AIスマホで毎日をもっと快適に!Samsung Galaxy Z Fold7とGoogle Pixel 10登場

AIスマホは、私たちの日常を大きく変えようとしています。写真に写りこんだものを削除できる「消しゴムマジック」や、画面上の気になるものをすぐに検索できる「囲って検索」、Geminiと自然な会話を行える「Gemini Live」など、すでにAI機能を活用している人も多いことでしょう。
そこでKDDIトビラ編集部が、最新機種Samsung Galaxy Z Fold7とGoogle Pixel 10の商品担当者に、AIスマホの便利な点や使い方について聞いてみました。

「AIスマホ」注目の2機種をチェック

スマートフォンの進化の次のステージとして注目を集めるAIスマホ。具体的なAI機能を見ていく前に、最新のAIスマホSamsung Galaxy Z Fold7とGoogle Pixel 10について簡単に紹介します。

【Samsung Galaxy Z Fold7】

Samsung Galaxy Z Fold7
Samsung Galaxy Z Fold7

Samsung Galaxy Z Fold7は、折りたたみ機種の最新モデル。閉じた状態では約6.5インチのスマートフォンですが、開くと約8.0インチの大画面を利用でき、閉じたときでも一般的なスマートフォンと変わらない薄さを実現しています。GoogleのGeminiはもちろん、Samsung独自のGalaxy AIも利用でき、折りたたみという形状を生かしたAIの活用方法が提案されています。

【Google Pixel 10】

Google Pixel 10
Google Pixel 10

Google Pixel 10シリーズは、AIに特化した独自プロセッサTensor G5を搭載し、最新のAI機能を利用できます。前モデルからカメラ機能が大きく強化されており、Google Pixel 10では5倍の望遠レンズを搭載。最大20倍の超解像ズームに対応しています。さらに、上位機種のGoogle Pixel 10 Pro/Pro XLの超解像ズームProは100倍ズームに対応し、遠くからでもはっとするほど鮮やかなアップを撮影できます。また、AIが撮影のアドバイスをしてくれるカメラコーチなど、スマートフォンでの写真撮影が楽しくなりそうな機能が搭載されています。

最新のAIスマホには、さらに便利なAI機能が備わっています。KDDIトビラ編集部員の福井が進化したポイントと、各機種の推し機能について、それぞれのKDDI商品担当者に聞いてきました。

【Samsung Galaxy Z Fold7】折りたたみ×AIで実現する新体験

トビラ編集部

ではまず、Samsung Galaxy Z Fold7を担当している鷲見さんからお願いします。

KDDI パーソナル事業本部 サービス・商品本部 プロダクト企画部KDDIプロダクト企画部 鷲見 直紀
KDDI パーソナル事業本部 サービス・商品本部 プロダクト企画部KDDIプロダクト企画部 鷲見 直紀
鷲見

この機種の最大の特徴は、Galaxy独自のAI機能と、Android共通のAI機能の両方が使えることです。特に折りたたみという形状を活かした使い方ができる点が、他の機種にはない魅力となっています。今までの縦型のスマホでは体験できないことがこの機種ではできるので、これまでにはない便利さを体感いただけます。

トビラ編集部

具体的にはどのような機能がありますか?

鷲見

まずおすすめしたいのが、「Now Brief(ナウブリーフ)」です。これは、ユーザーのパーソナルデータをAIが集約して、その時々に必要な情報を先回りして表示してくれる機能です。例えば朝起きた時には、今日の天気やスケジュール、睡眠データに基づいたアドバイスなどが表示されます。

「Now Brief」画面。カバー画面(左)、メイン画面(右)のどちらでも利用可能
「Now Brief」画面。カバー画面(左)、メイン画面(右)のどちらでも利用可能
トビラ編集部

必要な情報が自動的に届くのもうれしいですし、これなら普段からあまり健康を意識しない私でも、毎朝見ることが習慣化して、簡単に体調管理ができそうですね。

鷲見

そうなんです。朝に限らず、その時々にユーザーにとって役に立つ情報を提案してくれます。Galaxy Watchなどを使用していると、睡眠データや運動データも反映されて、よりパーソナライズされた提案を受けられます。

