決算説明会サマリ

  • 1. KDDI VISION 2030に向けて
    • デジタルツインを推進。AIとデータを活用し、新たな価値を創出していく。
    • 技術構造改革により、先端技術への投資とコア技術の効率化によるコスト水準のバランス適正化を推進していく。
  • 2. 中期経営戦略の見直しと新サテライトグロース戦略
    • 期間を1年延長。EPSは2026年3月期に2019年3月期対比1.5倍を目指す。
    • 成長投資による営業キャッシュフローの拡大と株主還元の両立。
    • ARPU収入の持続的成長と注力領域の営業利益二桁成長を目指す。
  • 3. 連結業績
    • 2025年3月期連結業績は、通信ARPU収入実質増と注力領域二桁成長等で増益を目指す。
  • 4. 株主還元
    • 2025年3月期DPSは5円増の145円を予定。23期連続DPS成長を目指す。
    • 総額3,000億円(上限)の自己株式取得(取得期間2024年5月13日~10月31日)うち2,134億円(上限)の自己株式公開買付けを決議。

連結決算ハイライト

2024年3月期の連結売上高は、前期比で1.5%増の5兆7,540億円。

連結営業利益はミャンマー通信事業リース債権引当などの一時影響を受け、前期比10.7%減の9,616億円、親会社の所有者に帰属する利益は、前期比6.1%減の6,379億円となったが、それ以外の業績は順調に進捗。

なお、一時影響を除いた連結営業利益は1兆806億円、親会社の所有者に帰属する利益は6,818億円と共に増収。

2025年3月期は、連結売上高5兆7,700億円 (前期比0.3%増)、連結営業利益は1兆1,100億円(前期比15.4%増)を見込むほか、1株当たり配当金145円(配当性向42.6%)を予定。

同日開催の取締役会において、3,000億円を上限とする自己株式取得に係る事項を決議。

実績 前期比
連結売上高 5兆7,540億円 +1.5%
営業利益 9,616億円 -10.7%

注目トピックス

1.新サテライトグロース戦略
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「新サテライトグロース戦略」では5G通信をベースとし、データドリブンの実践と生成AIの社会実装を進めるコア事業を中心に、これと連携してKDDIの成長を牽引する事業領域「Orbit1」と、新たな成長に挑戦する事業領域「Orbit2」に取り組み、さらなる事業拡大を推進します。
また、「新サテライトグロース戦略」の推進とあわせて、「To Global」「With Life」「For Future」をテーマに未来への取り組みを進めることで、KDDI VISION 2030の実現を目指します。

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2.AIによるつなぐチカラの進化
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人口減少や労働力不足などの社会課題の解決に向けては、通信に加えAIの活用も求められるようになっています。
AIが溶け込む時代に向け、当社はパートナーとともにデジタルツインを推進し、新たな価値を創出していきます。
お客さまのリアルでの活動をデータ化し、これをデジタル・AIでシミュレートし、フィードバックすることで、リアル社会をより良くすることができます。 デジタルツインの起点となるリアルの接点と、付加価値創出に不可欠なデジタルの基盤、それぞれを強化してまいります。

3.WAKONX(ワコンクロス)
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当社がこれまで培ってきた通信のさまざまなお客さま接点を基盤に、AI時代に必要なネットワーク、データ分析、業界別DXソリューションの提供を通じて、お客さまの事業成長と社会課題の解決に貢献していきます。

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