『もう、ひとつの世界。』をコンセプトに掲げました」(宮本)</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story1_img2.jpg\" alt=\"KDDI 事業創造本部 Web3推進部 1グループ 宮本真帆\"><span class=\"cap\" style=\"text-align:center;\">KDDI 事業創造本部 Web3推進部 1グループ 宮本真帆</span></div>\n <p class=\"mt30\">Z世代は、インフルエンサーから一般消費者まで、様々な人が発信している情報を毎日目にし、自分も表現することで誰かとつながりたいと考えている方も多くいらっしゃいます。<br>でも、多数の人に向かって表現することには、楽しさだけではなく、恥ずかしさや、ためらいの気持ちも付き物です。<br><br>「学生のみなさんは、通っている学校の人と親しく付き合い、学校を中心に人間関係を築いています。そこでの人間関係を気にされるあまり、学校というリアルな場では好きなことを表現しづらい面があるのかもしれません」(宮本)</p>\n <h3 class=\"mt60\">ライバーさんをギフトで応援</h3>\n <p class=\"mt30\">Z世代の多くは自分の「推し」がいるといわれ、好きなアニメキャラクターやアイドルを応援する「推し活」が盛んです。メタバースの世界では、趣味を同じくする仲間だけでなく、「推し」とも簡単につながることができます。<br><br>「αU metaverseでは、ライバーランキングというイベントを定期的にやっていまして、ライバーさんにファンの方からギフトを贈ることができます。ギフトがポイントに換算され、『推し』のライバーさんがランキングの上位に行けるというような仕組みです」(宮本)<br><br>参加者はチャット形式ではなく、音声でコミュニケーションできるので、リアルな交流と近い雰囲気が味わえます。</p>\n <h3 class=\"mt60\">Z世代に寄り添い続ける</h3>\n <p class=\"mt30\">Z世代は、自分らしさを大切にする世代だと言われています。<br>「αU marketはいろいろなイベントやコンテンツとコラボレーションしてNFTを販売していますが、Z世代の新入社員が出したアイデアをもとに、今流行っている性格診断テスト『MBTI』をキャラクターに当てはめたNFTを制作し販売しました。550円と最初のNFTとして買いやすい金額に設定しました」(山本)</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story1_img3.jpg\" alt=\"すとっぴ×αU NFTコレクション\"><span class=\"cap\" style=\"text-align:center;\">すとっぴ×αU NFTコレクション</span></div>\n <p class=\"mt30\">Z世代に寄り添う工夫としては、他にも、「新しい学校のリーダーズ」というダンスボーカルユニットとコラボレーションしたNFTの配布も行っています。<br><br>「もともとNFTは、投資の対象として話題になったと思います。でも、それだけではなく、ブロックチェーンの技術を使うことで唯一無二であることの証明ができ、色々な記録をつけられるところに可能性を感じています。チケットとして扱うこともできますし。αU marketのNFTは暗号資産がなくても、クレジットカードで購入できます。使いやすい工夫をすることで、若い方たちの表現活動をサポートしたいと思っています」(宮本)</p>\n </section>\n </div>\n\n <div class=\"detailMain\">\n <div class=\"detailMainTxt\">\n <h1>ブロックチェーンが支えるWeb3の世界<br> 唯一性を証明、思い出を記録</h1>\n </div>\n </div>\n <div class=\"detailContentsInner\">\n <section>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/thumbnail_s2.jpg\" alt=\"\"></div>\n <p class=\"mt30\">Web3の世界を支える技術の1つに、ブロックチェーンがあります。どのような技術で、どんなことに役立つのでしょうか。<br><br>「ブロックチェーンの技術は、簡単に言うとインターネットでの唯一性を証明する技術です。インターネットは、データのコピーが簡単にできます。でも、ブロックチェーンの技術によって、このデジタルデータは唯一無二、ここにしかないことが証明できます」<br>Web3推進部のメタバース担当、市川達也はこう説明します。</p>\n <h3 class=\"mt60\">NFTが本物だと証明</h3>\n <p class=\"mt30\">メタバースは、3次元で構成されたインターネット上の仮想空間で、ユーザーはアバターになって動き回ったり、会話したりします。遊びや交流だけではなく、経済活動が盛り上がっていくことも想定しています。アバターが着飾るための洋服やアイテムを売買するなどがその例です。<br>「ブロックチェーンの技術を使うと、クリエイターが自分のオリジナルブランドを作ってメタバースで売りたい時、その品物が偽物ではなく本物だと証明できます。代替できないデジタルデータ、いわゆるNFTになります」</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story2_img1.jpg\" alt=\"KDDI 事業創造本部 Web3推進部 2グループ 市川達也\"><span class=\"cap\" style=\"text-align:center;\">KDDI 事業創造本部 Web3推進部 2グループ 市川達也</span></div>\n <p class=\"mt30\">NFTの技術により、デジタル上に作品を発表するクリエイターが収益を受け取ったり、所有者の証明をしたりする仕組みが整ってきました。<br>「我々はNFTの『記録』『証明』の面に注目しています。NFTはブロックチェーンの技術を使い、誰のものか、いつ作られたか、どういう人の手に渡ってきたかなど、全部記録されています。これらの情報は、メタバースでの自身の歩みを証明するものであり、活動を広げる重要なカギになります」</p>\n <h3 class=\"mt60\">メタバースに愛着を持つための工夫</h3>\n <p class=\"mt30\">αU metaverseで行われた音楽ライブでは、NFTのチケットが配布されました。ポスターのようになっていて、メタバースの自分の部屋に飾れます。</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story2_img2.jpg\" alt=\"NFTポスターが貼られた部屋のイメージ\"><span class=\"cap\" style=\"text-align:center;\">NFTポスターが貼られた部屋のイメージ</span></div>\n <p class=\"mt30\">「そのチケットは、ブロックチェーンの技術でライブに行ったことを証明できます。今後、記録の中身を見られる機能を追加することで、思い出として振り返ることができますし、ライブに行った人を集めてイベントを開いたり、コミュニティのようなものを作ったりできます。メタバースという、もうひとつの世界に愛着を持つきっかけになるでしょう」<br><br>αU metaverseは、将来的には他のメタバースと自由に行き来できる「オープンメタバース」を目指し、物やサービスも行き来できることを目標にしています。<br>「素晴らしい作品を作るクリエイターが集い、ここから新しい文化が生まれるといいな、と思っています」</p>\n <h3 class=\"mt60\">スマートフォンでの使用にこだわる</h3>\n <p class=\"mt30\">こだわっている点は他にもあります。<br>「他のメタバースの中には、ハイスペックなパソコンを必要とするサービスもあります。動き回るたくさんのアバターを表示し続けるには、マシンスペックが重要です。そのために高価なパソコンを用意するのは大変なので、αU metaverseはあえてスマートフォンのみで動くサービスにしました。縦型での操作を基本としたメタバースで、3Dオブジェクトのサイズを軽くするなど、スマートフォン用に最適化しています」</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story2_img3.jpg\" alt=\"\"></div>\n <p class=\"mt30\">また、αU metaverseは感情やニュアンスが伝わりやすいよう、チャットのようなテキストではなく、自分の声でコミュニケーションできるようになっています。遠い所の人の声は小さく、近くでははっきり聞こえるよう距離減衰を入れ、リアルに近い雰囲気でコミュニケーションできるようにしました。<br><br>最新の技術も積極的に取り入れ、生成AIの謎解きゲームイベントを行いました。<br>「ブロックチェーンやAIのような新技術を採り入れつつ、基礎的な技術も大切に、お客さまの体験価値を向上させていきたいです」</p>\n </section>\n </div>\n\n\n <div class=\"detailMain\">\n <div class=\"detailMainTxt\">\n <h1>メタバース・Web3が切り開く新時代<br> Z世代はどう考える?―balaのみなさんにインタビュー</h1>\n </div>\n </div>\n <div class=\"detailContentsInner\">\n <section>\n <p class=\"mt30\">Z世代のみなさんは、Web3とメタバースが切り開く新時代について、どう考えているのでしょうか。メンバー全員がZ世代のクリエイティブ・アーティスト・コレクティブ「bala」のみなさんにお話を伺いました。<b< p=\"\">\n </b<>\n </p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/thumbnail_s3.jpg\" alt=\"<bala>左からSUNNY ONLY 1さん、DANさん、KANOさん、MANONさん。SNSを通して知り合った4人から成るクリエイティブ集団。3Dアバター「Barla」を介し、Web3を活用した次世代のクリエイティブに取り組んでいる。\"><span class=\"cap\" style=\"text-align:center;\"><bala>左からSUNNY ONLY 1さん、DANさん、KANOさん、MANONさん。SNSを通して知り合った4人から成るクリエイティブ集団。3Dアバター「Barla」を介し、Web3を活用した次世代のクリエイティブに取り組んでいる。</span></div>\n <h3 class=\"mt60\">仮想空間は小学生の頃から</h3>\n <p class=\"mt30\">MANONさんは小学生の頃、仮想空間アバターコミュニティサービスを利用していました。<br><br>「メタバースについては、子どもの頃を思い出してノスタルジーも感じます。アバターを着せ替えさせたり、色々な所に遊びに行ったり、誰かとコミュニケーションしたり、楽しかったですよ。でも、メタバースでライブができるようになったのは最近で、当時はありませんでした」(MANONさん)</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story3_img1.jpg\" alt=\"左:MANONさん、右:KANOさん\"><span class=\"cap\" style=\"text-align:center;\">左:MANONさん、右:KANOさん</span></div>\n <p class=\"mt30\">メタバース空間でのライブは、オンラインで配信されている従来型のライブより、圧倒的な臨場感があるのが特徴です。<br><br>balaのみなさんは2023年3月、αU metaverseの「バーチャル渋谷」でライブを行いました。観客はアバターになり、踊ったり、手を振ったり、現実にライブ会場にいるのと同じように楽しむことができます。<br><br>「メタバースのライブでは、自分たちもお客さんとしてアバターで参加し、対話もできて面白かったです」(KANOさん)</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story3_img2.jpg\" alt=\"\"></div>\n <p class=\"mt30\">「遠い所の人がライブに来るのは大変ですけど、メタバースはどこにいてもすぐ集まれるのがいいところですね。オンラインゲームの世界に入ってライブするのも、格好いいかもしれません」(DANさん)</p>\n <h3 class=\"mt60\">バーチャルの方が話しやすい</h3>\n <p class=\"mt30\">SUNNY ONLY 1さんは「ライブでは、3DアバターのBarlaちゃんが結構リアルに動いていて感動しました。バーチャル渋谷が派手で超かわいくて、あそこでフェスとかやりたいです」と仮想空間の魅力を語ります。「アバターになって自分の見た目を変えられるのも、不思議な感覚です」(SUNNY ONLY 1さん)</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story3_img3.jpg\" alt=\"左:DANさん、右:SUNNY ONLY 1さん\"><span class=\"cap\" style=\"text-align:center;\">左:DANさん、右:SUNNY ONLY 1さん</span></div>\n <p class=\"mt30\">メタバースの世界では、ユーザーは好きな見た目のアバターになります。年齢、性別、社会的地位に関係なく、フラットな人間関係を築くことができます。<br>そのせいでしょうか、メタバースのライブは現実より、お客さんどうしの会話が進んでいたとKANOさんは振り返ります。<br>様々な制約が取り払われ、現実社会では不可能なことまで、できてしまいます。<br>「バーチャルの世界では空を飛ぶことだって可能です」(DANさん)</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story3_img4.jpg\" alt=\"\"></div>\n <h3 class=\"mt60\">創作するファンとコラボするかも</h3>\n <p class=\"mt30\">Web3の時代には、アーティストとファンの距離感も変化していきそうです。</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story3_img5.jpg\" alt=\"\"></div>\n <p class=\"mt30\">「昔のタレントやミュージシャンは、ファンにとって手が届かない存在でした。Web3の時代が来るとスムーズに会話できそうですし、創作活動をされているファンの方なら、クリエイターとのコラボレーションが実現するかもしれません。アーティストとファンの関係は、より密接になるのではないでしょうか」(MANONさん)<br><br>表現者と受け取る側、という境目がなくなるのは、嬉しく楽しいことだといいます。<br><br>「私たちは今までにないエンタテインメントや表現に挑戦したいので、αUのメタバースライブやその空間で色々な人と関わるのは、自分たちのやりたいことと一致します」(KANOさん)<br><br>「色々なクリエイターさんとコラボレーションして、私たちも成長したいと思います」(SUNNY ONLY 1さん)</p>\n </section>\n </div>\n\n </article>\n </main>\n </div>\n</div>" } } } ] }, "defaultcontent": { "type": 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"東京都品川区では、地域で児童を見守り、万が一の場合は児童を保護する児童見守りシステム(まもるっち)を運用しています。品川区在住の小学生に児童見守りケータイ「まもるっち」を無償で配布し、児童が困ったときにはまもるっちのブザーを引くと、品川区役所に設置されている「まもるっちセンター」と通話ができるシステムです。\nまもるっちセンターにはオペレータが待機しており、児童の話を聞いて状況を確認したり、必要に応じて保護者や学校に連絡を行い適切な対応を行います。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img1.jpg", "alt": "児童見守りシステム(まもるっち) 画像提供:品川区", "text": "児童見守りシステム(まもるっち) 画像提供:品川区" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIは児童見守りシステム(まもるっち)に2012年から携わり、端末とシステムの開発・運用を担当しています。まもるっちは、KDDIのキッズ向け携帯「mamorino(マモリーノ)」をベースに独自開発し、現在約1万9000台を提供しています。" } } }, { "component": "article-detail-body-image", "component_label": "+画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/story_top_img2.jpg", "alt": "児童見守りケータイ「まもるっち」", "text": "児童見守りケータイ「まもるっち」" } } }, { "component": "article-detail-body-paragraph", 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class=\"detailContentsInner\">\n <section>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/thumbnail_s1.jpg\" alt=\"\"></div>\n <h3 class=\"mt60\">地域のパートナーと地域の課題に取り組む</h3>\n <p class=\"mt30\">技術戦略本部 社会実装推進部の大岸に、このプロジェクトのはじまりを話してもらいました。<br><br>きっかけは、2019年から始まった名古屋大学との共同研究でした。当時、名古屋大学は春日井市で自動運転の実証実験を進めようとしており、地域の交通課題を解決するソリューションとして自動運転技術の高度化を図っていました。そこに、KDDIが取り組んできた遠隔監視技術が活用できると考えたのです。<br><br>しかし、遠隔監視の検証をしていく中、ある課題に気づきました。名古屋大学と春日井市は当初から、自動運転システムを送迎サービスとして形にすることを目指していましたが、それにはルートの設定や予約受付など、運転以外の部分のタスクが発生します。実証実験の前の段階とはいえ、技術者が手動で設定している状態でした。<br><br>「経路の設定や予約の時間枠などの管理部分を技術者自らがやっていると、最終的にそのサービスは技術者がいないと成り立たないものになってしまうのではないかと。そこに疑問を持ちました。そうなると、実運用時に必ずサポートが必要になり、コストが発生します。すると、お金がかかるシステムということで利用されなくなってしまう。社会で広く使われるサービスにするためには、技術者がいなくても使えるようなシステムを作っていくことが大事になります。それが、今回、運行管理システムを作ろうというきっかけになりました」</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story1_img1.jpg\" alt=\"KDDI株式会社 技術統括本部 技術戦略本部 社会実装推進部 モビリティサービスグループ 大岸智彦\"><span class=\"cap\" style=\"text-align:center;\">KDDI株式会社 技術統括本部 技術戦略本部 社会実装推進部 モビリティサービスグループ 大岸智彦</span></div>\n <p class=\"mt30\">大岸は、当初、遠隔監視技術の価値を評価したいという点が主眼だったと言います。しかし、名古屋大学、春日井市とプロジェクトを進める中で「いかに技術を人に、地域に届けるか」という観点に立つようになっていたのです。それには、地域が担うサービスとして特別にスキルがなくても、より便利に使えるものである必要があります。<br><br>例えば、それまで30分枠の予約で、その枠が埋まってしまえば他のユーザーは乗れないという形でしたが、複数の乗降車地点から最適なルートを計算するシステムがあれば、複数ユーザーからの乗車予約を受け付け、柔軟に利用することが可能となります。<br><br>また、このプロジェクトは、初期から住民が運用を担うというビジョンのもと進められています。そこで、地域の住民が使えるような予約・経路設定システムの開発に着手することになったのです。共同研究が始まったのが2019年。2020年には、名古屋大学(および株式会社エクセイド)は自動運転システム、KDDIは運行管理システム、春日井市は住民側との調整という体制で、オンデマンド型自動運転送迎サービスの開発が始まりました。その翌年には実証実験、2022年に本サービス稼働という流れになっています。</p>\n <h3 class=\"mt60\">技術を人の暮らしにどう着地させるか</h3>\n <p class=\"mt30\">最初は何を工夫していいかわからなかったと大岸は振り返ります。技術的な工夫はいくらでも思いつくけれど、実際にオペレーターとなるユーザー(石尾台地区の住民)が何を求めているかがわからないと、様々な試行錯誤を重ねました。例えば、予約は電話がいいのかアプリがいいのか、あるいは、いつでも予約できるようにするのか、前日だけにするのかなど、実際に使ってもらいフィードバックを受けて修正するというやり取りを繰り返しました。<br><br>1つ、カートが1台しかないことから、相乗り機能が必要だということはわかっていました。一方で、相乗りにより遅れが生じることを嫌がる人もいるという意見もでました。当日予約を可能とするか、アプリからの予約を受け付けるかについては、実験による試行錯誤がありました。最終的に、利用者の公平性を担保するため、利用者は相乗りに同意頂くという運用になりました。また、オペレーションの負荷を考慮した結果、電話による事前予約のみという運用になりました。</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story1_img2.jpg\" alt=\"\"></div>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story1_img3.jpg\" alt=\"\"></div>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story1_img4.jpg\" alt=\"\"></div>\n <p class=\"mt30\">このように、細かな運用に関わることから大きな設計の変更につながることまで、いろいろなことにチャレンジしました。今回のプロジェクトの難しさとして大岸が挙げるのは、運用する側がどうかということも含めて、どういうサービスにしていくかという設計の部分です。オペレーションの負荷をどこまで許容し、サービスの質をどこまで担保できるか、そのバランスをうまく取る必要がありました。運用の主体は住民、中心になるのは地域の高齢者だからです。<br><br>地域の交通課題を解決するための自動運転システムの試み、実証実験は全国で数多く行われていますが、まだまだ実サービスとして導入できている地域は少ないというのが現状です。その点、住民主体の運用でサービスが継続運用されていることが、何よりうれしいと大岸は言います。</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story1_img5.jpg\" alt=\"\"></div>\n <p class=\"mt30\">「我々はもともと研究所出身の人間で、技術を発表したりということはできていましたが、その技術が実用化されることを目の当たりにすることはなかなかありません。実用化に至ったこと、そして住民の方にも非常に喜んでもらえていることは、今回のプロジェクトをやってよかったなと思うところです」</p>\n </section>\n </div>\n\n <div class=\"detailMain\">\n <div class=\"detailMainTxt\">\n <h1>人や地域を支えるモビリティ技術―KDDIの技術</h1>\n </div>\n </div>\n <div class=\"detailContentsInner\">\n <section>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/thumbnail_s2.jpg\" alt=\"\"></div>\n <h3 class=\"mt60\">「オンデマンド型自動運転送迎サービス」に活かされているKDDIの技術</h3>\n <p class=\"mt30\">KDDIは、このオンデマンド型自動運転送迎サービスの中で、名古屋大学と地元の企業である株式会社エクセイド(以下、エクセイド)が担当する自動運転システムと連携する運行管理システムを提供しています。<br><br>基本的な機能としては、乗車の予約を受け付け、要求に基づいて配車の調整をシステム内で行い、決定した配車に基づく経路をゆっくりカートに通知するという一連のオペレーションを自動化します。<br><br>まず、運行管理システム内の配車調整では、ゆっくりカートが走行可能な道路を定義した自動運転地図に基づいた経路検索を行い、最適な配車を決定します。配車が確定すると、ゆっくりカート内に設置したKDDIの車掌アプリにトリップ<sup>*1</sup>情報が通知されます。車掌アプリは自動運転システムと連携しており、アプリ内で経路登録や発車指示を行うと、自動運転システム側に次に走行する経路の登録や車両発進の指示を行うことができるようになっています。</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story2_img1.jpg\" alt=\"運行管理システムイメージ\"><span class=\"cap\" style=\"text-align:center;\">運行管理システムイメージ</span></div>\n <p class=\"mt30\">特に配車計算の部分は重要で、KDDIの独自技術として「効率的なトリップを計算する手法」を新たに考案し、このシステムに取り入れています。まずは既存技術としてどういったものがあるかという調査から始め、配車計算と予約の状態管理など一連の技術を一から構築していきました。<br><br><small>*1:トリップとは、拠点から車両が出発して各ユーザーの乗り降りを行ったあとに最終的に拠点に戻ってくるまでの一連のプロセスを指す。</small><br><br>技術戦略本部 社会実装推進部の恋塚は言います。</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story2_img2.jpg\" alt=\"KDDI株式会社 技術統括本部 技術戦略本部 社会実装推進部 モビリティサービスグループ 恋塚 葵\"><span class=\"cap\" style=\"text-align:center;\">KDDI株式会社 技術統括本部 技術戦略本部 社会実装推進部 モビリティサービスグループ 恋塚 葵</span></div>\n <p class=\"mt30\">「1年目はプロトタイプということもあり、ひと通りの機能を用意することを目標としていました。それを実証実験で実際に現地の住民の方に使っていただいて、フィードバックを受けながら調整していくという形でした。実際に使ってみて出てきた問題として、配車計算の時間の問題や操作性向上の要望など、いろいろな情報が挙がってきました」<br><br>配車計算の時間の問題とは、予約の数が多くなると計算量が増えることからオペレーターが配車検索ボタンを押してから結果が返ってくるまで時間がかかるという問題です。その間もお客様の電話応対をしているため、オペレーター側からするとそう長くは待てません。予約の数が多い場合でも10秒以内には結果が返せるよう、配車計算の内部処理の見直しを行いました。<br><br>また、配車検索時に希望時刻を満たす配車がなかった場合に、「配車結果なし」とする代わりに、希望時刻に近い配車を再提案する機能を加えました。その他、特にオンデマンド型自動運転送迎サービスでは適切な乗車予約管理が求められます。そのため、独自に考案した予約の整合性を担保するための仕組みが導入されています。</p>\n <h3 class=\"mt60\">人に寄り添うシステムのあり方</h3>\n <p class=\"mt30\">実証実験段階から、名古屋大学およびエクセイドとシステム間連携について協議・実証・改善を重ねて開発してきましたが、連携する上での難しさを恋塚はこう指摘します。<br><br>「車掌アプリから経路情報を送信するのですが、誤った経路情報を送ってしまうと自動運転車がどういう挙動になるかわかりません。正確性が非常に重要となるところでしたので、十分に検証を重ねて間違いのない経路が送信されることを確認する必要がありました。提供段階においても、我々のシステムと名古屋大学のシステムを現地で実際に結合して、アプリから経路を登録し、発車ボタンを押して、問題なく車両が動くところまで、一連の動作を確認しました。そういう点も併せて、プロセスを入念に進める必要があったというところが難しい点でした」<br></p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story2_img3.jpg\" alt=\"車掌アプリで登録した経路情報に基づき、自動運転車が運行\"><span class=\"cap\" style=\"text-align:center;\">車掌アプリで登録した経路情報に基づき、自動運転車が運行</span></div>\n <p class=\"mt30\">発車指示を送ってから車が動き出すまでの遅延ラグをなるべく少なくしたい(遅くとも1秒以内)という要件に対し、ネットワーク構成を調整するなどの対応も必要でした。開発時にこうした個々の機能ごとの要件を定義し、設計するという点はシステム規模が大きかったこともあり、かなりの量にのぼったと言います。もちろん、エラーの切り分けも複数システムが連携するサービスでは難しくなります。双方のシステムログを突き合わせて解析したり、どちらに問題があったのか解明していく必要があります。<br><br>また、今回のサービスのもう1つのポイントは、予約受付や車内での車掌アプリの操作、そして運行の監視において、いかにオペレーターの負担を少なくするかという点にあります。前述のように、実際にオペレートするのは地域の住民となるため、わかりやすいインタフェースも必須でした。この点では、パソコンの使い方から、ユーザーから受けた予約要望をどのようにシステムに入力して検索すればいいかなどのレクチャーを現場で行ったり、直接、顔を会わせたことが、使いやすさの改善につながっていると言います。<br><br>今後の展開として、送迎以外の用途にも展開する可能性を視野に入れ、同じ春日井市石尾台地区にて2022年2月から3月にかけて、人の送迎に加え店舗からの商品配達を行う貨客混載型運行管理システムの実証実験を行っています。こうした用途と組み合わせることで、採算性を高めていく方向性も十分考えられるところです。</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story2_img4.jpg\" alt=\"\"></div>\n <p class=\"mt30\">「理想は、各々のバックグラウンドにかかわらずすべての方が行きたいと思う場所に何の心配もなくいける送迎サービスの実現です。どういうインタフェースがよいかはまだわかりませんが、電話予約でもアプリでも気軽に自動運転車を呼べば目的地までストレスなく行くことができる。また、そういう送迎サービスが継続的に成り立つために必要なのは、長期的な運用体制の構築や、採算性を高めていくこと。なかなか難しいと思いますが、それを目指して今後も取り組んでいきたいと思っています」</p>\n </section>\n </div>\n\n <div class=\"detailMain\">\n <div class=\"detailMainTxt\">\n <h1>必要なサービスを住民と企業と一緒に作り上げていく―春日井市の挑戦</h1>\n </div>\n </div>\n <div class=\"detailContentsInner\">\n <section>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/thumbnail_s3.jpg\" alt=\"\"></div>\n <h3 class=\"mt60\">地域が抱える課題にどう向き合うか</h3>\n <p class=\"mt30\">春日井市は名古屋市のベッドタウンとして発展してきた街で、書の三筆の一人である小野道風が生まれた地とも言われています。オンデマンド型自動運転送迎サービスを高蔵寺ニュータウン石尾台地区で進める、春日井市まちづくり推進部都市政策課 津田哲宏さんに話を伺いました。</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story3_img1.jpg\" alt=\"春日井市まちづくり推進部都市政策課 津田哲宏さん\"><span class=\"cap\" style=\"text-align:center;\">春日井市まちづくり推進部都市政策課 津田哲宏さん</span></div>\n <p class=\"mt30\">高蔵寺ニュータウンは、春日井市の東部に位置し丘陵地を切り開いたところにあります。春日井市は2016年3月に「高蔵寺リ・ニュータウン計画」という行政計画を定め、高蔵寺ニュータウンを1つのモデル地区として、多様な施策を推進し、その成果を市全体へ横展開していくことを目指しています。一方で「名古屋大学COI」<sup>*2</sup>においてモビリティサービスを研究していた名古屋大学と、郊外団地型モデル(ニュータウンモデル)を作っていきたいという思いが合致します。そこで、名古屋大学が目指していた、ゴルフカートを使ったラストマイル自動運転サービスの実証実験が高蔵寺ニュータウンでスタートしました。<br><br>なぜ、石尾台地区だったのかというと、1つに、石尾台は高蔵寺ニュータウン全体より高齢化率が10%ほど高いエリアだという点です。また、丘陵地を切り開いたところで坂が厳しく、地区の中に生活に必要なスーパーや病院、薬局などあるものの、近い距離でも高齢者にとって移動が大変であるといった課題が顕在化しています。しかしその反面、住民の自治活動が活発で、自分たちで自主的に地域を盛り上げていくような活気のある方が多く住んでいると津田さんは言います。<br><br>「もともと住民の発意で外に出かけられない人たちを何とか外に連れ出したいと、近所のスーパーやクリニックなどにボランティアで送迎するということが行われていました。我々としても、せっかくの取り組みを終わらせたくない、名古屋大学と協力して技術を入れることによって、サービスとして持続可能なものにしていきたいという思いがありました」</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story3_img2.jpg\" alt=\"\"></div>\n <p class=\"mt30\">オンデマンド型自動運転送迎サービスは現在、石尾台という700〜800m四方の狭いエリア内の移動に活用されています。住民からは、「買い物に行きやすくなった」「友達と一緒に集会に行けるようになった」「病院にも安心して行けるようになった」とうれしい反応があるそうです。<br><br><small>*2:センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム。文部科学省が採択する、10年後の目指すべき社会像を見据えたビジョン主導型のチャレンジング、ハイリスクな研究開発を最長で9年度支援するプログラム。</small></p>\n <h3 class=\"mt60\">ワークショップ〜検討会〜準備会と、住民の意識変化</h3>\n <p class=\"mt30\">春日井市は、名古屋大学、株式会社エクセイド(以下、エクセイド)、KDDIと実証実験を進めながら、一方で名古屋大学の協力のもと、住民と地域の交通を考えるワークショップを重ねてきました。<br><br>そしてワークショップを数回重ねた上で、今度はサービスを考える検討会を立ち上げ、検討会を1年くらい続けてステップアップするような形で準備会に移行していきました。最後は、そこから今回のサービスを運営するNPO法人へなっていくわけですが、ここまでに3年以上かけています。<br><br>「まず、地域の移動を考えていこうということでワークショップをスタートしました。いま、サービスはどうだ、バスやタクシーはと。困っている人はどうだろうと。複数のグループに分けて、その中に地域の人もいれば、交通事業者もいれば、地域包括支援センターの職員に入ってもらったり、多様なステークホルダーが混ざったグループを作って話し合いをしてもらい、最終的にこの地域に何が必要か、をみんなで考えていきました」<br><br>並行して名古屋大学、エクセイド、KDDIらとの実証実験を行っていたため、住民の多くは、当初やはり「春日井市と大学、KDDIが何をしてくれるか」というような感じで話を聞いていたと言います。時間をかけて、ワークショップや検討会、と進めていくことで、「そうじゃない、自分たちでなんとかしないといけない」と住民の意識がより強く変化していったのです。それが今の活動につながっているということになります。<br><br>今、サービスの運営をNPO法人が担うことで、持続した運用ができるようになっています。一方で、NPO法人の幹部は平均75歳を過ぎており、層を厚くしていくことが次の課題だと津田さんは捉えています。<br>石尾台というモデル地区として、住民および行政それぞれの課題意識、大学のプロジェクト、そのつながりでKDDIとの接点もできたという形で、それらがうまく融合してオンデマンド型自動運転送迎サービスが形になったと言えます。ただ、サービスとしてスタートはしたものの、まだまだ過渡期で、大事なのは今後よりこのサービスを持続性のあるものに昇華していくことだと津田さんは言います。</p>\n <div class=\"mainImage largeImage\"><img src=\"./assets/story3_img3.jpg\" alt=\"\"></div>\n <p class=\"mt30\">KDDIのみなさんには、実証実験の段階から、ごく初期から地域に入ってくれているということは1つ大きいと感じています。その中で、徐々に地域との接点が大きくなってきているのではないかと感じています。地域の声をしっかり拾ってくださっている、地域、大学、KDDIでの話し合いの場を、連絡体制をしっかり敷いて、密にやらせていただいているので、いい関係は築けているのではないかと思います。ただ、サービス自体、仕組みとしてはまだ過渡期です。