大阪・関西万博をスマホで体験!「バーチャル未来の都市」の魅力を参画企業10者が一挙紹介

KDDIは、大阪・関西万博「フューチャーライフ万博・未来の都市」のプラチナパートナーとして、「Society 5.0と未来の都市」をテーマに日立製作所と共同展示を行っています。

大阪・関西万博 未来の都市パビリオン
大阪・関西万博 「未来の都市」パビリオン

展示では、「未来は自分たちで変えられる」をコンセプトに、未来の課題に対する解決策を来場者が自ら選択し、未来の都市がどう変わるのかシミュレーションにより体験できます。

大阪・関西万博「未来の都市」現地レポート

また、大阪・関西万博の「未来の都市」パビリオンの展示と合わせて、KDDIはαU metaverse(アルファユーメタバース。以下、αU。)上に「バーチャル未来の都市」を構築し、パビリオンとは違った体験を提供しています。

バーチャル未来の都市
バーチャル未来の都市

「バーチャル未来の都市」では、未来の都市のテーマ「幸せの都市へ」に基づき、KDDIと未来の都市の協賛9者が共創し、Society 5.0が目指す人間中心の都市空間を構築しました。アバターを介して社会課題を解決した未来の姿や未来を支える技術に触れていただくなど、バーチャルならではの独自体験が可能です。

「バーチャル未来の都市」に込めた思いはこちら

そんな「バーチャル未来の都市」をより深く楽しむ方法とは?今回バーチャル未来の都市を共創したKDDIおよび参画企業9者の各担当者に、それぞれのオブジェクト・体験のコンセプトや見どころを聞いてみました。

KDDI |自分たちの生きていたい未来を考える“街歩き”

――バーチャル未来の都市のコンセプトは?

KDDI 田坂
KDDI
田坂

203X年の未来の街をスマートフォン上で体験できるアプリです。アバターを介して都市空間を歩きながら、未来を支える技術やアイデアと出合うことができます。街を巡る中で、自分が理想とする未来の姿のヒントを見つけ、「これいいな」「こうなったらいいな」を感じていただけたら嬉しいです。

体験の入口となる「未来研究所」の所長
体験の入口となる「未来研究所」の所長

――見どころや伝えたいメッセージを教えてください。

KDDI 中山
KDDI
中山

バーチャル未来の都市の街歩きを楽しくサポートするのが「ミライリサーチ」という体験です。街中にある「ミライスポット」を巡りながら、未来の暮らしや技術・アイデアについて調査・発見していきます。調査を進めていくと特別なアイテムがもらえる仕掛けもあり、遊びながら未来について学ぶことができます。

調査を進めると「リサーチノート」が更新される
調査を進めると「リサーチノート」が更新される
KDDI 中山
KDDI
中山

バーチャル未来の都市は、ビジネス街から次世代の農耕地まで、さまざまなエリアがあります。どのエリアを歩いても、未来の技術や暮らしの変化が詰まっていて、新しい発見があると思います。

また、「未来の都市」パビリオンとのデジタルツインの体験も一部ご用意。未来研究所内の「バーチャル未来シアター」では、「未来の都市」パビリオンにある日立製作所さまとKDDIの共同展示体験「Mirai Theater」をバーチャルでお楽しみいただけます。自分たちの選択で「未来を変えられる」ことを体験することができます。現地の展示会場での体験と合わせて、バーチャルでもぜひ体験してみてください。

バーチャル未来シアター
バーチャル未来シアター

――制作において工夫したことや苦労したことなどエピソードがあれば教えてください。

KDDI 田坂
KDDI
田坂

バーチャル未来の都市は、KDDIのメタバース・Web3サービスプラットフォーム「αU」上に実装しています。これまでに培ってきたバーチャル渋谷やバーチャル大阪といったバーチャル空間での都市創造の経験を、今回の未来の都市の空間づくりにも活かしています。

