KDDIトビラ

中学生の企業訪問プロジェクト「みんなが使いたくなる“未来のスマホのサービス”とは」

KDDIは、「誰もが思いを実現できる社会」に向けて、未来の中心を担う子どもたちに向けた取り組みに力を入れています。その一環として、2022年から継続的に東京都千代田区立九段中等教育学校(以下九段中学校)が実施する企業訪問・職場体験プログラムに協力しており、生徒たちが社会や仕事に触れながら学ぶ機会を提供しています。

このプログラムは「総合的な学習の時間」に位置づけられ、事前学習から成果発表までを一貫して行います。生徒は企業理解を深めたうえで訪問し、当日は提示されたテーマをもとに課題解決に挑戦。訪問後はグループでアイデアを磨き、成果発表へとつなげます。

多くの人が使いたくなるスマホのサービスとは?

2025年11月7日、KDDIは九段中学校の生徒たちを高輪本社に迎え、オリエンテーションを実施。社員が直接説明を行い、通信の仕事やサービスづくりの考え方を紹介しました。

KDDIが生徒たちに提示したテーマは、「今までにない、多くの人が使いたくなるスマホのサービスを考える」というものです。

「多くの人」とは、年齢や立場、ライフスタイルを問わず、幅広い利用者を想定しています。正解のない問いに向き合うなかで、生徒たちはまず、自分たちの日常を振り返り、身の回りの困りごとや不便さを洗い出すことから取り組みました。通学や部活動、家での過ごし方など、日々の生活を一つひとつ言葉にしながら、「なぜ困るのか」「どうすれば便利になるのか」を考えていきました。

AIを活用した「生活管理アプリ」を考案

こうして議論と検討を重ねた成果は、2026年1月23日、東京・銀座にあるKDDIのブランド体験施設「GINZA 456 Created by KDDI」で発表されました。

生徒たちが発表したのは、AIを活用した生活管理アプリ「auライフナビ」です。日常の小さな困りごとを出発点に、「人の生活に自然と寄り添うサービス」を目指してこのアプリを設計しました。

「auライフナビ」は、「学校版」と「生活版」の2つのモードを備え、利用シーンに応じて役割を分ける構成としています。生活版では、予定管理、行き先案内、食事提案などを通じて、日々の行動をサポートします。学校版では、先生からの連絡、宿題、持ち物、行事予定といった情報をAIが整理し、生徒と保護者が同じ情報を確認できる仕組みを想定しました。

生徒たちは、アプリの本質を「困りごとの解消」「行動のハードルを下げる」「生活を補助する存在」と捉え、単なる機能の集合ではなく、利用者の生活に自然に入り込む“寄り添い型サービス”を目指しました。課題設定からサービス設計、料金プラン、セキュリティやプライバシーへの配慮まで、実際のビジネス企画に近い視点でまとめられた内容でした。

取り組みを通じて得た気づきや学び

発表を終えた生徒たちは、今回の取り組みを通じて得た気づきや学びを次のように振り返ります。

Tさん

最初は“新しいサービス”と言われても、何を作ればいいのか全然わかりませんでした。そこで、まず“自分たちが日常で困っていること”を一つずつ出していきました。スマホのギガ不足や道に迷うことなど、本当に小さなことから考えました。

Aさん

いろいろな案を出しましたが、すでにあるアプリと何が違うのか分からなくなり、一度最初からやり直しました。“そもそも、何のためのアプリなのか”を話し合って、ようやく方向性が見えてきました。今回のプログラムを通じて、基本に立ち返ることの大切さをあらためて学びました。

Mさん

既存のアプリを調べる中で、“便利だけどバラバラで使いづらい”と感じました。一つのアプリで生活全体を支えられたらいいのでは、という発想につながりました。また、今回のプログラムを通じてKDDIという企業を深く知り、通信だけでなく、さまざまな企業と連携しながら活動していることを知って驚きました。

Sさん

正解のない問いに、ゼロから向き合うことは楽しくもあり、難しくもありました。とくに難しかったのが、“多くの人”に使ってもらうためにはどうすればよいかを考えること。若い人だけでなく、大人や家族にも使ってもらえるよう、料金プランや学校版・生活版に分ける工夫をしました。

Tさん

プレゼン資料を作るとき、ただ機能を並べるのではなく、“なぜ必要なのか”が伝わる構成を意識して何度も見直しました。KDDIは“通信の会社”というイメージが強かったのですが、今回その背景や取り組みを知ることができて、とても良い経験になりました。

それぞれが異なる視点を持ち寄り、意見がぶつかる場面もありながら、話し合いを重ねて1つの形にしていったプロセスそのものが、生徒たちにとって大きな学びとなりました。

KDDIが教育現場と連携する意義

成果発表を見守った、KDDI マーケティング企画部の佐野 信一郎は、生徒たちの発表について次のように話します。

KDDI パーソナル事業本部 マーケティング本部 マーケティング企画部 佐野 信一郎
KDDI パーソナル事業本部 マーケティング本部 マーケティング企画部 佐野 信一郎

「テーマに対して深く考え抜かれていて、嬉しかったです。使い方や広げ方、安全面まで含めて考えられていて、もし自分が学生だったら、使ってみたいと思える内容です。普段の仕事では中学生と話す機会がほとんどないので、今回のように直接意見を聞けたことは新鮮で、多くの気づきがありました」(佐野)

続けて、KDDIがこのプロジェクトに取り組む意義について、佐野はこう語ります。

「この取り組みは、KDDIのサステナビリティ経営の一環として、次世代の育成につながるものです。生徒の皆さんが仲間と考え、自分なりの答えを見つけていくプロセスそのものが、“未来を描く力”を育てていると感じています。また、若い世代と直接対話することで、私たち自身も“未来のお客さま”の価値観に触れることができました。その気づきをサービスづくりに生かし、KDDIをより身近な存在にしていきたいと考えています」(佐野)

KDDIは、子どもや学生に社会とつながり未来を考える機会を提供し、未来を創る人を応援することで、誰もが思いを実現できる社会を目指します。

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