より便利に、より地域の人の負担が減るような形にできるよう、ぜひ一緒に走り続けてもらいたいと考えています」</p>\n\n </section>\n </div>\n\n\n </article>\n </main>\n </div>\n</div>" } } } ] }, "defaultcontent": { "type": "select", "text": "初期非表示" } } }, { "component": "ct-statement", "component_label": "陳述", "data": { "id": "", "statement": { "type": "text", "text": "" } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/life/article00041/index.json", "url": "/life/article00041/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "CO2排出量実質ゼロの「サステナブル基地局」を運用開始", "description": "CO2排出量実質ゼロの「サステナブル基地局」を運用開始", "template": "", "templateHTML": "article_top.html", "topicPath": [], "etc": [ { "key": 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健。\n\nKDDIに入社する前にパートナー先のエンジニアとして相対していた稲場は、「検証」に対するこだわりや厳しさに感銘を受けてKDDIへの入社を決断したといいます。\n\n「検証を行ってもネットワークが変わるわけではないので、極端なことを言ってしまうと、検証すべき機器やソフトウェアを受け取った後に、そのまま商用に出すことも出来てしまいます。逆に、石橋を何度も叩いて、慎重に慎重を重ねて検証することもできます。そんな中、我々は絶対に譲れない通信品質を確保しつつ、お客さまへの提供時期との兼ね合いを考えながら品質を高めていくことが重要だと感じています。お客さまの要望などから品質基準を定めていますが、最後はどこまで厳しさを求めるかという自分たちの『信念』で検証に取り組んでいます。」(稲場)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", "alt": "KDDI 技術統括本部 モバイル技術本部 無線エンジニアリング部 サービス検証2G グループリーダー 稲場 健", "text": "KDDI 技術統括本部 モバイル技術本部 無線エンジニアリング部 サービス検証2G グループリーダー 稲場 健" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIは今後とも「ずっと、もっと、つなぐぞ。au」をスローガンに、より多くのお客さまが安心してお使いいただける、どこでもつながる5Gを目指してエリアの拡大を推進していきます。" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": 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"id": "", "text": { "type": "text", "text": "「道路が寸断されていて、これ以上先には進めそうにありません」\n\n次々に上がる復旧チームからの報告は、現場責任者の頭を悩ませた。球磨川流域周辺では土砂崩れや道路の崩落によって、基地局に向かうのは困難だった。アンテナなどの通信に必要な設備をクルマに搭載した「車載型基地局」や、基地局の各設備を小型化して持ち運びができるようにした「可搬型基地局」を速やかに出動させた。復旧した地域もあったが、車で行ける範囲には限りがあり、一部の地域では、徒歩での移動も余儀なくされた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "この2020年7月の豪雨で停波したKDDIの基地局は、103局。その対応のために各地から集めた臨時の基地局(車載型基地局や可搬型基地局など)は、約80台。さらに停電対策として、移動電源車やポータブル発電機を46台配備した。\n\nそれら機材をもって、各々が復旧作業にあたっていく。被災地に充電設備や無料Wi-Fi設備を設置する者。瓦礫で車が通れないなか、重さ20kgのポータブル発電機を担ぎ、足元の不安定な山道を1時間半ほど歩いて基地局を目指す者。それぞれの持ち場で自分の役割を全うし、通信事業者としての責務を果たしていく。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", 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"article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "もちろん、KDDI社員にヘリから降下したことがある経験者などいない。陸上自衛隊にも、未経験の通信技術者をヘリから降下させた経験などなかった。\n\nだが、水が引いて、瓦礫が撤去されるのを待つことはできない。\n過去に前例のない方法ではあったが、自衛隊の隊長も、近年の災害救助活動の経験から、被災地における通信の重要性を十分に理解していた。\n\n「……わかりました。やってみましょう」\n\n地上10〜15mの高さを飛ぶヘリコプター。KDDIの現地班4名が自衛隊員に抱き抱えられ、「孤立した地域のお客さまに電波を届ける」という1つの思いのもと、ヘリコプターから降下した。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img08.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "moviearticle-youtube", "component_label": "記事/動画ページ-Youtube", "data": { "id": "", "youtube_id": { "type": "text", "text": "wdPBDoPWUwM" }, "youtubethumbnail": { "type": "image", "url": "", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "当時、現場で復旧作業にあたった担当者はこう語る。\n\n「私たちの仕事は通信環境を維持すること。今回の復旧では、陸上自衛隊西部方面隊や自治体の方々をはじめ、KDDIのさまざまな部門のスタッフと協力し合い、復旧対応にあたることができました。今後も、みなさんと連携しながら通信を守っていきます。」\n\n毎年のように起こる自然災害。自然の大きな力に抗うことは容易ではないが、大災害が起こったときでも、通信があれば人々に「安心」を届けることができる。\nだからこそ、少しでも早く通信を復旧できるよう、KDDIは災害にも強い通信ネットワークを構築し、通信を守り続ける。" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/enhancing-power/article00130/index.json", "url": "/enhancing-power/article00130/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "現場に向かい通信を復旧する 『KDDIサテライトレンジャー』", "description": "2019年、関東地方に甚大な被害をもたらした台風15号。関東中心に携帯電話がつながりにくくなるなか、新たな災害対応として、衛星を使って回線を復旧させた「KDDIサテライトレンジャー」。その立ち上げの経緯とKDDIの災害対応への取組みを紹介する。", "template": "", "templateHTML": "", "topicPath": [], "etc": [ { "key": "category", "value": "つなぐチカラを進化させる" }, { "key": "OGImage", "value": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00133/assets/thumbnail_133.jpg" }, { "key": "datetime", "value": "2022/10/20" }, { "key": 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"衛星回線のシステムは非常にシンプルな構造で、必要な資材も少ない。運搬、設置がスピーディーに行えるだけでなく、この設備で通信を回復することができれば、災害時に必要な可搬型・車載型基地局は、より被害の大きいほかの地域に出動することができ、全体的な復旧のスピードは上がることになる。\n\nサテライトレンジャーの出動は、現場の立地環境や衛星との位置関係の計画・確認が必要なため、1日におけるチームの稼働は限られるが、台風15号では9日間にわたって出動し、15カ所に衛星システムを設置した。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img05.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img06.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "毎年のように起こる自然災害。自然の大きな力に抗うことは容易ではないが、大災害が起こったときでも、通信は「安心」を届けることができる存在だ。 だからこそ、少しでも早く通信を復旧できるよう、KDDIは災害にも強い通信ネットワークを構築し、通信を守り続ける。" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/enhancing-power/article00133/index.json", "url": "/enhancing-power/article00133/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "人口100人の島に基地局を 離島に電波を届ける工夫とは", "description": "2019年7月にKDDIが行った、四国の小さな島々に携帯電話の電波を届ける工事に密着。島ならではの、ケーブルを敷設せずに電波を届ける「無線エントランス」や、携帯電話がつながるエリア構築の考え方についても解説。過去に対策してきた島々も紹介する。", "template": "", "templateHTML": "", "topicPath": [], "etc": [ { "key": "category", "value": "つなぐチカラを進化させる" }, { "key": "OGImage", "value": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00134/assets/thumbnail_134.jpg" }, { "key": "datetime", "value": "2022/10/20" }, { "key": "thumbnail", "value": "./assets/thumbnail_134.jpg" } ] }, "contents": [ { "component": "hero", "component_label": "ヒーロー部", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/kv_134.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-header", "component_label": "記事タイトル", "data": { "id": "enhancing-power", "categoryLink": { "type": "link", "name": 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"component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img01.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "そこで2019年7月に、この島のエリア化、つまり携帯電話がスムーズにつながるようにKDDIの携帯電話基地局を開設する工事が開始された。\n\n離島での工事には、他の場所とは異なる独自の準備が必要だ。不足したものが出た場合でもすぐに取りに戻ることができないため、資材や重機を最初にまとめて運ばなくてはならない。また、小さな島の場合はフェリーが就航していないことも多く、自分たちで船をチャーターする必要もある。\n\nそのために今回用意したのは、船体にクレーンを据え付けた全長20m以上の巨大な台船。島に建てるアンテナの支柱となるコンクリート柱や、地面を掘削するのに使うコンプレッサー車などといった重機や資材を、島外から船で大量に運び込んだ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img02.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "さらに、小さな島に基地局を設置する場合、大きな問題がもう一つある。それは、光ケーブルの敷設が難しいということだ。\n\n携帯電話の電波をつなげるためには、基地局と基地局を光ケーブルでつなげる必要があるが、離島の場合はその光ケーブルを「海底」に敷設しなければならないため、莫大な時間と費用がかかってしまう。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "その課題を解決すべく、離島のエリア化では、「無線エントランス」という方式を採用した。無線エントランスとは、陸側に「親機」となる基地局を設定し、島にその「子機」を置く方式だ。親と子両方にパラボラアンテナを搭載して、子機はパラボラで島の携帯電話の電波を陸側の親機に送り、信号に変換して光ケーブルで全国に送る。\n\n今回嘉島に建てる基地局は、その子機にあたる。そして、電波を送る親機に設定されたのが、宇和島から陸続きの半島にある基地局だ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「無線エントランス」を行う場合には、まずは島に電波を送るのにふさわしい「親機」となる基地局を選定するため、付近の基地局を一局ずつまわって現地調査する。調査で重要なのは、親機となる基地局から子機となる基地局の建設予定地をきちんと見通せるかどうかという点だ。\n\n無線エントランスの電波は、遠くまで届く代わりに遮蔽物に弱い。島までの電波の通り道に何かがあると携帯電話はまったくつながらなくなる。たとえば海上を船が通過し一時的に電波を遮断しただけでも、すぐに携帯電話の通信は途切れてしまう。\n\n今回の調査では、海上の電波の通り道の高度などさまざまな条件を鑑みて、宇和島山中が最適であると判断した。担当者たちが宇和海に面した山をくまなく駆け巡りながら、島に電波を送るのに最適な基地局を探し当てたのだ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img05.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "つながらない場所をつないだ後には、つながった場所を正しくつなぎ続ける取り組みが生まれる。今日も、海を渡り山を駆け巡り鉄塔によじ登り街を見渡し、携帯電話の電波をつなぎ続けるために、“現場”は動き続けている。" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/enhancing-power/article00134/index.json", "url": "/enhancing-power/article00134/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "5Gエリアができるまでの工程とは", "description": "急ピッチで広がっているauの 5Gエリア。この5Gが使えるようになるには、いったいどれくらいの工程があるのか。その詳細について、KDDIで5Gエリアの計画、設計、工事の役割を担う担当者への取材を元に紹介する。", "template": "", "templateHTML": "", "topicPath": [], "etc": [ { "key": "category", "value": "つなぐチカラを進化させる" }, { "key": "OGImage", "value": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00135/assets/thumbnail_135.jpg" }, { "key": "datetime", "value": "2022/10/20" }, { "key": "thumbnail", "value": "./assets/thumbnail_135.jpg" } ] }, "contents": [ { "component": "hero", "component_label": "ヒーロー部", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/kv_135.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-header", "component_label": "記事タイトル", "data": { "id": "enhancing-power", "categoryLink": { "type": "link", "name": "enhancing-power", "url": "/enhancing-power/", "target": "" }, "date": { "type": "text", "text": "2022.10.20" }, "titile": { "type": "text", "text": "5Gエリアができるまでの工程とは" }, "tags": [ { "type": 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"data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "①企画\nまず「企画」では、エリアの展開方針を取りまとめている。たとえば「鉄道沿線や駅周辺の生活動線でしっかりエリアをつくる」といった方針を整理し、「全国のどの路線や商業地域からエリア化(つながるように)するのか」といったプランの具体化が主な役割だ。\n\n②計画\n次の「計画」段階では、①の企画の内容を受け、今後のお客さまの携帯電話の活用方法を想定し、基地局がどれくらい使われるかの予測を立て、どの周波数をどの街や場所で展開していくのか、具体的な基地局設置場所を決めていく。\n\n一度、建設工程に入った後では計画全般を変更することが難しくなるため、場所だけでなく基地局設備の性能や今後の技術進化もふまえ、実行的な計画を立て、それをわかりやすく関係部署に伝えていくことを「計画」段階で行う。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img02.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "③開発・④設計\nその②で策定した計画を受け、「開発」で得られる通信機器を元に基地局毎の「設計」を行うのが、設計部署の役割だ。たとえば渋谷駅の周辺をエリア化するという計画に対し、その場所に5Gの電波を届かせるには、どの基地局にどんなアンテナを設置すればよいのか。工事の実現性を含め、その最適なエリア化手法を検討する。\n\n⑤工事\nその設計を元に、実際の現場で工事の調整を行うのが、工事部署の役割だ。基地局設置が決定した現場で実際に調査してみると、設計したアンテナの方向が建物に遮られているケースや、想定した設置スペースが使用できないケースなど、机上調査ではわからなかった様々な課題が出てくる。そこでアンテナ方向を調整したりコンパクトな設備に変更したりと、ひとつひとつ課題を解決しながら、エリア設計プランを確定させていく。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "その後も基地局に設置する設備機材や回線、電源取得などの詳細工事の設計や免許申請など多くの工程を経て、ようやく基地局設置の工事に着手。完成後に5G電波を発射することで、お客さまにご利用いただけるようにする。\n\nこのすべての工程をひとつひとつ丁寧に行うことで、お客さまに寄り添ったエリアづくりを目指し、KDDIはこれからも通信基盤を構築していく。" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": 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"<small>本記事は、KDDIのデジタル情報マガジン「TIME&SPACE(2022年12月終了)」に掲載された内容となります。</small>\n\nKDDIではお客さまに5Gを届けるため、今まで培ってきた技術と現場力を駆使して挑んでいる。5Gが使えるようになるまでには、企画、計画、開発、設計、工事の5工程あり、場所や地域にもよるが、構想してから少なくとも年単位の時間がかかる状況だ。\n\nたとえばあるエリアを5G化するためには、大きく分けて、5Gの設備を新たに構築するパターンと、4Gの設備を一部活用することで比較的短期間で構築できるパターンがある。ほかにもバックホールと呼ばれる基地局同士をつなぐ光回線網を再構築するパターンなど、5Gエリアづくりには様々なやり方があり、構築期間も大きく異なる。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img01.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "なかには基地局の設置場所を新たに探すところから始め、建物・土地の所有者と交渉するなどゼロからの基地局建設になるケースもあり、エリアがある程度かたちになるまでには、構想してから3年程度かかることもある。\n\nKDDIは少しでも早く5Gを届けられるよう、先にでき上がった5G基地局のアンテナや無線機に手を加えて、広範囲に電波が届くようにチューニングし、4G基地局の資産を活かすなど、日々お客さまにとって使いやすいエリアの設計を模索している。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", 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"また、実際に基地局を設置した後も、計画したエリアできちんと5Gが使えるか、実際にエリアに行きテストを行う。路上での歩行調査や道路上、鉄道では路線を何度も行き来するなど、お客さまの利用に問題がないかを現地調査している。\n\nもし充分な品質が確保できていなければ、測定後にアンテナの角度を1度単位で調整したり、電波の強さを変えたり、新たにアンテナを設置するなど、 細かな調整などを行い常に改善し続けることで、 お客さまに満足いただけるエリアづくりを進めている。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "このようにすべての工程をひとつひとつ丁寧に行うことで、お客さまに寄り添ったエリアづくりを目指し、KDDIはこれからも通信基盤を構築していく。" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/enhancing-power/article00136/index.json", "url": "/enhancing-power/article00136/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "住民・観光客・漁師のためのエリアをつくる思い", "description": "auやKDDIの最新情報や、他ではちょっと聞けない裏話まで、編集部がお届けします。", "template": "", "templateHTML": "", 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"その嘉島のエリア化に取り組んだKDDIの小田浩明は、今回のエリア化にあたりこう語る。\n\n「島の産業の中心は漁業です。携帯電話がつながることで、島に暮らす皆さんの生活が快適になるのはもちろん、携帯電話は緊急時の通信手段として非常に重要ですので、島内だけでなく、作業中の船で漁師さんがきちんと使えるよう、エリアの構築を行わなくてはなりません。この嘉島のエリア化は、島の皆さんにとってはもちろん、KDDIとしても悲願のエリア化でした」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img02.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "今回の嘉島のように、これまでもKDDIでは四国の島々で携帯電話がつながるように長く施策を続けてきた。たとえば、大洲市沖に浮かぶ「青島」。いわゆる猫島として知られる観光地でもある。青島は、四国側から電波を飛ばしてエリア化した。これにより地域住民はもちろん、島を訪れる観光客もスムーズに携帯電話を使えるようになったのだ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "実際に使った現地の人からも喜びの声が届いている。 「今までは自宅のなかでも、手前の部屋では通じるのに山側の部屋に行くと全然通じなかった。それがちゃんと通じるようになるのはありがたいね。電波がスムーズに入るようになったら、より多くの人に島に遊びにきてほしい」\n\n長年、四国全域の基地局に携わっている、KDDIエンジニアリングの難波隆之は、「四国の島々にはこれまで百数十の基地局を建設し、エリア化に努めてきました。今回の嘉島のように、直接住民の方の声を聞けるとありがたいですね。仕事へのモチベーションも高まります」と語る。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "携帯電話の電波は、つないで終わりではない。つながらない場所をつないだ後には、正しくつなぎ続ける取り組みが生まれる。今日も、海を渡り山を駆け巡り鉄塔によじ登り街を見渡し、携帯電話の電波をつなぎ続けるために、“現場”は動き続けている。" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/enhancing-power/article00137/index.json", "url": "/enhancing-power/article00137/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "音楽フェス「SWEET LOVE SHOWER 2022」にauの電波を届けろ スマホが快適に使える裏側", "description": "2022年8月26〜28日の3日間、音楽フェス「SWEET LOVE SHOWER 2022」が開催され、延べ約6万人が参加した。多くの来場者が訪れるフェス会場でも安定してスマホが使えるよう、KDDIでは臨時の電波対策を実施。開催2日前から行われた設営作業の模様を伝える。", "template": "", "templateHTML": "", "topicPath": [], "etc": [ { "key": "category", "value": "つなぐチカラを進化させる" }, { "key": "OGImage", "value": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00158/assets/thumbnail_158.jpg" }, { "key": "datetime", "value": "2022/10/15" }, { "key": "thumbnail", "value": "./assets/thumbnail_158.jpg" } ] }, "contents": [ { "component": "hero", "component_label": "ヒーロー部", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/kv_158.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-header", "component_label": "記事タイトル", "data": { "id": "enhancing-power", "categoryLink": { "type": "link", "name": "enhancing-power", "url": "/enhancing-power/", "target": "" }, "date": { "type": "text", "text": "2022.10.15" }, "titile": { "type": "text", "text": "音楽フェス「SWEET LOVE SHOWER 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"フェス会場のステージも設営中だ", "text": "フェス会場のステージも設営中だ" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img07.jpg", "alt": "現場に到着した車載型基地局。KDDIエンジニアリングの小畠 直人が指揮を執る", "text": "現場に到着した車載型基地局。KDDIエンジニアリングの小畠 直人が指揮を執る" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "②設営場所に固定\n屋根に備えたアンテナを伸ばすと高さは最終的に10m以上となるため、車両下部に装備したジャッキで車体を固定する。車内の水平器できちんと車体が水平を保持しているかも確認。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img08.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "③光ケーブルと接続\n車載型基地局は光ケーブルを接続し、交換局とつなぐことでスマホのエリアを構築することができる。\n\n駐車場内を走行する車に踏まれないよう、光ケーブルは駐車場の外周に沿うようにして電柱とつなぐ。駐車場内を通す部分は写真のようなカバーをつけて保守する。最寄りの電柱までは直線距離で数十mだが、駐車場の外周沿いにつなぐため、ケーブルの長さは150m以上になる。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img09.jpg", "alt": "専門のスタッフが最寄りの電柱の光回線を車載型基地局とつなぐ", "text": "専門のスタッフが最寄りの電柱の光回線を車載型基地局とつなぐ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "④アンテナ(ポール)を立てる\n光ケーブルと車載型基地局をつなぐと、アンテナの立ち上げだ。地上3m以上の屋根の上での作業のため、体を固定する作業用ベルトは必須。屋根に上るときにはハシゴに、車上では専用の金具に必ずベルトをつないで作業を行う。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img10.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "車両の屋根に上り、折りたたまれていたポールを立てる。ポールに固定されている四角いプレートがアンテナだ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img11.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "⑤アンテナの向きと角度を調整する\n事前の計画にあわせてアンテナの向きを調整する。アンテナの裏側には角度を示す目盛りが付いていて、それを元に上下左右の向きを整える。今回、この車載型基地局には3基のアンテナを設置する。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img12.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "⑥回線の開通\nいったん屋根から降りて、光ケーブルとのネットワークをつなぎ、無線機を今回の仕様にあわせて設定するデータベースの投入を行う。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img13.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "⑦アンテナの仮上げ\n再び安全装具を身につけ車上の作業。アンテナから伸びるケーブルを絡まないようにしながらポールを伸ばし、実際に使用する高さまでアンテナを仮上げして、アンテナの向きが問題ないかを確認する。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img14.jpg", "alt": "車載型基地局のアンテナを伸長。ポールはコントローラで上げ下げする", "text": "車載型基地局のアンテナを伸長。ポールはコントローラで上げ下げする" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "現場到着から約7時間、初日の作業はここまで。アンテナをいったん下げて解散。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 電波を発射し、会場をくまなく歩き回って電波測定" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "前日の作業で、基地局の物理的な設営はほぼ完了。だが、ここからがむしろ本番となる。開幕前日のこの日は、実際に電波を発射し、会場の隅から隅まで歩き回って意図した方向に電波を発射できているかをチェックする。\n\nでは、この日も順を追って作業をみてみよう。\n\n①車載型基地局のアンテナを伸ばす\n前日、アンテナの“仮上げ”は行ったが、今回は本番。3つのアンテナを設置した2本のポールを1本ずつ14mの高さまで上げる。その際にケーブルが絡まないよう、地上からスタッフが指示を出す。2本のポールが高さ14mに達するまで慎重に作業を行い、20分を要した。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img15.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "②電波発射\nアンテナを伸ばしただけでは、まだ電波は発射されていない。その後に車載型基地局に積み込んだPCでプログラムを立ち上げアンテナから電波を発射するための指示を出す。これで、この車載型基地局から会場に電波が届けられるのだ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img16.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "通常は、車載型基地局のセッティングが完了した時点で、現場から「テクニカルセンター(TC)」と呼ばれる施設に連絡し、電波発射を要請する必要がある。\n\n今回は、TCが有する電波発射や調整を行う装置に現場のPCからリモート接続をして、作業を実施した。\n\n③正常性確認と周辺局の調整\nそして、無線機から電波が発射されているかどうかをチェックする「正常性確認」を行う。フォルダ型のアイコンが緑色に光っているのが、電波発射が行われている証だ。今回運用する2局の車載型基地局からきちんと電波が発射されていることが確認できる。\n\nさらには「周辺局の調整」。今回の会場付近には2局の既設基地局があり、電波を発射している。そこに車載型基地局からの新たな電波が干渉すると、電波品質が落ちてしまうことがあるため、既設局の電波の調整を行う。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img17.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "この作業も電波発射と同様にTC側で行っていたが、今回はすべて車載型基地局に搭載したPCで制御できるようになった。\n\nKDDIエンジニアリングの小畠は、「TCに電話連絡で依頼していた作業を現場でできるようになったので、待ち時間が発生せず、現場の進捗に合わせて作業ができるようになりました。それだけでなく、現場の状況に応じてお客さまへきめ細やかに電波を届けることができるようになりました」と語った。\n\n④会場をくまなく歩き回って電波測定\n電波対策は、5G車載型基地局を設営して終了というわけではない。事前のシミュレーションどおりに会場に電波が届いているかを測定する。\n\nKDDIエンジニアリングの小畠は会場全域を歩いて電波測定を行った。同行するのは堰合 伶。彼が抱えるバッグには電波を受信する専用機器が収められており、小畠が持つタブレットはその専用機器と連携しており、端末にデータが記録される仕組みだ。その画面上には彼らが歩いた場所と各地点における電波の受信状況がマッピングされていく。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img18.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "3つのステージすべてとフードコート、物販会場、入場ゲート付近など、会場をくまなく歩く。\n\nこうして取得したデータをPCで分析。事前に設計した各エリアへの電波強度と齟齬がないかを確認する。結果、一部エリアが計画通りの電波強度になっていなかったことがわかり、担当間で連絡を取り合って電波の調整を行った。その後、改めて会場内を歩いて電波測定を行い、想定どおりに電波が届いていることを確認してこの日の作業は終了した。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img19.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 開幕日!お客さまに快適に使っていただくために" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「SWEET LOVE SHOWER 2022」開幕日、朝9時の開場に備えて、スタッフは7時に集合した。前日同様、きちんと電波を発射しているか「正常性確認」を行う。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img20.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "準備はすでに完了しているが、「大切なのは、実際にお客さまが入られた状態できちんと電波の品質が保持できること」と小畠は言う。\n\nそのために、この日に行う作業は、お客さまと同じ環境でスマホに電波が入るかを測定する「体感品質調査」。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img21.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "今回はコロナ禍での開催ということもあり、入場時にフェスの公式アプリに登録した本人情報の確認があった。他にも、会場内での待ち合わせの連絡や、フードコートや物販でもキャッシュレス決済など、すでにあちこちでスマホが使用されている。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img22.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "会場でスマホを使っていた方の声を聞いてみた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img23.