左:バーチャル渋谷、右:バーチャル大阪
左:バーチャル渋谷、右:バーチャル大阪
KDDI 田坂
KDDI
田坂

今回は実在の街の再現ではなく、架空の未来都市をゼロから創り上げた点が特徴です。現在の課題を未来の技術やアイデアで解決したらこうなるかもしれない、というリアリティと説得力を備えた都市を目指しました。

一社の力だけではリアリティを高めることは難しいですが、各分野の専門家でもある参画企業の皆さまにご協力いただき、身近に感じられる未来の街を実現できました。定期的に開催された全体ミーティングでは、「203X年のエネルギーを考えると、こういう街になるのでは?」など、具体的なアドバイスや議論結果を街の設定に反映しています。

バーチャル未来の都市 「都市空間」
バーチャル未来の都市 「都市空間」

――バーチャル未来の都市全体を通して感じたことを教えてください。

KDDI 中山
KDDI
中山

203X年の未来では、KDDIのコア技術である通信は、AIやデジタルデータなどの先端技術と掛け合わさり、今よりさらに街や社会に溶け込んでいると考えています。パートナー各者の技術やアイデアを通信やAIでつなぐことで、KDDIが目指す「誰もが思いを実現できる社会」を築いていきたいです。

各分野で活躍されている参画企業と一緒に、ひとつの未来の街を作り上げられたことは、非常に貴重な経験となりました。自社だけでは完結しない、多くの技術やアイデアが連動して街が成り立っていることを実感しました。企業も生活者も一体となって、未来の街を創っていける社会を目指したいと思います。

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株式会社日立製作所 | インフラとの関わり方を考えるきっかけに

――バーチャル未来の都市における日立製作所のオブジェクト・体験のコンセプトを教えてください。

日立製作所 坂東さん
日立製作所
坂東さん

労働力の減少や設備の老朽化といったさまざまな要因により、今後、地域インフラを存続させる難しさは増していくと予想されます。こうした社会変化を踏まえ、日立は「地域インフラと利用者の関係性の変化」に注目しています。「市民は、一利用者」、「地域インフラの構築から運営・保守に至るまでは、事業者」という捉え方は、近い将来、変わっていくのかもしれません。

今回のバーチャル未来の都市では、鉄道の保線業務の一部をお手伝いするゲームを企画しました。市民がプロを支えるこの体験が、インフラと市民の関わり方を考えるきっかけになればと考えています。

保線業務のお手伝いを呼びかけるゲームの様子
保線業務のお手伝いを呼びかけるゲームの様子

――日立製作所のオブジェクト・体験の見どころや伝えたいメッセージを教えてください。

日立製作所 山口さん
日立製作所
山口さん

エンターテインメント性に富んだαUの機能を活かしながら、鉄道ファンにも共感を得られるように、舞台となる地方の無人駅のリアリティにもこだわりました。日頃は何気なく見過ごしてしまいがちな鉄道駅のさまざまな設備にも、ぜひ注目していただければ幸いです。

架空の鉄道駅「有浜駅」
架空の鉄道駅「有浜駅」

――制作において工夫したことや苦労したことなどエピソードがあれば教えてください。

日立製作所 下林さん
日立製作所
下林さん

専門性や実際の保線作業をどこまで正確に表現するか、そしてメタバース内で手軽に楽しめる体験とするか、そのバランスを取ることに苦労しました。また、プレゼントでお渡ししている日立の樹アバターもこだわりが詰まったものになります。ぜひ入手してください。

――バーチャル未来の都市全体を通して感じたことを教えてください。

日立製作所 山口さん
日立製作所
山口さん

バーチャル未来の都市は空想の都市でありながら、日本の都市部や地方都市のどこかで見かけたことがあるような、現実感のある空間づくりを目指しました。こうした空間をアバターで自由に移動できる体験が、一人ひとりが未来を想像するきっかけになればと願っています。

