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暮らし

通信とIoTデバイスを組み合わせ、暮らしに「あんしん、べんり、たのしい」を届ける「au HOME」

● スマートフォンから自宅の状態を確認し、遠隔から操作

「au HOME」は、専用のIoTデバイスを使うことで、スマートフォンから自宅の様子や家族の居場所の確認、玄関の鍵や家電の遠隔操作ができるサービスです。KDDIは、「au HOME」を通じて、通信のチカラでさまざまな家族の安心できる暮らしをつないでいきたいと考えています。

「サービスを開始した2017年当時は、今のように『スマート○○』といったIoTデバイスが世の中に浸透していませんでした。我々が先駆けて行動することで、通信が実現する『あんしん、べんり、たのしい』をお客さまに知っていただきたいという思いがありました。大げさに言えば、自宅をスマートフォンの中に丸ごと入れて持ち歩き、その状態が確認できる。なにかあったら遠隔から操作できる。それが『au HOME』のコンセプトです」と話すのは、KDDI アプリケーション開発部の海老沼広義です。

KDDI株式会社 パーソナル事業本部 パーソナルシステム本部 アプリケーション開発部 海老沼広義KDDI株式会社 パーソナル事業本部 パーソナルシステム本部 アプリケーション開発部 海老沼広義

とはいえ、まだまだ一般のお客さまにとってIoTデバイスは、やや障壁の高い存在です。IoTデバイスを「難しくてよくわからない存在」ではなく、「暮らしの中の不便や不安を解消する存在」として受け入れていただくため、お客さまが現在なにを不便に感じているのか、定期的に調査を行うことでサービス開発に生かしています。

「調査の結果、近年は特に『みまもり』のニーズが大きくなっていることがわかりました。核家族化や高齢者世帯の増加といった時勢の変化も影響していると分析し、幼いお子さまやご高齢者、ペットをみまもるためのサービスを拡充させています」(海老沼)

● 大切な家族をみまもる多様なサービス

KDDI サービス開発部の楊 帥は、「みまもり」を実現する「au HOME」のサービスは4つあると説明します。

KDDI株式会社 パーソナル事業本部 サービス・商品本部 サービス開発部 楊 帥KDDI株式会社 パーソナル事業本部 サービス・商品本部 サービス開発部 楊 帥

① 外出時の行動をみまもる「あんしんウォッチャー」
小型のGPS端末である「あんしんウォッチャー」は、家族に持ち歩いてもらったり、大切なモノにつけたりすることで、スマートフォンから居場所を確認できます。例えば1人で通学している子どもが「あんしんウォッチャー」を持ち歩くことで、家族は現在地や移動履歴を把握できるようになるので安心です。

② 部屋の状態や人の動きをみまもる「かんたん見守りプラグ」
「かんたん見守りプラグ」はさまざまなセンサーを内蔵しています。コンセントに挿すだけの手軽さで難しい初期設定を必要とせず、周辺の人の動きや部屋の温湿度、部屋の照度、使用電力量を検知できます。

「例えば、離れて暮らしているご高齢の家族の部屋の状況をスマートフォンで把握できます。人の動きがない、部屋が明るくならない、つないでいる家電を使っていないといった異常を検知することで、適切な対応がとれるようになります。遠隔地の家族だけではなく、同居しているご高齢者の部屋にかんたん見守りプラグを設置して、その動向をみまもるという使い方も可能です。自分が外出しているときにご高齢の家族が1人で自宅にいるような場合でも、スマートフォンから無事を確認できるというわけです」(楊)

③ 部屋の様子を見ながら楽しく会話「ネットワークカメラ03」
「ネットワークカメラ03」を使えば、外出先からカメラを通して部屋の様子を確認できます。スピーカーとマイクを内蔵しているため、家族やペットの様子を見ながら会話もでき、「たのしい」を実感できます。

④ 家電を遠隔から便利に操作「赤外線リモコン02」
スマートフォンから「赤外線リモコン02」に対応した家電 (エアコン、テレビ、照明など) を遠隔で操作することができるほか、温度・湿度・照度もわかるようになります。Googleアシスタント、Amazon Alexaに対応したスマートスピーカーと連動させることで、声で家電のオン/オフが可能になります。

