2023.08.31

キーワードは「自己表現」
Z世代の心に寄り添うサービスを

  • Web3・メタバース
  • αU

1990年代後半から2010年代に生まれた若者たちは「Z世代」と呼ばれています。インターネット、SNSに早くから親しみ、従来にない新しい価値観を持っていると言われています。
そんなZ世代を応援するαU(アルファユー)のサービスはなぜ生まれたのでしょうか。
Web3推進部の山本 楓はこう話します。

「Z世代のクリエイターやインフルエンサーの方々にヒアリングしたところ、現代社会において自己表現のしづらさや現実逃避したいという思いがあることがわかりました。そういった課題を解決し、誰でも簡単に自らの思いや作品を発信できる場所を目指して、αUの立ち上げに至りました」(山本)

KDDI 事業創造本部 Web3推進部 1グループ 山本 楓KDDI 事業創造本部 Web3推進部 1グループ 山本 楓

同じWeb3推進部の宮本真帆はこう振り返ります。

「Z世代はオンラインゲームなどで、すでにメタバース空間とリアルの空間を行き来しています。そうした背景から、2つの世界は別々に存在するのではなく、「すでに一つになっている」という意味でαUは『もう、ひとつの世界。』をコンセプトに掲げました」(宮本)

KDDI 事業創造本部 Web3推進部 1グループ 宮本真帆KDDI 事業創造本部 Web3推進部 1グループ 宮本真帆

Z世代は、インフルエンサーから一般消費者まで、様々な人が発信している情報を毎日目にし、自分も表現することで誰かとつながりたいと考えている方も多くいらっしゃいます。
でも、多数の人に向かって表現することには、楽しさだけではなく、恥ずかしさや、ためらいの気持ちも付き物です。

「学生のみなさんは、通っている学校の人と親しく付き合い、学校を中心に人間関係を築いています。そこでの人間関係を気にされるあまり、学校というリアルな場では好きなことを表現しづらい面があるのかもしれません」(宮本)

ライバーさんをギフトで応援

Z世代の多くは自分の「推し」がいるといわれ、好きなアニメキャラクターやアイドルを応援する「推し活」が盛んです。メタバースの世界では、趣味を同じくする仲間だけでなく、「推し」とも簡単につながることができます。

「αU metaverseでは、ライバーランキングというイベントを定期的にやっていまして、ライバーさんにファンの方からギフトを贈ることができます。ギフトがポイントに換算され、『推し』のライバーさんがランキングの上位に行けるというような仕組みです」(宮本)

参加者はチャット形式ではなく、音声でコミュニケーションできるので、リアルな交流と近い雰囲気が味わえます。

Z世代に寄り添い続ける

Z世代は、自分らしさを大切にする世代だと言われています。
「αU marketはいろいろなイベントやコンテンツとコラボレーションしてNFTを販売していますが、Z世代の新入社員が出したアイデアをもとに、今流行っている性格診断テスト『MBTI』をキャラクターに当てはめたNFTを制作し販売しました。550円と最初のNFTとして買いやすい金額に設定しました」(山本)

すとっぴ×αU NFTコレクションすとっぴ×αU NFTコレクション

Z世代に寄り添う工夫としては、他にも、「新しい学校のリーダーズ」というダンスボーカルユニットとコラボレーションしたNFTの配布も行っています。

「もともとNFTは、投資の対象として話題になったと思います。でも、それだけではなく、ブロックチェーンの技術を使うことで唯一無二であることの証明ができ、色々な記録をつけられるところに可能性を感じています。チケットとして扱うこともできますし。αU marketのNFTは暗号資産がなくても、クレジットカードで購入できます。使いやすい工夫をすることで、若い方たちの表現活動をサポートしたいと思っています」(宮本)