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株式会社クボタ | 未来の“食と農業”をバーチャル体験

――バーチャル未来の都市におけるクボタのオブジェクト・体験のコンセプトを教えてください。

クボタ 関根さん
クボタ
関根さん

クボタは、未来の都市パビリオンにおいて、未来の“食と農業”を担当しています。バーチャル未来の都市では、未来の食が実現した街であり、それを支える農業がどうなっているかが、バーチャルの利点を活かしてご体験いただけます。テーマは、地球にも人にも優しい「プラネタリーコンシャスな食と農業」です。

――クボタのオブジェクト・体験の見どころや伝えたいメッセージを教えてください。

クボタ 関根さん
クボタ
関根さん

未来の“食と農業”は、農業の完全無人化の実現だけでなく、作る人から食べる人までがデータで繋がり、安心しておいしいものが食べることができ、地球環境にも優しいフードシステムの実現が求められます。

バーチャル未来の都市では、そこで暮らす人々の生活視点を取り入れ、未来の“食と農業”がどのように変化していくのかを、身近に感じられるストーリーとして展開しました。バーチャル未来の都市全体を移動しながら、ぜひお楽しみください。

農家の人が感じる“食と農業”の変化
農家の人が感じる“食と農業”の変化

――制作において工夫したことや苦労したことなどエピソードがあれば教えてください。

クボタ 関根さん
クボタ
関根さん

農業生産の現場で活躍する未来のロボット「汎用プラットフォームロボット」は、実際にクボタの研究開発部門で開発しているものです。このロボットをゲームの世界感にどこまで組み込めるかが課題であり、研究開発メンバーにも制作に参加してもらいながら、KDDIさまとクボタの両者で作り上げました。

未来の農業生産の現場で活躍する「汎用プラットフォームロボット」
未来の農業生産の現場で活躍する「汎用プラットフォームロボット」
クボタ 関根さん
クボタ
関根さん

また、協賛企業が立場を超えて一つの街をともに作り上げるという、通常の事業活動では得られない貴重な経験でもありました。立場や事業領域の違いから戸惑いを感じる場面もありましたが、議論を重ねるなかで、目指す未来が共通していることを実感できた、非常に有意義な制作プロセスでした。

――バーチャル未来の都市全体を通して感じたことを教えてください。

クボタ 関根さん
クボタ
関根さん

バーチャル未来の都市は、一つの世界の中に各者のビジョンとテクノロジーが共存する、まさに「多様だけど一つ」を体現した都市です。その中を歩き回りながら、「もし自分がこの都市で暮らしていたらどうなるだろうか」と想像することで、多くの学びやワクワクを体感することができました。

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川崎重工業株式会社 | 誰もが自由に、快適に移動できる社会へ

――バーチャル未来の都市における川崎重工業のオブジェクト・体験のコンセプトを教えてください。

川崎重工業 田中さん
川崎重工業
田中さん

バーチャル未来の都市に登場する「ALICE SYSTEM(アリス システム)」は、川崎重工グループが誇る陸・海・空のモビリティ技術を結集した、未来の公共交通システムです。利用者は、出発地まで迎えに来る「ALICE Cabin」に乗り込むだけで、車(ALICE Car)・鉄道(ALICE Rail)・船(ALICE Ship)・航空機(ALICE Aircraft)を自動で乗り継ぎ、目的地まで快適に移動できます。

バーチャル未来の都市では、このシームレスな移動をαU上で再現し、未来の公共交通システムの姿を体感できるコンセプトとなっています。

未来の公共交通システム「ALICE SYSTEM」の一部「ALICE Car」
未来の公共交通システム「ALICE SYSTEM」の一部「ALICE Car」 

――川崎重工業のオブジェクト・体験の見どころや伝えたいメッセージを教えてください。

川崎重工業 田中さん
川崎重工業
田中さん

見どころは、ALICE CarからALICE Railへのスムーズな乗り継ぎを間近で見ることができる点や、ALICE Car、ALICE Railが街中を走行する様子をリアルに再現している点です。川崎重工グループが提案するのは、誰もが自由に、快適に移動できる社会です。

私たちは、人には「移動することで幸せを感じる仕組み=移動本能」が備わっていると考えています。その本能を、誰もが思いのままに満たせる社会を、ぜひバーチャル未来の都市で体感していただきたいです。