● KDDIならではの「あんしんスマートロック」

「au HOME」の最新サービスが、2023年10月にリリースされた「あんしんスマートロック」です。これは、自宅のドアの内鍵(サムターン)に設置できる、いわゆる「スマートキー」デバイスを使ったもので、遠隔から施錠/解錠したり、自宅のドアに近づくと自動的に解錠できる「手ぶら解錠」など、さまざまな機能を搭載しています。多種多様なドアや鍵に対応しており、両面テープで簡単に設置や取り外しが可能です。

「スマートロック製品やサービスは他の企業さまからも販売はされていますが、『あんしんスマートロック』には、KDDIならではのお客さまに寄り添った『あんしん』を実現する機能が搭載されています」と話すのは、KDDI プロダクト品質管理部の齋藤 守です。

KDDI株式会社 先端技術統括本部 先端技術企画本部 プロダクト品質管理部 齋藤 守KDDI株式会社 先端技術統括本部 先端技術企画本部 プロダクト品質管理部 齋藤 守

その1つが、「閉め出しトラブル対応」です。スマートロックおよびスマートフォンの電池切れや機器の不良で外部から解錠できなくなった場合に、サポートに連絡することで専門業者が無料で駆けつけて解錠するサービスを提供しています。

また「セコム駆けつけサービス」の提供も大きな特徴です。これは、外出先で不審な解錠を検知した場合など、自宅の状況が心配なときに、「au HOMEアプリ」から要請して警備会社(セコム)の対処員と同行して帰宅したり、自宅の様子の確認を依頼できたり、さらなる「あんしん」を実現します。

「あんしんスマートロック」は、Bluetoothでスマートフォンと接続して動作しますが、Bluetoothの動作はスマートフォンの機種によって微細な違いがあります。

「開発にあたっては、auが提供する約130機種のスマートフォンについて動作を検証しました。お客さまが実際に利用開始したとき、思ったとおりに動作しないという事態を避けたかったからです。特に、施錠し忘れた場合に通知が届く『閉め忘れ通知』機能では、機種ごとに500メートル離れて正常に動作するかを複数回にわたって検証しました」(齋藤)

「あんしんスマートロック」は、先述したGPS端末「あんしんウォッチャー」との連携も可能です。鍵を持っていない子どもが帰宅したとき、本体ボタン長押しで解錠することができ、解錠後に一定時間が経過すると自動施錠する「オートロック」機能で、帰宅後の安全や、外出先にいる家族に確実な安心をお届けします。

● LTE通信や「人」の力を生かしたサービスを拡充

こうしたIoTデバイスは、KDDI以外の企業からも数多く販売されています。しかし、KDDIだからこそ実現できることがあります。

「KDDIのIoTデバイスのポイントのひとつが、auのLTEネットワークを利用して通信できるところです。Wi-Fi通信環境がなくても、すぐにご利用いただけます *1」(楊)
*1:auのLTEネットワークでご利用いただけるデバイスは「あんしんウォッチャー」と「かんたん見守りプラグ」のみです。

これを受け海老沼は、「au HOME」の今後について次のように展望します。

「今後はあんしんウォッチャーとかんたん見守りプラグに限らず、『au HOME』で扱っているすべてのサービスやデバイスについて、Wi-Fiに頼らないLTE通信を活用していきたいと思っています。また、暮らしの不安や不便はデジタルのチカラだけではまだまだ解決できません。『あんしんスマートロック』に付帯して提供している『閉め出しトラブル対応』や、au HOMEのオプションサービスである『セコム駆けつけサービス』のように『人』の力で対応するサービスも加えていくことで、さらなる『べんり』『あんしん』、そして『たのしい』をお届けしたいと考えています」

KDDIが掲げている「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」というビジョンの実現に向け、「au HOME」は大切な家族をつなぎ、サービスの拡充とサービス品質の向上に努めてまいります。

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