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "こちらは山梨から来られた3人。\n「会場に来たらエリアマップとか検索するし、めちゃめちゃスマホ使います」\n「ここまでの道中のほうがつながりにくくて、会場に入った途端しっかり電波があったからびっくりしたよね」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img24.jpg", 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"data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "愛知県から来た同級生コンビ。\n「フードコートでスマホ決済しました!写真いっぱい撮ってインスタに上げたいです」\n「うん、インスタ!それから公式アプリでタイムテーブルはよく見ます!スマホつながっててうれしいです」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 会場で思い切り楽しんでもらえるように" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "今回の対策を担当したKDDIエンジニアリングの小畠直人と堰合 伶に、イベントへの電波対策に対する思いを聞いた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img27.jpg", "alt": "KDDIエンジニアリングの小畠 直人", "text": "KDDIエンジニアリングの小畠 直人" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「以前からこのフェスには電波対策を行っていましたが、今年初めて5Gの電波を発射することになりました。開催の約4カ月前からプランを練り、5Gの電波の特性を考えて、アンテナを少し上向きに設定するなどの工夫を盛り込んで取り組みました。\n\nまた、会場が広いので隅々まできちんと電波をお届けできるよう最大限の注意を払って対策しています。いま実際に、会場でお客さまの声を聞き、スマホを使っていらっしゃる表情を見て少しホッとしています。普段と変わらず使っていただくことで、よりフェスが楽しめるよう、私たちは電波を整備してお届けしたいと思っています」(小畠)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img28.jpg", "alt": "KDDIエンジニアリングの堰合 伶", "text": "KDDIエンジニアリングの堰合 伶" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「みなさん、普段の仕事や学校を頑張ったうえで、思い切り楽しむためにフェスに来られていると思います。スマホをきちんとつなげるために電波をお届けすることで、フェスを楽しむお手伝いができればうれしいです。インフラとして、つながって当たり前ということを損なわないように努力していきたいと思います」(堰合)\n\nお客さまの喜ぶ顔や会場の素敵な雰囲気に、小畠と堰合は笑顔を浮かべた。だが、この時点では、イベントはまだはじまったばかり。両名とも、会場がさらに盛り上がり、さらに多くのお客さまが集まる瞬間が訪れても、ずっと快適に通信がつながり続けるよう見守る。\n\n「SWEET LOVE SHOWER」は無事に開催され、KDDIは車載型基地局を使って会場全体に電波を届けた。こうした大規模なイベントにおいて、今後もKDDIはエリア対策を行う。\n\nどんな場所でも電波をつなぎ続けることで、より快適な環境を提供し続けていく。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img29.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "今回の「SWEET LOVE SHOWER 2022」の電波対策について、作業の様子や車載型基地局の仕組み、会場のお客さまからの声をまとめた動画はこちらから。" } } }, { "component": "article-detail-body-yt", "component_label": "+記事本文-Youtube", "data": { "id": "b4C-bOHhjoo", "videoid": { "type": "text", "text": "b4C-bOHhjoo" }, "videothumbnail": { "type": "image", "url": "", "alt": "", "text": "" }, "caption": { "type": "text", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連リンク(外部ページ)" }, "link": { "type": "link", "name": "ずっと、もっと、つなぐぞ。au公式サイト", "url": "https://www.au.com/brand/tsunagu/?bid=co_prts_tau_1515&_gl=1*1r48go9*_ga*MzUzMDc4MDQwLjE3MjkxNDA1OTI.*_ga_78HTCQ2E43*MTczMjUyMTI0NC42OS4xLjE3MzI1MjMwMzkuMC4wLjA.", "target": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連リンク(外部ページ)" }, "link": { "type": "link", "name": "KDDIのSDGsについてはこちら", "url": "https://www.kddi.com/corporate/sustainability/sdgs/?bid=co_prts_khp_0013&_gl=1*uvnv5r*_ga*MzUzMDc4MDQwLjE3MjkxNDA1OTI.*_ga_78HTCQ2E43*MTczMDk1NzkyMy4xOS4wLjE3MzA5NTc5NDguMC4wLjA.", "target": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "文:TIME&SPACE編集部\n撮影:正慶真弓<br><br><small>※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。</small>" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": 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"<small>本記事は、KDDIのデジタル情報マガジン「TIME&SPACE(2022年12月終了)」に掲載された内容となります。</small>\n\n富山県の黒部峡谷(くろべきょうこく)は、猿飛峡や奥鐘山が国の特別名勝および特別天然記念物に指定されているとともに、日本三大渓谷のひとつにも数えられている国内屈指の名勝である。そんな黒部峡谷の観光に欠かせないのが、「トロッコ電車」の愛称で親しまれる「黒部峡谷鉄道」だ。始発駅の宇奈月(うなづき)駅から終点の欅平(けやきだいら)駅まで、全長20.1kmを片道約1時間20分で結ぶ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img01.jpg", "alt": "黒部峡谷鉄道 宇奈月駅", "text": "黒部峡谷鉄道 宇奈月駅" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img02.jpg", "alt": "黒部峡谷鉄道のトロッコ電車", "text": "黒部峡谷鉄道のトロッコ電車" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.jpg", "alt": "普通客車は窓がないオープン型", "text": "普通客車は窓がないオープン型" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": 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"component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img12.jpg", "alt": "KDDIエンジニアリング建設事業本部モバイルプロセス本部の船本一弥と嶋田直樹", "text": "KDDIエンジニアリング建設事業本部モバイルプロセス本部の船本一弥と嶋田直樹" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "――黒部峡谷鉄道の全線にauの電波を届けることになった経緯を教えてください。\n\n船本:きっかけは、黒部峡谷鉄道さんからのご要望でした。KDDIとしてもこの地域を訪れる多くの観光客に電波を届けたいという思いがあり、黒部峡谷鉄道の全線におけるauの通信エリア対策を決定しました。\n\n嶋田:ただ、黒部峡谷一帯は携帯電話の電波を届けるのが極めて難しい場所です。このエリアは国立公園にも指定されているため、携帯電話の基地局など新たな建造物の設置には関係省庁の許可が必要になり、申請に時間を要します。また、沿線には道路が通っておらず、自動車でアクセスできないため、携帯電話の基地局の設置に必要な無線機、電源、アンテナといった機材をトロッコ電車で運搬しなければなりません。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img13.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "――今回の黒部峡谷における通信エリア対策工事。計画から実現までどれくらいの期間を要しましたか?\n\n船本:黒部峡谷鉄道さんから最初に相談を受けたのが2018年末なので、3年以上かかりました。当初は全長20.1kmのうち、基地局の設置が済んでいたのは主要駅の4カ所のみ。事前の調査では線路上を何度も歩いて往復し、電波状況を確認したところ、沿線は圏外の場所がほとんどでした。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img14.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "嶋田:auの電波をくまなく届けるため、沿線上に基地局を設置する計画を立てました。しかし、予定の基地局数では全線をカバーし切れないことが判明し、計画の見直しを迫られました。最終的には当初予定の約2倍の数の基地局を設置することで、黒部峡谷鉄道の全線にauの電波を安定して届けることができました。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 「バズーカアンテナ」でトンネル内に電波を発射" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "――今回の通信エリア対策工事で特に苦労したことは?\n\n船本:トンネルの内部に電波を届けることです。黒部峡谷鉄道には41ものトンネルがあり、距離はいちばん長いもので約1kmあります。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img15.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "嶋田:黒部峡谷鉄道のトンネルは一般的なトンネルよりも狭いうえに、カーブがきついため、外から発射した電波が中まで届きにくいんです。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img16.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "船本:どうすればトンネルの内部まで効率的に電波を届けられるのか、頭を悩ませました。検討した結果、指向性が高くパワーの強いアンテナ、通称「バズーカアンテナ」をトンネルの入り口付近に設置し、トンネルの内部に向けて電波を発射しました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img17.jpg", "alt": "向かって右側に見えるのが今回設置したauの基地局の一部", "text": "向かって右側に見えるのが今回設置したauの基地局の一部" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img18.jpg", "alt": "トンネルの入り口付近に設置した「バズーカアンテナ」", "text": "トンネルの入り口付近に設置した「バズーカアンテナ」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "嶋田:場所によっては、バズーカアンテナでも電波が届きづらいところもありました。そういった場合はトンネルの入り口に加え、トンネルの内部にも基地局を設置することで、電波を届けました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img19.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "船本:また、この地域は世界有数の豪雪地帯。冬季は深い雪に覆われます。工期が限られるなか、通信エリア対策工事をすこしでも前に進めるために、冬季も現地へ足を運び、電波調査を行いました。\n\n嶋田:冬季はトロッコ電車が運休しているため、自力で行くしかありません。黒部峡谷一帯は想像以上に雪が深く、現地にたどり着くだけでもひと苦労でした。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img20.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img21.jpg", "alt": "2022年1月に行った電波調査では、スコップで雪をかきわけながら現地へ向かった", "text": "2022年1月に行った電波調査では、スコップで雪をかきわけながら現地へ向かった" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "船本:いまは日本全国どこでもスマホが使えて当たり前の時代。ここ黒部峡谷はつながらない時期が長く続きましたが、みんなで力をあわせ、工夫を重ねることで、ようやくつなげることができました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img22.jpg", "alt": "「つながらなかったところをつながるようにすることにやりがいを感じる」と船本と嶋田は口を揃える", "text": "「つながらなかったところをつながるようにすることにやりがいを感じる」と船本と嶋田は口を揃える" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "およそ3年がかりで行われた今回の通信エリア対策工事。これによって黒部峡谷鉄道の全線で、すべてのauの利用者がスマホを使えるようになった。黒部峡谷鉄道を訪れる機会があったら、ぜひスマホを活用して、安全かつ快適に観光を楽しんでほしい。そして、その美しい景色をスマホのカメラで収め、家族や仲間とリアルタイムで分かち合ってほしい。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 黒部峡谷トロッコ電車にauスマホを持って出掛けよう!" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "富山県黒部市の宇奈月駅から欅平駅までを、黒部川沿いに走る「黒部峡谷トロッコ電車」。今回、沿線のすべての区間でauのスマホを使えるようになった。\n\nトロッコ電車の客車は、開放感を味わえる窓のない「普通客車」と、ゆったり旅に最適の窓付きの「リラックス客車」の2種類。どちらも風光明媚な峡谷を存分に堪能することができる。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": 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"スマホがつながるようになったことで、トロッコ電車からの美しい景色を撮影し、リアルタイムで家族や友人に共有したり、SNSに投稿したりすることが可能になった。\n\nスマホを片手に、黒部峡谷を訪れトロッコ電車からの景色を楽しんでみてはいかがだろうか。" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連リンク(外部ページ)" }, "link": { "type": "link", "name": "黒部峡谷トロッコ電車", "url": "https://www.kurotetu.co.jp/", "target": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連リンク(外部ページ)" }, "link": { "type": "link", "name": "KDDIのSDGs", "url": "https://www.kddi.com/corporate/sustainability/sdgs/?bid=co_prts_khp_0013&_gl=1*uvnv5r*_ga*MzUzMDc4MDQwLjE3MjkxNDA1OTI.*_ga_78HTCQ2E43*MTczMDk1NzkyMy4xOS4wLjE3MzA5NTc5NDguMC4wLjA.", "target": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "文:TIME&SPACE編集部\n撮影:梅田 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"type": "text", "text": "<small>本記事は、KDDIのデジタル情報マガジン「TIME&SPACE(2022年12月終了)」に掲載された内容となります。</small>\n\n2020年春に高速・大容量・低遅延・多接続な次世代通信サービス「5G」が開始されて以来、KDDIは全国の都市部を中心に、「au 5G」の電波を届ける基地局の設置を進めている。\n\n今回は福岡県の博多&天神エリアの代表的なスポットでau 5Gがどれだけつながっているのかを確認してみた。案内人は「au Style FUKUOKA」の本畑春菜。福岡県出身で、普段はauショップの店頭カウンターでお客さまの対応にあたっている。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img01.jpg", "alt": "au Style FUKUOKAの本畑 春菜", "text": "au Style FUKUOKAの本畑 春菜" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「福岡では主要駅や観光地、商業施設のある、博多駅周辺や天神などを中心に、au 5Gがつながるエリアが広がっています。特に天神エリアには住宅街もあり、『家で5Gがつながった!』と喜ばれるお客さまもいらっしゃって、最近は5Gを目当てに機種変更される方も増えているんですよ。ネットも動画もストレスフリーで楽しめる5Gの快適さを地元のみなさんや観光でお越しの方にもぜひご体感いただきたいです。今回は私がau 5Gがつながる福岡市の主要スポットをご案内します!」(本畑春菜)" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 天神周辺でau 5Gがつながるかをチェック" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "本畑に案内してもらうのは福岡市内の主要スポット。それぞれの場所でスマホをチェックし、au 5Gがつながるかを確認していく。\n\n・天神の待ち合わせと言えば「ソラリアビジョン」\n最初に向かったのは、“九州一の繁華街”と言われる天神エリア。老舗デパートやショッピングモール、人気の飲食店、家電量販店などが軒を連ねる活気あふれる街である。本畑が案内してくれたのは、ファッションビル「ソラリアステージ」の広場にある「ソラリアビジョン」だ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img02.jpg", "alt": "天神駅にある「ソラリアビジョン」", "text": "天神駅にある「ソラリアビジョン」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「天神の待ち合わせスポットと言えば『ソラリアビジョン』が定番で、地元の人には“大画面前”でお馴染み。西鉄『福岡(天神)駅』の改札を出てすぐの場所にあり、天神の中心地にあるため、周辺の百貨店やファッションビルにもアクセスが良いんです。待っているあいだも大画面を見ながら過ごせるので退屈しませんよ」(本畑)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { 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"「中洲といえば福岡一の歓楽街で、川沿いにカラフルなのれんを連ねる屋台が有名ですよね。福岡グルメを満喫できる屋台は、以前よりも数は減ったようですが、いまも健在で開店している店はあります。また、屋台が出る前の朝や昼は、川沿いの遊歩道がきれいで、散歩すると気持ちがいいですよ」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img06.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「もちろん、中洲にもau 5Gの電波は届いています」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img07.jpg", "alt": "夜の中洲", "text": "夜の中洲" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "・1日中楽しめる大型商業施設「キャナルシティ博多」\n中洲から少し南に移動すると、「キャナルシティ博多」が見えてきた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img08.jpg", "alt": 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"article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「『水上公園』には船をモチーフにした商業施設『シップスガーデン』があり、1階のレストランはパンケーキが美味しいことで有名です。もちろん、私も食べに行きました(笑)。屋上スペースにはベンチがあり、天神や中洲の街が見渡せて、ゆったりと過ごすことができますよ」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img11.jpg", "alt": "「シップスガーデン」の屋上スペース", "text": "「シップスガーデン」の屋上スペース" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 博多駅周辺でau 5Gはつながるかをチェック" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "ここからは博多駅周辺に移動して、au 5Gがつながるかを確認していこう。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img12.jpg", "alt": "博多駅の博多口", "text": "博多駅の博多口" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "・駅ビルを起点に都市開発が進む博多駅周辺\n「博多駅の近隣には数多くのオフィスやホテルがあり、ビジネスや観光など、県外から訪れる方の玄関口となっています。西側の博多口には、日本最大級の駅ビル『JR博多シティ』が2011年に開業し、その後も駅周辺に大型商業施設などが誕生したことで地元民のショッピングスポットとしても人気があります。西の博多口はもちろん、東の筑紫口周辺や、駅の側にある『博多バスターミナル』前でもau 5Gはつながりました!」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img13.jpg", "alt": "博多口にある「JR博多シティ」", "text": "博多口にある「JR博多シティ」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "このように天神や博多駅周など、福岡市の主要スポットではすべてau 5Gがつながることが確認できた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img14.jpg", "alt": "博多駅の側にある「博多バスターミナル」", "text": "博多駅の側にある「博多バスターミナル」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● スピード感を重視した博多のau 5Gエリア対策" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "今回、博多市内の主要スポットを歩いて驚いたのは、天神から中洲、博多駅周辺へと移動した際に、途中に4Gなどになることがなく、どのエリアでもずっとau 5Gがつながっていたことだ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img15.jpg", "alt": "博多駅・天神駅のau 5Gサービスエリアマップ。ピンクは5Gがつながる場所(2022年2月28日時点)", "text": "博多駅・天神駅のau 5Gサービスエリアマップ。ピンクは5Gがつながる場所(2022年2月28日時点)" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "福岡ではどのように電波対策を行い、今後au 5Gはどんな広がりを見せていくのか。九州全域のauの通信エリア対策を担当するKDDIエンジニアリングの行實丈夫、中嶋 慶、八巻俊二に聞いた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img16.jpg", "alt": "KDDIエンジニアリング 西日本運用本部 西日本支社 行實 丈夫", "text": "KDDIエンジニアリング 西日本運用本部 西日本支社 行實 丈夫" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「福岡市は比較的にコンパクトな街のため、博多駅、中洲、天神をひとつの大きなエリアと捉えて、5Gのエリア化を進めました。はじめは人が多い天神駅周辺から5Gの基地局設営をスタートし、徐々に博多駅周辺までエリアを広げていったのです。少しでも早くみなさんに5Gを体験していただくために、工期を前倒しにするなど、スピード感を意識して5Gのエリア化に取り組みました」(行實丈夫)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img17.jpg", "alt": "KDDIエンジニアリング 西日本運用本部 西日本支社 中嶋 慶", "text": "KDDIエンジニアリング 西日本運用本部 西日本支社 中嶋 慶" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「最近では、『ソラリアビジョン』のある天神駅の出口付近の5Gエリア対策を行いました。この場所はすでに5Gの基地局を設営していたのですが、非常に人が集中する場所だったため、電波のデータ転送量が急増し、本来の通信速度が出ていなかったのです。そこで天神駅近くにあるビルの屋上に新たに5Gの基地局を設営して電波対策を行いました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": 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"type": "text", "text": "「いま福岡市をアジアの拠点都市にすることを目指した『天神ビッグバン』が進んでいて、大規模な都市再開発が行われています。新しく高層ビルが建つと電波を遮蔽することになったり、一方でビルが取り壊されることで電波の干渉が起こったりすることがあり、これまで5Gがつながっていたエリアがつながらなくなるケースがあるのです。そういったことが起こる前に、私たちは常に街の電波状況を調査し、お客さまが常に快適にau 5Gを使っていただけるように、新たな基地局の設営や調整などを行っています」(八巻俊二)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img21.jpg", "alt": "都市再開発が進む天神の街並み", "text": "都市再開発が進む天神の街並み" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● スタートアップ企業もau 5Gで応援!" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "アジアの拠点都市を目指す福岡市の取り組みのひとつに「Fukuoka Growth Next」という施設がある。ここでもau 5Gが役立っていた。\n\n「『Fukuoka Growth Next』は、豊かな未来を創造するアイデアを持ったスタートアップ企業を支援する福岡市の施設です。廃校となった小学校を活用して、起業家を対象としたインキュベーション施設やコワーキングスペース、起業について相談できるスタートアップカフェ、誰でも利用できるカフェやバーなどが集結しています。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img22.jpg", "alt": "スタートアップ企業を支援する「Fukuoka Growth Next」", "text": "スタートアップ企業を支援する「Fukuoka Growth Next」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIは福岡市の『Fukuoka 5G Vision 2021』に基づき、施設内の5Gの屋内対策を行いました。オンライン会議や動画視聴などはもちろん、au 5Gの高速・大容量・低遅延・多接続の特長を活かしたビジネスアイデアを実験できると思います。福岡市の成長や未来ある若者に貢献できて非常に光栄です」(行實丈夫)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img23.jpg", "alt": "「Fukuoka Growth Next」のコワーキングスペース", "text": "「Fukuoka Growth Next」のコワーキングスペース" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 福岡でau 5Gがつながるエリアが拡大中!" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "最後に、今後の福岡におけるau 5Gエリアの広がりについて聞いた。\n\n「現在、福岡では博多や天神だけでなく、薬院駅周辺や門司港駅周辺でもau 5Gがつながります。今後は西鉄沿線の住宅街をはじめ、人が多く集まるイベント会場や大型ショッピングモールなども、5Gのエリア化を進めていく予定です」(八巻俊二)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img24.jpg", "alt": "門司港の周辺", "text": "門司港の周辺" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "福岡で着実にエリアが拡大しているau 5G。5Gの高速通信は、博多で暮らす地元の方や、旅行や出張で訪れた人の強い味方になってくれるはずだ。\n\nauの公式サイトではau 5Gがつながる場所を地図上で確認することができるので、対応スマホをお持ちの方はぜひチェックのうえ、5Gの高速通信を体感してみてほしい。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img25.jpg", "alt": "門司港の「大連友好記念館」の前", "text": "門司港の「大連友好記念館」の前" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", 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"+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "GINZA 456では、正面の大型スクリーンをディスプレイとした高画質の8K映像をリアルタイムで配信。また、5G SAの特長である低遅延通信を活かし、番組内で遠隔地会場との会話のやり取りなど、本会場さながらの臨場感を実現。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.gif", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "イベントMCのいとうせいこうさんも「こういった時代に時差のない配信でライブを届けられるのはうれしい」とコメントした。\n\nもうひとつのサテライト会場であるKDDI DIGITAL GATEでは、8Kライブ配信にくわえて8KのVR配信も実施。180°の3D映像で、遠隔地でも没入感あるライブを楽しめる体験を実現した。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "■5G SAによる「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2022」配信概要" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img05.jpg", "alt": "昼間の中洲", "text": "昼間の中洲" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 5G SAで変わるライブ映像の配信体制" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "今回のイベント配信のポイントは、5G SAを活用することで、このようにメイン会場とサテライト会場との対話や高精細な映像での中継を遅延なく届けるということもあるが、その裏側となる配信手法にも注目したい。\n\nこのアワードの配信は、一部補助的に固定回線を利用したものの、メインとなる通信は、スマートフォン『Xperia(TM) 1 III』をベースに「5G SA」に対応させた端末を送受信機として配信した。今までイベント配信を準備するには固定回線や専用設備の手配にお金と時間がかかる傾向にあったが、5G SAを活用するとスマホだけで実現できるようになり、イベント主催者の費用と準備にかかる工数を削減できる。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img06.jpg", "alt": "5G SA配信に利用したGINZA 456会場のXperia(TM)", "text": "5G SA配信に利用したGINZA 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"data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img08.jpg", "alt": "左から、KDDI 5G・xRサービス戦略部 シニアエキスパート 栃本 英源<BR>5G・xRサービス企画開発部 福井 啓允", "text": "左から、KDDI 5G・xRサービス戦略部 シニアエキスパート 栃本 英源<BR>5G・xRサービス企画開発部 福井 啓允" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 5G SAとは" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―――5Gという言葉は最近よく耳にするようになりましたが、この「5G SA」とはいったいどういうものなのでしょうか。\n\n栃本:5G SAの「SA」は「Stand Alone(スタンドアローン)」の略で、従来の5Gは4Gコアネットワークを活用して、4GLTEと5Gの基地局設備を連携して通信する「NSA=Non Stand Alone(ノンスタンドアローン)」方式で展開してきましたが、4Gから独立し、5Gのコアネットワークと5Gの基地局のみで通信する方式が「5G SA」です。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img09.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―――従来の5Gとは何が違うのでしょうか。\n\n栃本:5Gの高速・大容量、他接続、低遅延という特長をフル活用できることもそうですが、いちばん大きな違いは、サービスごとに独立したネットワークを構築できる「ネットワークスライシング」を活用できることです。\n\n―――ネットワークスライシングとはどういうものでしょうか。\n\n栃本:ネットワークスライシングは、簡単にいうと、サービスごとに専用の高速道路を用意するイメージです。ネットワーク内の各種リソースを仮想的に分割し、それぞれの利用用途ごとに専用のネットワークを構築することで、ほかのトラフィックの影響を受けない安定的な通信環境を提供することができます。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img10.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―――まさに理想とする5G通信というわけですね。誰でも利用できるのでしょうか。\n\n福井:5G SAを利用するには、SAに対応した基地局の設置とSAに対応したスマートフォンが必要ですので、まずは法人向けに提供を開始しました。今回は、配信会場に5G SAが使える環境を構築し、SONY様にもご協力いただき、8KカメラやXperia(TM)をベースにした5G SA対応のスマートフォンを用意しました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": 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SAによって専用の固定回線の敷設作業から解放されることで、今まで費用と工数の観点でライブ配信できなかった映像が簡単に配信できるようになります。スマホだけで高精細な映像が送ることができる時代になると、既存のライブ会場の環境に縛られず、どんなところからもライブ配信を行うことが可能となりますし、準備期間も短縮されますので、臨機応変に撮影、配信を行うことが可能となります。さらに、今まで大掛かりなカメラを設置できなかった、新たな視点での映像なども実現できるかもしれません。\n\n栃本:用途はライブ性を伴うものでしたら、幅広いニーズがあると考えています。エンタメやスポーツの中継に加え、学校の運動会や学生スポーツ、地域のフェスティバルなどの身近なイベント、また先ほど挙げた報道もそうですが、災害時など、ドローンなどを活用して機動的に状況を把握できるので、防災にも役立つと思います。