――制作において工夫したことや苦労したことなどエピソードがあれば教えてください。

川崎重工業 田中さん
川崎重工業
田中さん

制作において特にこだわったのは、ALICE CarからALICE Railへの乗り継ぎを“シームレス”に感じてもらう演出です。未来の移動体験を象徴するこのシーンでは、ALICE CabinがALICE CarからALICE Railへと自然に乗り継ぐ様子を、違和感なく視覚的に表現するために、モビリティ同士の高さや動きを細かく表現することに苦労しました。

こちらのこだわりをαU制作チームの皆さんが見事に形にしてくださったおかげで、ストレスのない未来の移動体験をお届けできたと感じています。

ALICE Cabinの自然な乗り継ぎ
ALICE Cabinの自然な乗り継ぎ

――バーチャル未来の都市全体を通して感じたことを教えてください。

川崎重工業 田中さん
川崎重工業
田中さん

バーチャル未来の都市全体が、企業や団体の垣根を越えて「未来社会」を共創する場になったと実感しています。各者の技術やアイデアが融合し、訪れる人々に新しい価値観や発見を提供している点が非常に印象的です。「ALICE SYSTEM」もその一翼を担い、未来の移動の可能性を提案できたことを嬉しく思います。

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関西電力送配電株式会社 | 未来の電柱「スマートポール」に注目

――バーチャル未来の都市における関西電力送配電のオブジェクト・体験のコンセプトを教えてください。

関西電力送配電 大江さん
関西電力
送配電
大江さん

当社のオブジェクトである「スマートポール」は未来の電柱です! スマートポールは通信基地局、Wi-Fi、カメラ、街路灯、デジタルサイネージなどを搭載した多機能ポールで、特に自動運転支援や電動モビリティへの給電といったモビリティ分野での活用が期待されています。

今回のバーチャル空間では、街中にある電柱が、電気を送るだけではなく、自動運転支援やサイネージの情報掲出など、さまざまな用途で活用できる未来を描いています。

未来の電柱「スマートポール」
未来の電柱「スマートポール」

――関西電力送配電のオブジェクト・体験の見どころや伝えたいメッセージを教えてください。

関西電力送配電 大江さん
関西電力
送配電
大江さん

実際の万博会場では制約により設置できなかったドローンポートを、バーチャル未来の都市ではスマートポール頂部に搭載しています。ドローンは現在、さまざまな用途で活用が拡大し、今後もさらなる普及が見込まれます。街中でのドローンが実装される時代には、電柱がその充電ステーションになっているかもしれません。

スマートポール頂部でドローンの充電が可能に
スマートポール頂部でドローンの充電が可能に

――バーチャル未来の都市全体を通して感じたことを教えてください。

関西電力送配電 大江さん
関西電力
送配電
大江さん

バーチャル未来の都市は、アバターを操作しながら「こんな場所でこんな技術が使われるんだ!」と実感できる、非常に貴重な体験の場だと感じました。住人に話しかけて知識を得たり、「ミライリサーチ」でミライスポットを訪れてアイテムを集めたりと、楽しみながら社会課題や最新技術を学べる空間になっていると思います!

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株式会社神戸製鋼所 | 「未来の建設現場」で学ぶ環境と安全

――バーチャル未来の都市における神戸製鋼所のオブジェクト・体験のコンセプトを教えてください。

神戸製鋼所 池田さん
神戸製鋼所
池田さん

バーチャル未来の都市において、KOBELCO(神戸製鋼所)は「未来の建設現場」を担当しています。ここでは、環境に配慮した建設材料や、安全に作業できる建設機械について学ぶことができます。