Galaxy Watchと連携すれば、睡眠データや運動データに基づいた提案も行う
Galaxy Watchと連携すれば、睡眠データや運動データに基づいた提案も行う
トビラ編集部

AIを使った面白い画像編集の機能もありますよね。

鷲見

はい、「AIスケッチ」という機能があって、撮った写真に手描きで絵を加えると、AIがそれをリアルな画像として生成してくれるんです。例えば、撮った写真の上に猫の絵を適当に描くだけで、AIがリアルな猫が映り込んだ写真に自動的に仕上げてくれるんです。Samsung Galaxy Z Fold7なら画面を広げると大きいので、絵が描きやすいというメリットもあります。

「AIスケッチ」機能では、写真にイラストを描くと、AIがリアルな画像を自動生成してくれる
「AIスケッチ」機能では、写真にイラストを描くと、AIがリアルな画像を自動生成してくれる
トビラ編集部

猫ちゃんが木の後ろに隠れてるのもすごくリアル!きれいな風景を撮ってから家族や友人に送るときに、こういったアレンジをすることで、ちょっとしたやりとりも盛り上がりそうですね。

鷲見

写真関連なら、他にも「ポートレートスタジオ」という機能があります。自撮りした写真を3Dアニメやコミック、水彩画風など、素敵な画風に変換して自分のアバターとして使えるので、ぜひ試してみてください。私もSNSで自分のプロフィール画像として使っていますが、「これどうやったの?」って聞かれることもあります。

「ポートレートスタジオ」では写真をさまざまな画風に変換できる
「ポートレートスタジオ」では写真をさまざまな画風に変換できる
トビラ編集部

イラストのクオリティが高いので、これは使ってみたくなりますね。他に折りたたみならではの機能はありますか?

鷲見

個人的に推したいのが翻訳機能です。対面で外国の方と話す時、スマホを折り曲げて置くことで、自分側には日本語、相手側には英語などを表示できるんです。なんと日本語、英語だけではなく多言語にも対応しています。通常のスマホだと自分の画面しか見えませんが、折りたたみなら相手の顔を見ながら自然に会話できます。

翻訳機能は、Samsung Galaxy Z Fold7に標準搭載されている「通訳」アプリで利用可能。手前には日本語、相手側には英語がリアルタイムで翻訳表示される
翻訳機能は、Samsung Galaxy Z Fold7に標準搭載されている「通訳」機能で利用可能。手前には日本語、相手側には英語がリアルタイムで翻訳表示される
トビラ編集部

字幕が現実に表示されているみたい!これは仕事ではもちろん、プライベートで海外の方と交流するときにすごく役に立ちますね。スマホを置いたままで機能するから、長時間でも自然な会話が楽しめますね。

鷲見

はい。Samsung Galaxy Z Fold7の最新AI機能と、折りたたみならではのメリットを生かした使い方ができます。この組み合わせによって従来のスマホでは考えつかなかったような便利なスマホライフを楽しんでいただきたいと思います。

トビラ編集部

Samsung Galaxy Z Fold7は最新のAIを積極的に活用して、「面白そう!」「使ってみたい!」と思わせる機能が充実していると感じました。

【Google Pixel 10】日常の困りごとをAIが解決!

トビラ編集部

では、続いてGoogle Pixel 10を含め様々なスマホを担当している國澤さん、お話をお聞かせください。

KDDI パーソナル事業本部 サービス・商品本部 プロダクト企画部 國澤 昂平
KDDI パーソナル事業本部 サービス・商品本部 プロダクト企画部 國澤 昂平
國澤

Google Pixelの思想は「日常の困りごとを解決する」ことにあります。Google PixelはGoogleが作っているので、Geminiとの相性は抜群です。今回特に力を入れたのがカメラ機能の強化で、誰でも簡単にプロのようなクオリティで、「失敗しない写真」が撮れるようになりました。たとえば「オートベストテイク」という機能があります。複数人で写真を撮った時、どうしても誰かが瞬きしてしまうことってありますよね。

トビラ編集部

集合写真あるあるですね(笑)。

國澤

集合写真を撮る場所が混み合っていたり、観光地だったりで、撮り直しができないこともあります。この機能は、1回シャッターを押すだけで自動的に複数枚撮影して、それぞれの人のベストな顔を合成してくれるというものです。

上の2枚では誰かが目を閉じてしまっているが、目を開いている写真を自動的に組み合わせて下の写真を合成してくれる
上の2枚では誰かが目を閉じてしまっているが、目を開いている写真を自動的に組み合わせて下の写真を合成してくれる
トビラ編集部

前の機種は撮影後に手動で顔を選んで入れ替える作業が必要でしたけど、今回は完全に自動化されて、1回シャッターを押すだけで、自動的に複数枚撮影して、ベストな表情に合成してくれるんですね。プライベートで集合写真を撮る機会はすごく多いので、失敗がなくなるのは助かります!