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img13.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "栃本:XRについても、5G SA時代になると、人間の目の解像度に迫る4K×2の映像をWi-Fiなしで安定してストリーミング再生できるようになるので、この5G SAの普及が映像配信のブレイクスルーになる可能性があります。\n\n今回のイベント配信のほかにも、ABEMAさんと生映像中継のLIVE配信や、SONYさんと外出先のスマホからプレイステーションを楽しめるゲームストリーミングの技術検証試験にも成功しました。今後もさまざまなパートナーさまと実用に向け進めていきますので、ぜひ今後の5G SAの展開にご期待ください。\n\n―――5G時代の映像配信。KDDIは5G SAを活用することで、高画質映像をリアルタイムに配信し、臨場感あるライブやインタラクティブ体験を実現していく。" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連リンク(外部ページ)" }, "link": { "type": "link", "name": "ソニーとKDDI、5G SAでのプレイステーション (R) のゲームストリーミングと8K映像のリアルタイム配信に成功", "url": "https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2022/02/28/5910.html?bid=co_prts_tau_1506&_gl=1*1ucj7v*_ga*MzUzMDc4MDQwLjE3MjkxNDA1OTI.*_ga_78HTCQ2E43*MTczMjU4MTY1NS43Mi4xLjE3MzI1ODM1MTUuMC4wLjA.", "target": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連リンク(外部ページ)" }, "link": { "type": "link", "name": "日本初、5G SAで「ABEMA」生中継を実施", "url": "https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2022/02/21/5890.html?bid=co_prts_tau_1507&_gl=1*19x0psw*_ga*MzUzMDc4MDQwLjE3MjkxNDA1OTI.*_ga_78HTCQ2E43*MTczMjU4Njc5Ni43My4xLjE3MzI1ODY4NzYuMC4wLjA.", "target": "" } } }, { 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"―――5Gエリアができるまでには、たくさんのプロセスがあるのですね。それぞれの工程では、具体的にどのようなことを行っているのでしょうか。\n\n梶原:まず「企画」を担当する次世代ビジネス企画部ではエリアの展開方針を取りまとめています。例えば鉄道沿線や駅周辺の商業地域などの生活動線でしっかりエリアをつくるといった方針を整理したり、全国のauショップなどの営業拠点と連携してどの路線や商業地域からエリア化するといったプランの具体化です。また部署全体としては、5Gエリアだけでなく5Gならではのサービスや料金など様々な内容に関わっています。\n\n萩原:そのエリアの展開方針を受け、私たち技術企画部では、今後のお客様の携帯電話の活用方法を想定し、基地局の将来トラフィック(データ量)の予測を立て、どの周波数をどの街や場所で展開していくのか、具体的な基地局設置場所を決める「計画」を策定しています。一度、建設工程に入った後だと変更する事が難しくなるため、場所だけでなく基地局設備の性能や今後の技術進化もふまえ、高い品質が提供できる実行的な計画を立てます。それをわかりやすく関係部署に伝えていくことが「計画」部署の役割です。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "大澤:その技術企画部で策定した計画を受け、私のいるエリア設計部では、基地局毎の「設計」を行っています。たとえば渋谷駅の周辺をエリア化するという計画に対し、その場所に5Gの電波を届かせるには、どの基地局にどんなアンテナを設置すればよいのか。その最適なエリア化手法を検討します。既存の基地局を利用する場合は、5G設備の増設余地など工事の実現性も確認するなど、お客さまにいち早く高品質な5Gエリアを届けるため、日々知恵を絞りながら設計しています。\n\n荒川:私も大澤さんと同じエリア設計部ですが、基地局設置の工事部門との調整を担当しています。基地局設置が決定した現場で調査すると、設計したアンテナの方向が建物に遮られているケースや、想定した設置スペースが使用出来ないケースなど、机上調査ではわからなかった様々な課題が出てきます。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img05.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "アンテナ方向の調整や、コンパクトな新しい設備に変更するなど、ひとつひとつ課題を解決しながら、エリア設計プランを確定させていきます。その後も基地局に設置する設備機材や回線、電源取得などの詳細工事の設計や免許申請など多くの工程を経て、ようやく基地局設置の工事に着手。完成後に5G電波を発射、お客様にご利用いただけるようになります。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 5Gができるまでにかかる期間は?" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―――ひとつのエリアが完成するまでに多くの工数がかかるのですね。実際にこの「企画」から「工事」が終わって5Gが使えるようになるまでに、どれくらいの期間がかかるのでしょうか。\n\n梶原:あるエリアを5G化するためには、大きく分けて5Gの設備を新たに構築するパターンと、4Gの設備を一部活用することで比較的短期間で構築できるパターンがあります。ほかにもバックホールと呼ばれる光回線網を再構築するパターンなど5Gエリアづくりには様々なやり方があり、構築期間も大きく異なっています。\n\n大澤:なかには基地局の設置場所を新たに探すところから始め、建物・土地のオーナーさまと交渉するなどゼロからの基地局建設になるケースもあり、お客さまに快適に5Gをご利用いただけるようになるまでに年単位の時間がかかる場合もあります。\n\n―――工事にはいくつものやり方があるんですね。長い場合はどれくらいかかるのでしょうか?\n\n萩原:少しでも早く5Gをお届けできるよう、お客さまの利用状況やエリアの状況などから展開優先順位を調整したり、先にでき上がった5G基地局のアンテナや無線機に手を加えて、少しでも広範囲に電波が届くようにチューニングしたり、関係部門と何度も調整して、日々お客さまにとって良いエリアの設計を模索しています。難易度は基地局ごとに異なり、ばらつきもありますが、エリアがある程度かたちになる(例えば一つの路線で使えるようになる)までには、構想してから3年程度かかることもあります。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 5G化のハードルとは" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―――先ほど基地局に引き込む光回線網の話がありましたが、5Gが使えるようになるには、アンテナの工事だけではダメなのでしょうか。\n\n梶原:携帯電話は、携帯電話同士が直接通信しているわけではなく、携帯電話と基地局・交換局を中継して通信しています。携帯電話と基地局の間は「無線通信」、基地局と交換局の間は「有線通信」でつながっているので、5Gの品質を活かそうとすると、無線設備だけでなく、有線設備である光回線もそれに見合った速度の出るものを用意する必要があります。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img06.jpg", "alt": "携帯電話がつながる仕組み", "text": "携帯電話がつながる仕組み" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "梶原:せっかく無線通信部分が5Gで速くなっても、有線回線部分が4G向けの設備のままでは5Gの速さを活かせません。そのことからも、5Gのアンテナの設計にくわえてこのバックホールとなる光回線の工程も含めると、大きな工数になってきます。\n\n萩原:5Gをご利用いただく方は、4Gの数倍の速度が出ることや遅延の少なさに期待いただいていますので、交換局側の回線装置や交換機の入れ替え、アンテナなど無線設備の入れ替え、そして有線回線の入れ替えと、基地局のすべての設備を同時に刷新しなければいけないところが、ひとつのハードルとなっています。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": 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"component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img10.jpg", "alt": "KDDIエンジニアリング エリア設計部 大澤 魁", "text": "KDDIエンジニアリング エリア設計部 大澤 魁" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―――思ったよりビルが密集していたなどの理由でしょうか。\n\n大澤:それよりも、すでにその場所で電波の利用者である既存免許人との電波干渉を避けるための調整ですね。たとえば5GのSub6に近い周波数帯の電波を使っている既存事業(衛星放送など)に影響を与えないようする必要があります。\n\nこの方向にこのくらいの強さで電波を飛ばせば狙ったエリア周辺をきれいにカバーできる理想の設計だけれど、干渉しないよう別の方向に向けたり、電波を弱めたりといった調整が必要でした。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img11.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "大澤:このように最初はノウハウもなく、細かな調整を度々行いながら、設計プランを確定させていったことが初期の苦労した点です。\n\n萩原:電波干渉に関しては、既存免許人との事前調整が免許申請時の条件になっているので、そのやり取りも設計プランが決まるまでに期間を要するひとつの原因ですね。基本的にはあとから利用するほうが既存免許人に申請し、OKが出たら工程を進めるという形です。\n\n―――それもあるので、年単位の調整になるというわけなんですね……\n\n萩原:はい、そこまでやって、やっとひとつの基地局の工事計画が決まり、実際の工事に着手できるというわけです。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● お客さまの身近な生活動線へ5G エリアを" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―――5G化する場所の選定については、どのように行っているのでしょうか。\n\n梶原:4G LTEの基地局から得られるデータに加えて、auショップなど各地のKDDI担当者とも連携し、実際にその地域に住んでいる人の意見を聞いて、お客さまに身近な「生活動線」を重点的にエリア展開しています。\n\n特にこの生活動線のエリア展開にあたって私たちが大事にしているのが、お客さまにずっと5Gを使い続けていただくことです。たとえば駅ホームでは5Gで動画をサクサク観れるけど、電車に乗って動き始めたら4Gに切り替わってしまったらガッカリする人もいるでしょう。KDDIとしては、5Gの体感エリアを「点」ではなく生活動線に沿った「面」としてつくっていきたいと考えています。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { 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"―――エリア構築の後も品質管理はされてるのでしょうか。\n\n萩原:実際に計画したエリアで5Gが使えるか、現地現物でテストしています。実際に現地で測定すると狙った場所で5Gにつながらないこともあるので、測定後にアンテナの角度を1度単位で調整し、電波の強さを変えるなど調整しています。\n\n梶原:お客さまが5Gをご利用されるときの体感を大切にしたいので、社員自身もスマホを使って5Gを快適に使えるかを確認しています。例えば鉄道路線をエリア化する際には、実際に駅や電車の中でスマホをサクサク使えることをチェックしています。担当者以外でも全国のKDDI社員一人一人が普段からスマホを快適に使えるか意識しており、もし品質面で気になる場所があれば担当者へ連絡する仕組みになっています。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img14.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―――実際に品質で気になる部分がある場合には、どのような対策をするのでしょうか。\n\n荒川:アンテナの角度調整や電波の出力調整などで改善できるかを検討します。解消できない場合は、追加で工事を行うことでエリアをつくっていきます。ただし、都会のビルの上など限られたスペースを他の通信会社さんと分け合っていたり、建物に載せることができる重量に制限があるため、対応できる手段が限られるケースもあります。こうした場合は、現状ある基地局の資産を最大限に活かして、お客さまにご満足いただけるエリアづくりを進めています。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 当たり前を守り、未来へつなぐ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "―――企画から工事まで、多くの工程があることがわかりました。最後に、この工程を連携しながら進めることができる、そのモチベーションを教えてください。\n\n荒川:やはり「ここで使えるようになりました。ありがとう」というお客さまからの声が、いちばんの原動力です。パートナー企業さま含め、全員一丸となってエリア構築に邁進できるのも、こういうお客さまからの声があるからこそ、挑むことができています。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img15.jpg", "alt": "KDDIエンジニアリング エリア設計部 荒川 和範", "text": "KDDIエンジニアリング エリア設計部 荒川 和範" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "萩原:それにくわえ、私たちが通信を支えているという思いもあります。今や通信はひとつの社会基盤です。私は10年前に東日本大震災後の復興活動に参加しましたが、そこで「通信が使える」という当たり前をいかに守り抜き、お客さまに喜んでいただけるかというシーンに何度も直面しました。ときには命を預かることもある、このインフラを守っているんだという思いが一番のモチベーションです。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { 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"data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "■1チーム\n盛田さんは、国内外のイベント映像伝送経験が豊富な先輩です。今大会ではライブ映像が流れる回線の設計を担当しています。\n\n太田さんは、海外業務経験が豊富な頼れる存在です。海外事業者とのスムーズなやり取りに一役買っています。趣味は筋トレとのこと。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img07.jpg", "alt": "(写真左) グローバルネットワーク・オペレーションセンター 深津 翔吏、佐々木 秀秋、ソリューション5部 折 純平 (写真右) グローバルネットワーク・オペレーションセンター 原田 佳幸、中城 嘉光", "text": "(写真左) グローバルネットワーク・オペレーションセンター 深津 翔吏、佐々木 秀秋、ソリューション5部 折 純平 (写真右) グローバルネットワーク・オペレーションセンター 原田 佳幸、中城 嘉光" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "■2チーム\n佐々木さんは、ネットワーク運用の大ベテラン。持ち前のリーダーシップで若手たちをリードしてくれます。\n深津さんは、状況を把握する能力がずば抜けて高く、ネットワーク運用業務と並行して業務の効率化を担っています。\n\n■3チーム\n中城さんは、現場作業のスペシャリストです。誰よりも正確な作業をする一方で、スカイダイビングが趣味とのことでダイナミックさも感じます。\n\n原田さんは、仕事が早いのでつい色々とお願いしてしまいます。今回のメンバーでは折さんに次ぐ若手で、最年少二人でチームを盛り上げてくれます!\n\n■4チーム\n折さんは、私のネットワーク運用のペアです。入社1年目で現地担当に大抜擢されたチームのムードメーカー。教えたことをどんどん吸収するので今後が楽しみな逸材です。スポーツ全般に興味があるとのことで、今大会の業務に対して熱い意気込みを感じます!\n私も初めての海外経験は入社2年目で、2018年韓国で開催された国際的な大会となります。はじめは現地でのネットワーク運用で精いっぱいでしたが、2回目の国際大会では機器設定を行い、その次の大会では設計図の作成からプロジェクトに参加、次第に自分の業務範囲(できること)が拡大していきました。昨年からは大会期間中のネットワーク運用に不可欠なシステムの監視装置の構築にも取り組み、少しは貢献できているのかなと思います。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img08.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "入社後から海外経験を積み重ねてきて今年で入社5年目。リーダーの山田さんからも「一つひとつ現場で経験を重ね、設備、システム全体に目が行き届いているため、安心してネットワーク運用を任せることができる。」とお墨付きをもらえるようになり、今回の大会では、プロジェクト全体の計画から進捗管理、そしてデータ系サービスの設計を任せてもらっています。今回海外での勤務がはじめてのメンバーもいるので、自分の経験をまわりに伝えてまとめる立場でもあります。\n\nこのメンバーで挑んだ北京の国際大会ですが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、その準備は大変なものでした。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 先の見えないコロナ禍での事前準備" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "大きな国際的な大会の際は、IBCで映像を受け取り日本に送るための「機材」を用意することからスタートします。今回の北京大会で言えば、およそ半年前から準備を始めました。\n\n今回の大会は新型コロナウイルスの影響で、どれだけの人数が現地に就くことができるのか、いつからIBC内で作業できるのか、なかなか決まらなかったことが大変なところの一つでした。\n\n渡航の制限、そして現地に着いてからの隔離。ホテルからIBCへの移動方法にも制限があり、どんな体制を組むことができるのか、ギリギリまで誰もわかりませんでした。そこでどんな状況になっても対応できるよう対応策を用意し、そのどのパターンでも任務を遂行できるよう、何度もシミュレーションを繰り返しました。\n\nそしてようやくネットワーク運用の体制が決まり、12月の上旬に機材を現地に発送しました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img09.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "ダンボールにしておよそ200個。そのあと1月上旬にメンバーが北京に入り、IBCに搬入して組み上げました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img10.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "実はこちらの機材は、昨年(2021年)の東京の国際的なスポーツ大会でも使用したものです。何度も利用し慣れている機材ですが、発送前に東京で一度すべて組み上げ、問題なく伝送できるかを検証したあと、北京に配送してまたここで組み上げています。\n\nどんなに慣れた機材でも、海外の事前に見ていない場所に機材を設置し、0からネットワークを構築するのはとても大変な作業です。\n\nそして大会が開幕しました。期間中は無事故で映像を届けるのが当たり前とされているため、現場の緊張感はひとしおで、中継が終わるころにはどっと疲れが出ますが、その分、やり遂げると大きな喜びを感じる仕事です。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": 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"headline": { "type": "text", "text": "関連リンク(外部ページ)" }, "link": { "type": "link", "name": "KDDIのSDGsについてはこちら", "url": "https://www.kddi.com/corporate/sustainability/sdgs/?bid=co_prts_khp_0013&_gl=1*uvnv5r*_ga*MzUzMDc4MDQwLjE3MjkxNDA1OTI.*_ga_78HTCQ2E43*MTczMDk1NzkyMy4xOS4wLjE3MzA5NTc5NDguMC4wLjA.", "target": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連リンク(外部ページ)" }, "link": { "type": "link", "name": "光海底ケーブルの建設・保守について", "url": "https://www.kddi.com/corporate/sustainability/sdgs/actionportrait/21/?aa_bid=we-we-ow-1975?bid=co_prts_tau_1484&_gl=1*u2jdr7*_ga*MzUzMDc4MDQwLjE3MjkxNDA1OTI.*_ga_78HTCQ2E43*MTczMTA0MzQxNC4yNi4wLjE3MzEwNDM0MTQuMC4wLjA.", "target": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "文:KDDI 佐藤健太、TIME&SPACE編集部\n写真:KDDI 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"text": { "type": "text", "text": "<small>本記事は、KDDIのデジタル情報マガジン「TIME&SPACE(2022年12月終了)」に掲載された内容となります。</small>\n\n「ずっと、もっと、つなぐぞ。au」と、多様なジャンルの新成人のパフォーマー20組がコラボレーションした「#ハタチが未来をつなぐぞ」が2022年1月18日からスタートした。\n\n新成人のパフォーマーがSNSで、5Gサービスとパフォーマーの可能性や未来を表現したダンス・スポーツ・音楽などのパフォーマンスを順次動画投稿し、またその動画は、5Gエリアが広がる鉄道路線の車内ビジョンで配信されてきた。" } } }, { "component": "article-detail-body-yt", "component_label": "+記事本文-Youtube", "data": { "id": "qqNDysQr_3Y", "videoid": { "type": "text", "text": "qqNDysQr_3Y" }, "videothumbnail": { "type": "image", "url": "", "alt": "", "text": "" }, "caption": { "type": "text", "text": "" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img01.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● パフォーマーのメイキング動画をARコンテンツで体験してみた" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "パフォーマーのメイキング動画をARで見るために、VPS(Visual Positioning Service:ヴィジュアル・ポジショニング・サービス)という技術が使われている。VPSとは、スマホやARグラスを通して風景を見たときに、周囲の建物の位置情報と合わせて自分のいる場所や向きを正確に測定できる技術のこと。拡張現実であるARコンテンツを実際の風景に合わせて正しく表示するために欠かせない空間認識技術だ。" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "そこで、5Gエリアである新宿駅東口で、パフォーマーのメイキング動画をAR体験してみた。\n\nまずはスマホでARアプリ「XR CHANNEL」を立ち上げ、「#ハタチが未来をつなぐぞ」をタップして、見たいパフォーマーの動画を選んで再生。すると、自分がいる場所(今回は新宿駅東口)の地図が表示される。地図上にある黄色いピンに近づくと、コンテンツのダウンロードが開始。その後、地面を認識させて、指示に合わせて建物の上にスマホを向ける。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img02.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "矢印に合わせてスマホの向きを変えると、「Look Here」という表示とともに赤い丸が出現。赤丸内に白い点を合わせるとARコンテンツの再生がスタートする。" } 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"このVPSによるARコンテンツでは、すべてのパフォーマーのメイキング動画を見ることができる。例えばこちらは東京駅周辺でハイスクール・バンバンの動画を再生したときの様子。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img06.gif", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "ほかにも、同じく東京駅周辺でRIKUさん、池袋駅周辺でSora Aotaさんの動画を再生。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img07.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img08.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 新成人のパフォーマーに注目した理由とは?" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "多様なジャンルの新成人パフォーマーとコラボした「#ハタチが未来をつなぐぞ」。この取り組みが生まれた経緯や思いを、企画したKDDI ブランドマネジメント部の松本沙久良に聞いた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img09.jpg", "alt": "KDDI ブランドマネジメント部 松本 沙久良", "text": "KDDI ブランドマネジメント部 松本 沙久良" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "――今回の企画が生まれた経緯を教えてください。\n\n「KDDIでは、『鉄道路線5G化』宣言を起点とし、お客さまの生活に身近な鉄道や商業地域を中心に、5Gエリア化を加速しています。そのなかで5Gがつながる未来のワクワク感をたくさんの人と共有して体験してほしいと考えたときに、2022年に成人式を迎えたハタチのみなさんに注目しました。\n\n昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で成人式がリモート開催や中止になることが多く、また、来年からは成人年齢が18歳に変わるため、『2022年のハタチ』は特別なものになると思いました。そこで、当社の“つなぐ”姿勢を表現した「ずっと、もっと、つなぐぞ。au」というスローガンのもと、未来に向けて夢を持って挑戦しているハタチのみなさんの思いをつないでいきたいと考えました。\n\nまた、今回はハタチにちなんで20組のパフォーマーとコラボしていますが、もうひとつ意図があります。今後、高速・大容量、低遅延、多接続といった5Gの特性を生かして、表現の可能性や伝え方が広がっていくはず。そこで、5Gサービスやパフォーマーの可能性、自身の未来を表現したパフォーマンスを紹介していきたいと考えました。さまざまなジャンルのパフォーマンスをお届けすることで、今後の5G時代の多様性も表現しています」\n\n――動画を見た方にはどんなことを感じてほしいですか?\n\n「ハタチという人生で一度しかないときを全力で楽しんで、未来に向かって夢中で挑戦しているパフォーマーの熱量や思いを感じていただきたいです。動画を見ていただくと馴染みのないジャンルもあると思います。パフォーマーは『自分が夢中になっているジャンルやシーンをもっと多くの人に知ってもらいたい!』と熱く語っていて、私も多くの人にその魅力を感じていただきたいと思いました」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img10.jpg", "alt": "2本の縄を使って跳ぶ縄跳び「ダブルダッチ」や、武術にダンスの要素を取り入れた「トリッキング」など、多彩なパフォーマンスを披露", "text": "2本の縄を使って跳ぶ縄跳び「ダブルダッチ」や、武術にダンスの要素を取り入れた「トリッキング」など、多彩なパフォーマンスを披露" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "――実際にパフォーマンスの動画を見た感想を教えてください。\n\n「みなさん、とても素晴らしいパフォーマンスで、すごく胸を打たれましたし、元気をもらえるんです。この企画に賛同してくださった理由や、インタビューに答えてくださっているひと言ひと言、パフォーマンスをしているときの真剣な表情、楽しそうな表情、自信に満ちあふれている表情などを見ると、私も自然と笑顔になり、何度も見返してしまいます。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img11.jpg", "alt": "KDDI ブランドマネジメント部 松本沙久良", "text": "KDDI ブランドマネジメント部 松本沙久良" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "こんなすごいハタチのみなさんが日本にはたくさんいるんだなと感じるとともに、私も初めて知ったジャンルもあり、動画の制作が進んでいくのが毎回楽しみでした。パフォーマーのオフショットや舞台裏の1コマがのぞけるメイキング動画は、5Gエリアの対象スポットでAR視聴体験できますので、ひとりでも多くの人にご覧いただけると嬉しいです」\n\n「ずっと、もっと、つなぐぞ。au」のTwitterやau公式Instagramには、動画を見た方から「動画が流れてきて夢中で見てしまった」「いろんな分野の演技やインタビューがあって面白い」「世の中には知らない競技がいっぱいある……」「みなさん身体能力どうなってるの?」など、多くのコメントが寄せられた。20組のパフォーマーの情熱がみなさんに伝わったようだ。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● au 5Gの鉄道路線エリアも拡大中!" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "一方、au 5Gの鉄道路線も順調にエリア拡大中だ。KDDI 広報部の小針千絵に現状と展望を聞いた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img12.jpg", "alt": "KDDI 広報部 小針千絵", "text": "KDDI 広報部 小針千絵" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "――鉄道路線のau 5Gの取り組みについて教えてください。\n\n「KDDIは鉄道路線の5Gエリア化を目指し、2021年6月30日に『鉄道路線5G化』宣言を発表しました。5Gがより身近なものになるように、お客さまの“生活動線”にこだわってエリア拡大を計画中です。鉄道路線の駅や駅間、主要駅周辺や商業地域など、多くのお客さまが利用される場所を重視して順次5G化を進めています」\n\n――「鉄道路線5G化」はどこまで広がっているのでしょうか。\n\n「2021年6月30日にJR東日本の山手線全30駅とJR西日本の大阪環状線全19駅のホームで5Gが利用可能になりました。これを皮切りに、2022年1月25日には、JR東海道線・名鉄名古屋本線などを含む鉄道17路線の主要区間のホームや駅間における5Gエリア化が実現。さらに、乗降者数上位の駅を中心とした全国の商業地域に重点を置きながら、5Gエリア拡大を推進しています」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img13.jpg", "alt": "JR東日本の山手線全30駅のホームでau 5Gが利用可能", "text": "JR東日本の山手線全30駅のホームでau 5Gが利用可能" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "――au 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"+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "文:TIME&SPACE編集部<br><br><small>※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。</small>" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/enhancing-power/article00161/index.json", "url": "/enhancing-power/article00161/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "名古屋でもau 5G拡大中!地元のau直営店スタッフが「つながる名所」を紹介します", "description": "高速・大容量・低遅延な次世代通信サービス「5G」。KDDIは全国の都市部を中心に、「au 5G」の電波を届ける基地局の設置を進めている。今回は愛知県の「名古屋」に焦点を当て、名古屋駅周辺や栄などau 5Gのエリアが拡大している状況を確認した。", "template": "", "templateHTML": "", "topicPath": [], "etc": [ { "key": "category", "value": "つなぐチカラを進化させる" }, { "key": "OGImage", "value": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00162/assets/thumbnail_162.jpg" }, { "key": "datetime", "value": "2022/02/25" }, { "key": "thumbnail", "value": "./assets/thumbnail_162.jpg" } ] }, "contents": [ 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"・栄エリア全般は5Gがつながる\n「オアシス21」は地下鉄栄駅と直結しているが、駅入り口近くの吹き抜けになっている場所も5Gがつながった。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img19.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「私が勤務する『au Style NAGOYA』は栄の中心部にありますが、栄エリアは概ねどこも5Gがつながります。名古屋栄三越の前にある『ライオン像』の周辺も電波は届いていました(建物内は除く)」(石原)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img20.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "このように名古屋駅周辺や栄など、名古屋の主要スポットではすべてau 5Gがつながることが確認できた。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 5G電波の品質調査を行う理由とは?" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "名古屋市内の主要スポットでつながるau 5G。KDDIではお客さまに安定した品質の5G通信をお届けするため、対象エリアの電波の品質調査を行っている。名古屋をはじめ、東海エリアにおける通信の品質を管理しているKDDIエンジニアリングの松浦勇斗と若松洋介に聞いた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img21.jpg", "alt": "右/KDDI エンジニアリング 西日本運用本部 中部支社 松浦 勇斗 左/同・若松 洋介", "text": "右/KDDI エンジニアリング 西日本運用本部 中部支社 松浦 勇斗 左/同・若松 洋介" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● スタートアップ企業もau 5Gで応援!" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "――電波の品質調査について詳細を教えてください。\n\n「高周波の5Gは、電波を遠くに飛ばすことができないうえに、ビルなどの障害物があると減衰してしまうため、4Gよりも電波が届きにくいという特徴があります。我々は基地局から飛ばした5Gの電波がしっかりと狙ったエリアに届いているかを確認するために、電波の品質調査を行っています。具体的には機材を持って徒歩やクルマで移動し、そこで測定した電波の強さや干渉度をマップに落とし込んでいきます」(松浦)\n\n「名古屋駅周辺は5Gの電波を減衰させる要因となる高層ビルが多く、栄は細かな道が多いうえ、5Gの電波がまわり込みにくいビルの影もたくさんあります。この2エリアは通常より5Gの電波が届きにくい環境のため、我々はすべての道を走行して電波を測定しました。