未来の建設現場
未来の建設現場

――神戸製鋼所のオブジェクト・体験の見どころや伝えたいメッセージを教えてください。

神戸製鋼所 池田さん
神戸製鋼所
池田さん

無人のショベルカーが作業している様子から、遠隔操作や自動運転の未来を想像していただけると思います。運転者がいないことで、作業時のケガのリスクがなくなる点にも注目していただきたいです。また、ショベルには「Fuel Cell」とペイントされており、水素を燃料にして動いていることにも気づいてもらえたら嬉しいです。さらに、ビルの建設材料として使用される鉄やアルミには、近年CO2を減らす作り方が使われ始めており、将来的にはCO2を排出せずに作れるよう研究開発を進めています。

未来のショベルは水素を燃料にして動く
未来のショベルは水素を燃料にして動く

――制作において工夫したことや苦労したことなどエピソードがあれば教えてください。

神戸製鋼所 池田さん
神戸製鋼所
池田さん

よりリアルな建設現場を再現したくて、制作担当の方には多くのお願いをしました。たとえば、100mを超える大型クレーンの追加や、窓越しに見えるショベルの操縦席に操作レバーを設置してほしいなど、バーチャル空間のデータ容量に制限がある中で対応いただき、感謝しています。

――バーチャル未来の都市全体を通して感じたことを教えてください。

神戸製鋼所 池田さん
神戸製鋼所
池田さん

社会課題を解決した未来の姿や、未来を支える技術がたくさん詰まっているなぁと感じています。ぜひ世界中の皆さまに展示を巡っていただき、明るく楽しい、そして幸せな未来に思いを馳せてもらえればと思います!

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株式会社IHI | CO2削減につながるアンモニアエネルギーのこと

――バーチャル未来の都市におけるIHIのオブジェクト・体験のコンセプトを教えてください。

IHI 高木さん
IHI
高木さん

CO2排出量の大幅な削減が可能になる「アンモニアエネルギー」のことを、多くの人に知ってほしいです!

未来のエネルギー「アンモニア」について知ることができる
未来のエネルギー「アンモニア」について知ることができる

――IHIのオブジェクト・体験の見どころや伝えたいメッセージを教えてください。

IHI 高木さん
IHI
高木さん

火力発電で使う化石燃料を貯めやすく、運びやすいアンモニアに置き換えることで、早期にCO2排出量の大幅な削減が可能になります。

――制作において工夫したことや苦労したことなどエピソードがあれば教えてください。

IHI 高木さん
IHI
高木さん

体験のお礼に、弊社キャラクター「アンモニアン」のアイテムをお渡ししていますが,帽子にするか、マスクにするか悩みました(笑)。

IHIのキャラクター「アンモニアン」の帽子
IHIのキャラクター「アンモニアン」の帽子

――バーチャル未来の都市全体を通して感じたことを教えてください。

IHI 高木さん
IHI
高木さん

各社オリジナリティあふれるコンテンツを制作されていて、「バーチャルの世界ならではの表現方法ってあるんだな」と感心しつつ、一人のユーザーとして遊びながら学ぶことができると感じました!

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青木あすなろ建設株式会社・コマツ | 「未来の水中工事」を体感

――バーチャル未来の都市における青木あすなろ建設・コマツのオブジェクト・体験のコンセプトを教えてください。

コマツ 鳥越さん
コマツ
鳥越さん

コンセプトは、誰もが活躍でき、人々の命や暮らしを守る「未来の水中工事」。最先端の自動制御・ICT機能を搭載した電動式の水中施工ロボットによって、さまざまな社会課題の解決を目指しています。

解決したい主な社会課題としては、気候変動や地球温暖化による自然災害の激甚化・頻発化への対応、少子高齢化、そして担い手不足が挙げられます。熟練技術がなくても、遠く離れた快適かつ安全なオフィスからロボットを遠隔操縦して工事を行える未来の姿を描いています。

遠隔操作が可能な未来の水中施工ロボット
遠隔操作が可能な未来の水中施工ロボット

――青木あすなろ建設・コマツのオブジェクト・体験の見どころや伝えたいメッセージを教えてください。

青木あすなろ建設 櫻井さん
青木あすなろ
建設
櫻井さん

水中施工ロボットが活躍する場所は、河川、海岸、ダムなど多岐にわたりますが、バーチャル未来の都市では河川に配置し、実際の浚渫工事をイメージして制作しました。仮想空間で「未来の水中工事」をぜひご体験ください。バーチャル未来の都市内で自然災害が発生した際には、水中施工ロボットが緊急出動します!