國澤

他にも「一緒に写る」という機能があります。例えば2人で旅行に行った時、全身を撮りたいけど、他の人に頼むのは遠慮してしまう人もいると思います。この機能なら、まず1人が映って撮影し、その後撮影者と入れ替わって撮ると、背景の情報からうまく合成して、2人同時に撮ったような画像に仕上げてくれます。今回から20人まで対応できるようになったり、ペット も対象としてカウントできるようになっています。

トビラ編集部

20人はすごいですね!他に反響が大きかった機能はありますか?

國澤

「超解像ズームPro」ですね。100倍ズームでもAIが補正してくっきりした画像にしてくれます。社内イベントでデモした時、300~400人の参加者から「わー!」という歓声が上がりました。私自身、フェスやサッカー観戦でよく使っていて、遠くのステージでもくっきり撮影できるのはちょっと感動しますよ(笑)。

超解像ズームProで補正前の写真(左)と補正後の写真(右)
超解像ズームProで補正前の写真(左)と補正後の写真(右)
トビラ編集部

これまでより撮影をサポートしてくれる機能がさらに充実していますね。

國澤

はい。「カメラコーチ」という機能では被写体に応じて、理想的な撮影方法をいくつかのステップで指導してくれます。例えば、「まずズームイン」「フレームいっぱいに」「中心に配置」「タップして焦点を合わせる」といった具合です。例えば料理を撮るときは、グラスの位置まで指示してくれるので、SNS映えする写真を簡単に撮ることができますよ。

普通に撮って撮影した写真(左)と、「カメラコーチ」の指示で撮影した写真(右)
普通に撮影した写真(左)と、「カメラコーチ」の指示で撮影した写真(右)
トビラ編集部

「カメラコーチ」を使うと、なるほど、そうやって撮ればいいのかっていう勉強になるので自然に撮影テクが上達しそうですね。日常生活が便利になるような機能は他にもありますか?

國澤

「マジックサジェスト」は本当に便利です。例えば、誰かから「9月5日13時からランチしない?」というメッセージがきたら、すぐにカレンダーを確認できるポップアップが出ます。空いていることを確認して返信すると、今度は予定登録のボタンが表示される。LINEにも対応しているので、ダブルブッキングの心配もありません。

トビラ編集部

Google Pixel 10は、AIならではの特性を生かして、ユーザー目線でうれしい機能が進化しているんですね。

これからのAIスマホについて、担当者の思い。

トビラ編集部
トビラ編集部

では最後に、お客さまにはAIスマホをどのように活用していただきたいですか?

鷲見

最新のAIは、私たちの生活を楽しく、豊かにする手助けをしてくれるものです。多くの方に活用していただくことで、もしかしたら私たちが想像もしなかった新しい使い方を生み出してくれるのではないかと期待しています。まだ手に取ったことがない方も、店頭で一度体験していただければ、きっと今までとは違う便利さを体感いただけると思います。

國澤

仕事でもプライベートでも、暮らしの中で処理しなければいけない情報量はますます増えていて、AI全体が忙しい現代人の時間を効率化する方向に進化しています。Google Pixel 10に搭載されているAIはマジックサジェストをはじめとして、日常の小さな困りごとを一つひとつ解決していく機能が充実しています。どんな方にでもその便利さを実感していただけると思います。

今回ご紹介した機種にはAI技術の進化によって生まれた新機能が数多く搭載されています。どれも日常をより便利で快適にしてくれるものばかりで、「自分にぴったりの機能」がきっと見つかるはずです。
KDDIはこれからも、5GとAIで『つなぐチカラ』を進化させ、お客さまに新しい価値を提案し続けていきます。

 

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