5Gの電波がしっかりと届いていない地域があれば、アンテナの角度を調整したり、ほかの基地局の電波を調整して干渉を減らしたりして、電波の改善を行います」(若松)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img22.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "――すべての道を走行するのは大変な作業ですね。どのような思いで電波の品質調査を行っていますか?\n\n「電波の品質調査は地味な仕事ですが、電波の品質というものは、電話やインターネットの接続など、お客さまの快適さに直結しています。お客さまがストレスフリーで5Gを使用できるよう、安定して品質の良い電波を届けることが自分たちの役目。それを実現するために、電波調査は欠かすことができない重要な仕事です」(松浦)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": 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"<small>本記事は、KDDIのデジタル情報マガジン「TIME&SPACE(2022年12月終了)」に掲載された内容となります。</small>\n\n「コミックマーケット(コミケ)」は、マンガ・アニメ・ゲームなど多岐にわたるジャンルの同人誌を販売する世界最大級のイベントだ。2021年12月30・31日に東京ビッグサイトで開催された「コミックマーケット99」では、2日間でのべ2万100のサークルと91の企業が出展し、合計11万人の参加者が集った。\n\n多数の来場が想定されるイベント時に、KDDIでは、臨時の基地局を設営してスマホがつながりやすいよう対策している。今回のコミケでも5G車載型基地局や可搬型基地局で対策を行った。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img01.jpg", "alt": "コミックマーケット99は2年ぶりに開催。多くの人々を集めた", "text": "コミックマーケット99は2年ぶりに開催。多くの人々を集めた" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "設営から当日まで、電波をお届けした舞台裏に密着した。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● コミケのような巨大イベントに電波を届けるには" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "まずスマホがつながるためには基地局が欠かせない。基地局は、電波を送受信するアンテナと無線機をともなった設備のことで、通常は計画から完工まで年単位の時間を要する。一方、臨時基地局は、大掛かりな工事が不要であることと、イベントのような一時的な通信需要にも柔軟に対応できるのだ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img02.jpg", "alt": "通常の基地局建設工事の一例", "text": "通常の基地局建設工事の一例" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連記事" }, "link": { "type": "link", "name": "トンネルでもスマホの電波がつながる仕組みとは? 特急あずさの電波対策に密着した", "url": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00151/", "target": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「コミケ99」に際してKDDIは、車載型基地局と可搬型基地局という臨時基地局で対策を行った。車載型基地局は、アンテナや無線機など通信に必要な設備を搭載した車両だ。今回設営したのは5Gに対応した最新の車載型基地局だが、実際のイベントに運用されるのは、コミケ99が初となる。可搬型基地局とは文字通り「運搬することが可能」な基地局。基地局を構成するパーツを使用したい場所に運び、組み立てて運用する。災害時などにも活躍する。" } } }, { 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"④アンテナを立てる\n光回線との接続が終われば、アンテナの立ち上げだ。車載型基地局の車上は地上3m以上あるため、安全策がなにより大事。まず最初に行うのは、命綱を留めるためのポールの立ち上げ。作業用ベルトとカラビナでつないで作業を行う。平行してケーブルの養生。準備中のコミケスタッフの台車をスムーズに通せるようカバーをかける。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img12.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "新たな作業員が加わり、アンテナを建てる工程を進める。作業内容を綿密に確認してから、次々とハシゴを上り、車上に折りたたまれていたアンテナを起こしはじめる。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img13.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "⑤アンテナの向きと角度を調整する" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": 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"text", "text": "アンテナを最大限伸ばすと、地上14mの高さまで到達。この高さだからこそ、車両がバランスを崩さないよう最初に車止めとジャッキでしっかり固定する必要があるのだ。\n\n⑦電波発射\nこれで現場の準備は完了。そしてスタッフは電話で電波発射を要請した。電波を発射するのは、東京ビッグサイトから直線距離にして約72km離れた栃木県のKDDI小山テクニカルセンターだ。コミケで安定して電波を届けるために特別体制を整え、監視も行う。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img17.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "電波発射が完了すると、手元のスマホに5Gのピクトが立った。5Gが開通した合図だ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img18.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "だが、これで終了ではない。電波を発射するエリア全域できちんとスマホがつながるのかをチェックする必要があるのだ。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": 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"「5G車載型基地局を実際のイベントで運用し、5Gの電波を発射するのは初めてですので、調査する立場としても身が引き締まる思いです。私自身も、大きなイベントでの電波調査は初めてで、間違いのないよう少し緊張しています。\n\n電波発射まではきちんと行われていますが、コミケ本番でお客さまがスマホを使う状況を想定しながら同じように使ってみて、調整を繰り返したうえで通信をご提供したいと考えています。\n\nどんな環境でも徹底して調査を行うのですが、とくにコミケの場合は、開場までの待機列で情報を収集したり知り合いと集合場所を確認したりスマホを使われます。入場後も、広い会場でお客さまが何チームかに別れてスマホで連絡を取りながら、誰がなにを買うかというような戦略を立てながら楽しまれる方が多いそうです。\n\nそのため、そうしたニーズにきちんとお答えできるよう、きちんと調査して電波をお届けしたいと思っています」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● コミケ開幕! 無事に電波を届けることができた" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "コミケ99の初日となる12月30日、10時の開場に向けて朝7時には大勢の参加者が待機列に並び、スマホ片手に時間を過ごす光景が見られた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img23.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "当日のお客さまからのツイートをいくつか紹介しよう。\n「C99にNR出せる基地局車持っていったの、KDDIだけか」\n「この時間のコミケ会場でえらい速度出るpovo 5G」\n「コミケ会場、auマジで途切れない…」\n\n今回の電波対策は、きちんと役割を果たすことができたようだ。そのために約4か月前から準備を行っていたKDDIエンジニアリングの山川裕隆に話を聞いた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img24.jpg", "alt": "KDDIエンジニアリング南関東支社フィールド1G 山川 裕隆", "text": "KDDIエンジニアリング南関東支社フィールド1G 山川 裕隆" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「何年も前からKDDIはコミケでの臨時基地局の対策を行ってきました。昨年夏にも電波をお届けする計画があったのですが、コロナ禍でコミケの開催自体が中止になりました。あらためて昨年9月ごろから今回のコミケ99に向けて主催者様と議論を重ねてきました。開催期間や入場者数により、電波対策の方法や内容が変わるからです」\n\n2019年冬のコミケでは4日間の開催で75万人を動員した。今回はチケットを事前販売し、入場者数を1日5万5,000人に制限。朝7時オープンとなった待機列には整然と参加者が並んだ。\n\n「待機列では最大3時間待つことになり、参加者同士でSNSなどを介して容量の大きいデータを共有されたりするケースも考え、今回は5G車載型基地局の運用となりました。また、万が一現地で不具合が起きないよう、前日の現場の電波調査だけではなく、当日イベントが始まってからも欠かさずチェックするようにしました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img25.jpg", "alt": "コミケが開催されてからも待機列での電波調査は行われた", "text": "コミケが開催されてからも待機列での電波調査は行われた" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "新しく始まった5Gの品質と、いつでもどこでもauがきちんとつながることを実感していただけると本当にうれしいですね」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● イベントでも「ずっと、もっと、つなぐぞ。au」" } } }, { "component": 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"関連リンク(外部ページ)" }, "link": { "type": "link", "name": "KDDIのSDGsについてはこちら", "url": "https://www.kddi.com/corporate/sustainability/sdgs/?bid=co_prts_khp_0013&_gl=1*uvnv5r*_ga*MzUzMDc4MDQwLjE3MjkxNDA1OTI.*_ga_78HTCQ2E43*MTczMDk1NzkyMy4xOS4wLjE3MzA5NTc5NDguMC4wLjA.", "target": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "文:TIME&SPACE編集部\n撮影:瀬谷壮士<br><br><small>※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。</small>" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/enhancing-power/article00141/index.json", "url": "/enhancing-power/article00141/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "札幌でもau 5Gのエリア拡大中!つながるスポットをau直営店スタッフと巡ってみた", "description": "高速・大容量・低遅延・多接続な次世代通信サービス「5G」。KDDIは全国の都市部を中心に、「au 5G」の電波を届ける基地局の設置を進めている。今回は「札幌」におけるau 5Gのエリアが拡大している状況を確認してみた。", "template": 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"+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "案内人はこのふたり。「au Style SAPPORO」の大井理緒(左)と、「au Style SAPPORO paseo」の深井瑞人(右)。日頃はそれぞれのショップの店頭カウンターでお客さまの対応にあたっている。\n\n「5G対応のスマホが続々と発表されるなか、ここ札幌でも主要な観光スポットや商業施設が集中する市街地を中心に、au 5Gがつながるエリアが広がっています。今日は私たちが、au 5Gがつながるこの街の主要スポットをご案内します!」(大井)\n\n「5Gは高速・大容量・低遅延・多接続といった特長があります。ネットも動画もストレスフリーで楽しめる5Gの快適さを、札幌市民のみなさんはもちろん、旅行や出張でこの街を訪れる方々にぜひご体感いただきたいです」(深井)" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● au 5Gがつながる札幌の主要スポット" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "大井と深井が案内してくれたのは札幌市内の主要スポット。それぞれの場所でスマホをチェックし、au 5Gがつながるかを確認していく。\n\n・明治時代の名建築「北海道庁」へ" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img02.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-image", 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"component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "札幌市内の主要スポットでつながっていることが確認できたau 5G。北海道の他の地域ではどのような状況になっているのか。また、今後au 5Gはどのような広がりを見せていくのか。北海道全域のauの通信エリア対策を担当するKDDIエンジニアリングの村田英行に聞いた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img19.jpg", "alt": "KDDIエンジニアリング 東日本支社 村田 英行", "text": "KDDIエンジニアリング 東日本支社 村田 英行" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「KDDIは日本全国でau 5Gの利用可能エリアの拡大を図っています。北海道内では2021年12月現在、札幌、旭川といった都市部のほか、旭山動物園などの主要観光地ではすでにau 5Gをお使いいただけます。また、さらなるエリア拡大を目指して、au 5Gの電波を届ける基地局の設置を進めています。\n\nau 5Gの通信エリア対策で特に力を入れているのは、人がたくさん集まる場所です。たとえば、2021年11月、札幌ドームにau 5Gの基地局を設置する工事を実施、12月からサービスを開始しました。札幌ドームはプロ野球の試合や人気アーティストのライブなど、来場者が数万人規模のイベントが数多く開催されます。ドーム内はすでにau 5Gがつながっていましたが、今回の工事ではエントランス付近に基地局を設置し、地下鉄の駅からドームに向かう通路をピンポイントで狙って電波を発射することで、au 5Gの電波品質の向上を図りました」(村田)" } } }, { 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LTEは北海道を含む日本全国で人口カバー率99%を超えていますが、通信エリア対策に終わりはありません。お客さまが快適にスマホを利用できるよう、地域の声に耳を傾けながら、これからもつなげる努力を続けていきます」(村田)\n\n全国でエリア拡大中のau 5G。auの公式サイトではつながっている場所を地図上で確認することができるので、対応スマホをお持ちの方はぜひチェックのうえ、5Gの高速通信を体感してみてほしい。" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連リンク(外部ページ)" }, "link": { "type": "link", "name": "5Gについてもっと知りたい", "url": "https://www.au.com/mobile/area/5g/?bid=co_prts_tau_1469&_gl=1*1t17uf5*_ga*MzUzMDc4MDQwLjE3MjkxNDA1OTI.*_ga_78HTCQ2E43*MTczMjUyNTY4Mi43MC4xLjE3MzI1MjY3MjguMC4wLjA.", "target": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連リンク(外部ページ)" }, "link": { "type": "link", "name": "au エリアマップ", "url": "https://www.au.com/mobile/area/map/?bid=co_prts_tau_1427&_gl=1*1w5ieny*_ga*MzUzMDc4MDQwLjE3MjkxNDA1OTI.*_ga_78HTCQ2E43*MTczMjU5ODA1NC43NS4xLjE3MzI2MTMyNjIuMC4wLjA.", 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"文:TIME&SPACE編集部\n写真(工事撮影):吉田公貴<br><br><small>※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。</small>" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/enhancing-power/article00163/index.json", "url": "/enhancing-power/article00163/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "日本中に感動を!スポーツ国際大会の映像を途切れることなく届ける舞台裏とは", "description": "多くの感動を生んだ世界的スポーツの大会。その映像を途切れることなく届けるため、映像配信のネットワークを支えつづけたKDDI社員たちが現場で体験したこととは。", "template": "", "templateHTML": "", "topicPath": [], "etc": [ { "key": "category", "value": "つなぐチカラを進化させる" }, { "key": "OGImage", "value": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00143/assets/thumbnail_143.jpg" }, { "key": "datetime", "value": "2021/09/07" }, { "key": "thumbnail", "value": "./assets/thumbnail_143.jpg" } ] }, "contents": [ { "component": "hero", "component_label": "ヒーロー部", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", 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"<small>本記事は、KDDIのデジタル情報マガジン「TIME&SPACE(2022年12月終了)」に掲載された内容となります。</small>\n\n多くの感動を生んだ世界的スポーツの大会。今回は無観客で開催されたため、TVやスマホで観戦した人も多いのではないだろうか。その映像を途切れることなく届けるため、KDDIはこの世界的スポーツの大会において、映像伝送のネットワークを支えつづけていた。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 各地のスポーツ映像を放送局に届ける仕組み" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "例年、世界的なスポーツ大会では、各国の放送局向けに現地特設スタジオとして「IBC(国際放送センター)」が開設される。自国開催である今回は、そのスタジオが東京ビックサイト内に設置され、そこに集められた映像は、KDDIが用意した専用線で日本国内の放送局に届けられた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img02.jpg", "alt": "IBC(国際放送センター)とMPC(メインプレスセンター)が設置された東京ビッグサイト", "text": "IBC(国際放送センター)とMPC(メインプレスセンター)が設置された東京ビッグサイト" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", 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"―――今回、KDDIはどのような役割だったのでしょうか。\n\n沢本:私たちの役割としては大きく2つ。ひとつが「今回の映像伝送に必要な設備と専用線をIBCと放送局との間につくること」、そしてもう一つが「大会の期間中、事故なく映像を送り続けること」です。\n\n世界的なスポーツ大会の映像伝送は私たちにとっても特別な仕事の一つで、今までもさまざまな大きな大会でのライブ映像の伝送を担ってきましたが、常に、最善の注意を払って、事前準備から運用まで行ってきました。\n\n映像伝送を行ううえで特に私たちが大切にしているのは、「もらい受けた映像信号を途切れさせることなく放送局に受け渡すこと」です。ご自宅やスマホで見ている多くの人のためにも、その映像は絶対に途切れさせてはいけません。そのため、IBCから各放送局への中継は、まったく同じ映像データを異なるルートで伝送できるよう、複数の専用線を用意しました。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "この異なるルートを確保することで、片方のルートでなにかトラブルがあったとしても、一瞬たりとも映像が途切れることなくルートを切り替えて伝送することができるのです。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 桁違いの大容量データ伝送への挑戦" } } }, { "component": "article-paragraph", 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"―――私たちがリアルタイムで映像を見ることができている裏側には、現場で働く人のたゆまない努力があることがわかりました。特に今回の大会は、世間的にも新型コロナウイルスの影響を大きく受けた大会でしたが、準備にも影響があったのでしょうか。\n\n太田:部品の調達などの影響もありましたが、一番の影響は心理的な負担です。新型コロナウイルスの影響で、もしかすると大会自体がなくなるかもしれない。開催を望んでない人の声も聞こえてくるなか、本当にこの仕事をやるのか。やりきれるのか。メンバー全員、モチベーションを保つのに本当に苦しかった一年でした。\n\nそれでも、トップアスリートの躍動する姿を自宅で見たい人がいるのであれば…。メンバー一同、その思いだけでやりきった一年です。\n\nもし今回の大会の映像を見て、ひとりでも心動かす瞬間があったのなら、その瞬間こそが、私たちの仕事の成果だと思っています。\n\n―――スポーツの感動を届ける裏側には、通信のチカラと働く人々のゲンバダマシイがあった。KDDIは、これからも期待を超える感動を届けるためにつなぎ続ける。" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連リンク(外部ページ)" }, "link": { "type": "link", "name": "KDDIのSDGsについてはこちら", "url": "https://www.kddi.com/corporate/sustainability/sdgs/?bid=co_prts_khp_0013&_gl=1*uvnv5r*_ga*MzUzMDc4MDQwLjE3MjkxNDA1OTI.*_ga_78HTCQ2E43*MTczMDk1NzkyMy4xOS4wLjE3MzA5NTc5NDguMC4wLjA.", "target": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "文:TIME&SPACE編集部<br><br><small>※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。</small>" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/enhancing-power/article00143/index.json", "url": "/enhancing-power/article00143/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "新宿駅の出口51か所でau5Gはつながるのか?現地調査を元に5G電波の特性を解説", "description": "山手線エリアでauの5Gエリアが拡大中だが、日本最多の乗降客数を誇り、地下通路が多くダンジョンともいわれる新宿駅で、5Gがどこまでつながるのか。数十箇所もあるという新宿駅の出口がどこまで5Gエリアになっているのか。TIME&amp;SPACE編集部で現地調査することにした。", "template": "", "templateHTML": "", "topicPath": [], "etc": [ { "key": "category", "value": "つなぐチカラを進化させる" }, { "key": "OGImage", "value": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00164/assets/thumbnail_164.jpg" }, { "key": "datetime", "value": "2021/08/27" }, { "key": "thumbnail", "value": "./assets/thumbnail_164.jpg" } ] }, "contents": [ { "component": 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"スタートからおおよそ5時間ほどかけ、51ヶ所の出口を調査した結果がこちらだ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img19.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img20.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "一部入れない場所や出口がわからず調査できなかったところもあったが、新宿駅のような巨大な駅であっても屋外では5Gエリアが広がっていることがわかった。\n\n―――新宿駅周辺では多くの出口で5Gにつながることがわかりました。今後全国への拡大予定はいかがでしょうか。\n\n園・蛸島「より多くのお客様に快適な5Gをお使いいただくため、ご利用の多い路線や商業地域を中心にエリアを拡大していきますので楽しみにしていてください」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img21.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { 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"<small>本記事は、KDDIのデジタル情報マガジン「TIME&SPACE(2022年12月終了)」に掲載された内容となります。</small>\n\n携帯電話は、基地局から電波を発射することで、そのエリア一帯でつながるようになる。巨大な鉄塔やビルの屋上への設置、1本の電柱など、基地局は立地も形状もさまざまだ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img01.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img02.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "基地局を建てて電波を発射したら完了というわけではない。災害や機器の故障などで通信障害が発生した場合は即座に対処する。携帯電話を一度つなげたら、電波が途切れたり弱まったりしないよう、安定して「つなぎ続ける」ことが通信会社の重要な仕事だ。\n\nそのために、KDDIではビッグデータを活用し、対象となるエリアの電波の品質を解析している。これらを元に社員が実際に現場に出動、電波状況を調査し、改善を行う。テクノロジーと“人力”の両輪で質の良い電波を届けられるよう、管理し続けているのだ。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": 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{ "type": "image", "url": "./assets/top_img06.jpg", "alt": "木下は周囲に飛んでいるKDDIの電波をすべてキャッチできるアンテナを装備し、タブレットでモニタリングを行う", "text": "木下は周囲に飛んでいるKDDIの電波をすべてキャッチできるアンテナを装備し、タブレットでモニタリングを行う" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「携帯電話が、今いるエリアに対応する基地局から発射されている強い電波を捕捉していればいいのですが、ときどきよその基地局の微弱な電波を捕捉していることがあるんです。その微弱な電波の発信源を特定し、対処するためにこのアンテナが必要となります」(木下)" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 新橋〜銀座間で調査を行った2つの理由" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「こうした調査はもちろん闇雲に行われるわけではない。今回、新橋〜銀座エリアを対象にしたのには、大きく2つの理由があった。\n\n「現状5Gスマホは、5Gエリアで使用すると5Gの電波をキャッチし、4G LTEエリアに移動した場合、4G LTEの電波に切り替えて通信を行います。新橋〜銀座間では5Gエリアと4G 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"component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "銀座4丁目交差点を「和光」のほうに渡り、「三越」から進路を東へ。ショッピングや食事などで人々が行きかうなか、大きめのリュックを背負った木下と池田が通り過ぎていく。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img09.jpg", "alt": "銀座三越前を経て晴海通りを東へ進んでいく", "text": "銀座三越前を経て晴海通りを東へ進んでいく" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "昭和通りを越えて「歌舞伎座」へと至る。またここでもタブレットとスマホをチェック。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img10.jpg", "alt": "到達したのは東銀座の歌舞伎座前。ここも多くの人がスマホを使用するスポットだ", "text": "到達したのは東銀座の歌舞伎座前。ここも多くの人がスマホを使用するスポットだ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "まるで界隈の有名ショッピング&観光スポットを巡っているように見えるが、あながち間違いでもない。\n\n「そもそも、電波調査はお客様が実際によくスマホを使用されるスポットを想定して行うんです。今回は、新橋から銀座までの間の6カ所。待ち合わせによく使われるSL広場や和光前、歌舞伎座は、写真を撮ってSNSにアップされる方も多いですからね」(池田)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img11.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "今回のこのエリアの調査は、歩けば15分程度、約1.2kmの道のりを2時間かけて行った。そして、すでに第2弾の調査が決定している。\n\n次回はこの地図の範囲内すべての道を対象に、きちんと電波が機能しているかを確認する予定。そのためには、表通りだけでなく路地裏まで1本ずつしらみつぶしに歩きながら電波状況をチェックするのだと言う。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 全国で行われている電波の調査と品質維持" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "auの基地局は日本全体で数十万局ある。こうした調査は、今回密着した東京都内だけでなく、全国各地の拠点を通じて、それぞれの地域で行っている。\n\nたとえばこちらは、宮城県石巻市の離島・金華山。国の登録有形文化財「金華山灯台」があり、パワースポットとして有名な「金華山黄金山神社」で知られる。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img12.jpg", "alt": "日本の灯台50選にも入っている宮城県石巻市の金華山灯台", "text": "日本の灯台50選にも入っている宮城県石巻市の金華山灯台" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "島の住人は神職に携わる5人のみ。だが、観光地として多くの人々が訪れるため、2021年6月、新たに基地局を建設。灯台周辺でauが使えるようになった。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img13.jpg", "alt": "赤丸が金華山灯台、画面左のポールが基地局だ(左)。基地局にはパラボラアンテナも設置(右)", "text": "赤丸が金華山灯台、画面左のポールが基地局だ(左)。基地局にはパラボラアンテナも設置(右)" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "ここでも前述の新橋〜銀座間と同様、電波調査を行っている。灯台の周囲でスマホを使って電波をキャッチするのはもちろん、島内全域での携帯電話のつながり方を確認。ときには道を塞ぐ倒木を乗り越え、道なき道を行くこともあった。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img14.jpg", "alt": "灯台が見える場所での調査(左)。倒木を乗り越えて島の斜面を進んでいく(中)。島には野生のシカが500頭生息しており、実はフンだらけ(右)", "text": "灯台が見える場所での調査(左)。倒木を乗り越えて島の斜面を進んでいく(中)。島には野生のシカが500頭生息しており、実はフンだらけ(右)" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "チャーター船で島に渡り、港から灯台までは片道約6km。当時、震災や台風などの影響で島内の遊歩道は約7割が崩落しており、道なき道をヒヤヒヤしながら歩き、調査は行われた。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 鉄道の主要路線や幹線道路でもユーザー目線で調査" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "今回の新橋〜銀座間の調査を担当したKDDIの池田によると、こうした調査は徒歩だけでなく、鉄道や幹線道路でも行っている。\n\n「路上の徒歩での調査と同様に、鉄道や道路も利用者の多いところで行います。国土交通省の前年度の利用者情報や、我々が独自に取得しているビッグデータを複合的に見て、調査対象となる路線を選定します。可能な限り乗客が多い時間帯で、乗客の多い駅間を選んで調査するようにしています」(池田)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img15.jpg", "alt": "乗客の多い路線、駅で調査を行う(実際の調査風景ではありません)", "text": "乗客の多い路線、駅で調査を行う(実際の調査風景ではありません)" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "路上と同様の調査を行うが、携行するアンテナは車内で迷惑にならないよう、ひと回り小さいサイズのものを使う。\n\n「内容的に路上と違うのは、電車内のお客様と同じようにスマホを使用してみるという点です。実際にブラウザを使ってウェブサイトにつないだり検索したりしたときに、何秒で応答が得られるか。また、動画を観たとき途切れないか、解像度はどうかなどをチェックします」(池田)\n\nちなみにチェックのために観る動画も、再生回数が多いミュージックビデオや直近で人気の動画など、アクセス数が多いものを選んでいる。\n\n主要幹線道路では、車内でお客様がスマホをどのように使っているか、という視点から実際にクルマで走行しながらの調査を実施する。2名以上で乗車し、ブラウザや動画視聴に加えて、最近ではナビ代わりにスマホを利用する人も多いため、そうした使い方も試しながら調査を行っている。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img16.jpg", "alt": "鉄道同様、実際のお客様のスマホの使い方を想定して調査(実際の調査風景ではありません)", "text": "鉄道同様、実際のお客様のスマホの使い方を想定して調査(実際の調査風景ではありません)" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "鉄道同様、利用者の多い道路を選んで調査。