2023.3.17

使いやすさにこだわる、au PAYアプリ開発の現場

  • 環境
  • カーボンニュートラル
  • グリーンライフ・ポイント

長期間のキャンペーンだからこそ、ハートウォーミングなUIを

au PAYアプリは、月間1400万人ものお客さまにご利用いただいています。2022年1月には大規模なリニューアルをし、その後も自動抽選の機能(たぬきの抽選会)や、あらかじめ取っておいたクーポンを決済時に自動適用する仕組み、中小の加盟店さまが自社でクーポンを発行できる機能などをリリースするなど、より便利で使っていただきやすくなるように改善を続けています。

今回のグリーンライフ・ポイントは、お客さまがエントリーして特定の加盟店様でお買い物していただいたときにポイントを付与するという仕組みになっています。

au PAYアプリの開発を担当しているKDDI株式会社 パーソナル事業本部 マーケティング統括本部 au PAY企画部 アプリ企画グループの木林美帆は、「今までau PAYは単に支払いの手段という感じでしたが、今回の施策は環境に配慮した加盟店さまと共同で実施する施策という意味で新しい方向性だなと感じました」と話し、こう続けます。

KDDI株式会社 パーソナル事業本部 マーケティング統括本部 au PAY企画部 アプリ企画グループ 木林美帆KDDI株式会社 パーソナル事業本部 マーケティング統括本部 au PAY企画部 アプリ企画グループ 木林美帆

「エントリーの仕組みは他のキャンペーンでも使っているので技術的には難しくありませんでしたが、ユーザーインターフェース(UI)の面では工夫しました。グリーンライフ・ポイントは長い期間継続する取り組みなので、お客さまに認識し続けていただくにはどうすればよいのかを考えています。例えば今回、決済の完了画面でキャラクターのポンタと妹のプティポンタが一緒に道を歩いてきて手を上げるというアニメーションを入れていますが、ハートウォーミングな印象をもたせることで、お客さまの記憶に残ればと思ってチャレンジしたUI設計です」

au PAYアプリ上でのグリーンライフポイントエントリー画面と支払い完了画面au PAYアプリ上でのグリーンライフポイントエントリー画面と支払い完了画面

小さな声にも耳を傾けお客さまが使いやすいアプリに

au PAYアプリは、KDDI社内で開発されています。そうすることで、小さな改善をクイックに行えるからです。
「アプリ開発で難しいのは、事業的に達成したい目標とお客さまの使いやすさとを両立させなければならない点です。お客さまの使いやすさという面では、新しいサービスを追加するときや大規模なアプリ改修のときには、まずプロトタイプとなる試作品を作り、実際に社内のいろんな人に見てもらい、『ここはこうした方がいい』『速度が遅くなった』など意見を集めながら、改善を繰り返していきます。あらかじめ意見が言いやすいような開発環境を整えておくことで、できるだけクイックにレビュー結果を反映できるようにしています」(木林)

また、パートナー企業のご協力の下、実際のお客さまに試作品を操作していただき、改善に活かしていくこともしばしばあります。
「お客さまに実際操作いただくと、『こんなところに視線がいってる』『こんなふうに受け取られてしまう』といった気づきがたくさんあります。どこの画面を見ながらどんな言葉を発しているのか、そうした小さな声を聞き逃さないようにしています」(木林)

こういうことを伝えたいから、こういうふうにつくってみた、それをお客さまがどう受け取ったか確認し、改善を繰り返す――お客さまの声に耳を傾け続けるというこだわりを常に持ち、お客さまが使いやすいアプリづくりに木林は邁進します。