2026年3月2日、スペイン・バルセロナで世界最大のモバイル関連展示会「MWC26 Barcelona」が開幕しました。KDDIは3回目の出展となります。
今年のKDDIブースのテーマは、「GATEWAY TO TOMORROW’S LIFE」。巨大なゲートをくぐると、未来の東京・高輪をモチーフにした「街角」が広がります。
バスケットボールコートほどの大きさがあるブースでは、展示のテーマごとにエリアが分かれています。

本記事では、この未来の街を支える「AI / Network Infrastructure AI活用を支える通信&AI基盤」エリアブースを速報でお届けします。

1. 世界をつなぎ、AIを加速させる心臓部「データセンター」
まず目に飛び込んできたのは、サイネージに映るデータセンターの展示です。

AIが社会に欠かせない存在となり、低遅延レスポンスと高度な計算処理能力への要求はますます高まっています。その状況に対応するのが、KDDIの「データセンター」です。
KDDIは、世界で展開を進めるInterconnectionデータセンター(TELEHOUSE)を30年以上にわたり運用しています。そこで培ったデータセンター事業の知見を活かし、2026年1月、AIの学習・開発に特化した大阪堺データセンターをわずか半年で構築しました。
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展示では、模型とサイネージを通じて、KDDIのデータセンターが持つ強みと提供価値を知ることができます。KDDIは、AI推論などのサービスを低遅延で提供するInterconnectionデータセンターと、大規模な計算処理を支えるAIデータセンターを保有しています。両者の技術や知見を共有・連携することで、急速に変化するAI時代に必要な基盤の構築を実現しています。
まさに、これからの社会を支える心臓部です。

2. AIがネットワークを守る、自律運用の未来
ここでは、AIが障害の原因特定から復旧措置までを一貫して担う、完全自動化された運用のデモンストレーションを体験することができます。

スクリーンに「障害発生」のアラートが灯ると、即座にAIエージェントが起動し、検知、分析、原因特定までを自律的に行います。さらに別のAIエージェントに原因を連携すると、復旧手順の作成、設備の切り離しといった具体的な復旧措置や、故障部位の交換対応時などに必要な保全作業を実行します。デモンストレーションでは、AIエージェント間の連携によりあっという間にネットワークが正常な状態に戻りました。

3. 通信品質向上の取り組み
第三者評価機関による世界で最も多くのグローバルの賞を獲得した企業として、2年連続で認定されたKDDI。この展示では、受賞の裏側にある通信品質改善の取り組みを紹介していました。
KDDIでは、プロのデータアナリストとネットワークエンジニアが日々協力し、お客さまの通信データを分析してエリア品質の改善活動を行っています。
さらに、より効率的な高品質な通信を追求するため、AIによるネットワーク最適化を進めています。
AIが全国の基地局に分散配置され、リアルタイムで通信状況を分析し、基地局ごとに高精度なネットワーク最適化が可能となるといいます。
現地では、ゲーム感覚で楽しめるネットワーク最適化の体験も行われていました。

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4. 進化するサイバー脅威を「予測」し、先手を打つ
ブース最後の展示では、KDDI、KDDI総合研究所、ラックの3社が連携して挑む新しいセキュリティ構想が紹介されていました。

現在、サイバー攻撃は巧妙化・高速化し、もはや受け身の対応では社会を守り切れません。
そこでKDDIグループが目指すのが、脅威の予兆を検知し、迅速かつ能動的に対応するための「脅威インテリジェンス」強化です。
「脅威インテリジェンス」とはサイバー攻撃者の動機、標的、攻撃方法を理解するためにデータを収集、処理、分析して得た知見のことです。
これにより、世界中からの脅威の予兆をAIが分析して攻撃を「予測」。攻撃者が行動を起こしてから攻撃対象者に届く前にネットワーク側で先回りして防御します。3社の強みを掛け合わせることで、日本のサイバーセキュリティ業界全体の発展に貢献していきます。

「AI / Network Infrastructure」エリアは、AI社会を根底から支える通信とAI基盤の重要性を知ることができる場所でした。MWC26のKDDIブースには、他にも未来の人々の生活を体験できるコーナーがあります。他のエリアも順次レポート予定ですので、是非ご覧ください。
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