徹底的に「お客様が実際に使うこと」を想定しているのだ。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 快適な通信維持は人知れず。サイクルは終わらない" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "徒歩で、電車で、クルマで、各エリアごとに行われる調査は、そのエリアの通信状況を改善するためだけに活用されるわけではない。\n\nそれぞれの調査後には、過去の調査結果と比較できるようレポートを作成。新たに発見した事象や問題点を解析専門の部署に展開し、実際に基地局の調整などの対応を行う。そこで明らかになった問題点や解決手段は、新たな知見として木下と池田の部署に蓄積され、次にまた日本のどこかで同じような事例があった場合に活用される。\n\nそしてまた並行して、スマホがきちんとつながっているかの調査は続けられていく。\n\n「またそこからが新たなスタートです」と、KDDIの木下は言う。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img17.jpg", "alt": "KDDI エリア品質管理部の木下 敦史", "text": "KDDI エリア品質管理部の木下 敦史" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「私たちが見つけた事象が改善されたからといって、それはゴールではありません。そこからまた新しい改善のサイクルがはじまります。だからずっと調査し、ずっと改善していくのです」(木下)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img18.jpg", "alt": "KDDI エリア品質管理部の池田 学駿", "text": "KDDI エリア品質管理部の池田 学駿" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「とにかくお客様に良いものを届けたいと考えています。一つひとつのエリアを磨き上げることで、いち早く多くのお客様に5Gを体感していただきたいと思っています」(池田)\n\nいま5Gのエリアが急速に広がっている。5Gならではの高速通信を体感していただくのはもちろん、これまでの4Gエリアに関しても快適につながり続けること。\n\nそのために、ビッグデータに加えて現場に出動して、より高い電波品質を維持することに努め、実際にどのようにスマホが使われているか、お客様目線での調査を徹底。KDDIは先端テクノロジーを追究する一方で、“人力”というアナログな手法も取り入れて、全国数十万局の通信品質の維持にこれからも取り組んでいく。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img19.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img20.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連リンク(外部ページ)" }, "link": { "type": "link", "name": "KDDIのSDGsについてはこちら", "url": 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"KDDIの富士山通信エリア対策の様子(2015年7月)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.jpg", "alt": "auがつながる山小屋にはステッカーが貼られている", "text": "auがつながる山小屋にはステッカーが貼られている" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "そしてKDDIは2021年夏、富士山の通信エリア対策をさらに拡充。従来から提供していた4G LTEやWi-Fiサービスに加え、高速・大容量・低遅延な次世代通信サービス「5G」を山頂に整備した。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", "alt": "富士山頂における5G基地局設置工事の様子(2021年7月)", "text": "富士山頂における5G基地局設置工事の様子(2021年7月)" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "これにより、日本最高地点である標高3,776mで、5Gを利用できるようになったのだ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", 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"component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "山の天候は変わりやすい。周囲を覆っていた霧が晴れたと思ったら、急に雨が降り出し、バケツを引っくり返したような土砂降りに見舞われた時間帯も。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img15.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img16.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img17.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "11時に五合目をスタートし、この日の宿泊先となる八合目の山小屋(標高3,250m)に着いたのは16時過ぎ。ルート上の各山小屋で電波測定しながらの登山であり、標準的なペースよりもやや遅れての到着となった。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img18.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "八合目の山小屋に到着後、周辺の電波を測定。本日の業務はこれで終了となる。悪天候のなか5時間以上も歩き続けてきた2人。さすがに疲労の色は隠せない。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img19.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "山の夜は早い。山小屋にチェックイン後、夕食をとり、19時過ぎには就寝。翌日に向けて英気を養う。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 山頂で5Gがつながることを確認!" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "そして2日目。夜中の1時半に起床し、2時過ぎに八合目の山小屋を出発。" } } }, { "component": "article-image", 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"id": "", "text": { "type": "text", "text": "若松:電波状況は概ね良好でしたが、改善の余地があると思われる箇所もありました。そこは今後の通信エリア対策に活かしていきたいと思います。\n\n――実際に富士山に登ってみて、どのようなことを感じましたか?\n\n小淵:山でスマホが使えることの大切さを実感しました。登山道や山小屋でまわりの登山者を見渡すと、みなさん当たり前のようにスマホを使っています。また、スマホは道迷いや遭難を防ぎ、安全に登山を楽しむための重要なライフラインのひとつ。通信をつなぎ続けることは命を守ることにもつながります。私たちにはみなさんの期待に応える責務があることをあらためて感じました。\n\n若松:山頂で写真や動画を撮ってSNSに投稿したり、天気予報を確認したり、家族や仲間に無事を伝えたり。自分が実際に富士山に登ってみて、山でスマホがつながることの重要性がよくわかりました。高速大容量な5Gがつながることで、登山者のみなさんはより便利に快適にスマホをご利用いただけるはずです。みなさんが安心して登山を楽しめるよう、これからもつなげる努力を続けていきたいと思います。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img36.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "この夏、富士登山を検討している人は、スマホを上手に活用して、安全に登山を楽しんでほしい。そして無事に登頂したあかつきには、日本最高峰からの絶景を高精細な動画や写真でシェアするなど、5Gを通じてその感動を家族や友人と分かち合ってほしい。" } } }, { "component": "article-detail-body-yt", 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X powered by STYLY」のAR技術が活用されている。富士山御殿場口新五合目の「Mt.FUJI TRAIL STATION」や「富士山自然休養林ハイキングコース」で楽しめるほか、一部のコンテンツは自宅などでも見ることができる。提供期間は2021年7月12日〜10月下旬。\n\n■リモート一眼レフ撮影サービス「マチカメ」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img38.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "富士山御殿場口新五合目の「Mt.FUJI TRAIL STATION」にて、富士山を背景にした高画質な記念写真が撮影できるリモート一眼レフ撮影サービス「マチカメ」が無料で提供されている。他の登山者にカメラを渡す必要がなく、接触を避けられるので安心。提供期間は2021年7月12日〜9月10日(予定)。\n\n■au XR Door「バーチャル富士登山」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img39.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "360度VR映像で富士登山を疑似体験できる「バーチャル富士登山」。スマホアプリ「au XR 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"type": "text", "text": "文:榎本一生\n撮影:橋本成亮<br><br><small>※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。</small>" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/enhancing-power/article00144/index.json", "url": "/enhancing-power/article00144/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "au5Gの取り組みとは?JR山手線と大阪環状線の全駅ホームで5Gが利用可能に", "description": "2021年6月30日、KDDIが山手線と大阪環状線の全駅ホームで5Gエリア化した。au「鉄道路線5G化」を宣言し、2021年度末までに関東21路線、関西5路線で5Gを利用できるよう拡大するという、その取組について、KDDI担当者が解説する。", "template": "", "templateHTML": "", "topicPath": [], "etc": [ { "key": "category", "value": "つなぐチカラを進化させる" }, { "key": "OGImage", "value": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00166/assets/thumbnail_166.jpg" }, { "key": "datetime", "value": "2021/07/26" }, { "key": "thumbnail", "value": "./assets/thumbnail_166.jpg" } ] }, "contents": [ { "component": "hero", "component_label": 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"その考えのもと、まずは利用者の多い代表的な路線として、山手線と大阪環状線から5G化し、2021年度末までに関東21路線、関西5路線へと拡大していくというわけだ。\n\nもちろん、5Gを広げていくのは鉄道だけではない。駅を中心に、利用者の多い全国の商業地域も並行して5G化を進めるが、電波は目に見えないものなので、いかにわかりやすくその利用可能なエリアを伝えていくか。その課題を解決するため、auの5Gエリアマップに、新たに路線と商業地域の専用マップが追加された。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img05.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「今までも5Gのエリアマップを用意していましたが、地図上の色付けだけでは実際にどこで使えるのかわかりにくい部分があったので、よりわかりやすく伝える専用のマップを用意しました」(長谷川)\n\nその専用マップがこちらだ。\n\n■5Gを利用できる路線" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img06.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "5Gを利用できる商業地域" } } }, { "component": 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"+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "スヌーピーが出現する期間は2021年6月30日から9月中旬までの予定で、4Gスマホでも場所や日時に応じて変化するスヌーピーを体験できるが、5G対応のスマホではダンスを踊る限定スヌーピーを見ることができる。\n\n今回のスヌーピーの表示には、AR上に向きと位置を固定できるVPSという技術を使っていて、スヌーピーが向いている位置も場所ごとに決まっている。なかには巨大なスヌーピーが出現する場所もあるので、ぜひベストな角度で撮影できるポイントを探してみてほしい。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 5Gの特性とエリア設計の難しさ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "では、今後5Gエリアを拡大するにあたり、課題になるポイントはどこなのか。5Gエリアの設計を担当するKDDIエンジニアリングの加藤純人に話を聞いた。\n\n「5Gで新たに割り当てられた高周波数帯の電波は減衰しやすく、回り込みにくい性質があるため、4Gより基地局配置の場所と数を確保することが課題です」(加藤)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img10.jpg", "alt": "KDDIエンジニアリング モバイル設計本部 加藤 純人", "text": "KDDIエンジニアリング モバイル設計本部 加藤 純人" } } }, { "component": 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"text": { "type": "text", "text": "この品質を担保するには、5Gエリアになった後も、パケ止まり(データがまったく流れる様子がない)などが起きないよう基地局の設定を調整し、品質を維持することが重要だ。このエリアの品質管理について、KDDIエリア品質管理部の小野田に話を聞いた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img19.jpg", "alt": "KDDI エリア品質管理部 小野田 倫之", "text": "KDDI エリア品質管理部 小野田 倫之" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「特に調整が必要になるのが、基地局から遠い場所で利用する5G電波です。基地局に近い場所では問題ないのですが、基地局から遠い場所だと電波の減衰がおこり、5Gの電波は弱ってしまいます。そんな基地局から遠い場所でスマホが5G電波を掴んでしまうと、スマホの表示は5Gでも、パケ止まりのリスクが出てきてしまいます」(小野田)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img20.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": 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{ "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img13.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● ほかの山手線各駅周辺もau 5G対策が行われている" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "もちろん、神田駅だけではなく、代々木駅や新橋駅、大崎駅など、ほかのJR山手線各駅周辺でも、駅の立地に合わせてau 5G対策が行われている。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img14.jpg", "alt": "JR大崎駅と周辺に設置されたau 5Gの基地局", "text": "JR大崎駅と周辺に設置されたau 5Gの基地局" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img15.jpg", "alt": "JR代々木駅と周辺に設置されたau 5Gの基地局", "text": "JR代々木駅と周辺に設置されたau 5Gの基地局" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img16.jpg", "alt": "JR新橋駅と周辺に設置されたau 5Gの基地局", "text": "JR新橋駅と周辺に設置されたau 5Gの基地局" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "このように山手線の各駅周辺でau 5Gのエリア対策が進んでいる。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● JR山手線以外にau 5Gがつながる場所が増えていく" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "JR山手線の各駅周辺のau 5Gの電波対策は2021年春に完了予定だ。今後の鉄道路線の電波対策について、KDDIの東京・神奈川・山梨エリアの鉄道路線の電波対策を行うエリア品質管理部の金井雄亮と前波夏織に聞いた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img17.jpg", "alt": "KDDIエリア品質管理部 南関東EC 金井 雄亮と前波 夏織", "text": "KDDIエリア品質管理部 南関東EC 金井 雄亮と前波 夏織" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「JR山手線は日本一の利用者数を誇る新宿駅をはじめ、非常に利用者が多い路線です。多くの方にau 5Gの快適さをいち早く体感していただくために電波対策を行いました。JR山手線の駅は周辺に高層ビルが多く5Gの電波対策は困難でしたが、今後ほかのJRの路線や私鉄沿線への5G対策を行っていく際に、今回の経験が生きてくると思います」(金井)\n\n「5Gの電波は今後ますます広がっていきます。お客様が実際に5Gを使うことを想定しながら、4Gで品質を磨いてきたように品質確認と改善に取り組みお客様が利用しやすい5Gを提供していきたいと思います。また、5Gの電波対策を行いつつ、4G LTEのお客様が引き続き快適にご利用いただけるように品質の改善を行っていきます」(前波)\n\n最後に、今後のau 5Gの電波対策の展望について、KDDIで全国の電波対策の品質改善を統括するエリア品質管理部の樋口 毅に聞いた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img18.jpg", "alt": "KDDIエリア品質管理部 エリア企画グループ 樋口 毅", "text": "KDDIエリア品質管理部 エリア企画グループ 樋口 毅" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「より多くのお客様にau 5Gを体験していただくため、引き続き鉄道沿線や繁華街、競技場、イベントホールなど、人がたくさん集まる場所を中心に電波対策を行っていきます。5Gは今後の社会インフラに重要な存在になっていきます。日本の多くの方々にau 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"text": { "type": "text", "text": "JR大阪駅の5G電波対策についてKDDI 大阪テクニカルセンターの新子恭浩に話を聞いた。そもそも5Gがつながるようにするには、どんな電波対策が行われるのだろうか?" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.jpg", "alt": "KDDI 大阪テクニカルセンター 新子恭浩", "text": "KDDI 大阪テクニカルセンター 新子恭浩" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「基本的には4Gの電波対策と同じで、基地局を設営して5Gの電波を飛ばします。ただ、5Gは高周波のため、4Gより電波が届きにくく、遮蔽物などにも弱いという特性があります。そのため、当初は従来の4G周波数と組み合わせて、5Gを利用しています」\n\n諸条件で異なるが、一般的に4Gの電波が数km先までカバーできるのに対し、5Gの場合は500mに満たない場合もあるという。\n\n「JR大阪駅は南北を高いビルに囲まれていて、ホームが1〜11番線まで並列してあり、駅の真ん中にはコンコースが、上には大屋根が設けられた巨大ステーションがあります。たとえば、片側のビルから5Gの電波を飛ばしても、離れたホームに電波を届けるのは難しく、広く届けるために高い場所から電波を飛ばしても大屋根に電波が遮られます。さらにホームは開けた空間のため、近隣ビルからの電波干渉が起こりやすくなります」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", 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"article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「お客様に5Gの先進技術をもっと身近に感じてほしいという思いで、JR大阪駅の電波対策を行いました。実際に私自身も5Gがつながったときは、動画やアプリをサクサクと閲覧できて感動しました。はじめての5Gは特別な体験になります。その特別な体験が当たり前になり、身近で使える環境をこれからもつくっていきたいと思います」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 身近な場所でも5G利用可能エリアが広がっている" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "大阪環状線だけでなく、関西では東大阪市花園ラグビー場やサンガスタジアム by KYOCERAなど、すでにいろんな場所でau 5Gがつながるようになった。また、2021年春には東京・山手線の全駅周辺でau 5Gの対策が完了予定である。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img07.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img08.jpg", 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"/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/enhancing-power/article00167/index.json", "url": "/enhancing-power/article00167/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "KDDIとNTTが社会貢献活動で連携!ともに災害への対策を行う『つなぐ×かえる』プロジェクト", "description": "2020年9月11日からはじまった、KDDIとNTTが共同で社会課題の解決を目指す「つなぐ×かえる」プロジェクト。その第一弾として両社保有の船舶を相互活用する「災害対策のための相互協力」について取り上げ、担当者に本取り組みの経緯を聞いた。", "template": "", "templateHTML": "", "topicPath": [], "etc": [ { "key": "category", "value": "つなぐチカラを進化させる" }, { "key": "OGImage", "value": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00146/assets/thumbnail_146.jpg" }, { "key": "datetime", "value": "2021/02/02" }, { "key": "thumbnail", "value": "./assets/thumbnail_146.jpg" } ] }, "contents": [ { "component": "hero", "component_label": "ヒーロー部", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/kv_146.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-header", "component_label": "記事タイトル", "data": { "id": "enhancing-power", "categoryLink": { "type": "link", 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"+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img01.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "両社は2020年9月11日に社会貢献連携協定を締結。近年の相次ぐ災害やコロナ禍において顕在化してきた新たな社会課題に対して、両社が連携することで、「より早く」「より多く」の課題解決に貢献していくことを目指している。\n\nこのプロジェクトの第一弾として両社で取り組むのは、災害時におけるケーブルシップの相互活用。KDDIとNTTはそれぞれ海底への光通信ケーブルの敷設と保守・修理のための船舶=ケーブルシップを保有しているが、今後、災害が発生した際には被災地に向けてさまざまな災害対策物資を届けるために、ケーブルシップを相互活用していくことになる。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● KDDIとNTTが保有しているケーブルシップとは" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "そもそもケーブルシップとはどういうものか。\n\nいまや国内・国際問わず、通信において光海底ケーブルは欠かせない。国際電話やインターネットだけでなく、スポーツ中継やニュース映像の生配信も、海底に敷設された光ケーブルを通じて行われている。そうした光海底ケーブルの敷設・埋設や修理・保守を行うために運用している船である。\n\nなおKDDIのケーブルシップは横浜・北九州を、NTTは長崎・横浜を母港としており、それぞれグループ会社である国際ケーブル・シップ社、NTTワールドエンジニアリングマリン社を通して保有・運用されている。\n\nこれらがKDDIの「KDDIオーシャンリンク」(左)と「KDDIケーブルインフィニティ」(右)。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img02.jpg", "alt": "KDDI保有のケーブルシップ。左・「KDDIオーシャンリンク」、右・「KDDIケーブルインフィニティ」", "text": "KDDI保有のケーブルシップ。左・「KDDIオーシャンリンク」、右・「KDDIケーブルインフィニティ」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "そしてNTTの「きずな」(左)と、「SUBARU」(右)。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.jpg", "alt": "NTT保有のケーブルシップ。左・「きずな」、右・「SUBARU」", "text": "NTT保有のケーブルシップ。左・「きずな」、右・「SUBARU」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "近年、これらの船はそれぞれ災害地への支援の手段としても活用しており、2018年9月の北海道胆振東部地震で、KDDIはケーブルシップをはじめて災害支援に出動。停電などにより機能停止した現地の基地局の代わりに、船上から携帯電話の電波を発射するため、「KDDIオーシャンリンク」を苫小牧に向けて出動させたこともある。その際、避難所に届けるための支援物資も併せて運搬した。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", "alt": "2018年の北海道胆振東部地震に「KDDIオーシャンリンク」は出動。船上から電波を発信し、物資の運搬も行った", "text": "2018年の北海道胆振東部地震に「KDDIオーシャンリンク」は出動。船上から電波を発信し、物資の運搬も行った" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "一度に大量の物資を輸送できること、仮に陸路が遮断されても海から被災地にアプローチできることなどから、ケーブルシップの災害支援への活用は今後ますます期待されているのだ。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 災害時に2社の連携で、より早くより多くの支援と復旧を目指す" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIとNTTはいかにして連携し、「つなぐ×かえる」プロジェクトをスタートさせることになったのだろうか。プロジェクト発足時からKDDIの代表のひとりとしてNTTと協議してきた、KDDI総務本部の鳥光健太郎に話を聞いた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img05.jpg", "alt": "KDDI 総務本部 総務部 鳥光 健太郎", "text": "KDDI 総務本部 総務部 鳥光 健太郎" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "2019年に両社の上層部が直接話をする機会があり、そこで「社会課題領域に関しては手を組んでやっていくことが必要」という話題が出た。プロジェクトの開始は2020年の1月から。両社代表メンバーが毎週1回、互いのオフィスを行き来しながら「どんな取り組みが有効か」を協議したという。\n\n「両社が協力し合うとどんな社会課題領域が解決できそうか、幅広く意見を出し合い、そこから課題の大きさと、より通信事業者である我々が貢献できそうな分野という点で絞り込みました。\n\n実際、災害対策は最初の時点から大きな課題としてあったんですが、近年、気候変動などによって災害の規模が大きく頻度が高くなっているなか、両社が持っている船舶は他社にはない大きな資産だとわかっていました。それをうまく相互活用することで、より早く多くの人たちを支援できるのではないかと考えたんです」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img06.jpg", "alt": "NTTのケーブルシップ「きずな」の母港・長崎で行った訓練の模様。KDDI運用本部の面々と車載型基地局", "text": "NTTのケーブルシップ「きずな」の母港・長崎で行った訓練の模様。KDDI運用本部の面々と車載型基地局" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "その後、2020年9月の社会貢献連携協定締結があり、CMがオンエアされた。\n\n「会社の規模もカラーも違い、普段は競争関係にある両社での調整は難しくはありましたが、いかに早く多くの人たちを支援できるかというゴールはきちんと共有できていましたので、同じ方向を向きながらスピード感を持って進めることができたと思っています」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 実際に災害時にはどのように支援を行うのか" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIには、通信がきちんとつながっているかどうか、24時間365日サービスを管理し続けている「運用本部」という部署がある。この部署は、平時のネットワーク・サービスの運用・管理だけでなく、災害時、ネットワークに障害が発生した際にも現地に赴いて復旧や支援を行う。\n\nKDDI運用本部の土生由希子は、第一弾のテーマとして災害対策に取り組むことが決まって以降、「つなぐ×かえる」プロジェクトに参加。現場の調整や対応を進めてきた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img07.jpg", "alt": "KDDI 技術統括本部 運用本部 運用管理部 土生 由希子", "text": "KDDI 技術統括本部 運用本部 運用管理部 土生 由希子" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "災害発生時、KDDIはまずどのように対応するのだろうか。\n\n「大規模災害が起きると、運用本部を中心に、より早く効率よく復旧を行うための『運用災害対策本部』が立ち上がります。そこで被災地からの情報を集め、どの地域をどのように復旧させるのかという立案を行います」\n\n可搬型基地局や車載型基地局、といった通信機材を本部が俯瞰し、どの地域にどのぐらいの数を割り当てると効果的で最速の復旧と支援が見込めるかを判断する。とくに車載型基地局は台数に限りがあり全国で日々稼働していることが多いため、本部の判断は重要となるのだ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img08.jpg", "alt": "横浜に係留されているKDDIオーシャンリンクへのKDDI運用本部社員による物資・可搬型基地局積み込み訓練の模様", "text": "横浜に係留されているKDDIオーシャンリンクへのKDDI運用本部社員による物資・可搬型基地局積み込み訓練の模様" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「船は、簡単には出動できません。というのは、必ずしも母港に停泊しているとは限らないですし、ケーブル工事や補修を行うために外洋に出て作業を行っているとすぐに帰ってくることができないからです。\n\n陸路で物資を届けることができる場合や、被災地に送る物資が小規模な場合は船を出動させる必要はありません。その判断は災害対策本部で行い、出動の必要ありとなった場合は、船を所管する部署に船の所在を確認して出動の依頼を行うことになります」\n\n先に紹介した2018年の北海道胆振東部地震の際に、「KDDIオーシャンリンク」が出動したのは、こうした条件が当てはまり、かつ船の出動により早期の復旧を見込むことができたという、さまざまな要因がうまく積み重なった結果だったのである。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img09.jpg", "alt": "長崎のNTTケーブルシップ「きずな」へのKDDI車載型基地局積み込み作業", "text": "長崎のNTTケーブルシップ「きずな」へのKDDI車載型基地局積み込み作業" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "そのため、このプロジェクトにおいてKDDIとNTTの船舶の相互活用だけが、災害対策における決定的な一手というわけではない。\n\n「そうであったとしてもなお、災害発生時に用いることのできる対応策をどれだけ準備できているかということが重要なのです。すべての通信キャリアが等しく、災害が発生時の対策をシミュレートしていると私は思います。ただ、そのうえでもっとできることがあるならば行いたい。いま準備しているだけではまかないきれないような部分を、いかに丁寧に細かくさまざまな手段を持って埋めていくことができるか。そのひとつが、今回のNTTさんとの船の相互活用だと考えています」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 合同訓練の様子は?" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "この記事に掲載している画像は、CM撮影時のものだが、KDDI、NTTとも担当部署に所属する社員が、実際に訓練する模様を収録したものだ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img10.jpg", "alt": "横浜の「KDDIオーシャンリンク」への物資積み込み作業", "text": "横浜の「KDDIオーシャンリンク」への物資積み込み作業" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "NTTの船舶「きずな」が係留されている長崎にKDDI運用本部の社員が出向き、車載型基地局やさまざまな物資の積み込みを行い、逆に横浜のKDDIの船舶「KDDIオーシャンリンク」の母港にNTTのみなさんを迎えて同様の作業を行った。\n\nこうして、KDDIとNTTとの「つなぐ✕かえる」プロジェクトはスタートし、少しでも早く、少しでも多くの被災者を救える可能性が広がった。こちらが、その訓練の模様だ。長崎のNTTの船舶「きずな」の母港で、KDDIの車載型基地局が、NTTの船舶にクレーンで積み込まれていく。