――制作において工夫したことや苦労したことなどエピソードがあれば教えてください。

コマツ 鳥越さん
コマツ
鳥越さん

できるだけ実物の水中施工ロボットを忠実に再現するため、KDDIさまと複数回にわたって打合せを行いました。私たちの細かな要望にも真摯に対応していただき、納得のいく仕上がりになったと感じています。

活躍の現場(左:水陸両用ブルドーザー、右:水中施工ロボット)
活躍の現場(左:水陸両用ブルドーザー、右:水中施工ロボット)

――バーチャル未来の都市全体を通して感じたことを教えてください。

青木あすなろ建設 櫻井さん
青木あすなろ
建設
櫻井さん

アバターを介して、各協賛者が提案する社会課題をゲーム感覚で学べる点が面白いと感じました。万博会場に実際に足を運べなくても、時間や場所の制約を超えて、より多くの方々が未来の都市を体験できる点が、この取り組みの大きな価値だと思います。

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カナデビア株式会社 | 未来のクリーンエネルギーについて考える

――バーチャル未来の都市におけるカナデビアのオブジェクト・体験のコンセプトを教えてください。

カナデビア 中口さん
カナデビア
中口さん

コンセプトは、「未来のクリーンエネルギーを考える」です。カナデビアの製品の中から、未来のクリーンエネルギーに貢献する製品を3つ選び、バーチャル上に実物と同じ形状で再現しました。3つとは、水素発生装置、メタネーション装置、洋上風力発電です。これらの技術が、どのようにしてクリーンなエネルギーを生み出していくのか、ぜひ体感してみてください。

水素発生装置とアバターアイテム(煙突の着ぐるみ)
水素発生装置とアバターアイテム(煙突の着ぐるみ)
メタネーション装置とアバターアイテム(夢舞大橋シューズ)
メタネーション装置とアバターアイテム(夢舞大橋シューズ)
洋上風力発電とアバターアイテム(洋上風力ハット)
洋上風力発電とアバターアイテム(洋上風力ハット)

――カナデビアのオブジェクト・体験の見どころや伝えたいメッセージを教えてください。

カナデビア 中口さん
カナデビア
中口さん

水素発生装置とメタネーション装置は、物質変化の流れを楽しめる連携した展示です。水素発生装置は、洗橋シビックフォレストにある風車の電力から水素を生成し、メタネーション装置は、その生成した水素を二酸化炭素と反応させてメタンを生成します。物質の流れは可視化し、分かりやすく楽しい演出にしました。ぜひご自身のアバターで物質の変化を追いかけてみてください。

また、洋上風力発電の壮大なスケール感は、ぜひご体感いただきたいです。現実では施設の近くまで行くことはできませんが、バーチャル空間ならではの演出として、足元まで移動できるようになっています。

さらに、3つのオブジェクトの近くには、煙突、洋上風力発電、夢舞大橋をモチーフにしたアバターアイテムをご用意しています。個性的なデザインとなっていますので、ぜひコンプリートに挑戦してみてください。

――制作において工夫したことや苦労したことなどエピソードがあれば教えてください。

カナデビア 中口さん
カナデビア
中口さん

水素発生装置とメタネーション装置の演出に、特に工夫を凝らしました。初め、装置をそのままバーチャル空間内に置きましたが、実物と同じで配管が多く、あまり面白みが感じられませんでした。そこで、皆さまに楽しんでいただける演出を模索した結果、物質変化のプロセスを可視化すると面白さが増すのではないかという結論に至り、現在の演出にたどり着きました。

