都市部への人口や経済の集中により、地方では、人手不足や高齢化をはじめとするさまざまな課題が生じている。
KDDIはこれまで教育や人材育成の支援といった観点で、地域共創活動に取り組み、地域が抱える課題解決を進めてきた。
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その取り組みの1つとして、長野県の上田高校ではKDDI社員による授業を実施している。
授業を受けた生徒たちは、経済格差、人種差別、地球温暖化など、多種多様なキーワードについて活発にディスカッションを交わしながら、研究テーマに関する自分の考えをまとめていった。
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この企業における課題解決の経験を踏まえた授業は、生徒だけでなく、教諭のみなさんからも好評を得ている。
担当教諭:
KDDIさんとの取り組みを通じて、授業で受けた刺激から、生徒に意識改革が起き、地域の社会活動に参加するというケースも生まれてきてます。ぜひこの学習で得た学びのプロセスを、ほかの教科にも生かしてほしいです。
地域の課題解決や地域共創の鍵となる“人づくり”には継続的な取り組みが不可欠だ。
KDDIはこれからも、地域の持続的な発展に貢献するため、人材育成の支援を続けていく。
「未来を生きていく力を養う」長野県上田高等学校のねらい
地方では、人手不足や高齢化をはじめとするさまざまな課題が生じている。KDDIはこれまで教育や人材育成の支援といった観点で、地方創生活動に取り組み、地域が抱える課題解決を進めてきた。
その取り組みの1つとして、KDDI社員による授業を長野県上田高等学校で実施している。講師として教壇に立つのはKDDI地方創生推進部の横幕秀明。2020年度は「デザイン思考」、2021年度は「課題研究」をテーマとして企業における課題解決の経験を踏まえた授業を行った。
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その授業で生徒たちは、経済格差、人種差別、地球温暖化など、多種多様なキーワードについて活発にディスカッションを交わしながら、研究テーマに関する自分の考えをまとめていった。

生徒たちに新しい学びを得てほしい
KDDI社員による授業を導入したのはなぜか。その狙いを長野県上田高等学校の校長 北澤 潔さんに伺った。

「不確実性が高まる社会のなかで、子どもたちが自立的に未来を生きていく力を養うため、長野県の高校では“学びの改革”を推進してきました。そんななか2020年8月、長野県教育委員会と長野県立大学、そしてKDDIさんの三者による包括的連携協定が締結されました。それぞれが連携しながら、より主体的かつ探究的な学びを深めることが狙いです」
「KDDIさんは通信事業者ですが、私たちが期待しているのは通信の技術的な話はもちろんですが、物事の捉え方など私たち学校関係者が持っていない視点や発想を持ち込んでほしいということ。KDDIさんとの取り組みを通じて生徒たちが新しい学びが得られることを願っています」
「また、上田高校は文部科学省のWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業において、先進的なカリキュラムの開発拠点校として指定されています。KDDIさんとの取り組みを通じて得られたカリキュラム開発の知見を校内にとどめることなく、県内のほかの高校へ広げる役割を果たしていきたいと考えています」

“人づくり”を通して、地域の持続的な発展に貢献
KDDIでは地域の課題解決や地域共創の鍵となる“人づくり”のために継続的な取り組みが不可欠だと考える。これからもKDDIは、地域の持続的な発展に貢献するため、人材育成の支援を続けていく。
※この記事は2021年11月15日の記事を再編集したものです。
生徒に起きた意識改革と、教師たちへの影響
KDDIは、教育や人材育成の支援といった観点で地方創生活動に取り組み、地域が抱える課題解決を進めてきた。
その取り組みの1つとして、KDDI社員による授業を長野県上田高等学校で実施している。
講師として教壇に立つのはKDDI地方創生推進部の横幕秀明。2020年度は「デザイン思考」、2021年度は「課題研究」をテーマとして企業における課題解決の経験を踏まえた授業を実施。

その授業で生徒たちは、経済格差、人種差別、地球温暖化など、多種多様なキーワードについて活発にディスカッションを交わしながら、研究テーマに関する自分の考えをまとめていった。
校長の北澤 潔さんは「物事の捉え方など私たち学校関係者が持っていない視点や発想から、生徒たちに新しい学びを得てほしい」と取り組みのねらいを語った。
ひとつではない正解を自分で導き出すことの大切さを実感
普段とは違った授業を通じて、生徒たちは何を感じたのか。感想を聞いてみた。