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img11.jpg", "alt": "長崎のNTTケーブルシップ「きずな」にクレーンで積み込まれるKDDI車載型基地局", "text": "長崎のNTTケーブルシップ「きずな」にクレーンで積み込まれるKDDI車載型基地局" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img12.gif", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "また、2020年11月22日には、東京・北区立中央公園で実施された「令和2年度 東京都・北区合同総合防災訓練」にNTTとともに参加。KDDIははじめてNTT東日本・NTTドコモとブースを一緒に出展し、災害時における船舶共同運航の取り組みの紹介を行った。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": 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"冬ごとにアンテナを撤去!?福島屈指の景勝地「浄土平でスマホが使える」を実現した舞台裏", "description": "福島県・磐梯朝日国立公園の標高約1,600メートルに位置する山岳景勝地「浄土平」。かねてよりauの電波が届きづらい状況が続いていたが、2020年8月より周辺の主要スポットでauの携帯電話が使えるようになった。その舞台裏を探った。", "template": "", "templateHTML": "", "topicPath": [], "etc": [ { "key": "category", "value": "つなぐチカラを進化させる" }, { "key": "OGImage", "value": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00147/assets/thumbnail_147.jpg" }, { "key": "datetime", "value": "2020/12/09" }, { "key": "thumbnail", "value": "./assets/thumbnail_147.jpg" } ] }, "contents": [ { "component": "hero", "component_label": "ヒーロー部", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/kv_147.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-header", "component_label": "記事タイトル", "data": { "id": "enhancing-power", "categoryLink": { "type": "link", "name": "enhancing-power", "url": "/enhancing-power/", "target": "" }, "date": { "type": "text", "text": "2020.12.09" }, "titile": { "type": "text", "text": 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"id": "", "text": { "type": "text", "text": "「浄土平は観光客だけでなく登山者も多く、携帯電話は緊急時の連絡手段としても重要な役割を果たします。以前は『え、ここスマホ使えないの?』とがっかりされるお客様も少なくありませんでした。『仲間と連絡が取りたい』『撮った写真をSNSに投稿したい』と思っても、電波が届いていなかったんですね。\n\n浄土平でauの携帯電話が使えるようになったことは、ここを訪れるお客様にとってはもちろん、レストハウスを管理する私たちとしても非常に意味のあることです。スタッフ間の業務連絡も以前はトランシーバーなどを使っていましたが、最近は携帯電話が主流になりました」(浄土平レストハウス 浅見宗一郎さん)\n\n「私自身、auユーザーなのですが、以前はここでスマホを使えずに困っていました。auがつながるようになったことで、家族や仲間と連絡が取れるようになり、とても助かっています。\n\n最近はInstagramに浄土平の美しい景色の写真などを投稿しています。浄土平は山の上にあるため、下界は雨が降っていても雲上の浄土平は晴れている、ということも珍しくありません。Instagramに写真を投稿すれば、それを見た人は、浄土平がいまどんな状況なのかをリアルタイムで把握できますよね。それも電波がつながっているからこそできることです」(浄土平レストハウス 武藤美輝さん)" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 冬にアンテナを撤去する理由とは?" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "一方、浄土平におけるauの通信エリア対策工事は一筋縄ではいかなかった。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": 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{ "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.jpg", "alt": "湿地帯を縫うように木道が続き、その脇でミズバショウが美しく咲き誇る", "text": "湿地帯を縫うように木道が続き、その脇でミズバショウが美しく咲き誇る" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "そんな尾瀬はかねてより、携帯電話の電波が届かない状況が続いていた。新たな構造物の建設が難しい国立公園であることに加え、歩きスマホによる事故や希少な動植物への影響、尾瀬の静かな景観を損ねることなどが懸念されていたためだ。\n\nそんななか、懸念される景観を考慮しつつ、登山者の利便性の観点から、尾瀬国立公園で携帯電話が使えるようにしたいとKDDIと関係各所に協議を重ねてきた。そして山小屋やビジターセンターの建物内での通信に限定し、利用状況をモニタリングすることを条件に、2017年9月より同公園内の山小屋内の通信エリア対策工事をスタート。\n\n2019年9月には対策工事および現地調査が完了し、尾瀬国立公園の全山小屋20カ所の建物内においてauの携帯電話が利用できるようになった。またKDDIは、各山小屋の建物内にて、すべての携帯電話で利用可能な無料Wi-Fi「OZE GREEN Wi-Fi」も提供している。\n\n尾瀬ヶ原散策や至仏山(しぶつさん)登山の拠点として人気の山小屋、至仏山荘では、周囲の景観に配慮し、基地局は小屋内の床下に設置した。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", "alt": "", 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"かつて使えなかった携帯電話が、使えるようになった。そのことを尾瀬の現地の人たちはどのように捉えているのか?\n\n福島県の檜枝岐村(ひのえまたむら)にて御池ロッジや尾瀬沼ヒュッテなど山小屋の支配人を務める星睦彦さんは、登山者の安全確保の観点から、尾瀬で携帯電話が使えることの意義を次のように語る。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img07.jpg", "alt": "檜枝岐村役場 観光施設事業所 星 睦彦さん", "text": "檜枝岐村役場 観光施設事業所 星 睦彦さん" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「いまやどこでも携帯電話が使えるのが当たり前の時代。それは山も同じで、かつて電波が届いていなかった北アルプスや南アルプスでも、主要な登山道や山頂では携帯電話が使えるようになってきました。携帯電話は登山者に怪我や事故があったときの連絡手段として非常に重要な役割を果たします。尾瀬の山小屋で携帯電話が使えるようになったことは、登山者の利便性を高めるとともに、安全確保や人命救助の面でも大きく貢献してくれます。もちろん、利用者のマナーの問題もありますが、それは山でも街でも同じこと。携帯電話を利用する際は、周りの状況や環境に配慮しながら、マナーを守って使うことが求められます」\n\n尾瀬ヶ原の入山口、鳩待峠(はとまちとうげ)にある鳩待山荘の支配人・林友一さんも、登山者の安全確保における携帯電話の有用性を指摘する。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": 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"data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img09.jpg", "alt": "至仏山荘 副支配人 松場 加奈さん", "text": "至仏山荘 副支配人 松場 加奈さん" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「山で携帯電話が使えることに対する捉え方は、世代によって異なります。年配の登山者の方のなかには『山で携帯電話なんて使えなくていい』という方もいらっしゃいますが、若い世代にとってはいつでもどこでも携帯電話が使えて当たり前。『えっ、山に入ったらスマホって使えないの?』と驚かれる方もいるほどです。\n\nまた、登山者だけでなく、私を含めた山小屋で働くスタッフにとっても、休憩時間にSNSで友だちとやり取りしたり、動画を見て楽しんだり、スマホはなくてはならないもの。若いスタッフのなかには『電波が通じるから』という理由で働く場所を選ぶ人も少なくありません」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● シカの食害対策に通信を活用" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "KDDIは尾瀬における携帯電話の通信エリア化に加え、尾瀬エリアが抱える課題解決に向けて、通信を活用した取り組みを進めている。\n\n尾瀬の玄関口のひとつである福島県檜枝岐村は、かねてよりニホンジカ増加による湿原植物の食害被害に悩まされてきた。尾瀬の湿地帯に咲く希少な植物が、ニホンジカに食い荒らされてしまっていたのだ。\n\n大きな音と煙を放つ轟音玉による追い払いなど、さまざまな対策を実施してきたが、その効果を検証するには村役場から離れた湿地帯へ足を運ばなければならないため、人的負担が大きく、移動や作業の効率化のためにニホンジカの生態を把握する必要があった。\n\nそこでKDDIと檜枝岐村は、ニホンジカの生態把握のため、au 4G LTE対応の自動撮影カメラを食害エリアに設置。動物を感知すると自動的にシャッターが切られ、撮影した写真はリアルタイムでメール送信される仕組みだ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img10.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img11.jpg", "alt": "尾瀬・御池田代エリアに設置されたKDDIの自動撮影カメラ", "text": "尾瀬・御池田代エリアに設置されたKDDIの自動撮影カメラ" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img12.jpg", "alt": "自動撮影カメラで撮影された写真。奥にはシカが映っている", "text": "自動撮影カメラで撮影された写真。奥にはシカが映っている" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "シカの食害対策を担当する檜枝岐村役場の星広大さんによると、KDDIの自動撮影カメラはシカの生態把握に一定の成果が得られたという。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img13.jpg", "alt": "檜枝岐村役場 産業建設課 星 広大さん", "text": "檜枝岐村役場 産業建設課 星 広大さん" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「これまでは轟音玉を投げてシカを追い払っても、それが一時的なものなのか、その後ずっと寄り付かなくなるのか、確認することが難しかったんです。\n\nKDDIさんの自動撮影カメラで撮影された写真から、日時や温度、雌雄などの種別、移動方向などを特定することができ、一度轟音玉を投げるとしばらくはそこに寄りつかないことや、雨の日や雷の日はあまり活発に動かないこと、20時以降がもっとも活発に動くことなど、シカの生態についてさまざまなことがわかりました。今回のKDDIさんとの取り組みを踏まえたうえで、今後の対策を考えていきたいと思います」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 通信のチカラで、地域の課題解決へ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "尾瀬の通信エリア対策を担当したKDDIの早戸洋介と鈴木毅は、携帯電話の電波を届けることや地方自治体との取り組みの意義について次のように語る。\n\n「ただ通信をつなげるのではなく、どのように通信を活用していくのか? お客様と一緒に考えていくのが私たちの仕事です。これからも通信を活用し、地域のみなさんのお役に立ちたいと考えています」(KDDI 早戸洋介)\n\n「つながっているからこそ、できることがあります。KDDIの強みは、通信を活用した包括的なソリューションを提供できること。これからも地域が抱える課題解決にKDDIの通信技術を役立てていきたいです」(KDDI 鈴木 毅)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img14.jpg", "alt": "KDDI 建設本部 エリア品質管理部 北関東エンジニアリングセンター 早戸 洋介(左)、鈴木 毅(右)", "text": "KDDI 建設本部 エリア品質管理部 北関東エンジニアリングセンター 早戸 洋介(左)、鈴木 毅(右)" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "つながらなかったところが、つながるようになる。それによって助かる人たちがいる。KDDIはこれからも、自然環境の保全に配慮しながら通信エリア対策を進め、地域が抱える課題解決や利用者の利便性の向上のために通信のチカラを活用していく。" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連リンク(外部ページ)" }, "link": { "type": "link", "name": "KDDIのSDGsについてはこちら", "url": "https://www.kddi.com/corporate/sustainability/sdgs/?bid=co_prts_khp_0013&_gl=1*uvnv5r*_ga*MzUzMDc4MDQwLjE3MjkxNDA1OTI.*_ga_78HTCQ2E43*MTczMDk1NzkyMy4xOS4wLjE3MzA5NTc5NDguMC4wLjA.", "target": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "文:榎本一生\n撮影:小池彩子<br><br><small>※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。</small>" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/enhancing-power/article00148/index.json", "url": "/enhancing-power/article00148/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "知っておきたい5Gスマホの基礎知識 Sub6やミリ波、注意事項など解説", "description": "そもそも5Gとはなにか? どんな特徴があるのか? 利用する際の注意点は? 2020年春にスタートした次世代通信サービス「5G」について、電波の特性や知識について、auスマホの品質管理者に話を聞いた。", "template": "", "templateHTML": "", "topicPath": [], "etc": [ { "key": "category", "value": "つなぐチカラを進化させる" }, { "key": "OGImage", "value": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00168/assets/thumbnail_168.jpg" }, { "key": "datetime", "value": "2020/08/27" }, { "key": "thumbnail", "value": "./assets/thumbnail_168.jpg" } ] }, "contents": [ { "component": "hero", "component_label": "ヒーロー部", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/kv_168.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-header", "component_label": "記事タイトル", "data": { "id": "enhancing-power", "categoryLink": { "type": "link", "name": "enhancing-power", "url": "/enhancing-power/", "target": "" }, "date": { "type": "text", "text": "2020.08.27" }, "titile": { "type": "text", "text": "知っておきたい5Gスマホの基礎知識 Sub6やミリ波、注意事項など解説" }, "tags": [ { "type": "text", "text": "#ずっともっとつなぐぞau" }, { "type": "text", "text": "#5G" }, { "type": 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"article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 高速・大容量かつ低遅延による通信が可能" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "――まずは基礎的なところから教えてください。5Gとは端的に言うとどういったものなのでしょうか?\n\n沼田「5Gは「5th Generation」の略です。携帯電話やスマートフォンは時代とともに進化を遂げてきました。いつでもどこでも通話できるようになったのが1G〜2G、クリアな音質での通話やネットやメールが楽しめるようになったのが3G、スマホの登場で映画や音楽などあらゆるエンタメを可能にしたのが4G。それらに続く第5世代移動通信システムが5Gです。」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "――では5Gの特徴とはどんなところでしょうか?\n\n山西「最大の特徴は、大容量のデータを高速に低遅延で通信できることです。4Kや8Kといった高精細な動画のライブ配信が楽しめるようになったり、複数の情報を瞬時に処理する必要のある自動運転技術に役立てたり、多視点で撮影した映像を自分の好きな角度からスポーツを観戦できるなど、リアルタイムで大きなデータをやりとりできるようになることで、新しい体験価値の基盤となります。」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 5Gには「Sub6」と「ミリ波」の2種類がある" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "――5Gの電波にはどのような特性があるのでしょうか?\n\n沼田「5Gで使われる周波数帯には、「Sub6(サブシックス)」と呼ばれる6GHz未満の周波数帯と、「ミリ波」と呼ばれる30GHz〜300GHz(厳密な区分けはなく日本では 28GHz帯を利用)帯の2種類があります。」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "沼田「Sub6は、4Gで使われてきた800MHz〜3.5GHzの周波数帯に近く、4Gの延長線として既存の技術を応用でき、エリアをカバーしやすいというメリットがあります。\n\nミリ波は直進性が高く障害物に弱いという特性がありますが、周波数帯域を広く確保できるためより高速な通信が可能です。\n\nたとえば、映画1本をダウンロードするのに従来の4Gで数十分かかっていたとすると、5Gならわずか数十秒〜1分程度でOK。実際に体験すると感動するレベルの速さです。\n\nまた、電波は周波数が高くなるほど遠くへ届きづらいという特性がありますが、現在の5G対応スマホは5Gの電波だけでなく従来の4Gと組み合わせて利用できますので、スマホ自体の利用エリアが狭くなるということはありません。」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img05.jpg", "alt": "広範囲をカバーする4Gに対し、5Gはピンポイントなエリアに電波を届ける", "text": "広範囲をカバーする4Gに対し、5Gはピンポイントなエリアに電波を届ける" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "山西「そんな5Gの利用には、5G規格に対応した専用スマホが必要です。次はその5G対応スマホの注意点をご紹介しましょう。」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img06.jpg", "alt": "au 2020春夏の5G対応スマホ", "text": "au 2020春夏の5G対応スマホ" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 5G対応スマホの留意点" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "――5G対応スマホを使ううえで留意点などがあれば教えてください。\n\n山西「利用シーンにもよりますが、大容量データを扱えるようになる一方で、5Gに接続して高画質動画を長時間見続けたり、大容量のファイルを連続して送受信したりすると、スマートフォンに負荷がかかり一時的に温度が上がることがあります。その際、画面の明るさを抑えるなど機能制限が働いたり、5Gから4Gに切り替わったりすることもありますが、これはスマホの安全装置による発熱を制御する機能であり、故障ではありません。その場合は一度スマホを涼しい場所に置いて休ませてください。」\n\n沼田「また、バッテリーの持ちについて不安に思われる方もいらっしゃいます。たしかに5Gによる高速通信はバッテリーを多く消費する傾向がありますが、5G対応スマホはバッテリー容量が増えていますし、省電力性能も高まっていますので、体感としては従来の4Gスマホとバッテリーの持ちが変わらないように設計されています。」\n\n山西「auで5Gをご利用になる場合、5G用の契約も必要になりますのでご注意ください。」\n\nさまざまな魅力を備え、新しいエンタメ体験を提供してくれる5G対応スマホ。その特性を理解したうえで、高速・大容量通信によってアップデートされた世界をより楽しんでほしい。" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連リンク(外部ページ)" }, "link": { "type": "link", "name": "ずっと、もっと、つなぐぞ。au", "url": "https://www.au.com/brand/tsunagu/?bid=co_prts_tau_1515&_gl=1*1r48go9*_ga*MzUzMDc4MDQwLjE3MjkxNDA1OTI.*_ga_78HTCQ2E43*MTczMjUyMTI0NC42OS4xLjE3MzI1MjMwMzkuMC4wLjA.", "target": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "文:TIME&SPACE編集部" } } } ] } } } ], "template": "KDDIトビラ", "templateHTML": "article_top.html", "filename": "/home/wadmin/projects/tobira-cms/app/ct/contents_tobira/enhancing-power/article00168/index.json", "url": "/enhancing-power/article00168/", "depth": 2 }, { "meta": { "title": "自衛隊ヘリから降下も 7月豪雨災害に対応したKDDIの基地局復旧作業の全記録", "description": "2020年7月に発生し、熊本県を中心に広範な地域において甚大な被害をもたらした「令和2年7月豪雨」。本記事では、停電や土砂災害の影響により被害を受けた、熊本県の基地局復旧に力を尽くしたKDDIスタッフたちの記録を紹介する。", "template": "", "templateHTML": "", "topicPath": [], "etc": [ { "key": "category", "value": "つなぐチカラを進化させる" }, { "key": "OGImage", "value": 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"component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 7月4日4時50分、大雨特別警報が発令" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "2020年7月4日4時50分、気象庁は熊本県に大雨特別警報を発令した。猛烈な雨が一気に降り注ぎ、警報が発令されてからわずか1時間後には球磨川が氾濫する。\n\nその頃、九州エリアの通信インフラの保守運用を行っているKDDI西日本テクニカルセンターの水田秀之は事務所に向かっていた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img02.jpg", "alt": "KDDI 運用本部 西日本テクニカルセンター 福岡フィールドG 水田 秀之", "text": "KDDI 運用本部 西日本テクニカルセンター 福岡フィールドG 水田 秀之" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "これほどの雨だ。河川の氾濫、土砂崩れなどの影響を受け、携帯電話基地局の電源や回線が喪失し、基地局が停波してしまうことは容易に想像ができた。ましてや今回の豪雨は明け方のできごと。避難準備が間に合わず、自宅に取り残された住民も数多くいることだろう。いつ家屋が流されてもおかしくない。\n\n災害時に通信が止まることは、お客さまの命にかかわる可能性がある。事務所に到着した水田は、すでに参集していたスタッフに向かって声を張り上げた。\n\n「お客さまの命のためにも、一秒でも早く、通信を復旧させるぞ!」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 豪雨によりいたるところで道路が寸断" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「水田さん! 道路が寸断されていて、これ以上先には進めそうにありません」\n\n現地班から次々と上がってくる報告を聞き、水田は頭を抱える。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "球磨川流域周辺では、各地で土砂崩れや道路の崩落などの被害が相次いでおり、一部の地域では陸路から基地局の確認に向かうのは困難だったのだ。行ける範囲から基地局の状態を確認し、アンテナなどの通信に必要な設備をクルマに搭載した「車載型基地局」や、基地局の各設備を小型化して持ち運びができるようにした「可搬型基地局」を速やかに出動させ、復旧対応を進めていく。\n\nこの数年間だけでも大きな自然災害に何度も見舞われた九州だが、「数十年に一度」と呼ばれたこれらの災害よりも今回の事態は深刻であると水田は感じていた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 避難所で実感した通信の重要性" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "水田が復旧対応を始めたのと時を同じくして、九州地域での災害時に最前線で戦うメンバーのフォローや統制を担うKDDI九州総支社の古賀理一も被災地支援を開始していた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img05.jpg", "alt": "KDDI 九州総支社 管理部 古賀 理一", "text": "KDDI 九州総支社 管理部 古賀理一" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "避難所に公衆無線LANや充電設備の設置を行っている傍ら、地元住民たちが集まってきて古賀らに声をかける。\n\n「自宅のここまで水がきたんだ、もう少しで俺は死んでいたかもしれない」と、そのときの写真を見せてくれた方。ダムを放流するかもしれないという連絡を受け、「もし、放流が実施されていたら自宅がなくなっていた」と話してくれた方。自宅周辺が圏外のために、「電波がつながる場所を求めて数kmさまよった」という方。他社の携帯がつながらず困っていたが、「公衆無線LANのおかげで自分の安否を伝えることができた」と感謝してくれた方。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img06.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "それぞれの方が語ってくれる話を聞きながら、古賀は彼らの話には必ず「携帯」や「通信」が関係していることに気づく。自分たちが日々行っている業務は、誰かの安心につながっている。あらためて、自分たちの仕事への責任を感じていた。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 自衛隊への協力要請" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「お客さまのために通信を」\n\nその言葉を胸に、水田と古賀はこまめに連絡を取りつつ、できる対策を一つひとつ実行していった。しかし今回の豪雨による被害は大規模かつ広範囲にわたっており、熊本県南部に位置する山江村や相良村といった一部の地域には、まだ直接足を踏み入れることができずにいた。\n\n通信を届けることができない住民の方たちは、いまこの瞬間も不安な気持ちと戦いながら通信の復旧を待っているはずだ。\n\n「通信事業者としての責務を果たす、お客さまに電波を届けるんだ」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img07.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "水田と古賀は、KDDI九州総支社と災害時における通信確保のための相互協力に関する協定を結んでいた陸上自衛隊西部方面隊に、協力要請を行うことにした。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● ヘリから見た被災地の現実" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "えぐり取られた道路、土砂によって押しつぶされた住宅。事前視察のために自衛隊のヘリコプターに乗り込んだ水田と古賀の目の前に被災地の凄惨な光景が広がる。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img08.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「これほどまでとは……」\n\n被災地の現実を前にして言葉を失うふたりの胸中に不安が走る。上空からいくら探してみても、ヘリを降ろせる場所がないのだ。陸路もだめ、空路もだめ、ではどうすればいいのか。水が引き、瓦礫が撤去されるのを待つことはできない。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img09.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「ヘリコプターから人員と物資だけを降下させることはできないでしょうか?」\n\n無茶を承知で、水田は陸上自衛隊西部方面航空隊に提案した。KDDI社員にヘリから降下したことがある経験者などいない。もちろん陸上自衛隊側も、未経験の通信技術者をヘリから降下させた経験などなかった。\n\n「……わかりました。やってみましょう!」\n\n水田の熱意に心を動かされただけではない。近年の災害救助活動の経験から、被災地における通信の重要性を隊長も十分に理解していたのだ。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 初めてのヘリからの降下" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "急遽決定したヘリコプターからの降下作戦。KDDIの現地班から4名が選抜され、降下に備えて訓練を始める。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img10.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "自衛隊員に抱き抱えられた状態とはいえ、地上10〜15mの高さを飛ぶヘリからの降下である。怖くないわけがなかった。\n\n「降下!」\n\nかけ声のもとひとり、またひとりと地上に降り立つメンバーたち。「これで孤立した地域のお客さまに電波を届けることができる」。KDDIスタッフも、自衛隊員も、胸中にある思いはひとつだった。" } } }, { "component": "article-detail-body-yt", "component_label": "+記事本文-Youtube", "data": { "id": "wdPBDoPWUwM", "videoid": { "type": "text", "text": "wdPBDoPWUwM" }, "videothumbnail": { "type": "image", "url": "", "alt": "", "text": "" }, "caption": { "type": "text", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 復旧に向けたそれぞれの役割" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "復旧対応を阻む障害はすべて取り除かれた。だが、令和2年7月豪雨の被害により停波したKDDIの基地局は103局にものぼる。そのため、車載型基地局や可搬型基地局などを各地から集結させ80台を設置、また停電対策として移動電源車やポータブル発電機を46台配備した。\n\n各々がそれぞれの持ち場で、自分の役割を、通信事業者としての責務を果たしていく。ある者は車載型基地局の設営、また、ある者は停電している地域の基地局を稼働し続けるためのポータブル発電機の給油部隊として。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img11.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "水田も自ら率先して重さ20kgほどのポータブル発電機を担ぎ、足元が不安定な山道を1時間半ほど歩いて基地局を目指す。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img12.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "基地局にたどり着くと、故障した箇所を修理。停電している地域ではポータブル発電機をつなぎ、電気が復旧するまで数時間おきに給油作業を続ける。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img13.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "復旧にあたっているメンバーたちも安全を第一とし、慎重に事を進めるが、作業場所によっては、被災した方々と同じように通信がつながらなくなることがある。\n\n「作業をしているメンバーと連絡が取れなくなると不安になります。そのたびに、お客さまはその何倍も不安なはずだと、早急な復旧作業の必要性を再認識しました」" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 「守りたいからこそ攻め続けたい」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "私たちの取材の最後に水田はこう話してくれた。\n\n「僕らの仕事は通信環境を維持すること。そのため、“守る”という印象を持たれがちですが、逆なんです。守り続けるからには常に攻めの姿勢でいなければなりません」(水田)\n\n続けて古賀はこう語る。\n\n「今回の復旧では、陸上自衛隊西部方面隊や自治体の方々をはじめ、KDDIのさまざまな部門のスタッフと協力し合い、復旧対応にあたることができました。今後も、みなさんと連携しながら通信を守っていきたいと思います」(古賀)\n\n「みなさんのお力をいただいたからこそ、今回の対応ができました。大変感謝しております」(水田)\n\n毎年のように起こる自然災害。自然の大きな力に抗うことは容易ではない。それでもKDDIは、お客さまの安心安全のために通信を守り続ける。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img14.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": 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"2020年1月からの新型コロナウイルス感染症の拡大の背景で、ライフラインである通信を安定的に支えるために動き続けたKDDIの社員の日々を紹介。ダイヤモンド・プリンセス号に電波を届けたほか、テレワークで増大する通信量などへの対応を追う。", "template": "", "templateHTML": "", "topicPath": [], "etc": [ { "key": "category", "value": "つなぐチカラを進化させる" }, { "key": "OGImage", "value": "https://tobira.kddi.com/enhancing-power/article00150/assets/thumbnail_150jpg" }, { "key": "datetime", "value": "2020/06/22" }, { "key": "thumbnail", "value": "./assets/thumbnail_150.jpg" } ] }, "contents": [ { "component": "hero", "component_label": "ヒーロー部", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/kv_150.