こだわりの水素発生装置とメタネーション装置の演出
こだわりの水素発生装置とメタネーション装置の演出

――バーチャル未来の都市全体を通して感じたことを教えてください。

カナデビア 中口さん
カナデビア
中口さん

バーチャル未来の都市は、さまざまな協賛者が共創して共同出展しています。これは、万博内の他のパビリオンでは見られない魅力の一つです。各社が趣向を凝らしたオブジェクトや体験を多数提供しておりますので、ミライリサーチなどの体験を通して、皆さまに未来の技術を体感していただければと思います。

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株式会社商船三井 | 未来の船を間近で見られるのは仮想空間ならでは

――バーチャル未来の都市における商船三井のオブジェクト・体験のコンセプトを教えてください。

商船三井 森さん
商船三井
森さん

商船三井はバーチャル未来の都市において、開発中の水素生産船「Wind Hunter」をバーチャル空間上に再現しました。船の近くまでワープすることで、全長230mの実物大の船体スケールや、高さ約90mの12本の硬翼帆による圧倒的な迫力を、間近でご覧いただけます。

水素生産船「Wind Hunter」
水素生産船「Wind Hunter」

――商船三井のオブジェクト・体験の見どころや伝えたいメッセージを教えてください。

商船三井
商船三井
森さん

「Wind Hunter」は、帆で風を受けて船を推進させ、その動力を使って海水からグリーン水素を製造・貯蔵・運搬し、陸上にエネルギーとして供給する未来の船です。そのスケール感や、これまでに見たことのない船体デザインを、ぜひバーチャル空間でご体感ください。

――制作において工夫したことや苦労したことなどエピソードがあれば教えてください。

商船三井
商船三井
森さん

「Wind Hunter」は実際のサイズで表現すると非常に大きく、画面内に収まりきらないほどですが、その迫力こそが見どころの一つでもあります。高さ約90mの帆が回転・拡縮する様子は、バーチャル空間ならではの体験です。実物が竣工しても、こうした動きを間近で見る機会はないでしょう。帆の動きにはリアリティを追求し、さらに航行中に発生する海の波しぶきの高さや動きも可能な限り再現してもらいました。

こだわりの海の波しぶき
こだわりの海の波しぶき

――バーチャル未来の都市全体を通して感じたことを教えてください。

商船三井 森さん
商船三井
森さん

リアル会場では体験できない、実社会に近い仮想フィールドで未来技術を体感できるのが、バーチャル未来の都市の魅力だと思います。一味違った形で未来の都市を感じられる、非常に興味深い体験になりました。

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バーチャル未来の都市は、大阪の現地会場に足を運ぶことなく、アプリ「αU metaverse」 にて体験できます。バーチャルならではの視点で未来を描いた都市を、ぜひご体験ください。
KDDIはこの体験を通じて、皆さまに理想の未来について考えるきっかけを提供することを目指します。

アプリ「αU metaverse」ダウンロードはこちら(無料)

<バーチャル未来の都市に参画した企業の皆さま>
■KDDI
 ブランド・コミュニケーション本部 ブランドマネジメント部 田坂 未来
 ブランド・コミュニケーション本部 ブランドマネジメント部 中山 雄太
■株式会社日立製作所
 デジタルシステム&サービス統括本部 社会イノベーション事業統括本部 坂東 弘信さん
 研究開発グループ デザインセンタ 山口 大洋さん
 研究開発グループ Next Research 下林 秀輝さん
■株式会社クボタ
 KESG推進部 関根 正海さん
■川崎重工株式会社
 コーポレートコミュニケーション総括部 大阪・関西万博推進課 田中 慎二さん
■関西電力配電株式会社
 企画部 大江 麻依子さん
■株式会社神戸製鉄所
 総務・CSR部 池田 陽平さん
■株式会社IHI
 事業開発統括本部 関西支社 営業推進グループ 高木 真歩さん
■青木あすなろ建設株式会社
 管理本部経営管理部 櫻井 良祐さん
■コマツ
 ブランド戦略事業部 鳥越 禎介さん
■カナデビア株式会社
 夢洲エリア開発推進室 中口 晴允さん
■株式会社商船三井
 コーポレートコミュニケーション部 森 裕紀さん

©Expo 2025

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