山越彩乃さん「課題研究は正解がひとつではないところが難しいと感じました。でも、横幕さんの説明を聞いて、研究テーマの見つけ方のコツがわかり、とても勉強になりました」
花村瑠美奈さん「課題研究の進め方がよくわかっていませんでしたが、今日の授業を聞いて、自分で問いを見つけること、誰かのためになることを考えることが大切だとわかりました。また、ほかの授業と違って、先生に答えを教えてもらうのではなく、ヒントをもとに自分で考えを導き出すことが大事だと思いました」
増田悠梨さん「普段の教科学習と頭の使い方が全然違うと感じました。研究テーマを決めるのは難しいですが、今日教わった内容をもとにじっくり考えて、自分なりのテーマを見つけたいと思います」
生徒だけでなく教師にも刺激に
このKDDIによる授業を通じて生徒や教師のみなさんにどのような影響があったのか、先生方から話を伺った。

髙野芙美先生「KDDIさんとの取り組みを通じて、生徒のあいだに意識改革が起きています。たとえば、横幕さんの授業を受けた生徒が、その内容に刺激を受け、地域の社会活動に参加するというケースも生まれています。生徒には、デザイン思考や課題研究といった探究型の学習で得た新しい学びのプロセスを、ぜひほかの教科学習にも活かしてほしいです」
白鳥敏秀先生「上田高校で探究型の学習を始めてからまだ日が浅く、私たちも試行錯誤しているところです。企業における課題解決の経験を踏まえてお話しくださる横幕さんの授業は、生徒だけでなく、私たち教師にもいい刺激になっています」
小林まゆ子先生「KDDIさんとの取り組みは上田高校にとって非常に有意義なものですが、それを今後にどうつなげていくかは私たち次第。そこで得た新しい視点や考え方を、これからの学校教育に活かしていきたいと思います」
“人づくり”を通して、地域の持続的な発展に貢献
KDDIでは地域の課題解決や地域共創の鍵となる“人づくり”のために継続的な取り組みが不可欠だと考える。これからもKDDIは、地域の持続的な発展に貢献するため、人材育成の支援を続けていく。
※この記事は2021年11月15日の記事を再編集したものです。
KDDIが伝える「不確実な時代を生きる力」
KDDIは、教育や人材育成の支援といった観点で地方創生活動に取り組み、地域が抱える課題解決を進めてきた。

その取り組みの1つとして、KDDI社員による授業を長野県上田高等学校で実施している。
講師として教壇に立つのはKDDI地方創生推進部の横幕秀明。2020年度は「デザイン思考」、2021年度は「課題研究」をテーマとして企業における課題解決の経験を踏まえた授業を実施。
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授業を受けた生徒は「ヒントをもとに自分で考えを導き出すことが大事だと思った」と感想を語った。それだけでなく、「新しい視点や考え方を、これからの学校教育に活かしていきたい」と生徒だけでなく教師のみなさんにとっても刺激になっているようだ。
探究型学習で得た学びを、不確実な時代を生きるための力に
一般の教科学習とは異なるアプローチで探究型の学びを提供する、KDDIと長野県上田高等学校上田高校による取り組み。講師を務めるKDDIの地方創生推進部 横幕秀明はどのような思いで子どもたちと向き合っているのか。

「KDDIはこれまでの企業活動のなかでさまざまな課題解決に取り組み続けてきました。私自身も30年におよぶ会社員生活で積み重ねてきた知見や経験があります。その考え方やプロセスを、高校生にもわかる文脈で伝えていきたい。そして生徒のみなさんには、課題研究という探究型学習で得た学びを、不確実な時代を生きるための力につなげてほしい。そう願っています」
KDDIは “人づくり”を通して、地域の持続的な発展に貢献

地域の持続的発展のために重要なのは、一過性ではなく継続的に取り組むこと。そして、あくまでも地域が主役であること。そのためには地域に根差して活動する“人”が欠かせない。地域の課題解決を主体的にリードする“人づくり”を中長期的な視点でお手伝いしていきたい。
これからもKDDIは、地域の持続的な発展に貢献するため、人材育成の支援を各地で続けていく。
※この記事は2021年11月15日の記事を再編集したものです。