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-header", "component_label": "記事タイトル", "data": { "id": "enhancing-power", "categoryLink": { "type": "link", "name": "enhancing-power", "url": "/enhancing-power/", "target": "" }, "date": { "type": "text", "text": "2020.06.22" }, "titile": { "type": "text", "text": "コロナ禍でも「つながる」を届けるために… KDDIで通信を守り続けた人たち" }, "tags": [ { "type": "text", "text": 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"article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "2月3日夜、巨大クルーズ船のダイヤモンド・プリンセス号が横浜港に到着。新型コロナウイルス感染症に対する緊張感が高まりつつあるなか、現地にはKDDI運用本部のスタッフも駆けつけていた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img01.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "実は、現地で携帯電話がつながりづらく、政府関係者や医療従事者が困っているという話が舞い込んできたのだ。携帯電話がつながらないことで遠隔でのやり取りができず、感染リスクがあるなかで人の往来が幾度となく発生する事態が起きていた。\n\n実際に、自動車に基地局が搭載された車載型基地局で現地に向かった「KDDI 運用本部 サービスコントロールセンター」副センター長の廣瀬一也に、当時の話を聞いた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img02.jpg", "alt": "KDDI 運用本部 サービスコントロールセンター 副センター長 廣瀬 一也", "text": "KDDI 運用本部 サービスコントロールセンター 副センター長 廣瀬 一也" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「通常時以上にたくさんの方々が埠頭に集まり、通信を頼りにされていることは容易に想像できました」\n\n本来、廣瀬らが所属する運用本部 サービスコントロールセンターは、auの携帯電話の通話やデータ通信が安定的かつ快適にやり取りできているかをチェックし、ネットワークを監視すること。しかし、彼らはそれらの通常業務を行いながら、新型コロナウィルス感染症という未知の難局に直面する人々に、通信環境を提供する任務の準備を開始した。\n\n横浜港に到着した運用本部のスタッフは、冷静に埠頭周辺の図面を確認しながら電波状況をくまなく測定し、車載型基地局の設置場所を探した。これは、一時的に音声通話の接続数やデータ通信量が増える屋外の大型イベントなどの対策で培ってきた経験があるからこその動きといえる。その甲斐もあり、時間を費やすことなく必要な対策を講じることができた。\n\nまた、日本に一時滞在する乗員の支援も行った。船員を含め、乗客は多国籍。下船したものの、家族や大使館と連絡が取れない状況が続くなか、乗員たちの通信環境を整え、つながることの安心感を届けた。\n\n廣瀬らの仕事は直接、命を救うものではない。だが、通信を守ることが、人々の暮らしや心、そして安全を守ることにつながっていた。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 急変するトラフィック" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "運用本部の闘いは、4月7日に発令された緊急事態宣言を受け、さらに加速する。テレワークの増加に伴い、トラフィック(通信量)が急変したのだ。\n\n「自然災害や大規模障害の場合は、地域や場所も特定でき、壊れた機械を直すことで目途が立ちますが、今回の事態はそうではありません。国内・海外両方のトラフィックが日々変化し、前日に行った対策が次の日には効かないといったこともあるため、変化をいかに早く察知し、予測を立て、運用対策と設備増強などの対策をとることがとても重要になります」\n\nKDDIでは、auの携帯電話の通話やデータ通信の拠点となる日本全国約20万カ所の基地局が正常に稼働しているかをチェックし、常にお客さまが安心して携帯電話を使えるように、24時間365日体制でネットワークを監視し続けている。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "在宅勤務やオンライン授業など、お客さまの通信量や利用環境が変化しても、いつもと変わらぬ安定した通信を提供し続けるため、廣瀬をはじめとする通信状況を監視するメンバーたちは、日夜、ネットワークを見守っている。\n\n「『24時間365日通信を守る』という考えに変わりはありません。世の中の人たちが外出自粛を強いられるなか、『 “つながること”を支えるんだ』という社会的責任を果たすべくみんな頑張ってくれています」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": 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"その地域がエリア化(携帯電話がつながること)されていたとしても、通常のアンテナではトンネル内部までは電波が届かない。それぞれの立地や長さといった状況に応じて、個別に対策する必要があるのだ。\n\nさて、こちらはJR中央本線。東京駅から新宿、山梨県の大月、甲府を経て長野県の塩尻、松本から最終的には名古屋駅までつながる。なかでも新宿駅から松本駅までの区間をおもに運行している特急「あずさ」は、観光客からの人気が高い。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img02.jpg", "alt": "JR中央本線を運行する特急「あずさ」", "text": "JR中央本線を運行する特急「あずさ」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "運行区間にはいくつもトンネルがあり、順次、電波対策が行われている。今回はJR中央本線・猿橋ー鳥沢駅間にある猿橋トンネルの電波対策にTIME & SPACE編集部が密着した。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 鉄道のトンネル内に電波を届ける仕組みとは" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "では、トンネル内に電波を届けるにはどのようにすればよいのか。まずは仕組みを簡単に説明しよう。その方式は大きく分けて2つ。\n\n・トンネル外に基地局を設置\nトンネル外に基地局を建て、そこに取り付けられたアンテナからトンネル内に向けて電波を発射する方式。通信会社がそれぞれ個別にトンネル外に基地局を建て、自社の電波のみをトンネル内に向けて発射する。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img04.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "・トンネル内に回線を敷設\nトンネル内部に光回線を敷設し、トンネル内に設置したアンテナから電波を発射する方式。外部から電波発射してもカバーしきれない長いトンネルや地下鉄などで採用される。通信会社が個別にではなく、連携して鉄道会社への申請を行い、共用の電波対策を行う。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img05.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "今回、「あずさ」が走る猿橋トンネルへの電波対策は、KDDIが独自に利用者の声を聞いて、トンネル外に基地局を設置する方式である。では、その現場を見てみよう。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● JR中央本線 猿橋トンネルに電波を送り届ける!" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "こちらは山梨県大月市にある「甲斐の猿橋」。山口県岩国市の「錦帯橋(きんたいきょう)」、長野県木曽郡の「木曽の棧(かけはし)」と並ぶ日本三奇橋のひとつで、安藤広重の「甲陽猿橋之図(こうようさるはしのず)」や十返舎一九の「諸国道中金之草鞋(しょこくどうちゅうかねのわらじ)」などでも描かれている。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img06.jpg", "alt": "山梨県大月市にある名勝「甲斐の猿橋」", "text": "山梨県大月市にある名勝「甲斐の猿橋」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "この名勝の近くにあるのが、今回対策を行う猿橋トンネル。このトンネル内でスマホやケータイを快適に使えるように、外に基地局を建て、そこに取り付けられたアンテナから電波を発射するのだ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img07.jpg", "alt": "JR中央本線 猿橋トンネルと走行中の特急「あずさ」", "text": "JR中央本線 猿橋トンネルと走行中の特急「あずさ」" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "基地局を建てる現場には3mもの深さの穴を掘り、そこに12mのコンクリート柱を建て、その上部には高さ約1mの金属製の支持柱を設置してアンテナを取り付ける。結果、アンテナの高さは10mとなる。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img08.jpg", "alt": "猿橋トンネルへ電波を飛ばす基地局の工事現場。コンクリート柱を埋めるため、深さ3mの穴を掘る", "text": "猿橋トンネルへ電波を飛ばす基地局の工事現場。コンクリート柱を埋めるため、深さ3mの穴を掘る" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "基地局は、トンネルまで直線距離でおおよそ200m離れた空き地につくられた。\n\n現場に立ち会ったKDDI南関東エンジニアリングセンターの川島優子によると「今回のトンネル対策は、通常と比べると基地局までの距離が遠いのです。ここがトンネル対策の難しいところです」という。" } } }, { "component": "article-image", 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"たとえば、この町全体をエリア化する場合、基地局を建設できる場所の条件は、町全体を見渡せること。\n\nそれに対して、トンネル内部をエリア化するには、横からトンネルの入口が見える場所である必要がある。指向性のあるアンテナを使い、水平にトンネルの入口を狙わねばならない。基地局を設置できる場所の選択肢が非常に限られる、というのはそのためだ。\n\n「トンネルへの電波対策でもっとも時間を掛けているのが基地局の設置場所の選定です。土地のオーナーさんとの交渉はもちろんのこと、基地局を建てる目的を地域住民のみなさんにも丁寧にご説明することを心がけています」\n\nそうして、今回の猿橋トンネルへの電波対策は行われた。では、工事の様子を追ってみよう。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 密着! 猿橋トンネル基地局建設工事" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "基地局の建設工事は、2週にわたって合計14時間を費やして行われた。地元のみなさんの安全を確保しながら、ときに工事内容を説明することもあった。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img11.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "作業は次のような工程で行われた。\n\n①掘削\nドリルで地面を掘る。粉塵を防ぐため、ブルーシートで防御する。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img12.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "穴の深さは3m。山梨県大月市のこの界隈は、地盤が生成される際、富士山からの溶岩がたまったことで、非常に硬い岩盤になっているという。ドリルで掘り進められるのは、10分でわずか5cm。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img13.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "②コンクリート柱を立てる\n長さ12mのコンクリート柱が届き、掘削車と交代にクレーン車が登場。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img14.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "クレーンで吊り下げながら、柱の根本は手で細かく調整しながら穴に収めていく。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img15.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "下の画像は、目視と水平器を使って、完璧に柱が垂直になるよう調整する作業。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img16.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img17.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "③アンテナ取り付け\nコンクリート柱に開けられたネジ穴に金属のボルトをねじ込んで足がかりとし、10mの高さまで登っていく。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img18.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "柱の上部には滑車を設置して紐を通し、地上で組み立てたパーツ送り届ける。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img19.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "コンクリート柱上部では滑車を利用して、こんなふうに次々とパーツを受け取る。下で組み立て、上で受け取りを繰り返し、地上10mで1時間近く作業をしていた。 「このくらいの高さがいちばん怖い」とのこと。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img20.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "基地局は、アンテナが電波発射する方向をあらかじめ国に申請し、許諾を得たうえで建設される。コンクリート柱に設置した支持柱に対して、どの方角に向けて設置するのかは事細かに決められている。地図とコンパスを参照しながら角度を調整していく。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img21.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "今回用いられたのは「平面アンテナ」。1基で複数の周波数帯の電波を送受信でき、その角度も40〜60°と比較的幅広いのが特徴だ。\n\nこちらが、作業担当者が撮影したアンテナ越しのエリアの画像。コンパスだけでなく、建設のための地図と写真を見比べて、角度に間違いがないかを目視でも確認する。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img22.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "平面アンテナを用いたのは、電波発射できる角度が広いため。 「猿橋トンネルだけでなく、トンネルに通じている手前の線路も同時にエリア化するためです」(川島)\n\nこうして14時間にわたる猿橋トンネルへの基地局のアンテナ設置作業は完了。\n\n特急あずさ、および中央本線の乗客は、今後「猿橋トンネル」内においても途切れることなくauのスマホを使用できることになる。こういった一つひとつの電波対策の地道な積み重ねが沿線全体のエリア化へとつながるのだ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img23.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● ほかにもさまざまなトンネルの電波対策が" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "中央本線は非常にトンネルが多いことで知られており、今回の電波対策工事以前から、継続的に対策が実践されてきた。具体的にはどんなことが行われてきたのか、KDDI南関東エンジニアリングセンターの奥田拓希に聞いてみた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img24.jpg", "alt": "KDDIエリア品質管理部 南関東エンジニアリングセンター 動線対策チーム・奥田 拓希", "text": "KDDIエリア品質管理部 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"component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img26.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "使用しているのは猿橋と同じ平面アンテナである。だが、基地局の構造がまったく違うという。ポイントはコンクリート柱の左下に設置されている「ドナーアンテナ」。\n\n「『UDEC』とは「中継装置」のことです。通常の基地局は、携帯電話の電波をアンテナで送受信し、それを信号に変換して光回線で全国とやり取りします。ですが、ここは山間部で光回線が敷設されていません。\n\nそのため、最寄りの別の基地局の電波を『ドナーアンテナ』で受けて、上部の平面アンテナを使用した『サービスアンテナ』からトンネルに向けて発射しているのです。光回線がなくても、お客様には快適に携帯電話を扱える電波をお届けしたい。そうした際に、この中継システムはよく使用しますね」\n\n●相模原の基地局の「セクターアンテナ」" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img27.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "円柱型のセクターアンテナは、平面アンテナよりも電波発射できる範囲が幅広いのが特徴だ。\n\n「ここでセクターアンテナを選択したのは、線路が2本並行して走っていて、1本がトンネルに入るのですが、その上下線の2本の線路ともをエリア化するために、電波発射の範囲が広いこのアンテナで対策することにしたのです」\n\nこのように着々と、中央本線のトンネルではauがつながるようになってきているのである。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 誰でも、どこでもつながる社会の実現へ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "現状、JR中央本線のいくつかのトンネルでは快適に携帯電話が使えるようになってきた。通信会社共同の電波対策が予定されているほか、今回の猿橋トンネル基地局工事のようなKDDI独自の対策も多くのトンネルに対して、積極的に進められていく。\n\nトンネルの電波対策は、通常電波対策よりも長い時間がかかる。そうしたひとつひとつに地道に対応していくことで、「つながらない」を「つながる」に変えていくことができる。\n\n誰が使っても、どんな場所でも携帯電話がいつもどおり快適に安心してつながるよう、今後もKDDIはこうした取り組みを続けていく。" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", "component_label": "+ナビゲーションリンク", "data": { "id": "", "headline": { "type": "text", "text": "関連リンク(外部ページ)" }, "link": { "type": "link", "name": "KDDIのSDGsについてはこちら", "url": 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"text": { "type": "text", "text": "「FWT」は、ゲレンデ外の自然のままの地形を、スキーやスノボで自由に滑走して技を競い合う「フリースタイル」の世界最高峰の大会である。\n\nKDDIは、この白馬での大会を通信の面からサポートした。会場は、ゲレンデから外れた携帯電話の通じにくい斜面だ。そこで、今大会ではドローンによる選手の自動追尾中継を行い、その画面において滑走データを可視化し表示。\n\nそのために、白馬村の標高約2,000mの雪山に臨時基地局を設営することになった。\n\n夏場のフェスや花火大会など、多数集客があるイベントでは、携帯電話がつながりにくくなることを防ぐため、臨時基地局を設営し対策することがある。だが、FWTのイベントでは滑走する選手のGPS情報を4G回線を利用して取得するため、通信品質を向上するという観点での臨時基地局の設営となった。" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "雪山での臨時基地局の設営には平地で行う場合とは違う、どんな課題が生まれ、どのように克服したのか。「TIME & SPACE」は、雪中での基地局設営作業に密着した。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 基地局の設営工事が行われたのは白馬村はずれの山道" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "おしゃれなスノーリゾートで、今や「HAKUBA」として世界的に人気な白馬村だが、クルマで15分も走れば風景は一変する。南股入(みなみまたいり)という沢沿いに昭和初期から運用されている中部電力の二股発電所がある。ここが設営現場への“入口”となる。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img02.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "設営するのは、可搬型基地局。\n\nこの沢に沿った中部電力の事業用道路を約2km登った先が、今回の現場である。普段から一般車の乗り入れは制限されているが、冬場は積雪のためクルマが入ることができない。\n\n資機材の運搬時は、このクローラという車両を用いて運搬した。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img03.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "作業員は基本、往復約2時間の雪道を歩く。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": 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"text": "一歩ごとに、足は「極上」でサラッサラのパウダースノーに埋もれてしまうのである。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img07.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「現場に行く」というだけでも、平地にはない課題があるのだ。そしてもちろん、克服すべきポイントはそれだけではなかった。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 雪の山道に設置するからこその困難と工夫" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "あらためて基地局を設営した場所を確認しておこう。下のマップは、今回の設営現場とエリア化対象の場所を表したものだ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img08.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "画面左上の赤丸が今回の可搬型基地局の設営場所。そして楕円で囲ったA〜Dが「FWT」の競技が行われる“候補地”の斜面。\n\n実際に競技が行われるのはこのなかの1カ所。というのも、「FWT」は複数の斜面を候補地として、大会期間中に雪のコンディションがもっともよい1カ所を選んで競技を行うからだ。大会日程についても、1週間の大会期間のうち、天候のコンディションがもっともよい1日を選んで競技のゴーサインが出る。事前に場所と日時を特定することができないので、どのコースになってもエリア化できるよう準備した。\n\n電波は、沢を挟んだ反対側の山道から、山の斜面に向けて発射する。この図の位置からならば、A、B、Cの候補地は対策できる。Dで開催となった場合は、アンテナの指向方向を変更し対応することを検討していた。\n\nとはいえ、ゲレンデではない自然の斜面を、しかも複数箇所同時のエリア化は“特別”だ。\n\nそしてこちらが今回、白馬村に設営した可搬型基地局。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img09.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "高さ2mほどのポールに据え付けられた、ひし形の3基のアンテナが狙っているのは、大会コースとなる斜面だ。大会当日、この斜面の頂上から選手たちは自由に自分なりのコースを描いて滑り降り、「トリック(技)」を披露する。\n\n基地局から見た斜面はこの距離感。よく見ると、人がいるのがわかる。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img10.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "大会前だが、一般のスキーヤーやスノーボーダーが滑りを楽しんでいるのだ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img11.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「設営作業を開始したのは2019年の12月からです。その時点ではまだ雪で道が閉ざされていなかったので、重くて大きい資材をまず、クルマで現場まで運びました」\n\nそう語るのは、設営を担う「ミライト」の池戸良平さん。さまざまな基地局の設営や保守を担当して15年のベテランである。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img12.jpg", "alt": "白馬村の4G LTE化工事を担当する池戸 良平さん", "text": "白馬村の4G LTE化工事を担当する池戸 良平さん" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「実際の工事を始めたのは、1月に入ってからでしたが、まず行ったのは遮光シートを張って屋根としたやぐらを組むところから。そこにアンテナとつなぐための無線機や予備の資材などを運び込みました。無線機が積雪し、外気温が低下すると、電源を入れてから起動するまで非常に時間がかかる可能性があるため、屋根は必須だったのです」(池戸さん)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img13.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img14.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "無線機の運用に必要不可欠な光回線は、この山道沿いの電柱から引く。現場はゲレンデやスキー場のコースから離れた事業用道路だが、スキーヤーやスノーボーダーの滑走が絶えないため、光ケーブルは雪を掘って雪中に埋め、山の斜面に沿って基地局までつないだ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img15.jpg", "alt": "白馬村の地中に埋めた光ケーブル", "text": "白馬村の地中に埋めた光ケーブル" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "基地局には回線のほかに、無線機を動かすための電気が必要だ。可搬型基地局に電力を供給する際、発電機で対応することも多いが、発電機には定期的に給油しなくてはならない。街なかならまだしも、雪道を1時間も歩く今回のような現場で、発電機は現実的ではない。\n\nそこで、白馬村役場と中部電力のサポートで、基地局直近の電柱に仮設柱を建てて電線を引き込み、電力を供給した。電力線は、光回線と同じように雪に埋めて基地局までつなぐ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img16.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "こちらが既存の電柱と仮設柱の位置関係だ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img17.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "街なかの場合、可搬型基地局に電力を供給する電柱はふんだんにある。遠くてもせいぜい十数m以内。だが雪山には電柱の数が少ない。今回の白馬では、基地局から最寄りの電柱までは約200mの距離があった。\n\n200mを電線でつなぐと電圧が下がり、基地局への電力の供給は不安定になる。\n\nこうした課題を克服するため、仮設柱には電圧を上げるための「昇圧機」を併設。この昇圧機で受電電圧を一旦上げることで、基地局に到達するまでに損失される電圧を補い、電気の安定供給に成功した。\n\n仮設柱に併設したボックス内に昇圧機が設営されている。ボックスは屋内仕様の昇圧機が積雪で濡れるのを防止するためのもの。内部に熱がこもらないよう、吸気口と排気ファンを取り付けたミライトのオリジナル品である。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img18.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img19.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 山に向けて電波を届ける“通常と逆”の工夫" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "こちらが今回、3基設置した4G LTEアンテナのひとつ。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img20.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "アンテナ設営に関して、「山ならでは」の工夫が2つある。\n\n①向き合った山道から斜面に向かって電波を発射\n②背の低いポールに上向きにアンテナを設置\n\n比較のために、一般的な4G LTEアンテナの設置方法を紹介すると……" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img21.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "こちらは2019年夏、長野県諏訪市の花火大会の際の可搬型基地局。アンテナ本体は背の高いポールの先端に「下向き」に設置する。平地の場合、なるべく高い位置にアンテナを配置し下向きに電波を発射しエリア化する。\n\nだが今回、白馬で電波対策したいのは急な山の斜面。しかも、木々や凹凸の残る自然のままの地形だ。同じ斜面の山頂から電波対策しようとすると、木々や地形が干渉してしまう。しかし、山の斜面に向き合った山道からであれば、対象となる複数箇所に同時に電波をくまなく送ることができる。\n\nそして平地と違うのは、アンテナよりも上に電波を送るという点。通常の基地局でアンテナの角度を上向きに設置することがないため、アンテナ設置に利用する取付金具も、アンテナの角度を上向き設定するようにはつくられていない。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img22.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "そこで、「取付金具の上下を逆にしてアンテナに取付けることで、アンテナの角度を上向き設定できるようになることをKDDIに提案し実施したんです」(池戸さん)\n\nキャリア15年にして、このようにアンテナを設置したのは初めての経験だったと笑う。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img23.jpg", "alt": "アンテナと支持柱を設置するための取付金具。上下逆に取付けられている", "text": "アンテナと支持柱を設置するための取付金具。上下逆に取付けられている" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "準備がすべて完了し、電波発射を行った瞬間、狭い雪の山道が、無事エリア圏内になった。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img24.jpg", "alt": "", "text": "" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "こうしてFWT大会のための基地局が完成した。" } } }, { "component": "article-detail-body-title", "component_label": "+小見出し", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "● 新たなチャレンジ実現のためのチャレンジとコラボ" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "工事そのものは2019年12月から行われたが、この可搬型基地局の立ち上げに関して最初に動き出したのは、実は2019年10月ごろ。中部および信越の電波対策を担当するKDDI 中日本TC 名古屋フィールドGの、野津真知子と高橋正光に今回の経緯と思いを聞いた。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img25.jpg", "alt": "KDDI 中日本TC 名古屋フィールドG・野津 真知子 ", "text": "KDDI 中日本TC 名古屋フィールドG・野津 真知子 " } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「今回の複数の会場候補地が決まったのは9月末ごろでした。複数の候補があり、どこの斜面となっても対策できる臨時基地局の設置場所を探すため、まだ秋真っただ中のころに、この山道をクルマで走りました。\n\n電源供給方法、回線は有線か無線かなど、現地調査で基地局設営に必要な検討を行いました。設置場所については、白馬村役場様に同行いただいたことで、その場で相談しながら検討することができ、ベストな場所を非常にスムーズに決定することができました。今回のような場所の対策は、白馬村役場様、中部電力様、設営委託会社さんなどなどさまざまな方面からの協力があり、エリア化が達成できたと思っています」(野津)\n\nFWTという特殊な大会への対策を実現したことは、非常に大きな経験になったと高橋はいう。" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img26.jpg", "alt": "KDDI 中日本TC 名古屋フィールドG・高橋 正光", "text": "KDDI 中日本TC 名古屋フィールドG・高橋 正光" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「大会日や会場となる斜面も決まっていない状況でのエリア化は困難でしたが、できる限りのことはやれたと思います。向き合った山道からFWT会場の斜面に電波発射するなど、今回は夏季のイベント対策では実施しないさまざまな対策を盛り込むことができました。\n\n非常に地味な作業ではありますが、やぐらと遮光シートを利用した積雪対策や昇圧機の活用のほか、設営した機器が故障した際に利用する予備品をプラスチックケースに入れた状態で設営時から現場にストックするなど、効率の良い設営プランと保守手法を事前共有し、エリア対策への知見を深めることができました。すべて、地元・白馬村役場様・中部電力様・委託会社さんとの連携なくしては実現できなかったと思います」(高橋)" } } }, { "component": "article-image", "component_label": "+記事本文-画像", "data": { "id": "", "image": { "type": "image", "url": "./assets/top_img27.jpg", "alt": "中日本TC 名古屋フィールドGの野津 真知子、高橋 正光", "text": "中日本TC 名古屋フィールドGの野津 真知子、高橋 正光" } } }, { "component": "article-paragraph", "component_label": "+記事本文-段落", "data": { "id": "", "text": { "type": "text", "text": "「FWT Hakuba Japan 2020」という大会で、KDDIはこれまでにない新しいスポーツ観戦体験を提供した。そしてその裏側で、新たなプロジェクト実現のための、やはりこれまでにない課題を克服するための、さまざまな工夫を伴う作業が実践されていた。\n\n5Gをはじめとするテクノロジーの発展に伴い、今年もみなさんにまったく新しい通信体験を提供していくことになる。だが、そのひとつひとつを実現するための、こうした地道な現場での活動があってのことなのである。" } } }, { "component": "article-detail-body-navigation", 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