2023.10.27
ロボットプログラミング教室での体験が子どもたちの未来の礎になる
KDDIはエリクソン・ジャパンとともにロボットプログラミング教室を開催しています。ロボットプログラミング教室は、エリクソンがグローバルで展開する「Connect to Learn:デジタルラボ・プログラム」を日本向けにカスタマイズして実施しています。昨年度に引き続き、今年度も小学6年生を対象に、KDDIとエリクソンから社員がインストラクターとして参加しました。KDDIとしては、年間業務時間の1%程度をお客さまと直接接点を持つ時間とする「業務の1%活動」の取り組みのひとつでもあります。
KDDI 先端技術企画室 木戸美冬は、普段は会場となった箕輪小学校の近隣でロボット配送の実証実験を担当しています。昨年に引き続き、エリクソンと連携してロボットプログラミング教室の運営、学校とのコミュニケーション、インストラクターを担当しています。
「3人でグループを組んで課題を進めたのですが、お互いに言いたいことを言いつつ、譲り合うシーンも見られました。この授業ではチームで協力する必要がありますが、将来仕事に就いたときもチームの協力は大切で、人数が多くなればなるほど大きな仕事ができるようになります。それぞれ得意不得意があるなかで、役割分担をして進めなければやり遂げられないことも出てきます。その気持ちも学んでもらえたらと思います」(木戸)
ICT分野に男女差はないことを実感
エリクソンの教育プログラムでは、女子生徒のICT分野の学びにも重点を置いています。内閣府の男女共同参画局もデジタル分野におけるジェンダーギャップ解消を目的のひとつとして、女性のデジタル人材を育成するためのプランを2022年に決定しています。
「プログラミング教室を通じて、ICTに関する男女の差はないと実感しました。知識の面でも意欲の面でも、性別は関係ありません。男子も女子も、とても楽しそうに興味を持って取り組んでくれました」(木戸)
木戸は、チームで協力することの大切さや、将来の夢として選択肢が増えることの他に、もうひとつ学んでほしいことがあると話します。
「子どもたちを見ていると、ロボットの新たな機能を自分たちで見つけるなど、デジタルネイティブらしい能力に感心します。でも、プログラミングは一度で成功することはなく、何度も試行錯誤をしなければなりません。このプログラミング教室で、失敗を恐れない気持ちも学んでほしいと思っています」(木戸)
今後は、KDDIが業務でお付き合いのある他の学校にも無償で提供することや、小学6年生以外にも対象を広げたいと考えています。SDGsの取り組みのひとつとして、KDDIは今後もロボットプログラミング教室を通じた社会貢献を進めてまいります。